【TeenVogue訳】「BTS、ワーレイとチャーリー・プースに愛されるKPOPグループ(そしてそれは至極当然なのだ」
http://www.teenvogue.com/story/bts-k-pop-group-loved-by-wale-charlie-puth/amp
Taylor Glasby
MARCH 21, 2017 1:33 PM
2017年現在、我々には良いポップミュージックを選ぶためのたくさんの選択肢があって選ぶのが難しい。しかし、もしもダンスフロアを騒がせるダンサー・社会派ヒップホップ・エモーショナルなバラードと超カッコいい振付がひとつになったグループが存在したとしたら?上記のものが全て入ったジャンルにとらわれない最新アルバム「WINGS」をひっさげたKPOPグループ、BTSがいるのだから、もうこれ以上探さなくても良いのだ。7人のメンバーたちーラップモンスター(ラッパー)、ジン(ボーカル)、SUGA(ラッパー)、J-HOPE(ラッパー/振付)、ジミン(ボーカル/振付)、V(ボーカル)、ジョングク(ボーカル/振付)は遡ること2013年にKPOPの一般的な制作システムに逆らって、自ら作詞作曲に携わり(後にプロデュースも)ファーストEPをリリースした。
そして2015年にリリースした花様年華シリーズ「The most beautiful Moment in Life pt1 & 2」は、彼らの希望と夢、社会に対するピンポイント攻撃、若者であるがゆえのプレッシャーとそれに付随する地獄(傷ついた心からヘイター達の存在まで)を内包した「RUN」や「I NEED YOU」といった曲たちと共に、彼らをKPOPのスーパースターへと押し上げた。
今月、BTSは新曲「Spring Day」でUS iTunes トップ10に食い込んだ唯一のKPOPグループという栄誉と共に、ソールドアウトしたアリーナツアーでアメリカに帰ってくる。チャーリー・プースが彼らのファンであるとか、ラップモンスターとワーレイのコラボレーションであるとか、YoutubeのViewerが1億を超えただとかー彼らがアメリカでも大きなセンセーションを巻き起こすであろうという事に疑いの余地はない。そこで我々は彼らに楽曲制作や名声について、初めてBTSを知った人を瞬時に彼らのファン(A.R.M.Yと呼ばれている)にしてしまうおすすめ曲について訊いてみた。
TeenVogue(以下TV):2月のUS iTunesのトップ10に入った時はどんな気持ちでしたか?
RM:どんな音楽チャートでも1位になるのはゾクゾクするものですけど、あれはショッキングでした。ちょうどその時僕らは(タイトなTV放送の)スケジュールの真っ最中だったので、叫んだりとかはできませんでしたけど(笑)
JIN:「うわあ。本気で?マジで?」っていう感じでした。去年WINGSがビルボード200チャートの26位に入った事を初めてきかされた時と似たような感じでした。本当に最高です!
TV:BTSを初めて知る人にオススメの歌と動画はなんでしょう?
RM:うーん、どれがいいかを選ぶのはお父さんとお母さんどっちが好きかっていう質問みたいですね。「Fire」はたくさん愛されてる曲なので、それをおすすめします。
JIN:僕は「血汗涙」をおすすめします!僕がメインの役を演じているMVなので!もちろんビジュアルや振付が美しいというのもあります。
V:僕も「血汗涙」ですね。たくさんのメタファーが隠されていて、登場人物の関係を理解するために色んな推理がはかどりました。それに僕自身がゾッとするような奇妙な微笑みを浮かべる場面があって、そこが好きなんです!
TV:ラップモンスターさんにお聞きします。KPOPグループは通常メンバーに役割を与えますが、あなたの役割はリーダーですよね。それはあなたにとってどんな意味がありますか?
RM:BTSを世界にプロモーションするというのが僕の公式の役割ではあって、僕にとっては人間的に成長するチャンスではあるんですけど、でも内情では僕は7人のメンバーのうちの1人に過ぎず、いつも他のみんなにハッとさせられています。僕はJ-HOPEとジミンからタダで人生勉強をさせてもらってるんですけど、時々彼らが10歳くらい年上に感じることがあります。
TV:それではちょっとしたゲームをやってみましょう。他のメンバーに自分を紹介してもらってください。
JK:ジンヒョンはグループの中では普通の方だったんですけど、今ではムードメーカーです。全員の中でいちばんふざけてて愉快ですね。考えてみたらBTSのメンバー全員マトモじゃないんですけど。
JIN:ジョングクの繊細な声はいつも聴く人の耳を惹きつけますし、それがまさに彼のBTSでの役割ですね。
V:ジミンは本当に可愛いです。家族でいちばんの末っ子みたいな感じ。
JM:Vの特殊能力は周囲の関心を全て自分に集めることです!
JH:SUGAヒョンは本当に面倒見がいいです。みんなのことを気にかけている影のリーダーみたいなものです。
SG:J-HOPEは本当に人に希望を与えてくれます。まさに「希望発生機」ですね。
TV:BTSは曲を自作してることでとても尊敬されていますよね。ツアーをしている最中に制作時間はあるんでしょうか?
RM:ほとんどは(プロモーションの)スケジュールがない時はホテルにいるので、ツールを全部持っていっています。朝起きて、リハがあれば参加してホテルに帰ってきてからノートパソコンを開きます。他にやることがないので!
TV:新しい音源のデモが出来た時、例えばWINGSのラフガイドのようなものは他のメンバーに聴かせて感想を訊いたりするんでしょうか?
SG:僕は普段出来る限りたくさんの人に聞いてもらいます。それが曲を良くすると思っているので。いつも他のメンバーからためになる感想をもらってます。
RM:僕はまず最初に(BTSのエグゼクティブプロデューサーである)PDoggヒョンに聞いてもらいます。気に入られたらアルバムに入る事もあります。PDoggヒョンの曲に対する慧眼を本当に信頼していますので。
TV:もしもPDogg氏からノーが出た場合は戦うんですか?
RM:はい、もちろんガチで戦いますよ!「これが僕がたった今やってる事なんです!もしお気に召さないなら自分のミックステープに入れます」こんな感じです。最後に戦ったのは「リフレクション」ですねーあれにはオリジナルのバージョンがあって、全然違う曲でした。WINGSのコンセプトには合わないとお気に召さなかったので、いつか自分でリリースしたいです。
SG:僕は似たような事を自分のミックステープの時にはやってたと思います。AgustD(ソロの時のラッパーネーム)としてはやるべきだと感じたし、やって良かったです。
TV:ミックステープについてですが、J-HOPEさんの作品も聴くのを楽しみに待ってます。何かお知らせできることがありますか?
JH:お話したように作業中ではあるんですけど、僕のインスピレーションは本当にその日の気分に左右されるんですよ。ある日は力強い感じにしたい気分だけど別の日はもっとソフトなムードの曲を作ったり。ミックステープなので、色んなジャンルの曲を今自分で経験して試しているところです。
TV:ジョングクさんは最近チャーリー・プースの「We Don't Talk Anymore 」をカバーされましたよね。1月にティーザーが出て実際にリリースされたのは2月末でした。何か変化があったんでしょうか?ご自身で曲を書く予定はありますか?
JK:自分で完璧だと思えるまで何回かレコーディングをやり直しました。ファンが待っているのはわかっていたのですぐにシェアしたかったんですが、You Never Walk Aloneのリリースがあったので公式の活動が終わるまで待った方がいいだろうなと思ったんです。自分自身で曲を書ける自信はないですけど、もし書くとしたら甘くて柔らかい雰囲気の曲がいいですね。
TV:アーティストが有名になるほど引きずり下ろそうと画策する人たちも現れます。BTSとしてはそういう名声につきものの側面にはどうやって対処してるんでしょうか?
JM:僕はとてもポジティブな性格なので、僕やBTSを貶めようとする人たちに簡単には脅かされないですね。僕の家族たちがいつでも僕を支えてくれていますし。
RM:最近は全てを己の運命として受けとめて、品位を失わずに対応しようと努めています。それは影のようなもので、ただそこに存在するものなんだという事を受け入れてます。
JH:僕は自分が成功したアーティストになるんだという確信を持っていましたし、それによって今の僕があります。自分に必要な強さの全てをその信じる心から引き出してきたし、自分のエネルギーを可能な限り他のメンバー達にもシェアしようとしています。
TV:ラップモンスターさんはラッパーであるワーレイとのコラボ曲をリリースしたばかりですが、BTSのファンがツイッターであなた方の出会いを手助けした形ですよね。一緒に作業をしてみてどうでしたか?
RM:彼からコラボを提案された時は本当に衝撃的でした。パーティソングのようなものをやるべきだろうか?と思っていました。でも、何か違うことがやりたくなったんです。アメリカでのタイトルはー「Change」ですね。彼らには彼らの事情があり、ソウルにいる僕らにも僕らの事情があって、問題はどこにでもあって、この歌は変化への祈りのようなものです。彼は警察や幼少時から目の当たりにしている問題について語っています。僕は韓国のこと、自分の問題やツイッター上でキーボードによって人を殺す事について語りました。
TV:それではこの質問はささっと進めて終わりましょうか!BTSはたくさんのジャンルを経験していますが、チャレンジだったのはどのようなものですか?
V:ロックはいつも難しいなぁと感じてます。
RM:「WINGS:Outro」みたいなものにはいつでもチャレンジしてみたいです。ヒップハウスの曲で聴いたことのないジャンルでしたけど...気に入ってます。
TV:アメリカ滞在中にやってみたい事はありますか?
RM:バーニーズとSupremeに行きたいです!街並みの建物や人々の顔、どんな話しているのか、どんな風に歩くのかを見たいです。韓国でも同じことをしています。行ったことのない場所に行ってただ人々や色彩を観察して、それが僕のインスピレーションになります。
JM:僕は本当にメンバー達と日帰り旅行をしたいんです。それか、晴れた日にセントラルパークでピクニックっていうのもいいですね。