サンダーエイジ

韓国のアイドルとか音楽についての自分が後で読み返ししたい記事のふんわり訳と覚書。

【TopDaily訳】韓国ゲーム「チャイナリスク」兎死狗烹か

【TopDaily訳】韓国ゲーム「チャイナリスク」兎死狗烹かかhttp://www.topdaily.kr/news/articleView.html?idxno=80419

トップデイリー:シン·ジンソプ記者


「シャイニングニキ」韓国サービス終了はコンテンツではなく政治によって決まった。韓中間の変化したゲームパワーをうかがわせる出来事だ。

韓国のゲーム界が「チャイナリスク」で苦しんでいる。 技術力と資本を蓄積した中国が韓国の首輪を握って揺さぶっている格好だ。


新作モバイルゲーム「シャイニングニキ」は発売8日で韓国でのサービスを終了すると発表した。 韓服は中国の「漢服」から由来したものだという中国ユーザーの抗議が殺到すると、韓国のサーバーを閉鎖した。 前例のないことだ。


情況が怪しい。 ペーパーゲームズは韓国でかなりヒットした。 女性向けゲーム「ニキシリーズ」で、韓国にも多くのファンがいる。 昨年は韓国支社を設立し、意欲的な姿を見せた。 ペーパーゲームズコリアは問題となった服装をゲーム内から削除し、韓国のユーザーたちをなだめようとした。 ところが同日夕方、サービス終了に突然旋回した。 最初のお知らせには韓国のユーザーに対する「韓国運営チーム」の感謝と謝罪の気持ちが込められていた。 文章はすぐに修正された。 初めて目にするGM(ジェネラル・マネージャー)が「갑툭튀(突然登場)」し、翻訳機を使ったように中途半端な韓国語で中国を侮辱するアカウントは容認できないと伝えた。


韓服が中国文明から来ており、古代朝鮮の始祖が中国人の「箕子」であるという青年連盟中央委員会の文章までリンクした。 該当団体は、中国共産党傘下団体で青年思想指導事業を行う宣伝組織だ。 これにより、ペーパーゲームズの韓国支社は設立1年目で事実上廃業手続きを踏むことになった。 今後の韓国事業は極めて不透明になった。 経営陣としては甘受し難い判断だ。 ゲーム会社自体の意志ではなく、より巨大な上位の力が働いたことがわかる。

 

■  韜光養晦で暴れすぎた中国

中国では「漢服運動」が激しい。 チーパオ(旗袍:いわゆるチャイナドレス)の代わりに、漢服が中国を代表する服装として浮上している。 韓服は明の服飾の影響を受けており、朝鮮族は55の中国少数民族の一つであることから、韓服も中国の文化だという論理だ。

中国のIT企業は、韓国をコピーして吸収し、成長してきた。 00年代までも中国の行商人たちは、韓国ゲームを一つパブリッシング(流通)するために必死だった。 劣悪なインフラと資本、ウェブゲーム以上は考えられないほどの技術力というのが中国ゲームのイメージだった。 中国は甘く、明白な「乙」だった。 ネオウィズ、ウィメイド、スマイルゲート、ネクソンなど韓国のゲーム会社がこの過程で中国と手を組んだ。 しばらくの間、中国は韓国の良きパートナーのように見えた。 中国は限られた国内需要を打開できる検証済みの市場だった。

 

しかし、わずか10年で状況は大きく変化した。 モバイル中心に市場が再編されると、中国は足指の爪を突き出し始めた。 韓国の開発者を上回る金を払って開発力を蓄積し、ITインフラは成長し、14億人口の強力な内需市場が作動し始めた。 韓中のコンテンツ権力関係には破裂音が聞こえ始めた。


多くの行商人の中で最も大きく成長したのがテンセントだ。 SayClubを模倣した「QQメッセンジャー」で市場を掌握していった。「ダンジョン&ファイター」と「クロスファイア」を通じて蓄積した資本でライオットゲームズ、スーパーセル、エピックゲームズ、アクティビジョンリザード(全てアメリカの会社)など有数の会社の株式を買い入れ始めた。韓国のゲーム会社もテンセントの投資を受けて成長した。 カカオゲームズ、ネットマーブル、KRAFTON、4:33など、国内の有名ゲーム会社のうちテンセントの持分がないところはなかなか見つからないほどだ。 韓国ゲームの対中依存度は次第に高まっている。 企画段階から中国市場を念頭に置いて開発したゲームが増えた。 ややこしくて難しい北米は自然と順位が後回しになった。 自然と中国は韓国ゲーム界が回るための十分条件となった。

 

そうしているうちに版号(パンホ)が上がった。 2016年のTHAAD配備に触発された中国の限韓令の一環だった。 一時的な拘束だと思ったが、実際はそうではなかった。 北米圏のゲーム会社には外資版の門戸が開かれたが、韓国のゲーム会社には門戸を出さない。 今になって考えれば、THAADは単なる名分に過ぎなかったという疑念をぬぐい切れない。 自分を隠して力をつけるという「韜光養晦」から中華中心に回帰する「崛起」への転換を知らせる事件だった。 胡錦涛の時代が終わり、習近平の国が開かれたが、韓国ゲーム界は中国が永遠なパートナーになれると楽観した。

 

■毒になった投資、二者択一を迫られる韓国

中国は米国中心の国際秩序に反旗を翻し、紛争の中心に立った。 韓国ゲーム界はいつの間にか中国の好戦的民族主義に同調しなければならないという圧迫を受けることになった。

 

PUBG(韓国のゲーム会社KRAFTONのゲーム「PLAYERSUNKNOWN BATTLE GROUND」)の「バトルグラウンドモバイル」は開発段階からテンセントと協調した。 数百人の開発力を前面に押し出したテンセントのおかげで、わずか数ヵ月で「バトルグラウンド」のモバイルバージョンが完成した。 版号発給には失敗したが、運営の妙を生かして中国市場に進出したという。 中国でサービス中の「和平精英」が名前だけを変えた「バトルグラウンドモバイル」ということを否定する人は珍しい。

 

ブーメランが帰ってきた。 中国とインド間の軍事紛争のため、「バトルグラウンドモバイル」はインド市場から追い出された。 インド政府がPUBGの親会社のKRAFTONを汎中国企業と判断したのだ。 テンセントとの関係を否定しようとするKRAFTONの姿は、まるで横にいるユダのようだった。 しかし10%を超えるテンセントのKRAFTONの持分やKRAFTON登記役員である馬暁偉・テンセント副社長の存在は否定できない烙印だった。

 

中国との葛藤以後、インドの選手たちは「南アジアバトルグラウンドモバイルeスポーツ」大会に出場停止になった。 インドのプロチームが激しく抗議したが、PUBGは何も言わなかった。 選手出場停止はインド政府を極度に刺激する行動に映りかねず、サービス再開に役立つはずがないのにも関わらずだ。この大会はパブジとテンセントの共同主催だった。本紙の質問にもPUBGは特に立場がないと答えた。まるで足を得る代価として魔女に声を捧げた人魚姫のようだ。

 

世界3大市場の一つであるインドで、「バトルグラウンドモバイル」のユーザーは3300万人以上とされている。 インド版削除後、現地のユーザーたちは韓国版やベトナム版を通じて迂回してバグモバイルに接続しているという。 しかし、アクセス遮断は時間の問題と見られる。 PUBGとしては未来市場のインドと、現在の「金づる」である中国との二者択一を強いられたも同然だ。 年内にもテンセントが開発したバトルロイヤルゲーム「コールオブデューティ:モバイル」が中国で発売される。 PUBGの収益下落は予定されているが、これを打開する方法が見えない。     

 

「ダンジョン&ファイターモバイル」の中国発売遅延も同じ文脈から読む事ができる。 今年8月に発売されるはずだったゲームは、11月まで発売が未定のままだ。 ネクソンの公式の立場は「ゲーム内の過没入防止システムのアップグレード」というが、これを信じる業界人はほとんどいない。 果たして10年前なら、テンセントと中国が「ダンジョン&ファイターモバイル」の発売を阻止できただろうか。 中国政府はテンセントを育成するために「ダンジョン&ファイター」が必要だった。 テンセントはもう十分大きくなった。 「ダンジョン&ファイター」はテンセントにとって必要条件にはなりえるが、十分条件にはならない。「法に従ったゲーム」も、もはや中国政府の影響から自由ではない。 「ダンジョン&ファイター」モバイル事態は、韓国ゲーム会社に対する中国政府の警告状のように見える。 「ダンジョン&ファイター」も足止めされているのに、一体どの韓国ゲームが共産党の顔色を伺わずに済むというのだろうか。

 

テンセントは「公然と投資だけで制作には関わっていない」と主張した。 中国の影響を恐れるゲーム会社に握らせた安全ピンだった。 永遠なものはないということだけが永遠だ。 世界的に反中感情が激しくなればなるほど、チャイナリスクは大きくなっていく。 世界のユーザーは中国と関連がないことを明確にせよという十字架を踏むよう求める。 ゲーム会社はある瞬間、中国を否定することが不可能な現実に向き合うようになる。

 

最近「リーグ・オブ・レジェンド」で浮上したセラフィン事態がそうだ。 セラフィンは、中国人アイドルがコンセプトのキャラクターだ。 セラフィンは韓国人キャラクターのアーリ(九尾の狐=クミホのキャラクターでK/DAのリーダー)を押しのけて仮想のKPOPグループK/DAのセンターの座を占めた。 ライオットゲームズはセラフィンは正式メンバーになったわけではないと鎮火に乗り出したが、ユーザーたちは依然として疑いの目で見ている。

 

来年の「ロールドカップ(League Of Legend=LOLのワールドカップ)」」決勝戦は、今年と同じく中国で開催される予定だ。 大陸を交互に渡って行ってきたこれまでのロールドカップ開催地選定の基調とは異なる。 本来2021のロールドカップは北米で行われる予定だったが、COVID19感染症のため日程が「偶然」に変更された。

中国はロールドカップが中国で開催されるべき「偶然の」理由を提供した。 昨年、中国のeスポーツ市場の規模は1000億元を超えており、今年、中国のeスポーツ利用者は4億人を突破する見通しだ。 中国政府の政策的支援を受け、世界のeスポーツの中心は次第に中国へと移りつつある。 数万人を収容できる競技場が整然と立ち並んでおり、eスポーツ大会をサポートする中国内のロール関係者が存在する。 時にはニンジンはムチに劣らず政治的だ。

 

■全世界を揺るがす「原神インパクト」、韓国の脱中国を模索

例外が繰り返されれば、「日常」という名で呼ばれる。 中国ゲームの空襲という言葉はもう古い。 技術力、開発力、事業性などほぼすべての分野で、中国ゲームは韓国ゲームを追い越したというのが大方の見方だ。韓国はもはや復興ではなく生存を模索しなければならない状況に直面した。

今年8月に発売されたmiHoYoの「原神project」は衝撃的だった。 ソ連の宇宙飛行士ガガーリンを見守っていた米国の心情がこのようなものだったのだろうか。 韓国がこれまで何度も叩いても崩れなかったグローバル市場を、業力8年目のゲーム会社がワンビルドで攻略することに成功した。 「チャンスム(中国版ゼルダ)」という国内批判は通用しなかった。 市場調査機関のセンサータワーによると、原神プロジェクトは発売から1ヵ月で2億5000万ドル(約2800億ウォン)を稼いだ。 エピックゲームズの「FORTNITE」(2500万ドル)はもちろん、「リネージュ2:レボリューション」「リネージュM」などの発売初月の記録を上回った。 中国が後押ししたという言い訳も通じない。 原信売上の66.5%は中国以外の地域で発生し、日本で5900万ドル(24%)、米国で4500万ドル(18.3%)稼いだ。

 

中国ゲームはすでに韓国市場に食い込んでいる。 6日基準でGoogleプレイ売上10位のうち、「奇跡の剣」「ライズ・オブ・キングダムズ」「ミューアークエンジェル」「原神project」「S.O.S:ステート・オブ・サバイバル」の5社が中国産だ。 韓国のゲームはMMORPGジャンル以外では売上げ首位圏に入れないで久しい。 MMORPGまでもが、韓国のIP(知的財産権)を借りて中国が開発するゲームが増えている。 中国で飼育し、韓国に輸入して6カ月後に屠畜した「韓牛」に違いない。 今年最高の韓国ゲームを選ぶという「2020ゲーム大賞」のボリュームと深さは目を見張るほどだ。 「原神」と「AFKアリーナ」を除いて今年の韓国ゲーム市場を論じることはできるのか。


たくらみに自分から乗ったのだ。中国がうつぶせになって力をつけている間、韓国は酔っていた。 中堅会社は成功の可否を判断することができない自社開発作より、中国メーカーの肩代わりに余念がなかった。 開発組織を縮小し、事業部は増やし、有名芸能人で不足するゲーム性を「穴埋め」した。中国ゲームの単価が上昇すると、採算の取れないゲーム会社はすぐに減少した。 大手企業は確率型アイテムで、足りない需要を極端に奇形的に増やした。 ユーザーたち、特に未来の顧客である10代から20代前半の民心が離れた。 チャンスを生かせなかった。 中国から流れ出た資本を開発力に転換することに失敗した。 今ちょうどその運を預けたばかりのコンソールでは収益を担保できない。 口ではゼルダと言いながらも、煮込むのは牛骨モバイルだった。

(訳注:牛骨は何度も煮て汁を出すことができるため、隠語で牛骨(サゴル)は繰り返し何度も発売されるものにつける単語。繰り返しバージョン違いや焼き直しで出されるモバゲーのことと思われる)

 

シャイニングニキ事件は偶発的でも突然でもない。 韓国のバラエティー番組、化粧品事業、LCDディスプレー、通信分野ですでに発生していた「兎死狗烹」が、ゲーム界に少し遅れて発生しただけだ。 慎重化思想で武装した中国の青年層は「国強」(愛国消費)を目指し、オンラインでは反中国的なことに容赦ない報復と不買運動を行う紅衛兵に育てられた。 パンダに素手で触ったからといってアイドルグループに石を投げ、朝鮮戦争について語ったからといって退出云々する。  K−コンテンツを育成するという政府は、版号問題についてはまるで幽霊でも見たかのように口をつぐんでいる。

 

光電総局(中国の放送・映画・広告などを管轄する長官級部署)の門戸を開いても解決できる問題ではない。 中華思想こそ最も難しい版号だ。 韓服を韓国のものだと言うゲーム会社が中国に入ることができるだろうか。屈従か自立か、韓国ゲームは岐路に立たされている。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー「兎死しして狗(いぬ)烹にらる」:利用価値があるときだけ用いられ、無用になると捨てられてしまうことのたとえ。

 

箕子:中国殷時代の政治家。朝鮮を建国したという「箕子朝鮮説」で知られる(始祖については諸説あり、中国と韓国の歴史学会でそれぞれ見解が異なる部分がある)

 

韜光養晦(とうこうようかい):中国語で「自らの力を隠し蓄える」といった意味の表現。鄧小平が掲げた外交政策のスローガンとして知られる。韜光養晦の語には「韜光養晦、有所作為」と続く。自身の能力は対外的にできるだけ隠しつつ、取るべきものは取る、という方針とされる。(Weblioより)


版号:パンホ=中国当局による外資系出版認可番号/ゲームサービス許可権

http://japan.mk.co.kr/view.php?category=30600004&year=2019&idx=9437


「シャイニングニキ」は日本でも知られている着せ替えゲーム「ミラクルニキ」の続編で、日本ではこれから配信される予定みたいです。ねんどろいども出るし。ユーザーが増えているスマホやオンラインのゲームではやはり中国・韓国が強いですね。

韓服の件はTwitterでも一部話題になってましたが、インドと中国の話は知りませんでした。

ちなみに2018年の韓国ゲーム産業の売上高は約1兆3300億円(14兆2902億ウォン)でKPOPや映画・ドラマなどを含めたコンテンツ輸出額のうち67%以上を占めるそうです。

(参考として、2017年度の日本のゲーム輸出額は1兆7千億円超)

 

韓国アイドル・芸能人でも同じ事が特に最近また目立っているなんですが、そちら関連の記事は「中国でも変わらずドラマやアイドルの人気はあるし、そういう視線は人気の裏返し」みたいな記事の方があったりして...

確かに「人間」がコンテンツだと代替品を作りにくいかもしれませんが、作品性も重視されるコンシューマーゲーム以上にシステムと絵・キャラクターが命のモバゲーやオンラインゲームではそのあたりとってかわられやすいのかもとは思います。日本や韓国の人気イラストレーターと契約したり、「あんさんぶるスターズ!」のHappy Elementsのように本社は中国企業で制作は全て日本の子会社が行なっている人気コンテンツもあり。日本で「荒野行動」や「Identity V(第五人格)」が人気のNet Easeは1ヶ月の売り上げのうち日本が35%をしめた時もあったとか。日本でも「ホロライブ中国」件などありましたし他人事ではないですね。

 

アイドル界隈でもKPOPアイドルが中国内で活動できなくなった間に中国版プデュがブレイクし、KPOPの育成スタイルや制作陣をそのまま参考にしたような中国アイドルがどっと増え、実際に中国内でのKPOP人気を超すファンドム形成&巨額のマネーが動く自体になって来ていますが、中国国内での事はともかくとして、結局はそういう海外コンテンツが流入して来た時でもユーザーが離れない、代替品のないコンテンツを作るしかないのかなとも思います。オタクはどのような手段を使っても手に入れたり見たりするものですし...アニメや漫画などのコンテンツを見ると、技術面に比べるとクリエイション面はコピーやベンチマークできないものだと感じるので。逆に中国アニメの中でも日本でも幅広く支持されている「ロシャオヘイ戦記」みたいな作品はビジュアルだけじゃないその作品にしかないクリエイティビティがあると思いますし、日本製品不買運動の中でも「代替品が他にない」という理由でめちゃ売れたNINTENDO Switchや「あつまれどうぶつの森」、PS5みたいなものもありましたし。

(あつ森は似たような影響で中国ではBANされましたが)

【ize訳】キム・ホジュン、アイドルに劣らないファンドムのトロット皇太子

【ize訳】キム・ホジュン、アイドルに劣らないファンドムのトロット皇太子

https://m.ize.co.kr/view.html?no=2020092510327277978

2020.09.25

 

歌手キム・ホジュンの破壊力がとてつもない。 彼が23日に発売した初の正規フルアルバムの販売量は、1日で41万枚を超えた。 歌謡界の関係者たちも「想像もできなかったこと」と口をそろえる。

 

キム・ホジュンは現在軍服務中だ。 それに先立ち、多くの噂が飛び交った。 議論の一部は認めて頭を下げた。 しかし、彼に対するファンの気持ちは微動だにしない。 これをどう見ればいいのだろうか。

 

#どの程度の成果なのか?

キム・ホジュンは23日、初の正規アルバム『わが家』を発表した。 所属事務所のThinkエンターテイメント側は「『わが家』の販売量が41万1960枚(hanteoチャート23日午後4時基準)を記録した」とし、「プレオーダーだけで37万枚を突破し、大衆の熱烈な関心を立証した」と明らかにした。

 

この数字はどれくらいの意味を持つの

だろうか。 今年上半期のアルバム販売順位(Gaonチャート基準)を見ると、1位はBTS(426万枚)で、SEVENTEEN(120万枚)、EXOベッキョン(97万枚)、NCT127(78万枚)、NCE  DREAM(60万枚)が「トップ5」に入った。 TWICE、IZ*ONE、GOT7などが続く。 キム・ホジュンの現在の成績は上半期基準で、11位に当たる。 しかし、他の歌手の成績が上半期の累積値であり、キム・ホジュンは1日の成績であることを考慮すると、単純に比較することは難しい。 今後販売量が増えればトップ10にも十分入り得る。

 

しかも、彼らは皆、厚いファンドムを基盤にしたアイドルグループだ。 「トップ100」に範囲を広げても、「アイドル」に分類される人を除いてトップ100に名前を載せたソロ歌手は見当たらない。 金ホジュンがそのような困難なことをやり遂げたわけだ。

 

#キム・ホジュン、歌謡界の勢力図を揺さぶる

今は音源の時代だ。 大多数がスマートフォンを基盤に音源サイトに接続してストリーミングで音楽を楽しむ。 アルバム、すなわちCDやカセットテープで音楽を聞かないという意味だ。 結局、最近発売されているアルバムは「聞く価値」よりは「所蔵価値」に重点を置くアイテムだ。

 

アイドルグループが出すアルバムは、総合ギフトセットと同じだ。 写真集を彷彿とさせるほど数多くの写真が収められており、フォトカードの他にも多様なファンサービス的性質のアイテムが含まれている。 ファンはこのアルバムを手にすることで「オッパ」たちと一種の交感をしていると見られる。 結局、アルバムの販売量はファンドムの大きさと比較されるしかない。

 

そのような意味で、キム・ホジュンの成果にさらに注目する必要がある。 彼がトロット歌手としては異例の「ファンドム」を形成したからだ。 キム・ホジュンが歌う曲のジャンル的特性上、中高年層の割合が高まらざるを得ない。 これを考慮すれば、キム・ホジュンの成功は中高年層に対する市場の認識が変わらなければならないという叫びでもある。

 

既存の歌謡界が見ていた中高年層は、「消費階層」ではなかった。 テレビに出る歌手たちに受動的に接し、カセットテープやCDで音楽を聞いていた世代として片付けた。 音源サイトで月単位で決済し、アルバムを購入し、コンサートに訪れる積極的な消費者とは見ていないことを意味する。

 

しかし、キム・ホジュンの人気はこのすべての偏見を破った。 中高年層もやはり「財布を開く」能動的な消費階層ということが証明された。 結局、歌謡界のファンマーケティング方式や対象も同様に見直されなければならない。

 

ある歌謡界関係者は「この1年間、強く吹いているトロットの熱風が中高年層を覚醒させた結果と見られる」とし「TV朝鮮『ミスタートロット』のトップ7がその役割をしっかり果たし、一番先に個人で正規フルアルバムを出したキム・ホジュンを通じて歌謡界の逆転した力学構図が証明された」と分析した。

 

#キム・ホジュン、ロングランのための条件

キム・ホジュンのこうした成功を見守る視線もある。 「ミスタートロット」でスターになって以降、彼をめぐるいざこざが絶えなかったからだ。 現所属事務所に移る前、かなり長い時間一緒に過ごした前所属事務所側の暴露が始まった。 その後、兵役特恵疑惑をはじめ、実母がファンにお祓いを強要し、不適切な後援を受けたという疑惑も提起された。 そのたびに所属事務所は「事実無根」という立場から「法的対応をする」という強硬な反応を見せ、論議に対抗した。

 

しかし、不法賭博疑惑に対してはこれを一部認めた。 所属事務所側は「キム・ホジュンがスポーツ賭博をしたのは事実だ。 最初はコンビニを通じて合法的なスポーツTOTOを始めたが、元マネージャーのクォンさんの知人であるチャさんの紹介で不法サイトを知り、チャさんのIDを利用して3万〜5万ウォンまでかけたゲームを何度もした」とし「最初は不法であることを知らなかった。 金額とは関係なく過ちを認める」と頭を下げた。

 

キム・ホジュンも公式ファンカフェに「どんな理由であれ私の行動に対して過ちを認め、頭を下げて心からお詫びする」とし「以前に私がした過ちに対して自ら認め、今後同じ過ちを繰り返さない」と明らかにし、謝罪の意を伝えた。

 

しかし、このような議論がキム・ホジュンの足を引っ張ることはできなかったという事が、この度のアルバムの販売量を通じて立証された。 議論とは別に、彼に対するファンの心は冷めていないという証だ。

 

しかしこれは、それほど異常な状況ではない。 頑丈なファンドムを備えているアイドルグループではたびたびあることだからだ。 グループ所属の数人のメンバーが過ちを犯して問題になった時、謝罪したり、そのメンバーをしばらく除外して活動を続けても、ファンドムはこれといった問題にしない。 一般大衆とメディアが「目隠しをしている」と指摘しても特別な措置を取ることはない。 これはアイドルグループが徹底的に彼らを支持し、待つファンドムを基盤に成長していくからだ。

 

同じ脈絡で、キム・ホジュンはすでに堅固なファンダムを備えていると見ることができる。 その理由を指摘する様々な分析がある。 恵まれない学生時代を送り、安定した生活ができなかったという同情から、「ミスタートロット」に先立って彼をSBS「ストッキング」から「高校生パバロッティ」に生まれ変わらせた特別な事情も持っている。 そして何より、歌の実力が優れている。 彼の個人的な議論とは別に、歌手としての本質に忠実だという意味だ。

 

また、他の歌謡界関係者は「彼が持っているものが多く大衆を感動させた部分があったため、こうしたファンドムを構築したということは否めない」としながらも「しかし、よりロングランする歌手として生まれ変わるためには、後々また別の論議が起こらないよう常に気をつけると同時に、真正性のある行動でファンドムに属しない一般大衆まで説得させなければならない」と忠告した。

 

ユン·ジュンホ(コラムニスト)

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プデュシリーズの不正が公になって以降、韓国では一般大衆のあいだでののアイドルブームは終わって、2019〜2020は「明日はミス・トロット」「明日はミスタートロット」の大ヒット(2019年のミス・トロットが視聴率18%超えで大ヒットという話だったのが、2020年放送のミスター・トロットに至っては視聴率35%超えたという)によってトロットブームがきてるらしい、というのは知ってはいたんですが、実際キム・ホジュンのアルバム販売量が人気ソロアイドルにひけをとらない売れ方だったので実感しました。2020にリリースされたソロ歌手のアルバム販売量では今のところ1位がベッキョン(EXO)2位キム・ホジュン3位がカン・ダニエルという。

 

トロットも音源配信はあるんですが、やはりコアな視聴者の年齢層が高めなのでSNS投票も子供や孫にきいてという事が多かったそうで、CDの方が売上として目に見えやすいし、それが初めて明らかになったということかも。

(Genieでは20位内に入っていましたが)

 

「グループ所属の数人のメンバーが過ちを犯して問題になった時、謝罪したり、そのメンバーをしばらく除外して活動を続けても、ファンドムはこれといった問題にしない。」っていうのは現状はちょっと違うのではと思いました。むしろ最近はファンの側がすぐ脱退要求したりするようになってきたし、むしろファンの側が告発とか謝罪要求したりするケースもあり。それが通るというわけではないですけど。しかし「歌手としての実力があるから」としながらも最終的には人格とか倫理の話になっていくあたりは韓国メディアらしいかもと思いました。

【メディアトゥディ訳】韓国のインディーズチャートは日本のメディアでしか見ることができない?

【メディアトゥディ訳】韓国のインディーズチャートは日本のメディアでしか見ることができない?

http://www.mediatoday.co.kr/news/articleView.html?idxno=20863

ソン・サンミン(文化評論家)

2020.08.09

 

メディアが注目してこその「SSAK3」...韓国外で活路を見出す韓国インディーズチャート

インディーズ音楽が好きな人なら、一度は「K-INDIE CHART」という言葉を聞いたことがあるだろう。 元々「インディゴチャート(INDI.GO.CHART)」という名称で2011年から始まり2013年からは「K-INDIE CHART」に名前と共に運営体制を変え、今年で運営9年目を迎えるこのチャートは、韓国で唯一インディーズ音楽だけを専門に扱う音楽チャートだ。

 

もちろん、このチャートができるまで韓国に音楽チャートがなかったわけではない。 アルバム販売量中心のチャートである「HANTEOチャート」と、アルバムと音源チャートを総合的に集計している、国家レベルでの公認音楽チャートである「GAONチャート」、米国に本社を置き、最近は韓国内での活動を活発に行っている「Billboard KOREA」もある。 音源チャートだけに限定すると、近年音源の買いだめ論争で信頼性が大きく減ってもなお、韓国音源販売量の相当数を占める音源サイト「MelOn(メロン)」の独自音源チャートも引き続き話題になっており、メロンをはじめとする韓国の主要音源サイトのチャートをすべて総合して順位を公開する、芸能コミュニティー「instiz」が運営している「iChart」も少なくない注目の的になっている。

 

チャートがあふれている状況で、2011年になぜ別のインディーズチャートを作らなければならなかったのか。その理由は単純だ。 いくらシーン内部で話題となるインディーズ音楽が流れても、よほどの場合でなければ絶対に一般チャートには姿を現せない状況が長い間続いたからだ。 「K-INDIE CHART」が「インディゴチャート」という名称で初めて姿を現した2011年は、その矛盾が極端に拡大した時期だった。 2000年代半ばから後半にかけてデビューしたチャン・ギハと顔たちや10cm、Gukkasten、Epitone Project、OKDALなどのように現在までも名前を知られているインディーズ歌手は、音楽的にも高い評価を受けるのはもちろん、決して少なくないマニアックなファンもいた。 たとえメジャーな音楽番組KBS「ミュージックバンク」のような放送に登場するのが容易ではなくても、いわゆる「深夜音楽番組」に分類されるKBS「ユ・ヒヨルのスケッチブック」、春川KBS「オールザットミュージック」、EBS「スペース共感」などの放送によく姿を現した。

 

しかし、インディーズに少しずつ集まっていった注目度は別に、この注目を表に出す方法はあまりなかった。KBSのドラマ『ミュージックバンク』やSBSのドラマ『人気歌謡』のような主流の音楽番組は、今すぐ人気がある、または10代の間での人気歌手でラインナップを埋めている。 アルバム市場が軒並み没落し、デジタル音源が次第に台頭して状況は好転するものと見られたが、これら主流の音楽番組が次第に音源販売量の順位反映を強化すると、アイドルや人気歌手のファンドムたちは瞬く間に音源チャートに殺到した。 好きな歌手の音源が発売されるたびに集中的にダウンロード、ストリーミング購買をする「チョンゴン」(総攻撃という意味の「총공격:チョンゴンギョク」の略語で、アイドルファンドムが団体行動を披露すること)という概念が生まれたのもこの時からだ。

 

相対的に小規模にならざるを得ない非メジャーの音楽は、時間が経てば経つほど、チャート上位圏に名を連ねることも容易ではなくなった。 実際のレコード市場は2000年代以降も下り坂を辿るようになって久しいが、これと共に全国に存在したレコード会社はホットトラックスやシンナラレコードのような大型ショップでない以上、早くからアイドルアルバム専門取扱店に変更するか、もしくは完全に閉店することになった。

 

同時に、いくらインディーズファンがアイドルファンのように「総攻撃」をするというのも、事実上難しいということが判明したのもこの時期だ。 2010年、当時デビューしたばかりの新人アイドルグループ「CNBLUE」がインディーズバンド「Ynot?」の2008年の歌「青い鳥」を盗用したという疑惑が浮上したとき、いわゆる「青い鳥の1位を目指す運動」があった。 2009年のクリスマスの時にイギリスで起きた、ラップメタルバンドで非常に活発に社会運動に参加しているRATM(Rage  Against  The  Machine)の有名な曲「Killing  In  The  Name」を音楽チャート1位にした事件をベンチマーキングして起こった動きだった。 イギリスでこのような動きが起こったのは、現在もイギリスで人気のあるスターオーディション番組「X-Factor」の優勝者の歌が、何年もの間クリスマスになると音楽チャート1位になるという事に飽き飽きした人が多かったからだ。Facebookを中心に徐々に団結した彼らは、とうとうその年のクリスマスに全くクリスマスと雰囲気が合わないRATMの歌を1位にしようと宣言し、よりによって「X-Factor」のプロデューサーであり審査委員として有名なサイモン・コーウェルが公に皮肉を言ってから、この運動はさらに拡散した。

 

そして結局、彼らはRATMの「Killing  In  The  Name」をトップに挙げ、事を成し遂げてしまった。 この事件は韓国をはじめ全世界に広がり、「音楽に嫌気がさした人たちが対立し、非メジャーの存在感を表した事件」として知られている。さらに、イギリス人が1位にした歌「Killing In The Name」は、米国の黒人人種差別に対する抵抗と白人至上主義者に対する強い拒否を表した歌だったため、メジャー音楽が注目される雰囲気に対抗するのには適した歌だった。 「Loner盗作(疑惑)事件」も韓国ではメジャー音楽の横暴という文脈で徐々に広がり始め、韓国でもイギリスのように仕事をしようという雰囲気が徐々に台頭した。

 

結局、韓国でも「青い鳥の1位を目指す運動」が始まったが、韓国はイギリスではなかった。 当時としてはメロンより最も注目されていたサイチャートのワールドBGMチャートを中心に進められたこの運動は、一時Ynot?の「青い鳥」を6位に上げるまでになったが、それ以上は超えられなかった。 (当時、音源チャートの上位には2NE1が「Follow Me」、2AMの「Never Let You Go」、少女時代の「Oh!」などがあった)6位を頂点に「青い鳥」は次第に順位が下落し、ついには音源上位圏からも姿を消した。 運動の目標達成の失敗は、アイドルファンの威力と大衆的な情緒は簡単に変えにくいことを象徴的に表す事件だった。 その1年後に「インディゴチャート」が登場したのは、インディーズが中心となるメディアプラットフォームを作り、ただ大きくはなくても、持続的で長続きするブームを作っていこうという考えがあったのだろう。

 

初めて「インディゴチャート」が登場した時は順調なようだった。 1次的には弘大周辺に位置したライブクラブやアルバム売場を中心に無料配布してきたインディゴチャートは、1号の時は1000部のみ配布したが、チャートを希望する需要が多すぎて2号からは直ちに発行部数を2倍に増やし、2000部ずつ配布した。 オンラインでの露出も逃さず、早々にポータルサイト「Daum」と掲載契約を結んで現在は姿を消した音源プラットフォーム「Daumミュージック」を通じてチャートをオンラインで公開した。 同時に、「インディゴチャート」が登場した2011年は依然としてフリーペーパーの勢力が有意義に存在した時期であり、一方で現在も継続して発行している「ストリートH」のように、弘大の若い世代を対象にしたフリーペーパーの発行が活発に展開されていた時期である。 「インディゴチャート」も配布自体は無料で、収益はオフラインのフリーペーパーチャートに掲載される広告やチャート版権販売を通じて獲得することを模索していたようだ。

 

しかし、状況は容易ではなかった。 09年、AppleiPhoneの韓国での発売、これに対抗したSAMSUNGギャラクシーSの発売は韓国でも本格的なスマートフォンブームを生み出し、これは同時にスマートフォンでこなせる領域に属する数多い機器やメディアの没落を生んだ。 フリーペーパーはその直撃弾をそのまま受けたメディアだった。 「メトロ」や「フォーカス」のようなメジャーなフリーペーパーが揺れる中、インディーズチャートが主なコンテンツである「インディゴチャート」のオフラインフリーペーパーは打撃を受けた。 だからといって、「ストリートH」のように、チャート以外の細かい内容を入れる財政的な余裕もなかった。 もともとインディーズ専門流通会社であるミラーボールミュージックとウィンドミルメディア、そして「Crying Nut」でよく知られているインディーズ専門企画会社のドラッグレコードが共に費用を分担していた「インディゴチャート」は、結局2013年を最後に中断された。 代わりにミラーボールミュージックが専担し、オンライン掲載を中心にチャートを運営する「K-INDIEチャート」として新しく発足することになった。

 

「K-INDIEチャート」は、できるだけ自分たちのチャートがオンラインで広がっていくことを望んだ。 名前と運営体系を整備した後、K-INDIEチャートは2大音源サイトである「MelOn」と「Genie Music」に自分たちが作るチャートを定期的に掲載し始めた。 音楽が好きな人なら必ず訪れる音源プラットフォームであるだけに、これらのサイトを通じてチャートを掲載すれば勝算はあると思っていたはずだ。 しかし、状況はK-INDIEチャートに有利には流れていない。 MelOnとGenieミュージックは当初、自社プラットフォームの収益が不特定多数の大衆と音源が出るたびに着実に「総攻撃」で消費するアイドルファンによって出るという事実をよく知っていた。 K-INDIEチャートをはじめ、音楽に対する批評やコラム、エッセイはあくまでも「付随的要素」に過ぎなかった。 インターネットのホームページはもちろん、スマートフォンのアプリでもK-INDIEチャートをはじめとするコラムはなかなか表に出なかった。 本当にそのコンテンツが必要な人が調べて確認する以上を超えられなかった。

 

しかし、それさえも長続きしなかった。 互いに約束でもしたかのように、もしくはK-INDIEチャートが先に冷遇に耐え難かったのか、2016年にK-INDIEチャートのMelonとGenieミュージックの掲載は中断された。 その代わり、K-INDIEチャートの運営会社「ミラーボールミュージック」は、ポッドキャストYouTubeを通じてチャートのPRを開始した。 ミラーボールミュージックは「K-INDIE」という言葉をどうにかして定着させようと、自分たちが運営するYouTubeチャンネルを通じてアップロードされるインディーズ音楽アーティストのミュージックビデオやプレイリストといったコンテンツにもしばらく積極的に「K-INDIE」という修飾語を付けた。 しかし、容易ではなかったのだろうか。 YouTubeによるチャート紹介映像は2019年を最後に、ポッドキャストによる音源紹介も2020年5月を最後に中断された。 ミラーボールミュージックは、自社のYouTubeでもK-INDIEという言葉をあまり使っていない。

 

代わりに、ミラーボールミュージックは「K-INDIEチャート」の活路を韓国の外に探してしまった。 他ならぬ日本である。 ポッドキャストによるK-INDIEチャートの紹介を5月に中断した後、6月から日本の韓国インディーズ専門レーベル「Bside」と契約を結び、K-INDIEチャートの日本語版を発行することにしたのだ。 日本の「Bside」レーベルは日本のレコード会社「ビーイング」の韓国支社をはじめ、KBSメディア、そして「MelOn」を運営するLOENエンターテインメント(現KakaoM)の日本支社で働いた経歴を持つキム・ソンヒ代表が2019年に設立した会社である。 「Bside」は2019年、ADOYやBlack Skirtなど韓国でも有名なインディーズミュージシャンの日本での活動を専門的に担当し、会社規模を少しずつ拡大してきた。 そしてついに2020年6月からは、K-INDIEチャートの公式日本総販になったのだ。


しかし「K−INDIEチャート日本語版」は逆説的に、もはやミラーボールミュージックのホームページやK-INDIEチャート公式SNS以外には見るすべがない韓国のK-INDIEチャートより、はるかに広く拡大している。特に、韓国では早くから中断されたメディア掲載をさらに活発に行っていることに注目しなければならない。Bsideレーベルは2019年6月に創刊した日本のインディーズ音楽専門ウェブマガジン「Buzzy  Roots」と提携し、定期的にK-INDIEチャートを掲載することになった。 Bside社は自主的に、著作権契約を通じてK-INDIEチャートに掲載された音楽をYouTube映像で紹介する公式映像まで制作中だ。


もちろん、日本でも韓国のインディーズ音楽はメジャーではなく、アクセス数も多いとは言い難い。 しかし、韓国では肝心の韓国のインディーズミュージックを専門的に扱うチャートを掲載するメディアが事実上すべて中断している状況で、むしろ日本のメディアを通じてのみ公式にチャートに接することができるという現実は、非常に多くの含意を持つ。 その含意とは、依然として世界2位の市場を維持している日本の音楽市場は広範囲に拡大し得るが、もう一方ではK-POPと韓流のみを語るだけで、その外部の状況に対しては簡単に目をつぶったり、声が顎まで上がってくる頃になってようやく言うことを聞くふりをするメディア環境と、韓国の全般的な音楽享受の実態の立ち位置である。

 

特に、ミラーボールミュージックの報道資料を通じてK-INDIEチャートの日本語版契約のニュースが出た時は、本当に端的だった。 大多数のマスコミは報道資料を事実上そのまま写すレベルを超えず、すべて「日本進出」にだけ焦点を合わせた。 肝心の「日本進出」をするようになる数週間前に、ミラーボールミュージックが自主的にポッドキャストを通じてチャートを紹介していた事すら中断することになったという事実には、どのような媒体も言及しなかった。 むしろ日本側メディアがK-INDIEチャートの日本語版発売に注目し、韓国ではひとつのメディアも行っていない日本語版発売に対する経緯や今後の計画などを尋ねるインタビューを行ったくらいだ。

 

一方、K-INDIEチャートがミラーボールミュージック公式でのSNS以外での他のメディアへの掲載をあきらめ、日本だけで唯一メディア公開されている状況は、2010年代以後から2020年現在までに韓国音楽が置かれてきた環境とも文脈を共にする。 皆さんがご存知のように、もはやテレビを通じた音楽番組自体が「開かれた音楽会」や「歌謡舞台」、または最近ブームになっているトロット番組を除けば、視聴率そのものが出てこない状況だ。 もはやテレビが音楽環境の中心ではない時期が長く、その空白をインターネットとモバイルが埋めたが、メディア環境の変化は直ちに音楽生態系の多様化につながった。 しかしただ媒体を楽しむ手段がテレビからモバイルに移転しただけで、相変わらず話題を呼んでいるのはMBCやCJENM、Mnetのような放送局だ。 NAVERがオンステージで、CJ文化財団が「アジトライブ」「MakeUsエンターテインメント」「dingoミュージック」「dingoフリースタイル」などで非メジャーミュージシャンに注目しているが、その影響は既存放送局とは依然として比較できない。


むしろ時間が経つにつれ、既存のプラットフォームが持つ影響力はさらに急速に高まっている。 Mnetが粘り強く選ぶ各種オーディション番組はもちろん、事実上「無限挑戦」の後続番組と言ってもいいほどMBCの「遊んだら何するの?」は、放送番組が音楽鑑賞に及ぼす影響力が何かを克明に表している。まるで「無限挑戦」が「歌謡祭」特集をするたびに音源市場に強力な波長を産んだように、「遊んだら何するの?」は、過去のバンド特集「ユ・フラッシュ」、トロット特集「BBONG FOR YOU」と「ユ・サンスル」、そしてイ・ヒョリとRainを集めて猛威を振るっている夏のダンスミュージック特集「SSAK3」は、放送に登場し再び音源市場に姿を現わすたびに大きな波紋を起こす。

 

もちろん、誰かが直接的に練習生を搾取したり投票順位を操作したCJENM・Mnetよりは、MBCの方が良いと言うかも知れない。 MBCは公式的には「無限に挑戦」はもちろん「遊んだら何するの?」レベルで企画、発売した音源収入はすべて寄付しているのはもちろん、音楽関連特集のたびにチョン・ジェヒョン、10cm、HYUKOH、Se So Nyonのようなインディーズミュージシャンを発掘しているからだ。

 

しかし、インディーズミュージシャンが定期的なプログラムを通じて地道に自分の新曲を発表し、インタビューをするのではなく、たまに開く特集プログラムを通じてのみ自分の歌を流す機会だけが存在することが、どれほど意味があるだろうか。 同時にHYUKOHやチョン・ジェヒョンのように長い間自分の音楽をやってきたにもかかわらず、このような特集番組でなければ自分がやってきた音楽をなかなか見せられない状況は、他のインディーズミュージシャンたちにとってどんな心理を生むだろうか。 むしろこのようなやり方だけで非メジャー音楽を見せる機会が生まれるということは、再び逆説的に韓国の音楽が、メディアに依存していることをより克明に示している。


むしろ韓国の音楽市場の現実を近く表しているのは、BTSやTWICEのような「有名な韓流アイドル」ではなく、K-INDIEチャートのような9年の歴史を持つ音楽チャートが、韓国内では到底知られる事が出来ないという現実ではないだろうか。 同時に評壇はもちろん、インディーズの内部でも高い評価を受けて当時デビュー20周年を迎えたインディーズロックバンド「3号線バタフライ」が、20周年を迎えて記念ライブやベストアルバムを出す代わりに、「これ以上の存続が難しくなったため、しばらく活動を中断する」という宣言を出した事件が、今韓国の音楽が置かれた環境をよりよく示しているのではないだろうか。メディアも状況も「今まさに成功している人」だけを眺める中で、韓国の音楽は、大きくなると同時に収縮している。

 

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日本でもインディーズというか、アイドルやメジャーアーティスト以外が深夜番組以外で地上波のメジャーな音楽番組に出るのは難しいかもしれませんが、元々割と今の「メジャー音楽」の種類にバリエーションがある(色んなジャンルがヒットしてきた歴史があるから?)のと、CSではスペースシャワーTVやMTVみたいな音楽専門チャンネルがあるのは大きい違いかもと思いました。韓国の方がCSは普及してるんですが、有名な音楽専門チャンネルみたいなものはなくて、音楽コンテンツというとアイドルがメインの場合がほとんどという状況にいつの間にかなっていた感じが。

韓国は音源サービスのメインユーザーがほとんど10代〜20代らしいので、そこが日本とは結構大きい違いのように感じます。「音楽(あるいは音楽系エンタメ)」のメインユーザーの年齢層が偏っていると「売れる」(売れている事が目に見える)ジャンルも偏るでしょうし、目に見える部分が偏れば目に見えるトレンドで音楽楽しむ傾向の強いライトユーザー(いわゆる一般層)の目に止まる部分も偏ってくるでしょうし。それ以前の音楽の流行や消費して楽しむという歴史がまだそこまで長くない(音楽がらみの「オタク」も日本と比べると少ない)事も関係あるのかもしれませんが。

【ize訳】アイドル、華やかな照明が消えた後

アイドル、華やかな照明が消えた後

人格教育と全人教育の重要性に再びスポットライト

https://m.ize.co.kr/view.html?no=2020082009087261556

2020.08.20

 

歌手兼プロデューサーのパク·ジニョンが率いるJYPエンターテインメントは、まだ学生の身分である練習生たちの学校生活を重視する方だ。 その中には学業成就度も含まれる。

ある人はこう尋ねるかもしれない。 「芸能人にとって学校の成績は何が重要なのか」という言葉だ。 芸能人を職業にしている人々にとってはダンスと歌の実力、ルックスが大衆の心を引くもっと重要な徳目だと言える。

 

しかし、芸能人として成功的な人生を送っている人が果たして何人いるだろうか。 練習生10人のうち1・2人がデビューするとして、デビューした10人のうちの1・2人だけがスターになれると言っても過言ではない。それに、芸能人の寿命は非常に短い。 そのため、その後の生活を営める土台を設けるための方法として、基本的な学業を終えることを勧めるのである。

 

これは現実だ。 大衆の好みはすぐ変わる。 人気は一瞬にして下火になるという意味だ。 その後の人生には誰も責任を負わない。

 


#100歳時代? 花は20~30代に散る

人生の草創期に全盛期を迎えた人生と、人生の終盤に全盛期を享受した人生。 果たしてどのような人生がより豊かだと言えるだろうか?

 

もちろん明確な答えを出すことはできない。 しかし、少なからぬ人々が人生の卒業を悩む時期に平穏なら、自分の人生にかなり満足したと感じるという統計がある。 年を取って体が重く積極的な経済活動が難しい時期に人生が疲弊すれば、これを反転させることは難しいからだ。

 

しかし、アイドルの全盛期はいつも若い時だ。 最近は10代初め・半ばから練習生生活を始め、10代後半から20代初めにデビューするのが普遍的な公式だ。 2〜3年ほど焼き入れを経験した後、スターダムに上がると注がれるスポットライトを浴びる時期は3年前後だ。

 

そして、その恐ろしい「7年目のジンクス」がやってくる。 標準契約書上の最大期間である7年の専属契約期間が過ぎれば、選択の岐路に立たざるを得ない。 グループを離れて新しい人生を探したり、現所属事務所と再び手を取り合ってグループ活動を続けることだ。 実際、7年間命脈を維持して再契約を悩むこと自体が、成功したグループにだけ与えられる特権だ。 「満腹の悩み」かもしれないという意味だ。

 

しかし、ボーイズグループの場合は軍入隊による空白期を経験し、その間に若い後輩たちが自分たちが享受していた地位を手に入れれば、以前の人気を取り戻すことは容易ではない。 さらに、グループメンバーたちがスキャンダルや内部不和、再契約不発などでひとり2人と離脱すれば、グループの影響力は大きく損なわれる。 結局グループを存続させても彼らの全盛期は20代の時にすでに終わってしまうのが一般的だ。

 

#去勢された思春期、遅ればせながらやってくる

華やかな照明が消えた後、アイドルたちには思春期が訪れる。 普通の人々が10代の時に経験する思春期を一歩遅れて患うのだ。 忙しい活動時期、彼らには思春期を享受する権利や自由さえなかったためだ。

 

中二病」という言葉がある。 韓国の年齢では15歳だ。 親をはじめ、大人たちが立てた価値観を排除攻撃して反抗し、同年代の文化の中でだけ根を下ろす時期だ。 親や家族などの血縁はこの時期に耐えながら、子どもたちが賢明に切り抜けることができるように面倒を見る。

 

しかし、アイドルとしてデビューすることを夢見る人々にとっては思春期というのは贅沢だ。 デビューという絶体絶命の目標の下、彼らの感情はコントロールされるしかない。 これを受け入れることができなければ、練習生生活をあきらめなければならない。 歌謡界の関係者は「業界というのは思ったより狭い。 特定の会社で練習生として活動して問題が起こればうわさが広まり、ほかの会社にも練習生としては入りにくい」と語った。

 

そのうえ、彼らには「合宿」という恐ろしい現実が潜んでいる。 情緒的に最も敏感な時期に、育ってきた環境と性向が全く違う練習生たちと一緒に食べて寝るということは、並大抵のことではない。 その中に摩擦や対立が生じても、グループを存続させるためには耐えなければならない。 その過程では睡眠を減らしながら練習を重ね、体重管理のために食事を止めなければならない。

 

このように基本的人権が去勢された生活の中で、彼らの思春期は抑えられる。 そしてスターダムに登り、自分の声を出せる時点になると、解消できなかった思春期がスプリングのように跳ね上がる。 また、グループ活動が終わって派手な照明が消えた後、睡眠を減らして活動した過去とは違いスケジュールがなくて時間的余裕がたくさんできるようになれば、言葉どおり疾風怒涛の時期に入る場合がある。 忘れられているという焦り、未来に対する不安感などが心理的安定を崩す。 大衆にはなかなか接することのできないスターに見えても、内面はまださびしくて傷だらけの少年少女だ。

 

実際、何人かのアイドル歌手たちはなかなか理解しがたい行動で議論を呼んだことがある。 特にSNSを通じて彼らのプライバシーを露出できるようになり、彼らがSNSに掲載した書き込みや写真を巡り、議論が起きることは日常茶飯事だ。

抑えつけられていた欲求を否定的に表出する彼らにとって、人気は「毒」だ。 彼らの一挙手一投足が大衆に露出されるためだ。 悪質な書き込みの攻撃から逃れる空間もない。 昨年、生涯を閉じたアイドル出身の故ソルリやク・ハラが生前、悪質な書き込みに苦しんでいたことはよく知られている事実だ。 もし彼らが他人のように暖かい愛情の中で思春期を過ごし、絶頂の人気を博したアイドル活動が終わった後も十分な情緒的管理が行われていたなら、今とは違う結果を生まなかったか、じっくり考えてみる必要がある。


#アイドルが終わった後、何をして生きるべきか?

周りを見回すと「演技ドル」(演技+アイドル)が本当に多い。 KPOP歌手として活動して世界的な知名度を得ている彼らを前面に立たせれば、海外輸出に役立つ。 そのため、制作会社や放送局は俳優として訓練を受けていない人々を喜んで主人公に使う。 その中の何人かは抜群の演技力で俳優としての位置づけを見せているが、1回限りで消費されて静かに消えてしまう場合が少なくない。

 

彼らが演技に挑戦する理由は簡単だ。 芸能人として生命力を失わないためだ。 20代が過ぎれば全盛期が終わるアイドルとは違って、役者は年を取るほどよりよい演技を披露し、年齢に合った配役を受けることができる。 必ずしも主人公に浮上しなくても、助演俳優としても十分命脈を維持できる。

 

また、別の歌謡界の関係者は「アイドルグループのメンバーが歌手として芸能活動を維持するのは、グループ内でごく数人のみ可能だ。 最近はボーカル、ダンス、ラップなどパート別にメンバーを構成するため、一人ではステージを作れない『半分の歌手カッコイイが大半」と皮肉った。

 

ユーチューブを基盤にした個人クリエイターは、全盛期を過ぎたアイドルたちの新たな活路となっている。MBLAQのミルとジオ、DalShabetセリ、CRAYONPOPウェイ、NRGのチョン・ミョンフンなどがユーチューバーに変身した。 長期間アイドルとして活動しファンダムを確保しているため、彼らは他のユーチューバーに比べて初期から購読者を早く集めることができるという長所がある。 しかし、所属事務所の緻密な企画とマーケティングを排除して自らすべてをやり遂げなければならないため、持続的なコンテンツ供給が難しく、尻すぼみに終わる場合が多い。

 

ある関係者は「激しいアイドル生活を終えた後、どんな人生を送ればいいか分からず彷徨う人が多い。 何をしても過去のスポットライトを再び浴びることは容易ではないため、相対的剥奪感も大きい」とし、「彼らの人生の方向は誰も提示できず、責任を負うこともできない。 自ら全てのことを決定し、責任を負わなければならないという意味だ。 そのため、最近アイドルを保有する会社の人格教育と全人教育が強調されている」と付け加えた。

 

ユン・ジュンホ/コラムニスト

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韓国にも「中2病」っていう言葉はあるんですけど、日本のそれと似てるけどそのままイコールという感じではないようです。「イタい」という部分は同じなんですけど、イタさの種類が違うというか...


「人格教育と全人教育」とか「十分な情緒的管理」みたいな言葉の方が、芸能人として「立派に」生きたあとは、さらに「一般人」として「立派に」生きなければならないというような別種の抑圧を感じる気がする。しかし日本以上にワンアウト即退場というか、やり直しがしにくい世界なのではないかというのは感じます。芸能人や元芸能人に対する色眼鏡もきつい感じがしますし、アイドルやめた後の選択肢がかなり狭いように感じるので...若年層の就職率が日本以上に低いというのも関係があるのかな。この文章自体も「芸能人/アイドル」が大衆からの要求や視線で抑圧されるのは仕方がないみたいな話が前提にあって、そこには疑問を呈してないですし。アイドルの方に教育やトレーニングを受けてメンタル鍛えろとか事務所がフォローしろみたいな話しかしていない。アイドルになったとしても普通に学生しながら活動できるくらいのスケジュールで活動したら良いのではと思わなくもないんですけど、今のように「世界的」な活動が多かったりファンが絶え間ないコンテンツ供給やカムバックを要求するような状況の限り難しいのかもしれません。アイドルとファンや大衆の間にネガティヴなものも含めたもっと率直なやりとりをできるような風通しがないのなら、いっそもっと距離をあけた方がいいようにも思います。

【GQ KOREA訳】デビューできずにいる新人グループの内情

【GQ KOREA訳】デビューできずにいる新人グループの内情  

데뷔를 못하고 있는 신인 그룹들의 속사정 | 지큐 코리아 (GQ Korea)

2020-08-13T15:23:58+00:00


新人グループはデビューする前から「富益富貧益貧」現象を経験する。 COVID19がこれをより克明に表わした。

 

「もう何回先送りにしたのか。 でも、仕方がない」

昨年上半期から、本格的なデビューを控えている新人グループを作ってきたある芸能事務所の関係者Aさんは、もどかしさを吐露している。 本格的なデビューを控えてティージングコンテンツを企画中に投資家たちとの話を盛んに交わされていたところ、COVID19事態が発生し支援が霧散した。 海外公演を中心に組まれていたグループ活動計画に大きな変動が生じ、投資家たちも懐疑的な見方を示したためだ。

 

今年、新人グループをデビューさせた会社のうち、それなりに状況が優れているのはPlayMSTARSHIPエンターテインメントのように、産業内部で認知度や企画能力がすでに認められている会社だ。 PlayMの新人ガールズグループ「Weekly」、STARSHIPエンターテインメントの「CRAVITY」などは、全てカカオMのような巨大プラットフォームのサポートを受けている会社だ。 彼らの中でも全く動じずに計画を実行していると見られる会社は1社、BigHitエンターテインメントだけだ。 BigHitエンターテインメントの場合、新人グループローンチング関連ではMnetでリアリティ番組「I-LAND」を放送中である。 このプログラムにはRainをはじめとする外部の創作陣にBigHitエンターテインメント内部の有名創作陣が登場し、練習生を評価する。 このプログラムのメインテーマ曲はIUが歌った。

 

4年近い間、韓国のアイドル産業を揺るがしたMnet(プロデュース)シリーズが影を潜め、その当時該当番組に出演せずに堂々とデビューしていた新人グループの大半は、予想より苦い結果を招いた。 特にボーイズグループの場合、「プロデュース」シリーズを通じて誕生したWanna OneとX1の間に位置していたThe Boyz・Golden Child・ONF・VERIVERYなどのグループはファンダムの増加による上昇傾向と下落傾向を繰り返し経験し、安定した位置を得ることができなかった。 そして現在訪れているCOVID19事態では、それほど規模の小さくない会社から誕生したこれらのグループが地道に自分の進む道を歩む状況すら容易なものではなくなっている。ある芸能事務所の関係者Bさんによると、「海外公演は不可能で、国内でのアルバム発売だけでは得られる収益は少なすぎる」現在、「何もしないわけにはいかないので」泣き寝入りする人が多いという。

 

そのため、彼らより状況がさらに良くない小規模芸能事務所の立場は言うまでもない。 デジタルシングルの発売を通じてメンバーを1人ずつ公開しようとしたある企画会社は、SNSと絶え間ないYouTubeコンテンツはなければ音源を広報する余地そのものがない状況に直面し、悩んでいる。 「私たちは小規模芸能事務所なので既存のボーイズグループとは違う方法でマーケティングを企画していたが、今現在デビューをするということ自体が無理なようで心配だ」この芸能事務所の関係者たちは頭を突き合わせて悩んでいる。

 

もちろん、十分な資本が投入されなければBTSの後輩グループであるTXTのような、コンセプトからメンバーたちの構成まで質的にきれいに整ったコンテンツは出にくい。 しかし、KPOPの早い成長動力の一つが多様な形のコンテンツにあったという点を考慮すれば、今のように大手芸能事務所以外には生き残れない状況は長期的には産業の動力を弱めかねないという懸念を抱かざるを得ない。 COVID19によってKPOP産業に存在した極端な富益富貧益貧(富む者はさらに富み、貧しい者はさらに貧しくなるという意味)現象が本格的に現れ始めた。 奇跡が起こる可能性があるとしても、期待はできない状況。何より、常に新しいものに出会う期待に満ちていたKPOPファンが興味を失う瞬間が来たら、その時がまさにこの産業が本格的な下落に入る瞬間になるかも知れない。 すぐ目の前のことではなくても、ありえない未来ではない。

 

パク・ヒア(大衆文化ジャーナリスト)

【ize訳】アイドルグループのもう1人のメンバーはプロデューサー!

アイドルグループのもう1人のメンバーはプロデューサー!

https://m.ize.co.kr/view.html?no=2020081315157222906
2020.08.13


1曲のヒット曲が重要な時代があった。 歌ひとつだけ成功させれば、その曲で グループひとつを食べさせる事ができた、そんな時代。 次は世界観だった。 アイドルであるならアルバムからグループまで自分たちならではの叙事やストーリーを持っていてこそ、忠誠度の高いファンどむqを作ることができるという。 そのようにヒット曲と世界観の睦まじいシーズンが過ぎ、今やプロデューサーの時代が訪れた。 良い曲を書いて歌手に提供する作曲家とも違うし、これまで所属会社の「社長」たちが適当に担当してきた責任者とも違うその名前。 K-POPのシーンはもちろん、歌謡界全般を見渡しても国内ではその数が極めて少なく、用語の定義さえ薄かった「プロデューサー」は、今流行っているK-POPグループと共に改めて注目されるポジションとして名声を上げている。 単に曲を書くだけでなく、該当グループのコンセプトや方向性、運命を一緒に作っていく堂々たるジョーカー。 その中で特に目立つ特別な組み合わせを集めてみた。

 

ATEEZーEDEN

最近、海外を中心に高い人気を謳歌している8人組ボーイズグループ「ATEEZ」は、デビューから今までずっとプロデューサーのEDENと呼吸を合わせてきている。 キム・ヒョンジュン(SS501)、BTOB、GFRIENDなどに曲を提供した作曲家でシンガーソングライターとしてキャリアを始めたEDENは、2010年後半にCUBEエンターテイメントを経て現在のKQエンターテイメントに至るまで、該当レーベルのインハウスプロデューサー(フリーランスではなく特定の会社に所属する専属作曲家プロデューサー)として活躍している。 特にATEEZとの作業は、練習生時代から苦楽を共にしてきた時間の流れと悩みがそのまま感じられる結果として良い反応を得ている。 「PIRATE KING」という多少マニアックなコンセプトでスタートしたが、ヒップホップとEDM、ポップスを調和させるプロデューサーEDENの並々ならぬ感覚とメンバーたちのパフォーマンスの実力が出会い、速いスピードでファンダムを増やしている注目すべき組み合わせだ。

 

Lovelyzーユン・サン(1Piece)

アイドルと有名プロデューサーとの出会いを語る時、真っ先に思い浮かぶ名前ではないかと思う。 デビュー曲「Candy  Jelly  Love」(2014)から正規2集リパッケージアルバム「今、私たち」(2017)まで3年余りの歳月が残した彼らの痕跡は、そのままガールズグループのプロデューサーとしての音楽家ユン・サンの新しい挑戦であり、ボーイズグループより専門的かつ体系的なプロデュースを受ける機会が少ない新人ガールズグループの挑戦でもあった。 「Lovelyzの父」を自ら要望しアルバム発売ショーケースの進行まで務めたユン・サンは、互いにそれぞれの道を歩んでいる今でも有効なLovelyz特有のイメージを成功裏に築き上げた。 か弱いが粘り強く、明るくてもどこか寂しいLovelyzならではの切なさは、ユンサンの音楽が持つ固有の音楽的な色と姿を重ね、KPOPではなかなか目にできなかった奥深いガールズグループのイメージを作り出した。

 

BTSーPdogg

「歌手とプロデューサーがお互いをよく知るインハウス・システムがいい」という噂を作った張本人。無名作曲家時代、BigHitエンターテインメント代表のパン・シヒョクが運営していた作曲関連コミュニティに掲載した曲が好評を得て、8IGHTとイム・ジョンヒに曲を与えて始まったPdoggの経歴は、以後BigHitに正式に合流して花を咲かせた。 PdoggとBTSと言えば思い浮かぶ「ヒップホップとエレクトロニックを基盤としたポップサウンド」は、いまやBTSはもちろんKPOPを代表する音楽的アジェンダとなり、終わりのない分析と再生産の対象となっている。 彼らの協業はヒップホップアイドルを標榜したデビュー作『2  COOL  4  SKOOL』(2013)で、エド・シーラン、ニッキー・ミナージュ、The Chainsmokersといった世界的なポップスターたちと肩を並べるようになった今でも継続している。 彼らが作り出す化学作用は活動の基本である音楽作業はもとより、BTSの重要な成功要素の一つと指摘される多層的で細かな世界観まできめ細かく繋がり、歌手とプロデューサーとの絆がよい結果物へと繋がる代表的事例となった。


ONFーファン・ヒョン(MONOTREE)

2020年、今一番熱い組み合わせだ。2017年にデビューした6人組ボーイズグループのONFは、これまで東方神起、少女時代、SHINee、EXO、Red  VelvetなどSMエンターテインメントアーティストのアルバムで「隠れた名曲」または「タイトルより良い収録曲」として静かに名声を築いてきたファン・ヒョン(MONOTREE)が初めてグループ単位のプロデュースに挑戦したケースだった。 デビュー作「ON/OFF」(2017)から2019年10月に発売された「GO  LIVE」まで約2年間積み重ねてきた2組は、2020年のミニ3枚目のタイトル曲「We Must Love」の口コミとMnet「ロード・トゥ・キングダム」への出演で目覚ましいシナジー効果を生み出し話題を呼んだ。 ビート、メロディー、歌詞、世界観においてもミニマリズムとは一線を画すかのように、前ばかり見て駆けつけるファン・ヒョンの音楽とONFが作り出した過剰なイメージはクールさに疲れていたKPOPファンの視線を一気に捕らえ、「ファントーベン」(ファン・ヒョン+ベートーベン)「ファンボジ」(ファン・ヒョン+アボジ=お父さん)のような新しい修飾語とともに、グループの人気もまた同時に押し上げている。


ソンミーFRANTS

ソンミとプロデューサーフランツの縁は、2人がJYPエンターテインメントに一緒に勤めていた時代にさかのぼる。 JYPのインハウスプロデューサーとして活動し、ワンダーガールズ、GOT7、TWICE、DAY6などの音楽を作業したフランツは、当時徐々に自作曲の数を増やしていたソンミの良き音楽的師匠でありパートナーだった。 自作曲「Why  So  Lonely」をチャート1位に上げた自信を基にソロ独立後徐々に自分だけの音楽的領域を広げていたソンミは、初のソロアルバム「WARNING」のパートナーとしてフランツを指名する。 タイトル曲「Siren」はもちろん、収録曲「ADDICT」、「Black  Pearl」を共同で手がけた彼は、ソンミだけの中低音ボーカルと神秘的な雰囲気を最も豊かで魅力的に描き出せるプロデューサーとして確固たる位置を占めている。その後、「LALALAY」「pporappippam」と続く彼らの出会いは、スマートで勤勉なアーティストとセンスのあるプロデューサーが柔軟に交差した望ましい組み合わせで、これからもKPOPファンの記憶の中に忘れられない瞬間を作り上げていくだろう。


キム・ユンハ(大衆音楽評論家)

 

※当初ファンバジの意味がわからなかったのでそのまま書いてましたが、ONFのファンのかたから「ファンボジ=ファン+アボジの造語」だと教えていただいたので修正しました。

【質問箱】日韓アイドルのポリコレ的態度と社会の関係性について

【質問箱より】

KPOPアイドルを応援していて思うのが「日本のアイドルより倫理観がしっかりしている」ということなのですが、練習生の時にそういう教育がされているのでしょうか。それとも韓国の方が日本より差別意識が薄かったり多様性を尊重した社会なのでしょうか。私は何となく後者じゃないかなと思っていますが泡沫さんの意見が聞きたいです。
私は前まで日本のアイドルを追っていて女性であったりマイノリティの人々を軽視した言動があまりにも多く正直うんざりしていたのですが最近KPOPを好きになり「あらゆる差別に反対する」というようなしっかりした考えのアイドルが多く感動しています。日本のアイドルがなかなか世界進出できていない理由はそういうところにあるんじゃないかと思いました。日本のアイドルも彼らを見習ってほしいのですが難しいんですかね…
2020年8月13日6:25

https://odaibako.net/detail/request/1cce694a-e32b-4a93-b378-2eee22f8c9cc

 

KPOPを好きになって割と日が浅い方からよく頂くトピックなので、今後はリンクで処理するためにブログにまとめる事にしました。

まずはこちらをご参照ください。

https://twitter.com/djutakata/status/1287682916156284928?s=21

 

私の考えとしては、事務所の教育とファンや社会からの圧力の強さが大きいと思います。KPOPを見てきた10年ちょっとの間でも様々な事件がありました。ほんの一部ではありますが、こちらの記事訳などをご参照頂ければと思います。

「あらゆる差別に反対する」というような事を言い出したというか、アピールするようになったり気をつけ始めたのは、海外のファンも増えてきて問題が指摘される事も多くなってきた本当にここ数年の事だと思います。今はそういうイメージのアイドルでも数年前までは繰り返し差別的言動や態度をバッシングされたりという実例もありますし、そのような過去が知られている韓国内でのイメージと知られていないその他の国でのイメージが正反対というケースもあります。韓国ではここ数年でアイドルに対するポリティカル・コレクトネスの要求が急速に高まっており、ファンによる要求やアンチによるバッシングだけではなく社会的目線やアンチからの攻撃の種になる事自体を懸念するファンが是正を強く求め出した事もあって、事務所の方も特に気にしなければならなくなったという流れが正しいと思います。

 

「ファンや社会からの要請で変わってきている」というのは字面にするととても良いことのように見えるのですが、その過程においては「多様性」という言葉からはほど遠い経過を見せるケースも少なくありません。「ポリコレ的な視点が足りなすぎるからこの本を読んで勉強して欲しい」とファンが書籍を贈ったりという事もあるんですが(これも人によって微妙なラインではあるかもしれませんが)「学んで良くなって欲しい」というよりはむしろ、一方的に「(当人やグループのイメージが悪くなるから)とにかく公式に謝罪しろ・しないならやめろ」という極端な圧力の方が圧倒的に多いですし、それで本当にすぐ辞めてしまったり精神的に参ってしまったのではないかというようなケースや、あるいは一生謝罪とボランティア活動をして世間やファンのために奉仕しているという姿を見せるように生きていかなければいけないのかな...というような例も少なくないです。韓国のアイドルの方がネットでの評判やバッシングにはとても敏感ですから、そのような圧力で「矯正」させられてきた部分が大きく、特に気をつけるようになってきたという事だと思います。そういう環境になると結果的に段々と自主的に気にし始めるようにはなってくると思いますし、目に見える部分では問題は減るのでそれはそれで良い事ではあるのですが、現状では「アイドルが自分で考えて学んだ」「アイドル自身の自主的な行動と考え」と‪言うよりも、それ以前にそのような事柄に対しては極力触れない(SNSやコンカなど、アイドルが直接的に投稿する場所では触れない)とか、事務所や仕事の場を通してのみの定型通りの話しかしなくなってきているので、アイドルの自主性という基本的人権の側面から見れば果たしてそれがそのまんま素晴らしくて良いことなのかどうか、私にはわかりません。ファンや社会が韓国のアイドルに対して要求したりこうあるべきと望む態度や内容が、外国人でもある自分から見れば必ずしも人間的だったり「正しい」ことばかりではないと、個人的には感じる部分もあるからです。「どのように強制的だったり表層的なやり方であれ、ポリコレの定型的に問題なく振る舞うようになる事が最も重要だ」と考える人にとっては、それは全て「正しくて素晴らしいこと」なんでしょうか。

 

先程リンクを貼った記事にある文で

「ファンドムは自分のアイドルに対する「ロビー活動」と、自分のアイドルのライバルが「女性嫌悪歌手」であることを広く流布する行為を同時に進行したりもする。 この過程でアイドルに政治的な正しさを要求する声は、悪意を帯びた「政治活動」にだまされたりもして、逆に他で議論になるほどの事がなくても特定ファンドムを牽制することに悪用したりもする人もいる。」

というものがあります。純粋に「自分たちのアイドルには(自分たちの考える基準で)『正しく』あって欲しい」という意思だけではなく、そういう動きを利用して気に入らないグループを陥れるためにあえて声高に問題を強調し公論化させようとする、というような動きはKPOPのアイドルファンドム(最近は韓国だけではなく、それに倣う海外ファンも少なくない

ので)には常にあり、そういう意味での「政治的」な側面もあるということです。それほど韓国ではファンドムの声が大きいし、良くも悪くも圧力を持ってあたかも総意のようにダイレクトに届きやすいという部分はあると思います。
(事務所がそのまま要求を受け入れるかどうかはまた別ですが)

韓国の宮脇咲良ファンの方が書いた文章などにも、日本人からは見えにくい韓国のアイドルが置かれた状況が書かれていると思いますので、こちらもよかったらご参照ください。

 

「韓国の方が日本より差別意識が薄かったり多様性を尊重した社会なのか」という点に関しては、以前から言っていますが韓国の方が良い部分もあれば日本の方が良い部分もあると思いますので、当たり前なんですが単純な比較はできないと思います。今現在の韓国のアイドルは先述のような理由から特別に清廉潔白で正しい生き方や人格を「振る舞い方」を超えた範囲で求められていますし、「グローバル」というような側面をも担わされつつある現在では特にそうだろうと思います。実際に欧米圏でも「パフォーマンスでは悪ぶっていたとしても、私生活や振る舞い方は物凄く統制されてクリーン」というイメージはあるので、それが逆に「ファクトリーで作られる、自由がなく言いなりのアイドル」という、あんまり良くない方のステレオタイプイメージの一端にもなってるんじゃないかと思いますが。日本のアイドルの方が良くも悪くも色々な面でナチュラルという比較のされ方は英語圏ではよく見ます。例えばRed Velvetのアイリーンが男性アイドルが読んだと言った時は讃えられた「82年生まれキムジヨン」を読んだと言ったり、APinkのナヨンが「Girls Can Do Anything」というスマホケースを持っていただけで「フェミだと認定されて」ニュースになるくらい酷くバッシングされた事もありました。ティファニーのように、東京滞在時のインスタ投稿に押したスタンプに旭日旗のような柄がふくまれていた(インスタのデフォルトの東京スタンプにたまたまついていた)というだけで強いバッシングを受け、実際に番組を降板させられた例もあります。ソルリが極端な選択をした時、韓国では彼女のアイドルとしては自由と思われがちだった振る舞い方に対する執拗なバッシングを背景として想像する人は少なくなかったと思います。つい最近でも、韓国で活躍しているガーナ出身のタレントがブラックフェイス的扮装をしていた韓国の学生のSNSの写真に意見したところ逆に強いバッシングを受け、謝罪するという事もあったばかりです。アイドルや芸能人がらみだけでもこのような事が現在進行形であるのを知っていればば、「韓国の方が日本より差別意識が薄かったり多様性を尊重した社会なのでは」とは単純に言えるはずがないですし、実際に韓国で抑圧を受けている人々から見ればそれは現実を知らない外国人のあまりに無責任でお気楽な見解と感じられるのではないでしょうか。韓国では兵役という男性への強制性が強い大きな社会制度があり、それによって日本とはまた異なるねじれ方をしたジェンダー的な問題もあると感じます。「アイドルは社会をうつすもの」とは言いますが、等身大よりも理想である事を強く求められて時に強制されるような雰囲気やシステムの中で生み出されているものであれば、それはそのままのリアルという事ではないと思います。そしてアイドルを通してしか韓国社会を見ていないのであれば、見えている部分はその社会を構成する部分ではあるけど、実際はとても狭い範囲であるんだろうという自覚は必要ではないかと思います。

 

日本のアイドルにジェンダー観に問題があったりマイノリティ軽視の発言が多いというのは、ある意味でそのまんまの日本の現実(教育にしろ社会にしろ)を反映している面もあるでしょうし、逆に言えばそれが強制的に制限される事がなく自由で同時に野放しという事でもあると思うので、個人の裁量に任されている面が大きい分公の場に出やすいんだと思います。指摘されなければわからない事はあるしそういう間違いをして学習していく面もあるでしょうけど、一度世に出た事は消せない以上はそれで傷つく人を無くすためにも世に出ない方がいいに決まってるとは思います。そういう面に対して事務所側が一括で管理する事で、質問者の方に様にその国そのものに対して単純にポジティブな印象を持つ人も出てくるというのは良い効果だと思いますので、そういう文化面や倫理面での事務所による教育プログラムみたいなものがあったら良いだろうと思います。日本のアイドルが即職業としてアイドルになるパターンも多いのに対して韓国のアイドルは練習生システムが基本なので、10代のうちから一般人の同世代と触れ合う機会も少なくトレーニングに没頭せざるを得ない練習生等への教育的側面も必要になるし、その一環として他文化やポリコレ的な事に対する教育も入れ込みやすいというのはあるかもしれません。日本でも社員向けセクハラパワハラ研修などは今や特別ではないですから、特に大きい事務所などは企業としてそういうものも取り入れた方がいいんじゃないかと思います。

 

KPOPはある意味ファンの側=今の10代・20代の女性の理想を体現させられている面があり、それがすなわち今の社会の理想というわけではないと思いますが、日本のアイドルも少なくともファンの要求が強くなってそれが伝わっていけば、そういう層が望むように振る舞うという事にまで考えが及ぶように変わってくるんじゃないですかね。日本のアイドルはファンの年齢層も幅広い分考え方もバラバラだったり、システム的に「ファンの総意」としてまとめるの難しい部分もあるんではないかと思いますが、日本のアイドルのファンでもそのような部分を問題と考えているファンがいないわけじゃないと思います。ツイッターやブログではよく見ますし。これからは、ファンレターでもなんでも細かくこういう部分は嫌でしたとか問題があると感じるという事を伝えていくという事は重要かもしれません。韓国のようにファンの方から自らの気持ちや意見を表明する事はせずにアイドルに対しては変わる事を望むと言うのも、理不尽という気もします。日本からKPOPを見ているファンで諸々の背景は無視して(見えていなくて)いるひとたちはある意味、あらかじめ韓国のファンや社会に叩かれて平らになったものだけを見て素晴らしく滑らかですね〜と言っているような部分もあると思います。もしも韓国のアイドルのような体面を望むのであれば、日本のアイドルの場合も日本の社会やファンが叩いたり添木をしたり事務所が土壌を変えたりして時代に合わせるように育てていく必要はあるのかもしれないとは思います。

 

日本アイドルくらいにはアイドルの自主性を許しつつ、韓国のアイドルくらいにはポリコレについて気にしたり考えられるようなやり方ができればいいんですけどね。