サンダーエイジ

韓国のアイドルとか音楽についての自分が後で読み返ししたい記事のふんわり訳と覚書。

【ize訳】東方神起、冷静と情熱のあいだ

【ize訳】東方神起冷静と情熱のあいだ

 

2017.10.25
http://m.ize.co.kr/view.html?no=2017102421107252118

 

今年4月に除隊したボーイズグループ東方神起のユノ・ユンホは9月、「DROP」という曲を出した。 荘厳な雰囲気のSMP(SM Music Performance)で、30人余りのダンサーと一緒に群舞を消化している。 一方、今年8月に退役した東方神起のチェガンチャンミンが発表した「旅程」は、「ゆっくりと流れていく僕の一日が 君に向かって広がっていく美しい日」というような歌詞が盛り込まれたバラードだ。 熱い夏のようなユノ・ユンホと涼しい秋のようなチェガンチャンミンのこの温度差は、これまでファンではない人たちにはあまり知られていなかった。 しかし彼らは除隊後KBS「ハッピートゥギャザー3」に一緒に出演し、「情熱のマンスール」「情熱リッチマン」などのニックネームが生まれたユノ・ユンホと、彼が一生懸命にミュージックビデオを撮る姿を見て「僕はあそこまでは熱心にしないつもりだ」と言うチェガンチャンミンの対比を鮮明に見せてくれた。 以降、JTBC「知っているお兄さん」や「一食ください」などでも彼らは互いに全く異なる性格の人物だという点を隠さない。

 

SMエンターテインメント(以下、SM)のボーイズグループのリーダーたちは、アイドルの定石のような姿を見せてくれていた。公式の席上でいつも正解のようなことを言い、舞台ではいつも最善を尽くす。 そしてSMリーダー像の定石のようなユノ・ユンホは、デビュー13年が過ぎた今も「どんな状況でも雰囲気を引っ張って行くのがアーティストだと思う」と言ってバラエティ番組のスタジオで踊るためにダンサー30人を連れて出てもいいかと尋ねたり、最近のアイドルグループを見ながら「それでもまだ僕たちの年齢層に見合った年輪を見せなければなりません。 必ずしも新しいスタイルが良いというわけではありません。 ノウハウと合わさって新しい文明が産まれる事がある」と語る。 一方、チェガンチャンミンは「TV局はユンホヒョンの情熱を撮るのには狭すぎる」「しばらくこの情熱からビバークしたいです」「一人になりたいですね」などの反応を示す。まるで誰かが言葉を投げると独特の受け答えをする漫才コンビのように、最近の東方神起はお互いの違いを積極的に表現し、むしろそれがグループのキャラクターのように感じさせている。 過去の東方神起がSM、ひいてはK-POPの象徴的な存在でありアイドルの理想と同じ姿を見せていたのだとしたら、除隊後の東方神起は、そうなるためにする努力までもを冗談の素材にする新しいキャラクターを加えた。 デュオとしての新たなキャラクターであり、ありのままの姿だ。

 

東方神起が2人になったため、彼らは多くの変化を経験した。 2人だけで振りつけを作っていくために多くのダンサーを動員するパフォーマンスを作ったり、彼らとともに奇抜な舞台装置を活用し、壮大な雰囲気を演出することもした。 だんだんと経歴を築きながら、スイングジャズ風のサウンドにちょっと浮気者のようなキャラクターを見せたりもした。 そして除隊後、チェガンチャンミンは初めてNaver Vアプリを進行し、このように語った。
「転役するやいなやこんなにもすぐにプレゼンされるスケジュールとは知らなかったし、会社の方で数日は再び社会に適応する為の時間を与えてくれる事ができるのではないかと思ったんですが。会社が僕を...本当にありがとうございます」
自分はアイドルでもあるが、除隊3日後にアジアツアーの記者懇談会をするほどに多忙な日程を消化するのは大変だということを口にするメンバー。そしてその横で、それでもいつも頑張るんだというリーダー。13年という時間と同じくらい多くの変化を経験したこのデュオは、そんなにも全く違う姿の2人が加わり東方神起というひとつのチームになっているということを意図でないように立証する。 もうひとつの始まりだ。 2人のチームとしての。

 

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