使わなくなったaskのFAQまとめです。
長いものや繰り返しきかれがちなもの、資料的なもののみ抜粋しました。
◆ガールズグループについて
[ガールズグループの日本活動について]
先日ヨジャドルの日本ライブ客層について言及されていたので、ヨジャドルのイル活についての見解を伺いたいです。日本においては韓国よりもアイドルCD至上主義的なところがあり、ナムドルより一層成功するのが難しい様に思います。曲やMVを観る人は多くても実際CDを買い、ライブやイベントに足繁く通う程のコアなファンを多く確保できるのはkpop全盛期でさえ片手で数えれるくらいしかいなかったように思います。 最近韓国では日本でkpopブーム復活の兆しか がみたいな記事を見受けるのですが正直そんなに簡単にはいかないのではないでしょうか...
(2017)
日本のアイドルファン界隈がCD至上主義なのは特に女性アイドル界隈でCD購入イベントが多いからであって、日本がCD至上主義傾向だということと韓国の女性アイドルの日本での人気にはあまり相関はないのではないでしょうか。韓国で女性アイドルは音源の方が強いというのは、また別の文化的社会的な理由があると思います。それが原因なら日本では音盤でリリースすれば良い話ですし、実際韓国では音源のみでも日本ではシングルCDアルバムをリリースするグループも結構いますから。
韓国では「男性アイドルはファンドムを把握目指すが女性アイドルは大衆を目指す」と言われていて、必ずしもトップではなくても1位を取れる程度のグループは概ね万単位のファンドムを持っているであろう男性グループよりも、そもそも女性グループの平均的なファンドム自体が男性グループのファンドムより小さくて緩い=ゆるオタの割合が多い傾向にあるようです。その代わりに一般的な大衆認知度は平均的に女性グループの方が高いので、韓国では例えばEXOや防弾少年団のメンバーや曲は知らないけどヨジャチングの曲やAOAのソルヒョンは知ってるという人も結構多いのではないのでしょうか。軍の慰安公演に出演するガールズグループも少なくなくそこから人気が出るグループもいたりするので、徴兵制度がある韓国ではそういう面からもガールズグループの方がより身近な存在だったりするのかもしれません。だからファンがサイン会のため、もしくはグッズの一種として購入するCDよりは音源の方が売れるのではないかと思います。
アイドルの仕事はファンドム向けのもの(音楽番組・CD・コンサート・マーチャンダイズ・購入イベントなど)と一般層向けのもの(地上波TV番組・音源・ドラマ・OST・各種CM広告など)に分かれると思いますが、おそらく同じくらい人気のある男女グループでもこれらの収入割合が結構違ったりするのではないかと思います。それゆえに近年人気が社会的なムーブメントにまで到達するアイドルグループは、ワンダーガールズ・少女時代・TWICEなど女性グループの方が多かったのではないかなと。
これは日本にも割とそのまま当てはまる傾向のように思いますので、それが逆に日本での韓国のガールズグループのファンドムの限界や活動しづらさに関係しているのかもしれません。ボーイズグループの場合はファンドム構築がメインになりますし、日本ではオタクのジャンルが違えばファンドムはあまりかぶらないし(部分的にかぶることはあるでしょうが)掛け持ちファンは必ずしもご法度ではないのもあり既存のボーイズグループたちとの奪い合いにはなりにくいですが、ガールズグループが取りたい一般層向けの仕事の数には限界があり、そこを奪い合う日本のガールズグループや2次元アイドルなどのライバルも日本には多いし以前より増えてるので。だからどちらかといえば一般層への浸透を狙うガールズグループの方が本格的には進出しにくいでしょうし、少女時代が活躍した2011年頃のブームと同じ事を想定しても中々難しいのではないかと思います。
しかし今や日本のコンサート動員ランキングの上位に韓国アイドルのコンサートが入るのはすでに常識になっています。これはすでにKPOPが日本でもオタクと呼べるファンが相当数つくジャンル(ジャニーズとか48グループとかLDHとかラブライブとか)の一つとして定着したという事だと思うので、ブームというよりも人気の定着を世間が(あるいは韓国のマスコミが)認知し始めてる段階にすぎないのかもとも思います。
韓国でもここ数年は一般層にも認知が広い「人気アイドル」より、ニッチなニーズを満たしてそこまでファンドムは膨大ではなくてもグループを支えてもらえるくらいの消費はしてくれる「少数精鋭ファンドム」の構築を狙うグループが男女ともに増えているそうです。韓国アイドルファン自体の層も広がってはいますが、それ以上に年々グループが増えている分、以前に比べれば個々のグループのファンドムは小さくなって行くのは自然の摂理ですよね。最近流行りのガールクラッシュコンセプトも(韓国でのフェミニズムブーム等とも関連してるとは思いますが)ガールズグループにもボーイズグループのようなファンドムを構築させようという狙いもあるのかな?と思ってます。あとYGのグループなんかは日本でのアイドルというよりもアーティスト的な捉えられ方の割合が大きくなるようで(そもそも韓国アイドルは日本だったらアイドルに分類されないようなグループも含まれていますが)その分ライブの客層も普段韓国アイドルのライブには来ないような層も結構多いように思います。そういう層を巻き込むような仕掛けもガールズグループの日本活動の試みの一種としてはアリなのかなとか。どのようなやり方にしても、最初のKPOPブームの時とは違う日本での女子グループの売り方を考えるべきなのかもしれません。
というわけで日本にまたKPOPブームがまた来てるのか・来るのかはわかりませんが、もし来たとしても以前とは違う感じにはなるんじゃないかとは思います。2011年以降から日本でもトップで売れてるグループに関してはブーム終焉後も日本での収入や動員はそんなに影響なかったんじゃないかと思いますし...
ちなみにTWICEのショーケースに行った友人知人(全員女性)の話では「ツイッターで見かけたこういう客層だったっていう割合よりも、自分的には女性が多いように感じた」との事だったので、その辺主観であんまりあてにならないのかもしれないとも思いました笑
[IUについて]
ビルボードとってさぞ注目を集めているであろうバンタンを抑えて音源1位をとり続けるIUは韓国でどんな風に支持されているか分かりますか?おそらく今ピークのバンタンが勝てないほどってどんだけ強いんだよってほんのすこし驚きました。そんなの知らねーよでしたらスルーしてください。
(2017)
IU先生に関してはgood dayあたりの時代からリアタイで見てきたか否かで見方が違ってくるかもしれませんね。あの時代を知ってる人は大体IU先生と呼んでいるとかいないとか(?)
IUのデビューは中学生だった2008年に遡りますが、当初は普通の可愛いソロアイドルというイメージだったのが2010大ブレイクした「good day」によって歌唱力を認められた「国民の妹」的歌手になり、それ以降に出したアルバムのタイトル曲は全て音源1位です。初の1位は2010に「good day」の前に出した元2AMスロンとのデュエット「잔소리」なのですがそれ以降最新曲の「秋の朝まで12曲もの1位を獲得しており、その他フューチャリングやTVの企画もの(無限挑戦歌謡祭のLEONなど)やOSTでも5回ほど1位になっています。
かつては「国民の妹」と呼ばれていて透明感のある声も含めて少女的なイメージが強かったですが、アルバムリリースとともに自分自身がシンガーソングライターとして製作に関わる部分も多くなりその内容も上手く等身大に成熟していって、今はもはや国民的歌手として支持され始めているのではないかと思います。IUの凄いところはチャンギハと公開恋愛する前に一度アイドルとの大きな恋愛スキャンダルになりそうな事件があったにも関わらず、それでも男女ともに支持され続けていった点ではないかと思います。2011年位に日本で活発に活動していた頃はコンサートで「日本のコンサートのお客さんは女性も多くて嬉しい」と言っていたくらいに韓国では男性ファンが多かったようですが(日本では赤文字雑誌の専属モデルもやったりしていて、10〜20代女子からの人気も高かったと思います)、Modern Times以降からはむしろ女性ファンの方が多いのではないかと感じます。確かに直接彼女が話しているのをきいたりバラエティに出ている姿を見ると自分のポリシーや考え方がしっかりある賢い女性なんだろうなと感じる事が多く、でも勿論チャーミングな部分もいわゆる男前な部分もあり、男性の好みも含め(笑)女性からも支持されやすいキャラクターなのではないかと個人的には感じました。何よりその時々の自分自身の感性やリアルをうまく曲の歌詞等や歌い方などに反映させて作品に昇華し表現できるクリエイティビティこそが、彼女が現在でも老若男女問わず幅広い層からの強い支持を受けられている理由なのではないかと思います。俳優としても、ヒットした主演ドラマも少なくないですしね。
ちなみに2017の4月にリリースした「Palette 」までにDLされたIUの曲は韓国内だけでトータル8000万DLを超えるそうです(GAON基準)。2016年に一番DLされたGFRIENDの「Rough」が190万DL、TWICEの「Cheer Up」が183万DLでしたので、比較するとどれだけ人気があるのかわかりやすいかもしれません。
しかし近年の男性アイドルの曲はごく一部を除いてファンドム内での消費のみになりやすい反面、人気のある女性アイドルや歌手の曲は男女問わず聞かれる傾向にあるので、音源ランキングに関しては特にペンドム支持がメインの男性アイドルにとってはそもそもが不利な面はあるかと思います。リリース日の順位がピークになりがちですしね。去年も年間の音源ランキングで50位以内に入った男性アイドルグループはBlock.Bだけでした。
(逆にほぼファンしか買わない音盤ランキングは100位中99%がアイドルでした)
[少女時代について]
初めまして、私は少女時代を日本デビューの頃から応援しているソウォンです。 今月もうすぐソシが10年を迎えるにあたり、音楽番組で1位を獲る事を狙うのか、もうベテランとして1位にこだわらなくてもいいのか、ファンとしてどういうスタンスでいるべきか、どうなんだろうなと思って質問させて頂きました。ざっくりしていてすみません。 正直今回のカムバックはWINNER、 WANNA ONEなど勢いのあるグループと被っているため、1位を獲ったり、成績を出すことは容易ではないと思っています。 あと、ソシは音楽的にどのような評価を受けているのか、また泡沫さんはどう思っていらっしゃるか教えて頂きたいです。
(2017)
少女時代久々のカムバックおめでとうございます。10年を迎えるグループのファンでいるという事でいちばん悩ましい事はなんだろうと自分なりに考えてみたのですが、個人的にいちばん煩わしいのは外部から色々言われたりとか(ベテランアイドルには色々口言いたがる外野もそのぶん多かったりするし)同じファンドムの中で色々意見が割れたりという、結局外的要因の方が多い気がしました。なので、いちばん大事な事は他の人が何をどう言っても「自分がファンとして彼女達がどうある事を望んでいるのか」「その為にどういう応援の方法が自分が楽しくできる事なのか」という事からブレないようにする事なんじゃないかなあと思いました。長く続いているグループほどファンのキャリアも様々で色々な年代や立場の人がいるでしょうし、リスニングキャリアもバラバラで推しドルに対するスタンスも全員違ってきて当然ではないかと思います。そこの方向性を強引に揃えるのも無理がありそうですしね。今でもトップで何が何でも輝いていて欲しいと思うなら投票やストリーミングを頑張るのもいいでしょうし、もうベテランなんだし、あくせく競争しないでただそこにいてくれるだけでありがたいと思うなら自分の好きな時に聴いたりゆったり見守るのもいいでしょうし、どうであれ周囲の「少女時代はこうあるべき」とか「ファンならこうするべき」という風潮には流されないで自分なりのスタンスで応援する事で、結果はどうあれ後でもやもやせずに済むのではないでしょうか。女性アイドルがキャリア重ねていくことに対しては男性アイドルよりも色々言う人がいるかもしれませんけど、今現役で少女時代より長く続いている韓国の女性アイドルグループはいないわけですし、それだけでどこにも代わりになれないオンリーワンの存在なんだと思います。ソシの前に道はなくソシの後から道ができると言ってもいい現在、ファンドムも又同様なんじゃないでしょうかねえ...
少女時代の音楽的評価ですが、自分が韓国の批評記事などを読み始めた時期以降には少女時代に関する音楽的評価というものはあまりなくて、コンセプトに対する評価の方が多かったように思います。SMではわりと珍しいフックソングだった「Gee」を除いては少女時代はどちらかと言うとSMの中では先鋭的な音楽的冒険はそれほどしないグループというイメージです。近年はソロ活動が増えてきてそちらの方がメンバー自身の意向が反映されやすいからか、音楽的評価の俎上にはそちらの方があがる事が多いように感じます。(特にテヨンのボーカリストとしての評価は一般的にも高いように思います)
ちょうどHoliday Nightを聴いたところなのですが、ミュージカルっぽいと言うかファンクとかR&Bとかちょっと
懐かしいレトロテイストがあるように感じました。TTSもですが、個人的には少女時代にはゴリゴリのダンスミュージックや今流行のジャンルよりもシンプルに歌唱力を生かすクラシックなジャンルの方が似合うのかも?と思います。SMのベテラングループだと東方神起スリスリのジャズテイストとかSJ DEVILのファンクなどがしっくり来たのもあり。
Mr.Mr.の時にizeに載った記事で好きだったフレーズの訳を載せて〆とさせて頂こうと思います。
『今回の活動は、少女時代に昔のような人気の頂点を与えるだろうと言うのは難しい。次のステップが何なのか予想するのは不可能だけでなく、不必要なことである。重要なのは、なんと8年間活動してきたグループが終止符を打つのではなく、未来を持つようになったという事実だ。 それゆえに「未来を開く鍵はすでに君が持っている」という"Mr.Mr."の歌詞は、少女時代自らの言葉のように聞こえる。 8年という時間は再びゼロにリセットされた。 いや、「再び」というよりは「新たに」だ。誰も経験したことのない20代半ばの少女たちの時代が到来している。 この先どこに伸びていくかも知れず、さらにジンジンと体が震えるような時代が。』
http://m.ize.co.kr/view.html?no=2014031018117256711&pDepth1=i2101
[ガールズグループのコンセプトについて]
はじめまして!今流行りのガールクラッシュはtwiceとブルピンが先駆けで、1つ前の清純なコンセプトはエイピンクがはねたことで流行になったと思うのですが、その前のセクシー路線は誰(どこのグループ)発進だと泡沫さんは思われますか…?面白みのない質問ですみません。
(2017)
最近セクシー路線流行ったことあったかな?と思ったんですが、確かに一瞬行きすぎた時はありましたね...思い浮かぶのは成人ドルと言われたBrown Eyed Girlsとか、へそ出しや鼓笛隊やポールダンスなど色んなセクシーを見せてくれていたアフタースクールとかかなあと思うんですが、グループだと1番最近セクシー路線ではねたのはGirl's Dayかな?と思いました。昔は清純路線でしたけど、オムジョンファやパクチユンの「成人式」を思わせる大人っぽいダンスと衣装の「Something」で一気にブレイクした記憶があります。でも多分韓国の女性アイドルには元国民的人気アイドル出身のイヒョリが元祖のセクシー路線というのがひとつのジャンルとしてあって、ガインとかヒョナのアイドルソロの流れで今も受け継がれてきてるのかなとも思います。ここ最近はセクシーさというのが強い女性のイメージやフェミニズムとミックスされて、また新しい存在として見られつつあるような気もします。
ご質問とは直接関係ないのですが、個人的には今のガールクラッシュの先駆けの女子グループはMAMAMOOではないかと思います。多分「ガールクラッシュ」という単語をよく見かけるようになったのは彼女たちがブレイクした2015以降なんじゃないかと。ずばりガールクラッシュという曲も歌っていますしね。流行のきっかけとしては近い時期のUNPRETTY RAPSTARとかもあったようですが。そしてTWICEは正確にはガールクラッシュコンセプトではないと思います。老若男女とわずファンの幅が広いのは確かだと思いますが、かっこいい系でも可愛い系でも「異性の視線を特別に意識していない」というのがガールクラッシュの重要なファクターのひとつだと思うので、歌詞に描かれている女性像やキャラクターのコンセプト的にもガールクラッシュとはちょっと違うように感じます。
(ジョンヨン個人はガールクラッシュイメージだとは思います)
BLACKPINKは2NE1ほどではなくても歌詞の内容やコンセプトのベースにある女性像には恋愛やファッションなどに対しての主体性が感じられるので、ガールクラッシュイメージのグループと言っても良いかと思いますが。
ガールクラッシュっていう言葉が流行して氾濫してる感があり、「女子が憧れる女子」とは言ってもそもそもアイドルは老若男女問わず誰かに憧れられる存在なのでそこの判別が難しいところですが、やっぱりいちばんわかりやすいのは歌詞の世界観かな?と思いました。一見可愛い系のRedVelvetやOH MY GIRLなどは、歌詞を見ると恋の歌でも恋愛対象に向けているというより女の子の内面的なマイワールドの色が濃くて、そこが女子のファンを惹きつける「ガールクラッシュ」と言われる所以ではないかと思います。
[TWICEについて]
超超超個人的な意見なのですが、女子ドルの頂点がTwice なのが気に入りません…… キャッチーな曲の数々、ビジュアルレベルの高さ、真似しやすいダンスetc… 彼女達が売れた理由も分かってるし、嫌いではないのだけれど彼女達がトップに立つことで今後の女子ドルが、歌やダンスなどの技術力を重視しない傾向になるんじゃないかと思うんです。(言い過ぎかもしれませんが)可愛ければ流行る、みたいな。 そもそも、男子ドルに比べて女子ドルは技術力を評価されにくいんでしょうか?
(2018)
「彼女たちがトップに立つことで今後の女子ドルが歌やダンスを重視しない傾向になると思う」との事ですが、どのアイドルと比べて技術的な事が低いと見てらっしゃるのかはわかりませんが、過去に社会的現象になるほど売れたトップ女子アイドル達で、パフォーマンスの技術的な事をdisられなかったグループはほとんどいなかったと思いますよ。だから余計に韓国のアイドルは年々ルックスだけでなく楽曲や歌やパフォーマンスをブラッシュアップさせて行く方向に進化しているのだと思います。今TWICEが彼女たちの存在を快く思わない人々から言われている事は、過去にトップに登りつめた女子グループ達もみんな一度は言われてきた事だと思います。でも、今の女子アイドル達は「可愛ければ売れる」という方向一辺倒にはなっていません。つまり、過去に同じ事が繰り返されてきた以上、今後もそういう方向一辺倒になることはない可能性が高いと思います。
個人的にとても不思議なのは、TWICEを認めたがらない人が何と比べてかはわかりませんが彼女達の技術を低く見ている人が多い点です。一般投票のあるサバイバルは経ていても、最終的には何人もの練習生を見てトレーニングしてきたであろうダンスや歌のプロフェッショナルかつアイドル育成のプロであるトレーナーの方達によって選ばれたメンバーな訳で、プロの目から見たら単純に技巧的な事だけではなく、十分に世の中に出せるレベルのパフォーマンスが出来るとみなされているという事だと思います。少なくとも自分は素人なので、自分の主観よりは歌唱力やダンスなどの技術面に関しては会社の人の方がよくわかるだろうと思うし、そもそも言われるほど下手だと思った事がないので「可愛くて歌がキャッチーで振付もものまねしやすい」という事のみで売れているとは思えません。難しい振付を難しい事をやっているように見せることより、簡単に見せることの方が難しいとも言います。個人的にはSIGNALとか相当難しい曲だと思いましたし、よくこんなの歌って踊ってるなあと思いましたので...
韓国のアイドルは、昔から常に技術面では真っ当な評価が出来るとも思えない素人の一般人から不当に冷ややかな視線を浴びせられてきたようにも思います。もちろん個々のメンバーによってパフォーマンスの種類の得意不得意はあると思いますが、グループアイドルに一番重要な事はお互いに得意な部分で補い合って相乗効果を生み出す事だと思います。そこを最も重視しないのであれば、グループでアイドルをやる意義はないとすら思います。TWICEに限らず、今トップクラスにいるアイドルグループはいずれも個人の技巧レベル以上にその部分が長けている人たちなのではないでしょうか。
「女子ドルは男子ドルに加えて技術が評価されにくい」というわけではなくて、「技術的な事よりもルックスについて言及されやすい」という方が正しいような気がします。ルックスが良ければ「外見だけで技術はないだろう」、パフォーマンスのレベルが高ければルックスを卑下する、両方が高いと認められても「手を抜いている」「性格が悪そう」など手を替え品を替えで悪く見ようとする人はいますし、そこには常に男性よりにルックスファーストの言葉がつきがちな点はあるかもしれません。だからこそ余計に男性アイドル以上に真剣に技術の向上を目指さなければいけないという面もあるのではないでしょうか。
とはいえ、アイドルは「それ生み出す国の」大衆の求めによって成り立つものですので、韓国大衆の欲求次第だとは思いますけどね...なので、プデュの件などもですが外国人のファンがどう思おうがどうにもならない変化が来る事もあるとは思います。
[ガールズグループのファンドムについて]
韓国のGGは、BGのようなファンダムを築くには何が必要だと思いますか?
(2018)
女性ファンの支持ですかね〜今人気の女性グループはいずれも女性からの支持が熱いですし、数年前にMAMAの女性グループ部門投票の男女比をふと見たら女性の方が圧倒的だったので。
あとやっぱり個人萌えだけじゃなくてship...
[GFRIENDについて]
GFRIENDが時を掛けて以降成績が下がり気味な理由について泡沫さんの推測をお聞きしたいです。パワー清純ドルが増えてるからですかね…?fingertipsの大コケは系統が違うのもあると思いますが、個人的には今回の耳をすませばはオヌブト感があり、ダンスも良かったため当たるのではと思っていて…ですがEXOのカイくんと出ていた番組でもあまりいい評価を貰えていなかった気がします…(カイくんの発言はウケ狙いかなとも思っているのですが) そして、泡沫さんがヨジャグル名曲で時を掛けても選曲した理由をお聞きしたいです。またなぜあの曲はヒットしたのかの推測もよろしければ… 長くなってしまい申し訳ありません。
(2017)
これは自分もよくわからないんですけど、最近やったコンサートも成功裏に終わったそうですしCD音盤の売り上げを見ると「ガラスの季節」(ガラス玉)1万7千→「花の蕾」(Ma Gustas Tu)2万4千→「スノーフレイク」「時をかけて)4万1千→「LOL」(ナビレラ)7万1千→「Awakening」(Fingertip)7万5千→「Parallel」(Love Whisper)6万2千で微減という感じでした。
一方、音源(DL)の方は「ガラス玉」102万→「Ma Gustas Tu」216万→「時をかけて」190万→「ナビレラ」119万→「Fingertip」57万→「Love Whisper」55万と、わかりやすくFingertipで減っていますので、コンセプト急激に変えたのでGFRIENDに「パワー清純」を求めていたいわゆる「ゆるオタ」が離れてしまったのかも?清純系グループは他にもたくさんありますし...しかし先述のように音盤の売り上げ自体はFingertipの時点ではまだ増えていて、その次のアルバムでは少し減ったくらいなので、ナビレラ以前に増えたガチオタを含むファンドムは路線替えでもそれほど動かなかったという事ではないでしょうか。
「Ma Gustas Tu」「時をかけて」までの曲そのものの人気が特異的すぎたという事なのかもしれません。
個人的はガラス玉〜時をかけてまでの流れは明確なコンセプトと統一感があって好きですし、特に「時を〜」はイントロを聴いただけで「これは神曲だ...」と思ったので名曲に選びました。ちょっとJPOPっぽくて大人も郷愁を覚えるような絶妙なレトロっぽさもあり、当時の他の女子ドルグループの曲にはない差別化された部分が幅広い年齢層に受け入れられたのかなと思います。ソスの社長は少女時代のコミュニティでデビュー当時の写真が貼られているのを見ていてヨチンのコンセプトを思いついたそうですし、世間的には「昔から韓国人が持っている日本のJKファンタジー」(というものがあると男性芸能人が言っているのを聞いた事がありますし、TWICEのMVで日本人メンバーのミナがセーラー服を着ていたのもその延長上かなと)の雰囲気があると言われていて、まったく新しいものというよりは古すぎないちょうど良い、少し前の懐古というのが良かったのかなと思いました。
(注:その後2018に発表したTime for the moon nightがヒットして一般人気も戻ってきた感じです)
[REDVELVETのファンドムについて]
女性アイドルは音源が強いのに比べて固定ファンダムが弱く、男性アイドルは音源があまり強くないのに比べて固定ファンダムが強いイメージがあるのですが、 レベルがbadboyで音源成績が上のikonを抑えて四冠獲ってるのを見ると、音源だけでなく固定ファンダムも強いと思っていいんでしょうか? 確かsns投票もレベルが上でした。
(2018)
音源は女子が強く音盤は男子が強いというのが一般的ですが例外もあると以前かきましたが、男子の例外がYGで女子の例外がSMではないかと思います。チャートを見ると、少女時代からSMの女子グループは音源も上位だけど音盤も女子にしてはかなり売れる方のようですので、REDVELVETも投票やスミンも頑張るファンドムがしっかりとついているんじゃないかと思います。
(TWICEも音源もですが音盤もよく売れるので、こちらも曲だけじゃなくてファンドムもついているんだと思います)