サンダーエイジ

韓国のアイドルとか音楽についての自分が後で読み返ししたい記事のふんわり訳と覚書。

【お題箱】韓国のアイドルの政治的アクションや曲のメッセージ性について

【お題箱より】

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小泉今日子さんとYOUさんがラジオで日… - お題箱

 

「歌詞にメッセージが〜」というのは間違いではないと思いますが、今の時点を見れば数は年々減ってきていますし、やや拡大解釈しすぎの見方のように個人的には感じます。MVにイメージコンセプト的に織り込んだりする事もありますが、実際は曲の内容とあまり関係のないアイキャンディ的な使われ方も多いです。アイドルは大衆の求めるものを曲に込めることが多いので、時代や状況やお国柄によってそうなる事もある、ということです。韓国のアイドルの曲全体を見れば「メッセージ性」とは無関係と言ったほうがいい曲の方が多いですし、日本のアイドルでも欅坂やAKBなどはそういうものを明確に込めている曲もありますし、要するに国がどうこうというよりもコンセプトによりけりという部分が大きいのではないでしょうか。

KPOPに20年以上携わっているライターの方がその辺りの事についてお話されている最近のインタビュー記事もありました。

BTSが社会的メッセージを発信し続けるのはなぜか 7人が継承するK-POPの伝統 - wezzy|ウェジー


また、韓国アイドルを巡るポリティカル・コレクトネスについては過去に似たようなお題箱が来たことがありました。

【質問箱】日韓アイドルのポリコレ的態度と社会の関係性について - サンダーエイジ

 

何故このような「ちょっとした誤解」に近い気もする理解のされ方やコンセンサスが日本を含む海外で特にKPOPに触れ始めたばかりの層に持たれがちなのかという話なのですが、日本含む海外ではそもそも「異文化」でありメインストリームではないサブカルチャーなので、マイノリティや支持者が好みやすい(もちろんユーザーはマイノリティだけではないですが、KPOPの主体である文化や人種自体が韓国以外ではマイノリティという特性はあるので)メッセージや思想的なアクションをファンが求めがちかつ読み取りがちということがある一方、韓国ではアイドルというサブカルではあるものの自国の文化であり大衆に対しては主流のものであるがゆえに「韓国の大衆の求めるもの」に当てはまるもの以外は明確な政治的スタンスや思想性をなるべく排除する事を求められていますし、それゆえにアイドル個人が思想やメッセージを明確に表す事は難しいという事は、割と韓国では言われていると思います。

【中央日報訳】[ヤン・ソンヒ論説委員が行く] KPOPは社会運動の武器になれるのだろうか - サンダーエイジ

 

例えば、直近の話ではタトゥに関する条例の改正を求める政治家がBTSのジョングクを例に出した時は、「政治的な活動に利用するな」という声がファンからかなり起こって発言した政治家が釈明するなどニュースになったくらいでした。まあこれもファンが騒いだだけで、本人や事務所は何も言ってなかったですが。

“당신 정치에 이용 말라”…류호정, ‘정국 타투’ 올렸다가 ‘뭇매’[e글e글]

 

韓国のアイドルが曲に込めがちなメッセージ(「思想」と言えるものは、今現在はほぼないと思います。聴く方が勝手に読み取るのは自由ですが)としては、90年代からの鉄板のテーマで「社会や大人への反抗」というのがあって、元祖KPOPグループとも言われるソテジワアイドゥルの「教室イデア」などは代表曲だと思います。これは日本含む世界中のティーンコンテンツに共通するテーマだとは思いますが、韓国の特に厳しい年功序列というか、「年上が偉い」という価値観がかなりはっきりしている(言語的にも敬語だけでなく年上と年下に使う言語が違ったりする)特性上、当時の社会における「未成年」という立場の弱さへの不満が反映されていたのでしょう。ソテジは自分たちで製作するセルフプロデュースのグループでしたが、このスタイルやメッセージをコンセプトとして「アイドル」の曲に取り入れたのはSMが元祖と言われていて、90年代後半にデビューし人気を二分したH.O.T「戦士の末裔(暴力時代)」やSECHSKIES「学校別曲」もそういうテーマでした。そして、デビュー当時の防弾は90年代末に流行したこれらのテーマをギャングスタラップスタイルと掛け合わせ、更に当時流行し始めていた「ヒップホップ系アイドル」として仕上げた新旧トレンドミクスチャーという感じだったと思います。実際、デビューした時のコンセプトは「10代を大人たちの偏見から守る防弾チョッキになる」的なアレだったと記憶してますし、初期はここに挙げた3曲をさまざまな場でカバーしていました。後にソテジの「Come Back Home」のリメイクをやったりもしましたが、これは当時社会問題になっていた家出少年少女たちへのメッセージソングです。また、デビューしてすぐにLAでWarrenGやCoolioと一緒に「ヒップホップ武者修行」するリアリティ番組アメリカンハッスルライフ」がMnetで放送されたりと、KPOP業界全体にそういうヒップホップ的なトレンドがあった時期でもありました。

余談ですが、BTSはデビューしてすぐアメリカでライブやファンミーティングをしており、なんらかの形で毎年渡米して公演を行ってきています。このような海外ロケ単独プログラムがあったことからもわかるように、いわゆる「弱小事務所」というわけではありませんでした。2AMというJYPの2PMと兄弟グループで当時トップクラスで人気のあった先輩グループもいましたし、新人賞も海外含めいくつもとっていた中堅クラスの事務所と言えると思います。

 

何故2010年代に、当時の韓国では野暮ったいイメージとされていた90年代的なメッセージ(「サウンドの割に歌詞の内容が90年代末から進化していない」という指摘はかなりありました)を表現させたのかというと、ちょうど2012〜2013当時はBIGBANGの成功を受けて、今ではラッパーとしても成功しているZICOのいるBlock.bなどメンバーが曲作りに関わるヒップホップ系のアイドルグループ(Block.bは元々チョPDというラッパーが計画したコリアンエミネムプロジェクトというアイドルデビューオーディション経由で生まれたグループです)がデビューし始めた時期でした。当時は今ほどヒップホップシーンがメジャー化していなかったこともあり、本来はラッパーになりたかったであろう若者がメジャーな音楽シーンで食べていこうとする場合の第一選択肢が「アイドル」という事が多かった時代でもあったと思います。「防弾少年団」もコアとなるメンバーはラッパーオーディションで集められ、その中にはアイドルとしてはデビューに至らなかったけど後にラッパーとしてデビューした人もいます。

練習生になる前はアンダーグラウンドのヒップホップシーンにいたZICOやバン・ヨングクのように、アイドルとヒップホップを両立したりアイドルを経てヒップホップシーンへ戻っていった例もありますが、元々は地元でヒップホップクルーをやっていたりしたものの、デビュー以降はそのままアイドルに安着していったという例の方が多かったでしょう。今現在の韓国ヒップホップシーンではラッパーの方が「芸能人化」「アイドル化」してきた部分もあり、ゴリゴリのヒップホップをやりたい人が無理にアイドルを目指さなくても良い環境にはなってきたので、「ラッパー」と「アイドル」の境界は前より明確になってきたと思います。

 

しかし時には不躾だったり下品になったりもする「率直さ」が基本にあるヒップホップと、ある程度のイメージ管理が必須であるアイドルというのは本来相反するものなので、そこを両立させるために必要だった「真正性」というものをティーンアイドルに求めた結果が、90年代末のソテジ的感性だったのだと思います。実際デビュー当時はメンバーも10代の学生が多く、大手事務所というわけではない10代のアイドルが掲げるコンセプトとしては相応しかったと思います。

(うっかり「ギャングスタラップ」と言ってしまった事でヒップホップ界隈からは叩かれたりもしていましたが、確かに「リアルなギャングスタラップ」にはなりえないのに標榜してしまったのは突っ込まれ要因としては仕方ないと言えるかと)

 

グループの誕生コンセプト自体がそういう感じだったため、SKOOL〜やDARK&WILDくらいまではアルバム収録曲にもそういうテーマを込めたものが多かったと思います。しかし、防弾が韓国でブレイクした花様年華シリーズは、逆にそれまでの「メッセージ性」を一旦かなり薄めてより内省的な日記帳みたいなコンセプトに変化した時代です。しかし初期の遺産が未だに効いていて、特にリアルタイムで花様年華期以降の変わり方を体験していない後追いの人たちの中にはそういう途中で消えた初期のイメージを未だに抱いているケースもあるのではないかと思いますし、更にアメリカでファンダムが拡大した時に初期のメッセージソングのイメージがファンの間で強調されてきたために、グループ/事務所の方も社会的イシューとの関係性を特に海外向けのメディアでは意識して振る舞うようになってきたという歴史があると記憶してます。最近のアルバムに関しては、実際はほぼ全曲が内省曲かファンソングのような歌詞の内容になってきてますので、ファンの立場からしたら「(ファンへの)メッセージ」は感じるかもしれませんが、初期の方がマスへのメッセージ性は明確にあったと思います。社会的メッセージのある曲としては多分「NOT TODAY」が最後で、それが歌詞の内容的に多少なりとバッシングを受けたからなのか、それ以降のLYS以降は控えめなのかもしれません。

 

過去にBTSの事務所が明確にメッセージを出したのはBLMの時くらいだと思いますが、あれに関しても最初からの流れを見る限り、自主的にやったというよりは欧米圏のファンからの突き上げ(Kドルや事務所のインスタグラムのアカウントになんらかのアクションをしろ・財布を開け等のコメントがつきまくったり、ブラックミュージックから恩恵を受けているのに何もしないのか等の圧・ファンダムがファンの名前でお金を集めて募金など)があった「様子見の時期」の後に、「事務所として」公示を出したという流れだったと思います。ファンがファンダムの名前で寄付をして、それに呼応するようにBTSも寄付を...という言う事がニュースでは主に取り上げられていたと思いますが、実際には主に欧米ファンからのノーアクションに対する苛立ちや突き上げが散々あったという泥臭い背景があったことは、リアルタイムで見ていた人は感じていたのではないかと思います。

(もちろん、「アメリカのセレブ」とは異なる立場にある「外国のアイドル」にそのような強要ともとれる要求をするファンダムに疑問を呈していたアメリカのファンもいましたが)

BLMの件については、確か最初にステートメントを出したのはやはりアメリカでも活動しているMONSTA Xの事務所であるSTARSHIPじゃなかったかと思います。

(ちなみにYGは大手事務所の中で唯一この問題に関するステートメントを出しませんでしたが、以前オーランドでゲイのナイトクラブでの乱射事件があった時はG-DragonやCLがインスタでレインボーフラッグの絵文字を投稿したりと個人がやったことはあるので、色々真逆っぽいです)

 

基本的に、BTSの場合はメンバーがコンカで個人投稿をあまりしなくなった2018年くらいからは、メンバー個人が広報などの仕事を通して意外で公の場で政治的な発言をすることはほとんどなくなったとように感じます。2016年頃からBTSの過去発言や歌詞に女性嫌悪的な表現がある事に関してファンの間から公論化を求める動きのようなものが起きて、専用のアカウントやグループ降り運動が起こった時期がありました。やがて新聞報道までされる事態になったため、事務所が謝罪を公的に発表する事態になりましたが、それまでミソジニー的な表現への指摘に対して公式に事務所が釈明と謝罪を行う例はそれほど多くなかったので、これ自体はとても良い事だったと思います。しかし2014年のホルモン戦争やサンナムジャ、2016の公論化、2017のNOT TODAYと定期的にミソジニー的な表現で問題提起されてきただけに、以降は韓国内ではかなりファンの側も敏感になっていますし(少なくとも当時を知るアイドルファンやフェミニズムに敏感な層の間ではそういうイメージが多少なりとついてしまったので)メンバー個人がダイレクトに社会的イシューについて発言するような場面もなくなってきたという韓国内での流れが背景としてあるのではないかと思います。

 

これはBTSに限った事ではないですが、SNS時代に入って生配信などもされるようになってから本当に些細な事で芸能人バッシングが起こりやすくなっており、KPOPアイドル全般が特定のドメスティックな分野(国内でのいじめや社会的な事件事故、ナショナリズム的な事柄等)以外ははっきりとした発言をしづらくなったため、その曖昧な表現ゆえに特に言語のニュアンスや背景を汲み取りづらい韓国語ネイティブではないファンにとっては、逆にいくらでも期待やファンタジーのようなものを込めた拡大解釈ができるようになっている、という部分もあるのではないかと思います。例えば、人種的だったりLGBTQ+含むジェンダー関連については韓国内では非常にデリケートな部分もあるトピックなため、海外でのジェンダーレスなイメージとは裏腹に具体的な単語を出して語る・語ったアイドルは実際は非常に少ないという実感です。政治的なトピックの絡まない災害や事故の方が直接言及するケースは多いと思います。

 

前述のようにむしろ今のKPOPやアイドル自身は自分の自由意思で政治的な発言を公の場ですること自体が難しくなっていますので、立場上ファンからの求めに応じてや、事務所がフィルタリングした上で公示をする以外、SNSで自分から何か「政治的なこと」を発信したりっていうことは珍しいと思いますし(ゼロではないでしょうが)、曲の内容に関しても、「アイドル」についてはそういうメッセージを含んでいるという事は今は逆に多くはないと思います。この辺は韓国語でアイドルソングの歌詞について等検索してみてもらえれば、ネイティブの人たちが今のKPOPの歌詞についてどう感じているのかというのがわかるのでは。むしろもっと狭い国内のみをターゲットにしていた時代の方がメッセージや思想と呼べるべきものはあったかもしれません。

 

政治的アクションについてですが、元々芸能界に限らず韓国は寄付やボランティア活動などが活発な印象です。過去に歴史的な出来事やまだ財閥があって貧富の差が大きい部分もあること、ボランティアが大学などの内申や入試の点数に直接関係してくるなこともあるなど色々な要因があると思いますが、この流れもあって芸能人やファンが寄付やボランティア活動をすることは昔から特に珍しくないことだと思います。何かあれば、特に国内の同じ国民のためにはすぐアクションを起こすことに慣れている感じはしますので、そういう習慣や意識が芸能人やそのファンダムの行動に現れやすい部分はあると思います。また、そうした行動が芸能人の意思とは関係なく公にされたり報道されやすいというのもあるでしょう。

 

以上の様々な事情や事例から、個人的には大衆やファンから特別に求められたりという特殊な事情がない限りはBTS含むKPOPアイドルが政治的な活動や発言をする事はあんまりない印象です。ファンの方がやる気満々だと思いますね。推しドルの印象をよくできる(かもしれない)し実際にも何か世の中を良くしたり人の役に立てるかもしれないので、ドルオタ的にはwin-winと思っているのかもしれません。

【cine21訳】パク·ジフンからオン·ソンウまで「演技ドル」7人分析

【cine21訳】パク·ジフンからオン·ソンウまで「演技ドル」7人分析

http://m.cine21.com/news/view/?mag_id=98003

2021-06-22 著:イム・スヨン

イム・シワン、ペ・スジ、ド・ギョンスの次は誰?

アイドルグループを1世代から4世代まで区分するように、「演技ドル」もいつの間にか系譜が整理できるほどの活躍を見せるニューフェイスたちが登場している。 そして、彼らはすでに成功裏に定着したイム・シワン(ZE:A)、ペ・スジ(元missA)、ド・ギョンス(EXO)などの後に続き、青年期特有の魅力で韓国映画とドラマの多様性を担う頼もしい有望株となった。 特に韓国ドラマ『恋愛革命』のパク・ジフン、『驚異的な噂』のキム・セジョン、『悪魔判事』のジニョン、『初恋は初めてだから』のチョン・チェヨン、『偶然発見した一日』のロウン、『梨泰院クラス』のクォン・ナラ、『人生は美しい』のオン・ソンウを選ぶのは、彼らが「アイドル出身」という条件を消しても新人俳優として明らかな強みを持っているからだ。 一緒に作業した関係者に次世代「演技ドル」7人の競争力を訊いた。

 

パク・ジフン(元WANNA ONE)
WHO?:ウィンク一つでファンダムができた「プロデュース101シーズン2」の「ウィンク男(ウィングィンイ)」。 しばらくの間、俳優たちが映画の広報活動中に経験しなければならないハードルだった「僕の心の中に保存〜♡」の創始者


歌手活動を知らないなら:カカオTV創立作『恋愛革命』で「王子」ジャリムを熱烈に好きだった「姫」ジュヨン。 『遠くから見ると青い春』の外見は明るいが、内面ではあらゆる感情が揺れ動く青春ヨジュン。


『恋愛革命』イ・ヨンソクカカオエンターテインメントカカオTVドラマCPが語るパク·ジフン

「パク・ジフンが中心を取ってくれて『恋愛革命』というドラマが進行された。 30回が決して短い内容ではない。 最初から最後までほとんど出ない回はなかった。 一緒に出演した俳優たちはほとんど新人だったが、彼らとのケミストリーを作り出し、雰囲気を盛り上げてくれた。とてもいい経験だった。 新人俳優だが子役をした経験があり、カメラの位置を考えたり、技術的にも用意された子だった。コン・ジュヨンは演技するのがとても難しい役だと思う。 ややもすれば恥ずかしくなる可能性もある。 とても純粋で愛嬌もあって魅力的でなければならないキャラクターだが、このような人物を度を越さないように自然に表現する力と吸引力に恵まれている。 土壇場で音楽活動のカムバック準備と日程が重なってとてもぎりぎりだったと聞いているが、それでもその多くの分量を安定的に消化していた。 「演技ドル」と言わず、演技だけを見た時も これからうまくやれる子だ。 今もたくさんの人が訪れているので、これからもずっと愛される俳優だ」

 

キム・セジョン(gugudan)

WHO?:明日デビューしてもよさそうだった「最初から完成形」。韓国ドラマ『プロデュース101』で授業についていけないキム・ソヘを助けてくれることでさらに話題になったその少女。

 

歌手活動を知らないなら:『学校2017』の主人公、「オッパァンそんなの私くやちいよ〜!」 『驚異的な噂』の無表情カウンターもひとつ。

 

『驚異的なうわさ』ユ・ソンドンPDが語るキム・セジョン

「キム・セジョンには不思議なことに8、90年代の香港のスーパースター、例えばイム・チョンハ、チャン・マンオク、ユ・ドクファのリズ時代(黄金期)のような魅力がある。 彼らのように演技はもちろん、ダンスと歌、甚だしくはアクションまでよく消化する地点まで似ている。 今や「アイドル出身」という修飾語は一般に新しい先入観を与えるだろう。 「演技力」は基本とした「全天候型トータルアーティスト」を意味する。キム・セジョンも同様に、上述のレジェンドスターらのように長い間、老若男女から愛されるアーティストになれる人材であることを信じてやまない。 現場では演技力と情熱、性格と態度まですべての面で完璧だった。 ド・ハナの不幸だった家族史が出た場面はとても重要な感情シーンだったが、1テイクでOKが出た。 非常に集中力のある俳優だ」

 

ジニョン(GOT7)

WHO?:GOT7のジニョンだから「GOT7ジニョン」 前所属事務所代表だったパク・ジニョンと同名異人。 以前はGOT7のJr.だった。

 

歌手活動を知らないなら:花様年華–人生が花になる瞬間』のユ・ジテの子役「ジャクジェ」(小さなジェヒョン)。 チョン・ソニと共に「ジャクジェジャクジ」カップルと呼ばれたその大学生。 名フィルムラボ映画『降りしきる雪』で痛い成長をしていた少年。


『降りしきる雪』シム・ジェミョンフィルム代表が語るジニョン

「『愛するウンドンア』のチュ・ジンモの幼年期を演じた時に知った。 そして実際に会うと、その年に似合わず昔の映画を本当にたくさん見ていた。ウォン・カーウァイの映画が好きで、本もたくさん読む。 すごくクラシックな印象を受けた。 俳優に対する夢が大きい子だ。 フィジカルもいいし、俳優としてのルックスも素晴らしい上に演技も増え続けているので、スター俳優になれると思う」

 

チョン・チェヨン(DIA)

WHO?:『プロデュース101』第4回『また巡り逢えた世界』のエンディング妖精。 一度だけ見た人がいないというエンディングGIF。

 

歌手活動を知らないなら:『ひとり酒男女』の「勉強しにノリャンジン(鷺梁津)まで来たんだから、勉強でもすれば?」。 NETFLIX『初恋は初めてなので』2人の男性の間で恋愛感情に目覚める過程をリアルに見せてくれた主人公。

 

『初恋は初めてなので』オ・ジンソクPDが語るチョン・チェヨン

「大変なアイドル活動を経験したからこそ持っている長所がある。 現場がどれほど厳しい状況に置かれているかをよく知り、物理的に大変なことがあっても徹底的にそぶりを見せないプロだ。 自己統制力も強い。 難しいかもしれなくても、ビビらない。 歌手出身の俳優たちは、意識をしても意識をしなくても、歌一曲の中から感情をすべて引き出さなければならない職業なので、短時間で感情を押し上げるトレーニングになっている。 ゆえにチョン・チェヨンという俳優も、専門的な演技訓練を長く受けなかったにもかかわらず、感情に対するディレクションを早く消化した。 特に『初恋は初めてなので』シーズン1の後半にある漢江の橋の上での母親との感情シーンはかなり難しかったが、長い時間の末にやっとやり遂げた時が記憶に残る。 そして妙に東洋的な雰囲気のある俳優なので、もうすぐ放送される時代劇ドラマでも期待される」

 

ロウン(SF9)

WHO?:SF9の背が高くてハンサムなセンター。青いニット映像のあの子。


歌手活動を知らないなら:『偶然発見した一日(ハル)』でキム・ヘユンの隣にいた大型犬のハル。 韓国ドラマ『狐の刻印』でチェ・スビンに片思いしていた男友達。


『偶然発見した一日』キム・サンヒョプPDが語るロウン

「初めてオーディションを受けた時、目がすごく魅力的で良かった。 少年のような純粋な感じでありながら、男らしい荒々しい外観も持っているというか?しかし、その中には内気な点も多かった。 この子が持っている立体的な両面性がハルのキャラクターとよく似合って、作品をとても神秘的にした記憶がある。 ドラマの後半部に、その世界を去るためにハルが犠牲になるシーンがある。自分の実存について悩みながら、嗚咽する感情を消化した時を思い出す。 俳優として大きく成熟したきっかけではなかっただろうか。個人的にロウンは私的な席ではとてもいたずらっ子のようで、自分が羽目を外すことで他人も楽にしてくれる魅力があると思う。 この人が今後担当するドラマでそのような個性がにじみ出る役割をすれば、自分らしい魅力を見せ、さらに成長できるのではないかと期待する」

 

クォン・ナラ(元HELLO VENUS)

WHO?:HELLO VENUS時代「黄金比率」担当で、通信会社をはじめ広告を総なめした有望株

 

歌手活動を知らないなら:『梨泰院クラス』パク・セロイの初恋、『暗行御史:朝鮮秘密捜査団』で妓女を装った朝鮮時代最高のスパイ。


『少女の世界』アン・ジョンミン監督が語るクォン・ナラ

「同性間に好きという感情が生じる可能性があるという『少女の世界』を提案した時、何の反感もなかった。「むしろ十分にあり得る」と開かれていた。 HELLO VENUSの活動がほぼ終わりに近づく頃に一緒に作業したが、地方でのイベントを終えてから来るなど大変だったのに、ナラはいつも明るかった。 暗くて疲れた姿をわざと見せなかったかも知れないが、生まれつきのエネルギーが良さそうに見えた。 夜明けまでシナリオを見て、文章と台詞を理解するために受験生のように蛍光ペンで下線を引いて、カカオトークで写真を送って質問し、時間がない時にも暇を作ってシナリオ分析を熱心にした。 クォン・ナラさんを初めて会った時から、この人はこれからとても多様な役割をする顔を持っていると思った。 なにしろ目鼻立ちもさっぱりしているし…。 それで、武術をしっかり学んでマーベル映画やファン・ビンビンが見せるようなアクションをしてみたらと言ったこともある。 しかし、まだ韓国にはこのような役割があまりない。 クォン・ナラには韓国という国が狭すぎる(笑)」

 

オン・ソンウ(元WANNA ONE)

WHO?:『プロデュース101シーズン2』に登場するやいなや、インターネットユーザーから「俳優の顔」といわれた。全国に723人ほどしかいないという沃川陸氏のオン姓の持主。

 

歌手活動を知らないなら:『人生は美しい』でヨム・ジョンアの初恋の役に続き、『ジョンガネ牧場』(仮題)までキャスティングされた、忠武路(映画界)の次回作金持ち。


『人生は美しい』パク・ウンギョン (ザ・ランプ代表)が語るオン・ソンウ

「実は『プロデュース101シーズン2』を積極的に見ていなかった。ドラマ『十八の瞬間』を見て演技がとても上手だったので最初から俳優だと思い、後に『プロデュース101シーズン2』を知った。 サバイバル放送がこの俳優が世に出ることに影響を及ぼしたのは事実だが、結局演技をする子だったんだと思う。 演技も上手だが、基本的に良い態度と人格と感性を持っているので、とても大きな発展的な可能性がある。 ミュージカル映画『人生は美しい』の現場でもとても上手だった。 新人としては難しいかもしれないが、撮影初日から、元々その役割であるかのようにものすごく気を使ってくれて、テイクもあまり行わなかったと記憶している。演技はもちろん歌も上手で、ダンスも上手ですよね。基本的に歌とダンスも一種の感情を表現するものだから、すべてつながるようだ。 すべての才能を持っており、また皆が一緒に作業したがる俳優だ」

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セジョンのところの「韓国ドラマ『プロデュース101』で授業についていけないキム・ソヘを助けてくれることでさらに話題になったその少女。」というのは、プデュにそういう「ドラマ的」な側面があったことをネタっぽく書いてるんだと思います。

 

シワン・スジ・ギョンスの3人は、最初はドラマからで今はほとんど映画出演がメインになっていますね。今回取り上げられた7人のうち、オン・ソンウ以外はまだほぼドラマ出演がメインですし、グループに所属してないかほぼ稼働してないメンバーが多いですが、気づけばアイドルがアイドルのまま演技することも日本と同様にすっかり定着している韓国アイドル業界でした。

[アートインサイト訳]K-POPはクィアポップになれるのだろうか?

[アートインサイト訳]K-POPクィアポップになれるのだろうか?

https://www.artinsight.co.kr/m/page/view.php?no=52890#link_guide_netfu_64709_77360

2021-03-19

【西欧の人種的な観点を切り抜けることができるのだろうか】

いつからか韓国人たちは「グラミー賞」の新しい観戦ポイントとして、BTSが受賞するかどうかを取り上げるようになった。K-POPの消費者層分布は、ニューメディアとの結合を通じて世界的に広まっている傾向を見せている。 しかし、英米の文化とメディアの影響力を重視する韓国の状況の中で、欧米がK-POPをどのように見ているかの方により多くの集中がなされているのも事実だ。 これに関する研究や意見などが人文学系の学者たちから何度も出ているが、K-POPを長年享受者してきた人たちとは意見の分かれる教条的(現実や実際の状況を無視して、特定の原理や予め決められた結論に機械的固執する考え方)な立場だという批判を受けたりもした。BTSをはじめとするK-POPアイドルを分析する上で、多様な基準を課す試みを見せている。

 

その中でも興味深いのは、K−POPファンの存在と彼らが魅了されたK−POPの「クィア性(Queerness)」だ。これについて、国内の学者が「安全な男性性」をアピールすることで男性アイドルの戦略を分析し、これを男性アイドルのクィア性として数回指摘したことがある。 しかし、K-POPファンの地形内では「男性アイドル」がいわゆる「事故を起こすこと」に対する理解が不十分であり、断片的な解釈だという指摘を多く受けることになった。女性嫌悪的、クィア嫌悪的な発言で話題になったり、性犯罪に巻き込まれたりした男性アイドルが多数存在してきたためだ。

 

特に、海外での男性アイドルの人気を説明する際に安全な男性性、代案的男性性を「命名」することは、人種主義的観点からになり得るという問題が指摘される。 西欧中心的な見方から、アジアの男性がより安全で柔らかく美しい男性性をアピールできると読解するのは、KPOPが持つ文化的・音楽的特性ではなく、外部者の観点から見る人種的な見方が反映された結果かもしれない。

 

シンプルに、メイクをして飾る男性性を示すKPOPのイメージが代案的男性性を示していると解釈する過程では、2つの問題が発生する。 第一は、人種主義的にアジア系男性に課されてきたステレオタイプであり、第二はK−POPの原産地であるアジア人当事者たちにとっては、この男性性が常に安全だとは思われていないため、欺瞞的になりかねないということになる。 それなら、KPOPの「クィア性」は虚像であり、人種主義的偏見に基づいたイメージに過ぎないのか?

 

必ずしもそうではないといえる。 アジア諸国内でも、K-POPの「クィア的な雰囲気」を目にして楽しむファンが多いためだ。 しかし、読解に注意するような世界的な大衆文化としての位置づけを確立しただけに、人種とクィア性の交差的な脈絡を点検しながらK-POPに接近することで、全世界を対象にしたK-POP産業の新しい突破口を見つけることができると期待する。

 

クィアなK−POPは、K−POPの内在的・外在的状況とかみ合って形成される。 K−POPの内在的な要素、コンテンツ内のコンセプチュアルさやナラティブ、象徴的なイメージなどを通じてクィアさが創出されるのである。 実際、様々なミュージックビデオのリファレンスがクィアジャンルの創作物(映画、小説、写真など)であるケースが多数あり、ミュージックビデオの叙事、パフォーマンスなどでクィアな要素を追加する場合も多かった。ジェンダー規範の境界を越え、曖昧にするアーティストも登場する。

<RED VELVETのアイリーン&スルギの「Monster」はレズビアニズムを象徴するミュージックビデオを披露した>

近年はクィア文化の一種であるダンスジャンル(ワッキング、ヴォーギングなど)やドラァグをミュージックビデオや舞台演出に活用するケースも増えた。 さらに、クィアの当事者たちで構成された様々なパフォーマーたちと一緒に作業するKPOPアーティストも次々と登場している。

<チョンハの「Stay Tonight」ミュージックビデオはヴォーギングジャンルの振り付けを披露した。 一緒に作業したダンサーチームはクィア当事者からなる「カミングアウト」ダンスクルーだ>

これはニューメディア時代を迎え、外在的な状況ともかみ合うことになる。 海外市場の場合、多様な社会的少数者(マイノリティ)が楽しむ文化の一つとしてKPOPが定着したのだ。 代表的な例としてBlack Live Matter運動がSNS内でも話題になった時、国を問わずKPOPファンの間で連帯が要求された状況を挙げることができる。 実際、多数のKPOPエンターテインメント会社やアイドル個人が支持意思を表明したり、寄付の事実を知らせたりもした。 マイノリティ文化の一つにKPOPが挙げられ、消費者のニーズの一つに「マイノリティ」に対する認知とプライドなどが求められている現象と見ることもできる。

 

<BTS、CL、GOT7のマークをはじめとする様々なK-POPアーティストたちがBLM運動への支持を表明した>

 

国内でも、KPOPのクィア的な視点を論じるセミナーが開かれたりもした。 ソウルセッションで進行した「Queerdology」がそれだ。 もちろん、K−POPが創出する多方面の「クィアベーティング」(フィクションやエンターテインメントのマーケティング手法で、同性愛やその他のLGBTQ表現をほのめかすものの実際には描写しないこと)であるという議論が起こったりもした。 実際、クィアの社会的マイノリティ運動やプライド、苦情などについては論じず、クィアという特殊なイメージと利点だけを活用する欺瞞的な行為だという話だ。しかし、メディアの多様なレイヤーと解釈主体がサブカルチャーと連動するという点を考えると、企画の意図と実際のアイデンティティはメディア再現の真実性と歩調を合わせてこそ意味があるとは考えにくい。 このような見方がクィア当事者の中にも現れ、クィアをKPOP内で発見し享有する行為自体も、新しいクィア共同体の遊戯の一つと見ることもできるようになった。

 

このように、クィアなKPOPについての議論は、国内外で多角的な脈絡を持っている。 したがって、上記の人種主義的要素に基づいたクィア的解釈ではないかという疑いは、もう少し探求してみる必要があるだろう。 西欧的な見方のベースに、国家・民族・人種的な背景がないとは断言できないからだ。 西欧におけるアジア系人種の男性は、人種的特性を理由に他の人種の男性よりも非男性的だと考えられていた。このような背景を削除したまま、「クィア」として読解されるK-POPの身体性を強調する欧米の享受者たちに、人種主義的な見方が全くないとは言い難い。

 

しかし、私たちはこのような長年続いてきた人種差別的な見方を一瞬にして完全になくすこともできず、すべての個人に「無欠な」方法でK-POPの解釈を要求することはできない。 それなら、私たちはK-POPの解釈地形をどのような観点で理解するべきか? ジェンダー的人種、人種的ジェンダーの交差が歴史的に構成されたという事実に集中する必要がある。

 

これに対する代表的な例として、第2次世界大戦前とその後の米国内での日本人男性に対する「イメージ」の変化が挙げられるだろう。 日系移民者をはじめとする東洋人男性の存在が、戦前には米国の主流の集団にとってはいかなる社会的脅威にもなりえなかったため、「危険でない」「非男性的存在」とされていたのである。「危険ではない」という描写には、女性嫌悪的でクィア嫌悪的な背景は含まれるが、「白人女性と同じ空間にいても白人女性には性的暴力を振るうことがないのが東洋人男性」だという見方だったのだ。

 

しかし、第2次世界大戦勃発後、日系男性に対するイメージは急激に変化する。 戦争当時のプロパガンダが描かれたポスターからこれを確認できるが、日本軍に対する警戒心を形成する方法として「白人女性を性的、物理的に脅かす日本人男性」のイメージを描写することを選んだのだ。 これがジェンダー的にも人種的にも問題のあるプロパガンダであることは、現代の視点でははっきりしているようだ。 もう一つ集中すべき点は、非男性的と考えられる「フェミニンな人種」として東洋人を典型化することも、歴史的に「創られてきたもの」だということだ

 

結局、脅威的に分類され得る「男性性」も、社会的な規範と文化的なイメージに過ぎず、絶対的で固定的ではないことが分かる。 これは人種的イメージにも該当する、構成された「規範」にすぎない。 差別的に形成された規範と偏見に対抗して戦うことは、「規範」というものが絶対的なものではなく、主流集団の権力を容易にするためのヘゲモニー的作業にすぎないことを認知することから始まる。 人種主義とジェンダー間のつながりの歴史が悠久的なものであることは事実だ。 しかし、それもまた、構成された人間のイデオロギー的産物であることを指摘したい。 これにより、韓国内でのこれらの事柄に対する無力感を克服し、立体的な解釈への跳躍点を発見できるものと信じる。

 

差別的視線と結びついた規範やイメージを、今この現実で一瞬にして撤廃することは不可能なことだ。 だとすれば、規範の解体は多角化した解釈と批判を通じて可能なことであり、K-POPクィア性はそうした点で十分に文脈化が可能だと思う。 単なる人種のためにクィア的とされるのではなく、様々な身体の登場とそれ相応のコンセプチュアルな装飾、パフォーマンス、ナラティブなどでクィア性を具現化することがK-POPでも行われているからだ。

 

このようなクィアな再現(representation)に、エンターテイメント産業そのものも心血を注いでいると考えてみよう。 これにより、人種差別的なジェンダー規範に対するクィア的な専有を可能にするだろう.。これを通じて、世界的に社会的マイノリティたちの核心的な代案文化となり、アイコニックなエンターテイメント産業の一つとして位置づけられるようになることを期待する。

 

もちろん、この過程で性的対象化と労働搾取的なK-POPエンターテインメント産業の本質的な問題も指摘され、変革される必要がある。 K-POPは、読んだり聞いたりする人にとってはすでに「クィアポップ」として存在している。 しかし、さらに積極的にクィアポップとして跳躍するK-POPが期待できるだろう。

 

参考:ソウルクィアセッション主催「Queerdology」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーKPOPが西洋圏で注目されるようになってから

「KPOPのクィア性」という話の時にまず男性アイドルのメイクやルックス、あるいはファンサ的な振る舞いについて「既存のマッチョイズムに対抗するもの」というような話がフェミニズムやLGBTQ+目線から出る事が多く、それに対して韓国内の同様の当事者からは「欧米の基準で見てそうだとしても、韓国の文脈的にはメンズメイクはルッキズム派生からでありクィアネスやジェンダーフリーの概念からではない」「そのような見方こそが大元の社会文化に対する無理解・無知からくる欧米視点のもの」「むしろそのような捉えられ方を、欧米ウケのために利用したり、表層的にのみ利用する事の方が問題」と、特に男性アイドルについては多くの指摘がされてきてた印象があります。

(クィア・ベイティングについて参考記事:https://front-row.jp/_ct/17278815)

 

確かに、本当にその部分に根ざしたポリシーがあるのであれば「グループでの仕事」単位での表明にとどまらず、メンバー個人がそれぞれ気にかけていますよという事普段から表明したりとか、ビジネス面でのデザインやパフォーマンスにそのようなアーティストやパフォーマーを採用するなどの方が「真正性」は感じられるとは思います。リスナーやファンの多くを占めるであろう層への「ウケ」のために表層的な「態振る舞い方」としてそういう社会的・ジェンダー的イシューを織り混ぜているのかどうかは、ぶっちゃけメンバー個々の動きを見ていれば特に同じ文化言語圏で育っている人たちには容易に「バレる」ものだと思いますし、それが「国外と国内の捉えられ方の差」という形としても出てくるんだろうと思います。

クィア性について語るなら、例にも挙げられてたRVやチョンハ、あるいはaespaみたいな女子アイドルの方が表現的にも先に行ってる感はありますし、実際韓国では女子アイドルの目線からクィア性を論じる方が多いのに、逆に国外では女子については「ガールクラッシュどまり」くらいでそういう視点はあまりない感じ。ぶっちゃけ、海外での「クィア性」を特に気にしている層が女子アイドル・男子アイドルどちらの方により注目しがちか(好きでよく見ているのか)という部分のズレなども関係あるのかもしれませんが...

それに、もともと韓国の社会文化的に同性同士のスキンシップや距離感が近いというのもあって、そういう微妙な違いを知らずに、あるいは無視することは同じアジア系同士でも微妙な齟齬や解釈違いの原因になりかねない部分でもある気はします。


しかし、「表層的」だったり無自覚にそういう要素を取り入れる事が全て良くないとも言えないと思うのが、例えばLGBTQ+の当事者やジェンダーについて日頃気にかけたり考えている層から見れば「仕事の場やグループ・事務所単位では発言するけど、プライベートや個人としての発言や振る舞いにはそういうものは見られないし、事務所にしてもそういうアーティストやパフォーマーを積極的に採用するわけでもないので、所詮はファンや世間ウケのポーズに感じる」と思うような事でも、まったくそういう事すら考えたことのなかった層に対する啓蒙とか新しい気づきのきっかけになることはあると思うので。そして、ファンや外部からの評価によって逆にアイドルや会社の側がそういう事柄に対して自覚的になる事もあるんじゃないかとも思います。そもそもそこまでアイドルというか芸能人に全てを表明しろというのも人権的に問題があるように感じますし。そういう中で表向きや仕事の時に気遣いのある振る舞いをするというのは、それがbehaviorにしろattitudeにしろ必要な事ですから、振る舞いから入っても悪いことはないと思うのです。勿論、そのような要求に応える気があるのなら段階的な学びは必要だと思いますし、事務所の側もそれに類するコンセプトをするならばアイドルにきちんと伝える事は必要でしょうけど。

そして、ファンや大衆も「それが表層的な振る舞いなのか否か」という事には固執しすぎない事も重要かもしれないです。アメリカみたいにセレブが自分をとことん曝け出して商品化することは韓国ではほとんど難しいですし、アイドルでは尚更で、そういう環境で振る舞いに矛盾が生じた場合の指摘は必要だと思いますが、アイドル/芸能人思想や振る舞いが表層的か否かという、人格として断定する事はそれが「いいもの」か「悪いもの」かという事には関係なくファンや大衆的には不可能なはずだし、追求する権利もないはずだという事です。


日本のアニメもアメリカでは黒人層に人気があって、アニメキャラを黒人化するハッシュタグなんかもありますけど、その辺も「アニメ」という人種も設定も欧米圏的な価値観や文脈からはフリーダムな文化だから出てくる事でしょうし(それ自体の是非は別に議論が必要ですが)、かといって日本のアニメが人種的ジェンダー的イシューに敏感かというとそういう事でもなく、異なる価値観がベースにあるからそれが単純に異文化からみたら「自由」に見える部分もあるのかなと思います。異文化でマイノリティの拠り所となる文化が本国ではそういう文化という扱いではないという。でも、そういう反応から逆に制作側が「気づき」を得てクリエイター側が反映したりという事もあると思いますし。

(NETFLIX聖闘士星矢のように、そういうことじゃないのでは?という反映のされ方になってしまう場合もありますが...そういう経験もまた気づきへの道)


文中に出てきた、ファンやカルチャーの長い歴史を無視して人文学的な視点からのみ論ずる事が「教条的だ」という話は日本や他の国でもあると思うんですけど、要は何か書きたい結論ありきで、現場感覚や歴史を軽視して自分の理論やフックのために「アイドルやファン文化を利用している」と感じる人たちもいるということでしょう。特に「先行してオタクには人気が高かったけど、ある程度時間が経ってから一般人気の出ちゃったオタクコンテンツ」あるあるかもしれないですね。

【idology訳】幸せの秘訣に健康と知性(チソン)を挙げるあなたへ

【idology訳】読者寄稿:幸せの秘訣に健康と知性(チソン)を挙げるあなたへ

2021年5月9日

https://idology.kr/15706

 

NCT DREAMの初正規アルバムを祝って

この悩みは、ある日あなたが送ってくれたDMから始まりました。当時、私はアイドルに関心を持ったばかりの一般人で、外部者なので簡単に言える言葉を無礼に投げる人でした。 そして、その言葉を読んだあなたが相談を依頼してきたのです。 私は手紙をもらってとても恥ずかしくなりました。そして時間が経った今、このように文を書いています。 あなたがその日に見せてくれた、「保護されない未成年アイドル」と「それにもかかわらず消費するファン」として持つ、アンビバレントな気持ちに答えるためです。

 

まず、あなたが愛するグループの初正規アルバムが発売されたことをお祝い申し上げます。 長い間努力した結果なので、私もすごく期待しています。 同時にあなたがあの日に悩んだことも一緒に考えるようになりました。「未成年のアイドルを消費する事は搾取を再生産することになるのか」という質問でしたね。 私はその日、「公論の場でないところまで、厳しい倫理的態度を保つ必要はない」と答えましたが、それは充分ではない答でした。 それで、私は「青少年(未成年)アイドル」という非標準的労働の特殊性の前で、ファンである私たちができる話をしてみようと思います。 話は、その日あなたが悩んだ「アイドル産業の未成年基本権侵害」を中心にします。

 

NCT DREAMは(今年全員成人になりましたが)デビューした当時平均年齢15.6歳だった 「未成年」グループでした。青少年連合というコンセプトはSUPER JUNIORやBOYFRIENDのように過去にも存在する形でしたが、このように前面に「日常的未成年」というキャッチフレーズを掲げたグループはDREAMが初めてでした。 デビュー当時、最年少アイドルに選ばれたグループの末っ子NCTチソンは、メンバーたちと一緒に撮った小学校の卒業写真があるくらいです。 そのために個人の力量とスター性に対する期待も大きかったが、未成年メンバーの幼い年齢に対する懸念も多かったように記憶しています。 その懸念の中心には、私たちが話そうとする未成年の教育権と自己実現の衝突という問題があります。

 

2019年に韓国コンテンツ振興院が発行した「大衆文化芸術産業実態調査報告書」と同年、文化体育観光部が発行した「芸能マネジメント産業実態調査および環境改善方案研究」を参考にしてみました。 報告書は文化芸術家の中で満19歳未満の青少年(未成年)芸能人を対象にアンケート調査を行ったもので、細部事項としてマネジメント分野の実態を明示しておきました。

 

報告書によると、マネージメント会社の青少年(未成年)芸能人の保有比重は6.2%です。

 

1.未成年という特殊性を反映した別途の契約条項、ポリシーおよび生活心得を設けるケースは広い範囲では57.0%であり、このうち契約条項にこれらを含むケースは23.6%に過ぎません。

 

2.設けられている条項は学習権の保障が56.4%、長期欠席に対する同意が49.2%、撮影時間の制限が49.5%で、食事管理、携帯電話使用禁止などの条項が含まれます。

 

3. 未成年芸能人の平均活動時間は、15歳未満が6.3時間、以上が6.8時間で、一週間の平均時間は約22〜24時間です。

 

4. 未成年芸能人の在学現況は、回答者基準90%が在学中であると調査されており、在学していないケースは国籍上の理由が39%、検定試験準備が34.1%、活動上の理由は10.1%です。

 

5. 未成年芸能人の活動のうち、登校回数はほぼ毎日が43.9%、週2〜3回のケースは33.0%です。登校が全くできないケースが13.7%です。 一度でも芸能活動で登校できなかった経験がある場合は83.8%で、これに対して91.7%が会社側と事前協議を行ったと回答しています。 主要芸能事務所の場合、活動によって卒業が困難な場合は会社の斡旋を通じて卒業検定試験の受験を支援しています。

 

まとめてみると、芸能人派遣労働者のうち未成年は10%、そのうち特殊性が認められない労働者は38.6%、90%の労働者が公教育在学中で、43.9%は活動中でも毎日登校しているが、83.8%が活動上の理由による欠席経験があります。 活動上の理由で登校できなくなった場合は、会社との協議となります。

 

私は、この調査内容を基に2つの示唆点を導き出しました。 第一に、未成年芸能人の教育権は一般的な認識よりも制度的に保障されています。 第二に、マネジメント会社は制度を保証し、芸能人の権利行使を自発的に放棄するよう誘導しています。 協議下の権利保障は、個人の不安と競争という環境を考慮したとき、教育という責任を青少年個人に転嫁するものと思われます。 個人は自己決定権を持っている存在です。 ですが、未成年の場合でも個人の同意が基本的権利の侵害を正当化できるのでしょうか?

 

アイドルという職業が持つ特殊性について考えてみます。 文化体育観光部は、アイドルという特殊雇用職種が既存の芸能人と区分される部分を「ブランド性」と定義しています。 アイドルの仕事はパフォーマンスに限らずコンテンツ産業全般にわたっており、これはアイドルを一般のアーティストと差別化します。 業務上、脱分野性に基づいたサービス提供は実際の人間に対するコンテンツ化に拡張され、個人の生活全体をアイドルの「業務領域」と規定します。 これを明確にすれば、(個人の商品化に対する倫理性は今後議論すべきところでしょう)自然と人間のブランド化に伴うマネジメント会社の役割について考えざるをえません。アイドルが単なる芸能サービスではなく一つのブランドなのであれば、会社はブランド価値の維持及び持続のために個人全般の管理を担当することになります。 改めて報告書によると、未成年芸能人の66.7%は「会社からプライバシーを管理されているが侵害だとは思わないし、8.3%が侵害だと思うが必要な部分だとは思う」と回答しました。 同時に、芸能人としてのブランドとありのまま人間としての私生活のうち、重視する領域については58.3%が私生活をより大切に考えているという調査結果でした。 ゆえに、この点でも私達は同じ質問をすることができます。 商品化について理解しているのであれば、また、希望すれば未成年でも個人を商品化できるのでしょうか?

 

NCT DREAMがデビューした2016年は、エンターテイメント産業内における未成年アイドルに対する保護指針を骨子とした「大衆文化芸術産業発展法(2014年施行)」が本格化した時期です。 同法は、芸能人、練習生が未成年である場合を対象に、個人の自由選択権、睡眠権、学習権などを保障しています。 しかし、処罰規定が設けられておらず、年齢基準は15歳に指定されており、芸能の現場に対する考慮がなされていないという指摘が持続的に提起されてきました。 単に時間制限だけで睡眠権を保障することは無理があり、安全権及び人格権に対する保護条項が欠落しているとの指摘もあります。 実際、上記に引用した報告書では無理なスケジュールによる個人の自発的な登校拒否、過度のダイエット要求による健康悪化等の内容が報告されています。このような現状を基に、ハンビットメディア労働人権センターなどでは2020年1月に「児童·青少年大衆文化芸術家の労働人権改善討論会」を通じて青少年芸能人の授業および進学に対する保障、サービス活動環境上の安全保障、扇情的な表現の強要禁止などの内容を法的に明示し、児童人権保護官制度の導入を要求しました。とすれば、私達はまたこのような質問をすることが出来ます。 未成年という理由だけで、特定の職業を実現するための制度的規制を適用するのは公正なことですか?

 

質問は1つの問題に収束します。 未成年という特殊性の前で、制度は個人の自己決定権をどこまで尊重できるのでしょうか。 私はこの事案においてイギリスの事例を参考にすることができると判断しました。 英国における未成年者の公演活動についての議論は、「最大限の機会保障」という目標のもと、教育と自己実現間の不一致を解消しています。 一例として、公教育への参加が困難なエンターテイメント産業の現場を考慮し、未成年芸能人に担任教師と密接にコミュニケーションが可能な個人教師を提供することが勧告されます。 芸能活動の目的は活動を通じた個人の利益の実現であり、国は安全権と教育権に限り、最小限の介入だけを追求しています。

 

この事例を反映すれば、私たちはアーティストを応援すると同時に、心配する者として個人の自由意志に対する支持と構造的批判を同時にすることができます。 最小限の範囲での事後的制度介入を促すのです。 アメリカのネバダ州ではリゾートなどの店舗で未成年者を雇用する場合、レッスン日基準で91日以上を超えた場合には相応の教育サービスを提供しています。 青少年労働基準法によると、デリバリーのアルバイトの場合、一日の業務でも労働契約書作成および労災保険加入が義務付けられています。 私たちはこのような規定を参考にして、関連の保護指針を未成年芸能人にまず設けることを業界に求めることができるでしょう。

 

経験的な面から、個人の活動は多くの場合推奨されていることが望ましいです。 未成年という特殊性を反映しようとするならば、選択を制限するのではなく、変更・撤回の自由を提供することが正しいでしょう。 先の質問を通じて、私は先制的規制よりは事後的セーフティネットが必要だという立場を固めました。 「未成年アイドルの消費に対する倫理的問題」については、私は消費自体に対する倫理的判断はできないという立場です。 まず判断されるべきことは、ファン個人の消費ではなく、競争市場内で自由の権利が扱われる方式です。そして、制度の実効性です。 これを前提とすれば、ファンとして、アーティストに対する支持と理解を持っている人として、実効性のある指針作りのためのさまざまな話をすることが出来るでしょう。 これはむしろ、消費することによって支持を実現する人だからこそできる議論なのでしょう。 もちろん、今日は応援するべきことを優先して心から応援しましょう。 初の正規アルバムの喜びを、 アーティストと一緒に味わってください。 これから1ヶ月間はお祝いするだけでも足りませんから。

 

NCT DREAMが、そして多くの未成年アイドルたちが、早く始めた分だけたくさん経験してもっとたくさん学んで、長い間幸せになれることを願っています。 NCT DREAM初の正規発売、おめでとうございます。 私たちの役割は、彼らの5年後、10年後を期待するだけでも十分だと思います。 悩むより歓迎の気持ちで一ヶ月を過ごせるようになることを願います。

 

*本稿は明示された報告書のほか、青少年人権活動家C氏、TEENTOPリッキーのファンA氏との対談を基に作成されました。

文:M.リモ

 

青少年は一般的には「少年と成人の間」の12〜25才くらいを指すようですが、青少年保護育成条例などでは18歳未満の未婚の男女のことなので、こちらの意味合いで訳しました。

【ヘラルド経済訳】パンデミックの中の韓流をどう見るのか。 「2020韓流白書」発刊

※2021年9月26日加筆修正済み

 

【ヘラルド経済訳】パンデミックの中の韓流をどう見るのか。 「2020韓流白書」発刊

https://n.news.naver.com/mnews/article/016/0001827333?sid=103

[ヘラルド経済=ソ·ビョンギ先任記者]

2021.04.27. 

 

COVID19以後、韓流にはどのような変化と成長があり、ポストコロナ時代の韓流はどのような準備をしなければならないのか?

その答えの一環として、文化体育観光部(長官:ファン・ヒ、以下:文体部)と韓国国際文化交流振興院(院長:チョン・ギルファ、以下:振興院)は韓流総合情報書籍『2020韓流白書』を発刊した。

 

今回の白書では、「COVID19タイムライン2020」特集でコロナ19初の確定者が発生した2020年1月から12月まで韓流に関する国内外の主要事件と対応を一目でわかるようにした。 何よりもパンデミック状況下に対する解釈や過小評価は避けながら、6大文化コンテンツとビューティー・グルメ・ファッションの4大消費財・サービス産業の現状と話題、輸出経路、今後の展望を考察した。

 

韓国の放送映像コンテンツはOTTを通じてグローバル視聴者との接点を大きく拡大した。「サイコだけど大丈夫」(tvN19位43カ国·146日)、「スタートアップ」(tvN32位28カ国·124日)、「ザ・キング」(SBS36位28カ国·124日)、「青春の記録」(tvN48位·26カ国·79日)がNETFLIXの世界中のテレビショーの順位で一期近く愛されており、「スイートホーム」は2020年末、世界8カ国のNETFLIXで1位を占めた。 グローバルOTTを通じた完成作(プログラム)の輸出が依然として高い比重を占める中、フォーマット中心のIP販売も拡大された。

 

アジアで再確認された韓国コンテンツの人気は、アジアを超えるという期待と同時に輸出実績の面で「下落から上昇」の反転を確認させた。 韓国の放送番組の輸出は、日本と中国を除いたアジア諸国から大幅に拡大され、北米地域への輸出額の増加も目立った。 放送韓流の範囲が「放送」の境界を越える状況で、NETFLIXを通じた韓国ドラマブームを確認する統計集計システムの不在は関連輸出統計に関する制度的装置作りを要求している。

 

18年と19年にかけて縮小された韓国映画の海外輸出は、再び上昇に転じた。 2020年、韓国映画の輸出本数は計975本と、2019年比で401本増えた。 これは完成作輸出(5416万ドル、603億ウォン、64.7%)がサービス輸出(2945万ドル、328億ウォン、35.2%)を逆転して現れた結果だ。 「COVID19」で新作公開が延期され、これといった海外セールス作品がない状況で、一部の作品の「グローバルOTT旋回」に「付加市場」(現地劇場、VODなど)配給による追加収益が加えられ、完成作の輸出拡大が実現した。

 

国別の輸出額と割合は台湾(709ドル=88億ウォン、14.6%)、日本(約42億ウォン、7.0%)が1、2位を維持しており、中国(245万ドル=27億ウォン、4.5%)が米国(99万ドル=11億ウォン)を抜いて3位となった。 冷え込んだ韓中関係のため中国現地の映画館では韓国映画を見ることはできないが、リメイク版権販売のような付加的な市場版権は善戦した。

 

COVID19が持続する中で輸出規模と便数が減ると予測されるが、グローバルOTTと映画祭、フィルムマーケットなど多様な変数が同時に考慮されるという点で、パンデミックの状況を否定的にだけ解釈することはできない。 映画部門もより多様な経路、特にOTT輸出実績が確認できる統計モデルを考案することにより、今後の推移を観察する必要がある。大手KPOP事務所や多数の音楽授賞式のオンタクト(On-tact)公演がアンタクト(Un-tact)時代の典型を示した中、音楽著作権徴収関連議論、BLM(Black Lives Matter)運動や気候変動など、グローバルな話題に積極的に乗り出すKPOPスターら(BTS、BLACKPINK、パク・ジェボム、GOT7のマークなど)のニュースも目に付いた。 音楽産業の輸出額比重は日本(65.1%)、中国(19.8%)、東南アジア(12.3%)、北米(1.3%)、欧州(1.2%)の順だった。(訳注:2020年の数字のような記載ですが、実際この数字は2018のものです!白書の中の表では2018の数字しかなく、それを2020のものとして記事を作成したようです)北米輸出額は「ビルボードHOT100」チャートで2つの1位の曲[『Dynamite』(2020.8.)、『Life Goes On』(2020.11.)]を排出し、もう1つの歴史を書いたBTSの成功に支えられ30.8%上昇(2018年比)し、年平均増減率が84.3%(2016-2018)に達するほど有意義な成果を収めた。

 

一方、KPOPが地域の音楽を超えてグローバルな大衆音楽として成長する過程で、インド、北中米の黒人歴史文化に関する「文化盗用」(Cultural Appropriation)議論が頻繁に提起された。 これは韓国音楽の拡張性に伴う一種の「過渡期的成長痛」であり、文化盗用の可否は今後他の文化様式を借用する際に綿密に検討してなければならない部分として強調された。

 

代表的なホームエンターテイメントであるゲームはパンデミックの状況で大きく栄えたが、その様相は単純ではない。 モバイルゲームとコンソールゲーム中心のゲーム製作配給業は二桁の成長を見せる見通しだが、ネットカフェやアーケードゲーム場などオフライン中心の流通業者は大幅なマイナス成長を予想した。 世界のゲーム市場で韓国のゲームランキングは米国、中国、日本、英国に次いで5位に順位を下げたが、シェア(2018年6.3%→2019年6.2%)にはほとんど変動がなかった。

 

主要国家別輸出の割合を見ると、中華圏(40.6%)の輸出割合は2019年を基準に前年比9.7%増加し、東南アジア(11.2%)、日本(10.3%)、台湾(9.8%)、北米(9.1%)などの順となった。 伝統的に強かったPCゲーム、モバイルゲームに続き韓国コンソールゲームの立地が定着し、ゲームタイトルを購入したりダウンロードしたりしなくても、インターネット接続だけで高品質なゲームが可能な「クラウドゲームサービス」の競争が激化する見通しだ。

また、eスポーツやクリエイターコンテンツ利用の中心軸がTwitch、YouTubeゲーミングのようなゲーム動画専門サービスに移行し、「やるゲーム」を超えて「見るゲーム」文化がさらに広がると予想される。

 

非対面・オンラインコンテンツ利用慣習に最適化されたサービスとされるウェブトゥーンは日本(30.3%)、中国(香港含む23.9%)、北米(13.7%)の順だった。 自国のウェブトゥーン市場が成長し、韓国作品の輸入が徐々に減少する中国状況や、LINEウェブトゥーン、レジンコミックス、タペトゥーンなどのプラットフォームを通じた北米輸出の増加傾向が反映された結果だ。

 

ウェブトゥーンは、アニメーション、映画、ゲームなど様々な形態のコンテンツ知的財産(Content Intellectual Property、コンテンツIP)に拡張する影響力を持っているという点で、限りない発展の可能性を見せている。 ウェブトゥーン産業の持続的な発展のためには、他国の優秀コンテンツを吸収し、国内のウェブトゥーンプラットフォームに定着させるための努力が求められ、著作権認識の改善も重要課題としている。 特に、国内を含む海外の一部国家で目立つ著作権概念の貧困は、クリエイター、エージェンシー、企画会社および製作会社の海外進出を妨げる障壁であるという点で、国家レベルの対応ガイドラインづくり、不法流通遮断のためのモニタリングシステムの開発が切実な状況だ。

 

文化体育観光部と韓国国際文化交流振興院が発刊する「韓流白書」は2008年「韓流白書」で始まり、2013~2015年「韓流白書」、2016年「韓流メーカーズ」、2017年「韓流白書」として毎年発刊されている。 韓国国際文化交流振興院のホームページ(kofice.or.kr)でダウンロードでき、教保文庫の政府刊行物コーナーで5月1日から購入できる。


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OTT=Over The Topオーバー・ザ・トップ)」の略語で、通信事業者やインターネット・サービス・プロバイダー(ISP)に頼らず、インターネットを通じて提供されるメッセージや音声、動画などのコンテンツやサービスのこと。YouTubeNETFLIX、AbemaやTVerなど。

 

韓国は日本でいうところのクールジャパン室みたいな部署が、文化輸出データを毎年きちんとまとめてるのがえらいなと思います。

日本だと公的機関が毎年データを出すわけではないので、なんとなくの感覚でしか捉えづらいというか...例えば得意分野?のアニメなんかはNETFLIXの普及で変わった部分もあるでしょうし、漫画も去年アメリカでコミック(キッズ向け以外)の中で年間で1番売れたのが「僕のヒーローアカデミア」だったんですよね。

(https://icv2.com/articles/markets/view/47376/full-year-2020-npd-bookscan-top-20-adult-graphic-novel)

でも多分マンガの総量で見たら韓国や中国の方が読まれていそうですし、近年北米への売上も増えている(100万本以上売れるタイトルがいくつも出てるらしい)ゲームとかもですが、その辺ちゃんとしたデータの推移が見られたらいいのになと思いました。

 

音楽輸出のところ、BillboardHOT100で1位というのがかなり話題になったし北米への輸出が「30.8%上昇(2018年比)し、年平均増減率が84.3%(2016-2018)」に達した一方で、それでも全体の音楽輸出額に占める割合は1%程度(注:実際は2019基準で10%です)なんだなあ...と思いましたが、逆にまだ全然開拓の余地ありということでもあり。そして1位の日本(65.1%)とそれ以下(2位中国(19.8%)3位東南アジア(12.3%)〜北米(1.3%)、欧州(1.2%))の差が結構大きいんだなという...(追記:この元記事自体が白書が全体公開される前のもので実際の内容を確認できてなかったのですが、この数字自体が2018のものでした。この記事はKOKKAのサイトにも掲載されているいわば公認記事なのですが、白書の内容自体に2018の数字しか記載がなく、記事を作成した人がそれを混同して書いてしまったようです。結果的に2020の数字はまだ出てなくて、2019の数字は1位は日本(55.1%)、東南アジア(17.1%)、中国(15.5%)、北米(10.6%)、欧州(3%)でした。いちばんコンサートツアーができていた2019でこの割合という認識で良いと思います)

コンサートツアーなんかができる状況ならもう少しバランスは変わるかもしれませんが、欧米でもツアーをやってるような某大手事務所の人から聞いたアジア圏に比べると北米はグッズは全然売れないという話を思い出しました。権利に厳しい日本ともはや無銭オタクが日本以上に軽蔑される中国のオタク界隈(愛情=お金くらいの価値観かも)がトップ2なのを見ると、この輸出金額の割合は無銭オタクの割合とも比例してる感じもあり。欧米のアニメや漫画オタクは今は公式があるならそれを見るべきという価値観になってきているので、単に欧米の「アイドルオタク文化」がまだ未成熟というのもあるのかも。アイドルオタク文化がこのままキープされれば意識の変化はあるのかな。

 

最近PLEDISが営業利益でSMとYGを超えたというのがニュースになってましたが、実は2018年のSEVENTEENの日本デビュー以降前年度の赤字を一気に逆転して、2019にはすでに営業利益でSMもYGも超えていたというのが(2018はNU'ESTもWとして活動してたのもありつつ)リアルに「日本できちんとファンビジネスをやって当たるとデカい」を体現してた感じがありました。

(SMやYGと違って音楽事業以外に手を広げてないという状況の違いもありますが)

KPOPにとっては、今もやっぱり日本が最も大きなビジネスの場所なんだなという事を再確認した次第でした。1強3中時代と言われたりもしますが、いずれの事務所にしても今後も日本活動にある程度注力するのは間違いなさそうですね。

 

気になったのはウェブトゥーンの項目にあった、「 国内を含む海外の一部国家で目立つ著作権概念の貧困は、クリエイター、エージェンシー、企画会社および製作会社の海外進出を妨げる障壁であるという点で、国家レベルの対応ガイドラインづくり、不法流通遮断のためのモニタリングシステムの開発が切実な状況だ。」の文章です。

最近韓国のウェブトゥーンを日本のアニメスタジオがアニメ化というパターンが増えてきているのですが、確かにウェブトゥーンや漫画の1番の大きい可能性ってIP(知的財産)ビジネスなんですけど、それが整わないことにはビジネスとして成り立ちづらいというのはその通りだろうと思いましたし、「著作権概念が貧困」な自覚はあったんだなという...これは多分KPOP=アイドルについても同じで、国内だけなら知財権感覚がゆるゆるでも構わないかもしれないけど(そこを犠牲にしても得られるものがあると思うなら)知財権の先にあるビジネスを他の国でもきちんとやりたいのであれば、いつまでも「ファンによる広報」頼みではなく、その中でもやっていいこととダメなことへの線引き(特にホームマスター関連)がいよいよ必要な時代になってきているんだろうと思います。

(特にアイドル=芸能人の「人権」について真面目に考えるなら、アイドルファン側からは己の欲望とアイドルの権利を天秤にかけることにはなるけどいずれは避けて通れない問題だと思われる)

【京郷新聞訳】アイドル不和説の裏には… 「関係性」という巨大な幻想

【京郷新聞訳】アイドル不和説の裏には… 「関係性」という巨大な幻想

https://news.khan.co.kr/kh_news/khan_art_view.html?art_id=202103221708001&code=960100

シム・ユンジ記者

2021.03.22

 

国内最長寿グループSHINHWAは最近メンバー間の公開舌戦で不和説が浮上した後、和解した。

 

#1

国内最長寿グループSHINHWAの「不和説」が最近浮上した。 エリックは今月14日、インスタグラムに「個人活動に比重を置いてグループのスケジュールに被害を与えた」とキム・ドンワンを狙撃する書き込みを掲載し、キム・ドンワンが真っ向から対抗したため舌戦が繰り広げられた。 この過程で、2人が6年間個人的には連絡していなかったという事実も明らかになった。 数日後、2人の「和解認証ショット」が公開され一段落したが、アイドルグループ内部の葛藤が水面上に浮上したのは異例だった。

 

#2

いじめ説が提起されたガールズグループのAprilは、状況が更に深刻だ。 「元メンバーだったヒョンジュがメンバーからいじめられ、極端な選択(自殺)まで試みた」という弟の暴露文が発端だった。 所属事務所側はヒョンジュの不誠実な態度に言及し、「誰も被害者と加害者に分けることはできない」と述べたが、「所属事務所も背を向けた被害者」というイメージが固まり、世論はさらに悪化した。 メンバーのナウンは出演中のドラマや広告から降板した。

 

多くのアイドルがメンバー不和説が浮き彫りになった後、長い空白期間があったり解散の手順を踏んだ。

 

K-POPグループにとっての「不和説」とは

アイドルの「不和」は避けられない。 性格も好みも違うのに会社の企画によって一つのグループにされるため、大小の葛藤が生じるのがむしろ自然だ。 家族のような固い関係にもなるかもしれないが、自分たちの意見の食い違いを確認して言い争ったり仲違いをすることもある。 しかしその不和が表面化した瞬間、これはグループの存立を危うくするような大きな悪材料として働く。 AOA、T-ARA、Secretなどの多くのグループが、メンバー間の不和説やいじめの論議が起こった後に活動を中止したり解散の手続きを踏んだ。

 

アイドルはどうしてこれほど不和説に敏感なのか。 KPOPファンダムにおける「関係性」は、これを理解する主な鍵だ。 「関係」に接尾辞「性」を付けたいわゆる「関係性」は、メンバーたちが作り出すケミストリーをいう。 異なるメンバーが「チームでの成功」という一つの目標に向かって意気投合し、ファンはこの姿に感化して応援を惜しまない。 歌手とファンが一緒に築いていく「成長叙事」は、個別グループだけでなくKPOP産業全体の成功要因でもあった。

 

SHINHWAの不和説が特に話題になったのもこのためだ。 所属会社との商標権紛争、メンバーの金銭的問題、セクハラ疑惑など紆余曲折を経ながらも「一つのチーム」を維持するために絶えず努力してきた歴史は、それ自体が「SHINHWA」というブランドになった。 ドラマ『火の鳥』(2003)で人気の高かったエリックがグループを維持するために巨額のスカウトを断ったエピソードは、今でもファンの間で語り継がれている。

 

アイドル専門コラムニストのパク・ヒア氏は「K-POPのパフォーマンスはグループ全員の努力がなければ成立できないという特徴があり、個人ではなくグループの成功が強調されるとき、ファンも『メンバーと一緒に作った成功』という満足感を得るようになる。 ひとりが与えられた役割をきちんと遂行できなければ、失望は大きくなるしかない」と述べた。

 

■コンテンツとなったメンバー間の「関係性」

最近はメンバー間のエピソードを「分析」し、関係性を「解釈」するのがファンの遊び文化としても定着した。 「愛嬌たっぷりの兄」と「シックな弟」のようにメンバーたちにキャラクターを与え、敍事を積んでいくやり方だ。 インスタグラムのライブ放送やVアプリ、所属事務所の独自コンテンツ(ジャコン)など、メンバーたちのプライバシーを見せるメディアが増えたのが要因だ。

 

KPOPファンが関係性に熱狂する理由は何か。 パク氏は「社会生活するうちに、葛藤が生じざるをえないということはファンもわかっている。しかし『それにもかかわらず1つのチームを維持する』という敍事が胸を熱くさせるのも事実」とし、「自分たちは人間関係で苦労しているが、自分が好きなアイドルはお互い仲良くしているという点が一種の『代理満足』を与えるのでは」と解釈した。

 

ファンが期待する関係性も、メンバーの本音と行動から出たという点では完全な虚構とは言えない。 あるエンターテイメント業界の関係者は、「コンテンツを制作する際、関係性を意識して編集したり広報戦略にしたりはしない。 自然に現れたメンバーのチームワークをファンが直接目にする場合が多い」と話した。 一方、芸能番組プロデューサーのAさんは、「メンバーにも感情の起伏がある。 撮影中に互いに非難し合うような姿を見せる時もあるが、たいていは不必要な論争を避けるために編集する」と言い、「独自のコンテンツやライブ放送も結局、歌手がファンに見せたい姿を見せるという点で、完全な"リアル"とは言えない」と話した。

 

■不和を放置する産業の矛盾

SHINHWAの不和説が示すように、メディアに流通する断片的コンテンツはメンバーの関係性の「一面」にすぎない。 2015年から2019年まで放送されたAprilのオリジナルコンテンツ「ON AIR PRIL」ではメンバー同士が気兼ねなくふざけあう姿に「実の姉妹のような関係性が見られる」という反応があった。しかし、いじめ説の後からは映像の中のメンバーの些細な目つき、言葉遣い、行動一つ一つが「神経戦」あるいは「嫌がらせ」を示す証拠となった。 これは12年のT–ARA、18年のAOAいじめ論争の時も繰り返された様相だ。

 

メンバー同士の関係やプライバシーを扱ったコンテンツが増えるほど、不和を放置するKPOP産業の競争的構造が隠れてしまう可能性もある。 デビュー前まではお互いを追い抜くように激しく競争し、デビュー後は家族のような関係になることを求められる状況。 敏感な思春期の時期に合宿生活と殺人的なスケジュールに耐えなければならない状況では、メンバー間のいじめや暴力が生じる可能性も大きくなる。 しかし、不和を望まないファンの期待がある限り、仲の良い姿を見せなければならないというメンバーのプレッシャーは大きくならざるを得ない。

 

Aさんは「成果が出るメンバーはごく一部で、その一部のメンバーですら自尊心が低かったりする。メンバー間の認知度に差があって、個人活動が多くなるほど葛藤に脆弱な構造がある」とし、「マネジメントが誤解が積もらないよう仲裁するのが最も良いが、現実的には簡単ではない」と述べた。

 

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「KPOP=アイドル産業のコアにメンバー同士の関係性あり」というのはどこの国でも同じだと思いますし、特にKPOPでは、今最も世界的にファンダムが拡大しているBTSがまさにグループのアイデンティティの中心にこういう「物語」を据えていると言っても過言ではないくらい、ブレイクの瞬間である「花様年華シリーズ」からメンバー7人の関係性(「ひとつの心臓を分け合う7人の少年たち」)を押し出して成功したとも言える巨大モデルという...そういう大きな成功例ができてしまうと、他のグループも同様のイメージや戦略を強調したり追わざるを得なくなるというのはありそうです。


数あるアイドルコンテンツの一部である関係性コンテンツそのものに罪はないと思うのですが、問題があるとしたらファンドムや社会が理想をかぶせすぎる事とか、それゆえにアイドル本人たちが本音を言いづらくなる状況の方という気がします。

特にアイドルのファンドムってメンバー同士の目に見える関係には敏感で、細かい「ケミ」にも敏感に反応する分あそこで目を合わせてなかったから仲が悪いのではとかメンバー間での扱いがわるいのではとか、一挙一動から100まで妄想を膨らませてしまう部分がかなりあるので。「メンバー間の関係性を想像する遊び」も定着したのは最近どころかH.O.Tの時代にはすでにかなりあったようですし(本人たちによるそういう事を把握している発言は昔からあり)昔SMがファンから募集したファンフィクションを実際にメンバーでドラマ化したりしてたので今更なんですが、問題はSNSや配信系コンテンツの増加で「リアルっぽい」部分が昔より見えるようになったために、以前よりも現実と混同しやすくなっているとか本当に混同する層が増えている事のような気がします。

 

所詮他人であるファンのスタンスとしては、ずっと一緒にいるんだし仲の良い時期も喧嘩する事もあるだろうとか、外からはわからない葛藤や紆余曲折もあったかもねくらいの距離感であるべきで、ヒョンジュの場合のように本人の直接の身内である家族が言うなら別ですが、プライベートを知らないはずのファン、ましてやただのネットウォッチャーが外から口を挟んで拗らせていい問題でもないし、そうなってくると不健全な(toxic)な状態になってしまっていると思います。女性グループの方が「女子同士のイジメの陰湿さ」みたいな偏見のあるイメージに飛びついて騒ぐ人たちが特に多い印象なのも気になるところ。

 

逆に神話みたいに表で言いたいことを言い合ったほうが、上手く解消しやすそうだとも思いますが...元々はそういう関係を築いてきたからこそ出来ることかもしれませんが。昔からファンといい意味でも悪い意味でも相当やりあってきたらしいグループなだけに、「今当人たちで解決しようとしてるから、ファンのみんなは騒がないように」と早期にコメントを出していたあたりは流石だなと思いました。本人たちよりも個々メンバーのファン同士の衝突でファンドム内が揉める事の方がよくあるみたいなので...

【iZE訳】K-POPの「腰(中間部)」第2世代アイドルの帰還が持つ意味!

【iZE訳】K-POPの「腰(中間部)」第2世代アイドルの帰還が持つ意味!

2021.01.22

https://m.ize.co.kr/view.html?no=2021012111087299762

 

ヒョンニム(兄貴)たちが帰ってくる。 全世界を飛び回るK-POPの中間のライン、第2世代アイドルが帰還する。 すでに市場が第4世代に突入した時期に「どういうことなのか」と反問する人もいるかもしれない。

 

しかし、本当に彼らがまたやってくる。各グループのメンバーが兵役を終え、再び「完全体」でファンの前に立つ時期になったためだ。 だからといってただ明るい展望を出すことはできない。 「待っていた」と喜ぶ人がいる一方、「時代は変わった」と冷静に言う人もいるからだ。

 

K-POPの「腰(中間部)」2世代アイドル

第2世代アイドルとは通常、2000-2010年の間にデビューした人たちをいう。 HOT、SECHSKIESなどが1990年代後半にデビューしアイドル市場を生み出した後、そのバトンを受け継いだ人々だ。 04年デビュー後、いつの間にか17年目を迎えた東方神起が「長兄」格であり、BIGBANG、SHINee、2PM、HIGHLIGHTなど、当代を牛耳るグループが布陣している。

 

東方神起はすでに早期に軍服務を終えた後、活発に活動している。 ユノ・ユンホは最近ソロアルバムを発表し、「別々に、また一緒に」という戦略を駆使している。 メンバーたちが全員戻ってきたBIGBANGも同様に、昨年海外での活動を再開する予定だったが、新種のコロナウイルス感染症(COVID19)の影響を受け、実現できなかった。

 

次はSHINee、2PM、HIGHLIGHTの番だ。SHINeeはすでにSHINeeとしての最初の段階を見せている。元日の1日、NAVER Vライブで公開された「SMTOWN LIVE-Culture Humanity」で完全体でのカムバックを知らせた。この日の公演途中、SHINeeのヒット曲メドレーの末、「2021 SHINee  IS  BACK」として今年のSHINee活動再開を公式化した。 SHINeeのメンバーは昨年7月のオニュに続きKEYとミンホが年末に相次いで「軍ピルドル(軍勤務修了アイドル)」の申告を終え、孤独にソロ活動を続けてきたテミンの肩を軽くした。

 

SHINeeとデビュー同期の2PMも、今年ファンの前に立つ可能性が高い。 2PMはメンバーが順次軍入隊し、2017年から休息期に入った。 そのため10周年アルバムを発表したSHINeeとは異なりPMの10周年の時はアルバム活動なしに展示会などの記念行事を開くのにとどまったため、ファンの喉の渇きがさらに大きかった。

最近、所属事務所のJYPエンターテインメントは「2PMが今年の完全体活動で、首を長くして待ちわびたファンの願いを満たす見通し」とし、「今月除隊したチャンソンに続き、今年3月に最終走者のジュノが兵役を終えれば、6人のメンバーはついに完全体を成してファンの元に戻ってくる」と事実上2PMの活動再開を公式発表した。 昨年は彼らが2015年に発売した5枚目の正規アルバムタイトル曲「My House」に再びスポットがあたり逆走行の人気を博したことから、ファンはこのようなニュースがさらに嬉しいだろう。

 

グループHIGHLIGHTも、今年本格的な活動が期待される代表的な2世代アイドルグループだ。 彼らは昨年12月、末っ子のソン・ドンウンが元気に社会復帰し、再び全メンバーが舞台に上がる準備を整えた。HIGHLIGHTは完全体活動以前に個別活動が最も活発なグループだ。 昨年、順次兵役を終えたユン・ドゥジュン、ヤン・ヨソプ、イ・ギグァンらが各種芸能番組に顔を出してソロアルバムを発表するなど、HIGHLIGHTファンの期待をふくらませた。 さらに、5カ月もの間にわたりMBC『覆面歌王』(MBC)の歌王の座を守っていたヤン・ヨソプが最近仮面を脱ぎ、ファンを熱狂させた

 

第2世代アイドルグループを支持していたファンはすでに20〜30代に入った。 第3世代を代表するグループのBTSら後輩に乗り換えたファンもいるが、彼らと一緒に10代を過ごした後、今でも「純情」を守るファンも少なくない。 このため、彼らの復帰がK-POP市場をさらに豊かにするという見通しも出ている。

ある歌謡界の関係者は「10代の時、両親から小遣いをもらってアルバムを買って公演に行っていた彼らが、今は社会人になって職場に通い、経済活動をしながらより積極的な消費階層に浮上した」とし「第2世代アイドルグループの復帰は彼らをK-POP市場に再び流入させる効果をもたらすだろう」と予想した。

 

#軍服務を終えたアイドル、ロングランは可能か?

第2世代アイドルグループは、それぞれ「完全体」活動を掲げている。 しかし、時の流れは彼らに少なからぬ痛みと傷を残した。 現在のグループメンバーの構成上は「完全体」だが、デビュー時代の原形のような姿ではないのはファンの心を打つ。

 

BIGBANGは末っ子のスンリが「バーニングサン」でグループから脱退した。 また、他のメンバーも大小のトラブルに巻き込まれ、彼らの活動に冷たい視線を送る人が少なくない。 海外でも高い人気を博しているBIGBANGが昨年、国内ではなく海外公演を通じて先にグループ活動を再開しようとしたのがその理由と言える。

 

SHINeeはメインボーカルだったジョンヒョンが離れてから、いつの間にか3年が過ぎた。 しかし、まだその傷が完全に癒えたとは言い難い。 HIGHLIGHTはグループのヒット曲を作ってきた核心メンバーだったヨン・ジュンヒョンが2019年に問題となり、グループから脱退した。 当初BEASTという名前の6人組グループで出発したHIGHLIGHTは、チャン・ヒョンスンと決別して5人組に再編されたのに続き今ではヨン・ジュンヒョンまでも離れ、4人組という大掛かりなグループの立て直しをしなければならない状況だ。

 

相対的に見て、2PMはグループの原型を最もよく保っている。 メンバーのジェボムが去ったのももう10年前のことだし、ファンもメンバーも6人組の活動に慣れている。 しかし、彼らは先のグループとはまた違う「山」を越えなければならない。 BIGBANG・SHINee・HIGHLIGHTは、残っている全てのメンバーが同じ所属事務所に所属している。 会社と各メンバーが一貫した方向性を持ってスケジュールを調整できるという意味だ。

しかし、2PMは違う。 グループの主要メンバーであるオク・テギョンが18年、俳優のソ・ジソプが所属している事務所に移籍した。 その後、歌手よりは俳優として様々なドラマや映画の主人公を演じながら存在感を固めてきた。 もちろん移籍当時「2PMの活動は続ける」という立場を明らかにしたが、所属事務所の立場が異なるため、これを調整しなければならない課題が残っている。

 

第1世代グループがアイドル市場を開拓したなら、明確なコンセプトやしっかりしたプロデュース能力などで重武装した第2世代アイドルグループは、海外を本格的に攻略しKPOP市場の裾野を広げた。 彼らの努力がBTS、EXO、SEVENTEEN、GOT7と続く3世代グループの成功をけん引したと言っても過言ではない。

 

また、別の歌謡界関係者は「第2世代グループは成長痛も強く経験した。 これらを活用し克服していく過程は、後輩グループと各芸能企画会社がリスクマネジメントを強化する試金石として作用した」とし、「すでに軍服務を終えた彼らの成否は、今後生命力が短いと言われるアイドルグループの中長期プランを組むロールモデルになる」と予想した。

 

ユン・ジュンホ(コラムニスト)

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すでに兵役から復帰後ソロでもグループとしても活動している東方神起もそうですが、後輩のSUPER JUNIORなどもすでに全員除隊してグループとして活動再開してからかなりの年数が経っていますし、昨年オンラインで行われたSMエンタのBeyond The Liveに関しても有料視聴者数の数が最も多かったのは第2世代で最も活発に世界中でツアーをしていたSUPER JUNIORだったらしいことを考えると、今の若手アイドルも今後は当然「兵役後」という事も前提に入れた上での活動になっていくのかもと思いました。ファン層に関しても、日本が先にそのような道のりを経て「アイドル」自体が幅広い年齢層が楽しむものという認識に変わってきたように、「KPOP」が世界中で認識されるようになってきた事で上の世代のアイドルに対する目線も徐々に変わっていくでしょうし、「推し」が年齢に関わらずアイドルを続けるなら自分たちもどのような形であれファンは続けたい・続けようという人たちも今まで以上に増えていくんだろうなと。