使わなくなったaskのFAQまとめです。長いものや繰り返しきかれがちなもの、資料的なもののみ抜粋しました。
◆ボーイズグループについて
[MONSTA Xがなかなか1位を取れない]
こんばんは!いつも泡沫さんのツイ楽しく読ませて頂いてます。 ぜひ泡沫さんのMonsta Xについての考察をお伺いしたいです!イルデも発表され日本でも勢いはありますが、なかなか本国で1位が取れずもがいています。ボーカルのキヒョンやラッパーのジュホンなんかは結構実力もあるとは思うのですが、私的には何か活動曲がそこまでパッとしないというか…。事務所もそこそこ大きいけど成功した男性アイドルはまだいないので、売り出し方を模索してる最中なのかな?と歯がゆい気持ちで応援してます。。 泡沫さんはどう思われるか教えて頂ければ嬉しいです。
(2016)
MONSTAX...NO MERCY見ていましたが、正直審査員の先輩方のインパクト強すぎて番組当初は肝心のグループメンバーの印象が少し薄かったですすみません。K.Will先輩も怖いけどMAD CLOWNの笑ってない目が大分怖かったです。でもデビュー後いろんなバラエティで見かけるのでなんとなくメンバーのキャラがわかってきて、今ではなんだか親しみがあります。KCONで生のステージを見ましたが、歓声がとても多くて人気あるんだなと思いました。
1位なかなか取れない問題ですが、みんなどのくらいで1位を取ってるんだろう?と思ったので、とりあえず2010以降デビュー組で音楽番組1位をとるまでに「1年以上&活動曲5曲以上かかったボーイズグループ」をざっと調べてみました。他にもいると思いますが目安として...
INFINITE / 1年3ヶ月 (5曲目) Be Mine
Block.b / 2年8ヶ月(1位を取る前に約10ヶ月活動休止) (6曲目) Very Good
B1A4 / 2年1ヶ月 (6曲目) What's happening?
B.A.P / 2年1ヶ月(1位を取った後に活動休止)(8曲目) 1004(Angel)
VIXX / 1年7ヶ月 (6曲目)呪いの人形
防弾少年団 / 1年10ヶ月 (6曲目) INEED U
GOT7 / 1年9ヶ月 (5曲目) If you do
MONSTAXは今年の5月でデビュー2年、Beautifulで5曲目なのでファンの方からしたらきっとそろそろ1位を取りたい感じですよね。
しかし、1位を取るのに「凄くいい曲」というのは本当にいちばんの条件なんでしょうか。上記の1位を取った曲リストを見ると必ずしもそうじゃないのではないかと思います(怒られそう)。曲とかパフォーマンスというのはもうある程度以上のグループだと十分レベルが高いですし、曲が良くて突然ハネるグループというのもなくはないんですけど、特にボーイズグループでは奇跡中の奇跡という感じがします。結局こつこつペンドムを貯めていってあるタイミングで一位を取れるレベルに到達したりだとか、もうちょっとというタイミングで渾身の一曲やコンセプトでどかんと当たるというパターンが多いんじゃないでしょうか。
あと、とても肝心なのはやっぱりリリースタイミングではないかと思うんです。いくらいい曲やパフォーマンスが出来てファンや本人たちが頑張っても、競争相手のペンドムが明らかに大きかったら取れる1位もとれませんよね。モンエクが今までリリースした週の1位を見てみたのですが、
Tresspass→BIGBANG・ソンギュ(INFINITE)
Rush→REDVELVET・iKON
Clan:1→AOA
Clan:2→SHINee
Clan:2.5→Highlight
と、まだ1位を取ってないグループが競争して1位を取るにはなかなか厳しい相手ばかりだったんじゃないでしょうか。
例えば凄くわかりやすい例だと、防弾少年団はサンナムジャ期はその年いちばん売れたソユ&チョンギゴ「SOME」というモンスターソングに阻まれ、Danger期はこれまた1位を取りまくりその月にいちばん売れたWINNERのEMPTYとかぶって1位を取り逃がしていたのですが、初めて1位を取ったI NEED UはEXOの「Call Me Baby」活動とBIGBANG「MADE:M」活動のちょうど間にリリースされ(CMBの活動ラストは4/28で花様年華が出たのが4/29(水)、MADE:Mが出たのが5/1(金))The SHOWで始めての1位と5冠を取ったんですよね。だからこれだけアイドルが増えてTVの企画ものなんかとも競わなきゃいけない昨今、やっぱりリリースタイミングって特に初めての1位を狙うときは凄く重要なんだと思います。ぶっちゃけ今のモンエクくらいのグループだったら、パフォーマンスのクオリティは大前提としてあるし、リリース時期さえ上手くいけばもう1位は取れるんじゃないでしょうか?先輩のBOYFRIENDもTheSHOWで1位取ってますし、本当にタイミング次第ですよねきっと。
ちなみにデビューから3年7ヶ月、10曲目にしてSHOW CHAMPIONで1位を取ったBTOBの例もあげておきます。バラエティに出る機会が多いようならこっちのパターンもありなんじゃないかと思いました。以上です。ご質問ありがとうございました。
(注:その後、2017年11月にDRAMARAMAで初1位をとりました)
[推しグループが人気がない]
こんにちは 突然なのですが、私は少年共和国というグループが好きです。しかし全くと言っていいほど人気がありません。 ファンの私でもなんだかパッとしないな、とは思うのですがイマイチどこがパッとしないのかわからないのです。 泡沫さんはどこが売れない原因だと思いますか? (少年共和国を知らなかったらごめんなさい)
(2017)
質問ありがとうございます。少年共和国のファンの方ですか。2012年の反動か2013年はボーイズグループのデビューが少なかったので、デビューした時の印象は強かったです。確か続けて防弾少年団がデビューしたので、「今年のグループ名は漢字ネーム流行りなのかな?」って思いました。今でも防弾少年団の名前を見るとセットで反射的に脳裏に浮かびます。
売れない理由ですか...売れた理由を考えるより難しい問題ですね。
「プロデュース101 」シーズン2で某デビュー経験ありの練習生を見たBoAが「こんなに上手なのにどうして上手くいかなかったのか」って言った時に内心で思いました。「いやいや、それはアイドル本人じゃなくて周りの大人が考える事だろ?!」と。ひょっとしたらBoAご本人はそれをわかっていて事務所の人に対しての言葉だったのかもしれませんが、アイドルに関してはいくら曲が良くてパフォーマンスが良くて本人たちの人柄が良くても、イマイチ人気が出ないことっていくらでもあるんですよね。
誰かが言ってました。「アイドルというのは、歌がうまくてかわいくてなどという素材の問題ではないと思う。素材と客との関係性において発生する「状態」のようなものだ。」と。
もちろん元々の素材(アイドル本人や楽曲やパフォーマンスなど)が良ければこの「状態」が発生しやすくなるのだとは思いますが、化学反応と同じで「素材=アイドル」と「客」との関係性を爆発的に促進させる「触媒」のようなものがあるからこそ「人気アイドル」という反応の結果物が生まれるんじゃないかと思います。まさにケミストリーというやつですね。「プロデュース101 」なんかはまさにそれがわかりやすいんじゃないかと思いました。あの「システム」という「触媒」によって起きた反応の結果がその時々のちょっとしたムーブメントなんじゃないかと思っています。人気の出たアイドルというのは多かれ少なかれこういうなんらかの「触媒」にどこかの時点で触れる機会があったんじゃないでしょうか。
だから質問者さんのおっしゃる「いまいちパッとしないけどどこがパッとしないのかわからない」の「パッ」の部分が触媒っていう事なのかもしれませんね。反応の為のキックが足りていないのかもしれません。そしてこの触媒、ごくたまにファンの側から発信される事もありますが(EXIDのペンカムとか)それはあくまでハプニング的なものだと思うので、基本的には製作側が考えて投入するべきものなんじゃないかなとも思います。
(注:2018年9月30日で活動無期限休止されるそうです)
[GOT7について]
DJ泡沫さんこんにちは。以前、韓国若手三大グループはEXO、BTS、SEVENTEEN/WANNA ONEと韓国の記事に書かれていたとおっしゃってましたが、ここにGOT7が入らないのは何故なのでしょうか。年末から年始にかけて、MAMAなど色々なところでファン投票が行われていましたが、GOT7がかなり上位なのをよく見かけました。票がEXO、BTSより多かったものもあったと記憶しています。(Qoo10賞?が確か投票1位だったと思います)なのにどうしてGOT7は上に並べたグループほど注目されていないのかが不思議です。ぜひ泡沫さんのご意見を伺いたいです。よろしくお願いします!
(2018)
多分タイミング的な問題で、2015〜16くらいまでなら3番手候補に入ってたんじゃないですかね。現在はEXOと防弾の2組がトップ2なので3番目がいわゆる「テセドル」枠ではないかと思います。テセというのは実際のペンドムの数というよりも「勢いがあるフレッシュなグループ」という意味合いも強いので、この称号が使われるのはデビュー2〜3年目くらいまでの事が多いんじゃないでしょうか。
GOT7がデビューした年は同年デビューだったWINNERがほとんどの新人賞を授賞したため(複数グループに授賞される)GDAとSMAの新人賞のみの受賞だったり、2015はデビュー日の近い防弾がブレイクして2016はSEVENTEENがテセと呼ばれる存在感を見せ、2017にはWANNA ONEがデビューし...と諸々タイミング的な事がある気がします。アルバム販売数ではここ1、2年は(WANNA ONEは例外として)EXOと防弾の次のまさにSEVENTEENより少し多いぐらいで、ファンドム規模は安定してるようですが。
[iKONのカムバックについて]
iKONがカムバックしてRETURNが1位をキープして良い成績で嬉しいです。前回NEW KIDSではうまく行かなかったカムバックと今回との差はどこにあると思いますか?単に曲だけのことなのか、2018年はYGあげてのプロモーションがうまくいっているのか…ファンダムのボイコット活動も結果的にはよかったことなんでしょうか…それに関しては今でも複雑ですw
(2018)
自分は単純に曲だと思います。何故なら今までiKONの曲でチャートの動きが良いものは今回のLove Scenarioのような曲ですし、一般層の間でiKONの代名詞のようになっている曲もmy typeだからです。前回のような曲は聞く年齢層が限られていますし、今回の曲はもっと幅広いリスナー層に受け入れられたのかなと。ボーイズグループの曲も一般層支持の割合が多いYGの場合、曲のウケるウケないがチャートにダイレクトに出やすいのかなと思います。
韓国では曲のプロモーションはリリース後がほとんどですが、リリース後から順位が上がったわけではなくリリース日からほぼずっと一位なので、プロモーションの量はほとんど関係ないと思います。今回のプロモーションも前回とそんなに変わらないと思いますが、大きな違いがあるとすれば前回はシングルリリースでしたが今回はフルアルバムという点でしょうか。(事務所的にはどこも正規アルバムのリリース時に一番力を入れると思います)
今回の売れ方を見ても、ファンドムのボイコットがYGの曲のチャートに及ぼす影響は正直ほとんどないのではないでしょうか?別にボイコットされても事務所も何をするわけでもないですし...
個人的には曲の売れ方には関係なく、これからも両タイプの曲をリリースするんじゃないかとは思います。音源で長く聴けるのはRETURNSのような曲たちだと思いますが、やっぱりライブの時に盛り上がる曲はNEW KIDSのような曲でしょうしね。