サンダーエイジ

韓国のアイドルとか音楽についての自分が後で読み返ししたい記事のふんわり訳と覚書。

【news Ade訳】アイドルの世界を作る人たち、A&Rを知っていますか?

【news Ade訳】アイドルの世界を作る人たち、A&Rを知っていますか?

 

2016-09-10 11:10:17
http://news-ade.com/?c=news&m=newsview&idx=1000011705

 

[ニュース・エイド=パクヒア記者]

 

「最近の芸能事務所たちが繰り広げる熾烈な戦争は結局、A&R戦争と変りません」

 

アイドルグループのトレーニングを担当しているある関係者の言葉だ。 この関係者だけではない。 数多くの実務陣が口をそろえてA&Rの重要性を強調する。 ところでA&Rとは一体何だろうか?

 

#A&R=レーベルの資産管理士

アルバムジャケットの最終章まで真剣に見つめたことがあるだろうか? 多分「私のアイドル」が誰と働いているか知りたいファンならば、このクレジットを一度は関心を持って覗いて見たことあるだろう。 コンセプトは誰が企画するのか、広報は誰がするのか、衣装やヘアスタイリングは誰がしてくれたのかどうかなどなど...。

 

このクレジットの1ページには、アイドルグループが舞台に立つまでの幾多の苦労が圧縮されている。 そして多くのスタッフの間でA&Rも一桁を占めている。 たまに「Artist & Repertories」と書いてくれている会社もあるが、用語解釈なしに簡略に記されている場合がほとんどだ。これによってファンも短くて太いこのポジションについて何の考えもなく通りすぎてきた可能性が高い。

 

しかし、A&Rは芸能企画社内の実務者の中でも最も核心的な役割を果たしている言っても過言ではない人たちだ。 先立ってちょっと言及したように、A&Rはアーティスト・アンド・レパートリー(Artist and Repertoires)を略して呼ぶ言葉だ。そしてアーティストは言葉通り、所属ミュージシャンたちを意味する。 それならレパートリーは何を意味するだろうか。 アルバムレーベル内でのレパートリーとは、会社が保有している曲を意味する。 つまり、A&Rは会社のアーティストと曲を管理する人ということだ。だが、単純にアーティストのコンディションを管理して曲を集めておく業務と思うのは間違いだ。

 

「A&Rはとても仕事をよくする実務者と見ていいです 会社ではとても重要な人物です。何故なら、彼らが結局は管理者になるんですよ。 これは資産管理です。 レーベル会社の資産はお金ではありません。 アーティストと曲です。 その資産を管理する人だと考えてみてください。 A&Rのポジションは結局、資産管理士なんです」
(大衆音楽評論家チャウジン)


#コンセプト鑑別士+賢いヘッドハンター=A&R

この「資産管理士」たちがしている仕事は独特だ。 A&Rチームは新人アーティストを発掘することからレコードを企画して製作することまで全般に関与する。 しかし、会社の規模や体系によって担当する業務が異なるため、業務範囲を特定することはできない。

 

「一般的にする仕事は、アーティストに合った音楽を探し出して制作過程に参加することです。 場合によっては追加的に広報や他のコンテンツ製作に参加する場合もあります。 アーティストキャスティングから入る場合もあります。 今回のNU'EST『CANVAS』はA&Rチームがアルバム制作初期段階の過程から製作チームと共にコンセプトを構築しました」
(NU'EST アルバムプロデューサー兼A&R BUMZU)

 

「韓国の音楽市場が海外にまで拡張されました。 そのため、歌を1曲作るのに関わっていた人が以前には1人や2人だったとすれば、今はとてもたくさんいます。 ひとまず最も重要なのは、曲そのものを作る人たちです。 順序は変わる可能性があります。 コンセプトを先に決めて曲を受けたり、曲を先にもらっておいてそこから良いコンセプトを引き出しても構わないです。 ここでにアートディレクター、スタイリスト、ヘアメイク担当者まで全員が曲のコンセプトを司る人たちです。 ところでこの全てのことをハンドリングする主体は誰なのか。 それがまさにA&Rチームです」(チャウジン)

 

彼らは与えられたコンセプトによって該当アルバムに収録される曲の雰囲気を構想し、コンセプトにふさわしい曲を作れそうな作曲家や作詞家の元を訪れる。 所属アーティストのコンセプトをうまく生かしてくれるミュージックビデオの監督、フォトグラファーなどを渉外することも彼らの役目だ。 したがって、歌手を育成するエンターテインメント会社でのA&Rは「非常に勇敢」でありただ会社内の業務に関与しているだけではなく、まるで人事チームのように賢いヘッドハンターの役割を遂行する。


#「A&Rチームがどんな仕事をしているのかって?訊かないでください!」

会社によって具体的な業務内容は多少の違いがあるが、共通してすべてのA&Rチームがすることは「良い」音楽を掘り起こしてアルバムコンセプトを引き出す事だ。

 

「NU'EST各メンバーに合わせたスーツを着せるように、ぴったりの音楽と歌詞を作らなければならなかったんです。 数多くのジャンルの曲を作ってみてデモを収集しました。 NU'ESTのボイスカラー、ビジュアル、パフォーマンスという三拍子がよく調和したジャンルを選びました。 フューチャーベースとディープハウスを主なジャンルとして選択し、1番トラックと4番トラックはNU'EST本来の声を一番よく生かすことができるアーバンR&BとFusion 90'R&Bを選択して配置しました。」(BUMZU)

 

このようにアルバムに入る曲を収集した後、チームの色にぴったりの曲を選びだすのだ。 トラック数、コンセプトによるジャンル別配置まで悩むのがA&Rの第一の任務だ。 プロデューサーとともにこのような部分を細かく相談し、全体的なフレームを構築してアルバムおよびミュージックビデオまでを完成させていく。

 

現在はA&Rの概念が会社ごとに少しずつ変わっている最中だ。 ビジュアルおよび映像コンテンツをA&Rから分けて配置するところが増えた。 面白いのは、このようにA&Rチームを細分化した理由や仕事の範囲については説明できないという会社が圧倒的に多いということだ。

 

「うちの会社の場合はA&Rとコンテンツ制作チームが別々に分離してあるんですけど。 ビジュアル部分は音楽部門と異なる担当者をおいています。 アーティストの発掘作業は、新人開発チームが担当する部分も大きいです。」
(芸能事務所関係者A)

 

「なぜA&Rを細分化したのか、またどこまでがA&R業務に含まれるのかお答えするのが難しいです。 一種の会社の機密なんです。 どのように作業が進められるのかというのは、自分の会社のA&Rたちがどのような方式で働いているのかというのとほぼ同然です。 最近はコンセプトの戦いですから。 会社ごとにコンセプトを引っ張ってくるプロセスが異なると考えて頂くといいです。 だから隠すしかないんです」
(芸能事務所関係者B)

 

#3秒しか聴かなくてもわかります

当然の話だが、A&Rチームのスタッフたちは音楽的にかなり詳しい知識を持っている場合がほとんどである。

「イントロを3秒聞けば何のジャンルか当てられます。 そのくらい音楽が好きで親しんでいる人がなります。 それでこそ、その時その時に自分の歌手に合った曲を収集することができるじゃないですか。 誰が更に良いコンセプトの曲を持って出るのかが最近のアイドル市場の勝敗の決め手だと思います。 作曲家・作詞家たちとのミーティングも盛大に行います」
(芸能事務所関係者C)

 

「音楽に関心が多いことで有名な某グループのメンバーは、A&Rチームにいるスタッフたちを本当に実の兄、実の姉のように慕っています。 海外ツアーに行ってもそのスタッフがいる部屋まで来て、音楽のことを話してほしいとせがむくらいです。 精神的にもとても支えになるんでしょう」
(芸能事務所関係者D)

 

ただ、A&Rが何かを「創造」する人々だとみなすことはできない。 彼らは作曲チームに曲を任せたり貰ってくるだけだ。 作曲家と意見を交わして金額の調整を行ったりもする。 様々な作曲家たちやミュージシャンたちと所属事務所内のプロデューサーたち、アーティストとのコラボレーションを率いることも、A&Rチームの役目だ。 彼らが直接曲を作る人たちではないということだ。 一方ではアーティストと信頼関係を形成して人間的に疎通し、彼らのコンディションを鋭敏に把握しなければならない兄や姉になる必要もある。 結局、A&Rは会社内で最も有能な「実務者」だ。


#A&R採用、なぜ難しいのか

このように重要な仕事をする人たちなので、会社の立場からも採用する際に厳しくなるしかない。

 もし各芸能事務所別のA&R募集広告を探してみたことがある人なら、「海外A&R」を別々に選ぶケースを見たことがあるだろう。 最近はA&Rチームを選ぶ時、音楽的に豊富な知見を備えているかは別にして、外国語の能力が高い応募者を好む傾向が強まっている。 先立って言及した採用広告のように国内と海外を区別して選ぶケースもあるが、最近はA&Rの募集広告自体に「外国語(英語、日本語など)会話能力に優れた者」を優遇事項として明記している会社が少なくない。 なぜだろうか。

 

答えを探すことはそう難しくはない。 最近カムバックしたRED VELVETの3枚目のミニアルバムのタイトル曲「ロシアンルーレット」を作曲したのは誰だろうか。 当該アルバムには合計何人の海外の作曲家たちが参加しただろうか。 EXOの「MONSTER」曲製作にKenzieとともに投入された作曲家は誰だったか?

 

もちろん、すべてのグループが海外の作曲家と作業することはない。 防弾少年団やNU'EST、SEVENTEEN、Block.Bなど概ね国内の作曲家たちと働いたり、メンバーたちが作業の過程で主要任務を任されることも少なくない。

 

しかし、すでによく知られたChad Hugo(Red Velvet『Happiness』)やLDN Noise(SHINee、EXO、SMステーションなど多数参加)など海外有数の作曲家たちが国内メジャー音楽市場に大きな影響力を行使しているのが現状だ。 このため、海外の音楽家らとミーティングを開き意見調整をするためには外国語のコミュニケーション能力が必須だという。

 

「A&Rチームで働いている友人のほとんどが英語が上手です。 とても優れている必要はないけど、海外の作曲家やプロダクションと疏通できる程度くらいは出来るべきでしょう。 大手事務所に選ばれるA&Rチームのスタッフたちは、英語の実力がとても優れています。 留学派も多いですね。 そうならざるをえません。 作業を最初から海外チームとしますから」
(芸能事務所関係者A)

 

実際、海外有数の大学で関連専攻を履修した後、韓国の大手事務所に就職して自分の力量を広げる人たちもよくいる。 国内派A&Rスタッフも、海外で多様な経験をしていたり外国語の実力が優れている場合が多い。

 

ますます洗練されたものを求めてさ迷う大衆を満足させる為にはやむを得ないことだ。 国内にも良い音楽家たちが多いが、最大限多くの機会を作らなければならないというのが関係者たちの共通した意見だ。

 

#A&R、さらに重要になるだろう

多くの韓国アイドルグループが海外ツアーをする。 わずか10年前までには描きにくかった絵だ。 このような現象が瞬間的な好況で終わることを願う人は多くないだろう。

 

アイドル産業が本当に、まともに、しっかりと!作動するには、音楽だけでなくグローバル産業に鋭敏な感覚を持ったスタッフが投入されなければならない。 そうだとすると、会社内の実務管理者と変わらないA&Rスタッフの役割も自然に大きくなるしかない。

 

K-POPの産業構造が、大資本が投入されても大きなリスクを最初から抱いて出発する構造で固まってきています。これは映画産業と似ています。プリプロダクションは練習生であり、資本がたくさん入って完成するのにも時間がかかる。発売されるやいなやそれがすぐに会社の運命を左右することになります。このような点では、会社の最も重要な部分を総括するA&Rチームの役割が重要になるしかないという気がします」(チャウジン)

 

今のところ、韓国のレーベル各社は海外に比べて小さい規模で運営されているのが現実だ。したがって、徹底したプランの中で体系的に動くA&Rチームは片手に余る。 小規模のレコード企画会社の場合にはA&Rチームがアルバム発売時までスケジュールを管理するスケジュール管理者程度の役割になっている場合も存在する。

 

しかし、韓国アイドル市場はますます海外に向かっていて、これに向けてアイドルを作っており、大きな金額を投資して必ず成功に繋げようとする会社の熱望は続くだろう。 そうすればするほど緻密でしっかりした実務者、A&Rの役割が大きくなるしかない。


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去年の記事ですが、プロデューサーや作曲家やAD、スタイリストなどのクリエイター陣と比べるとスポットが当たりづらいA&Rについての記事でした。SMみたいにほぼ社外の仕事が多い会社は特に重要なポジションそうです。

 

確かにクリエイター陣が頑張るだけではうまくいかないのがビジネスというものだし、各種の国内外コラボもアイドル本人がやりたがって魔法のようにうまく実現するというわけでは無いので、そこで必ず条件や方法や金額などを交渉するスタッフが存在して、それがA&Rである場合が多いということなんでしょうか。ファンは気軽にあの人に作って欲しいとか撮って欲しいとかコラボしてとか言いますが、全てお金の関わるビジネスである以上は「会社の提示する予算に収まるか」「そもそも引き受けてもらえるか」「双方のスケジュール上の問題はないか」など越えるべきハードルがたくさんあって、それ故に実現して世に出たものにはたくさんの人たちの仕事が関わっているんだなあと改めて思った記事でした。

【ize訳】ユソンホインタビュー②「今が良ければ10年後のユソンホもいると思う」

【ize訳】ユソンホインタビュー②「今が良ければ10年後のユソンホもいると思う」

 

2017.09.14
http://m.ize.co.kr/view.html?no=2017091322427297912

 

  

Mnet「プロデュース101シーズン2」以降にいろんな経験をしていますね。新たな夢や目標ができたんじゃないでしょうか。

 

ユソンホ:率直に言うと、明確な夢というのが何なのかよく分からない。 演技もして、歌もして、ダンスもして、それをただ黙々としたい。 最近は夢が何なのか自分で探している過程みたいです。

 

来年には高校進学ですね。 芸能芸術高等学校に進学するつもりですか。

 

ユソンホ:多分そうなると思います。 とりあえず会社から近い学校を職員の皆さんが積極的に推薦してくれている。 最近は制服の話もたくさんしてたけど、僕は着る物にはあまり関心がなくて、どこの制服がもっとかっこいいとかそういうことはよく分からない。

 

ファッションには関心がないですか。

 

ユソンホ:というよりも半ズボン、サスペンダー、リボンネクタイみたいな、かわいい感じはあまり好きではないみたいです。 「悪童探偵ズ」を撮る時もサスペンダーはお願いだから外してほしいと言いました。 半ズボンくらいならちょっと慣れたけど、いまだにスタイリストヒョンと喧嘩したりします。丈の長いパンツに洗いたてのシャツを着るのが一番いいです。

 

愛嬌の多い性格ではなさそうですね。

 

ユソンホ:自分は愛敬がある方じゃない。 普段兄や姉たちによく懐いているのをみると、一見愛嬌があるように見えるのではないかと思う。 もしかしたら体から愛嬌がにじみ出ているのかなという気持ちもあって。 実際自分からみると僕は無愛想なタイプだと思う。

 

それでは自分はどんな人だと思いますか。

 

ユソンホ:最近になって感じるのが、自分がどんな人かよく分からないという。 言葉で表現するのが難しいんだけど(笑)それでも「プロデュース101シーズン2」の時は自分の性格がそのまま出たのが本当によかったです。 実際…僕は普段からたくさん考えたり深く考えるタイプじゃないですね。

 

考えすぎないように努力する方なんでしょうか。

 

ユソンホ:その通りです。 目の前に置かれたことからうまくなろうと努力します。 当然、演技や歌をする時は自分がどうしなければならないのか、深く考えている。でも、普段は考えもなしに生きています。 考えが多ければ負担も増えるだろうし、自分ができることもできなくなるんじゃないかな。 これが自分の長所だと思っている。 「10年後のユソンホは?」こんなことはよく分からない。 今が良ければ10年後もあるだろうし、今が良ければとりあえず明日もあるんだろうなと思ってます。

 

それでは今、いちばん重要なことは何ですか?

 

ユソンホ:今このインタビューをしていること。幸い自分は瞬間的な集中力は良い方です。会社でも「お前は歌はできないのに、一瞬の集中力は本当に凄いな」とほめられました(笑)

 

歌と演技のほかにも挑戦してみたい分野がありますか。

 

ユソンホ:今は演技、ダンス、歌を基礎から注意深くよく固めるのが優先だから、他のことは思いつかないです。 でも、後々でしてみたいことはある。 学生としてはそのまま友達に会って、肉を食べて、カラオケに行く時が一番楽しい。 僕が友達とカラオケに行くと統制がよく取れていて、自分の順番で2、3曲連続で歌った後にマイクを渡してくれるんです。 そこでもほとんどバラードばかり歌うけど、これからはポップスソングもたくさん聞いて、多様なジャンルを歌ってみたいです。

 

これから見せたいイメージはどんなものですか。

 

ユソンホ:ユソンホといえば眼鏡、アヒル、1日5食(삼시오끼)、マンゴーゼリーの話がまず出てくるけど、これからは少し脱皮したい。 僕は楽しむエネルギーにあふれていて、まだキレイな白い画用紙のようなものだと思う。 それにセクシーとも言われたい。 こういうコンセプトをステージでしてみたことがあまりないけど、後にきちんとやれたらいいなと思います。

 

2017年は、大変な一年として記憶されそうですね。

 

ユソンホ:本当に忘れられない一年だと思う。 今はこんなに忙しく過ごしてるけど、後には、本っ!当に!忘れられない年になるでしょう。 当然のことですが、またこんなスケジュールを経験する事があるのかなっていう。

 

後でもっと多くのものをすることもできるんじゃないでしょうか。

 

ユソンホ:でも、最近はすべてが「初めて」だから。 初めての時は何かが違います。

 

最後に何か言いたいことがありますか。

 

ユソンホ:お腹がとてもすきました。 今日は何を食べに行こうかな? 実は僕は食べたいものをすぐに決められないんです。 おかずをたくさん食べる方でもなく、スープと肉のおかず程度でいいんです。 豚肉炒めは除いて。 元々は好きなんだけど、「プロデュース101シーズン2」の撮影のときに豚肉炒めを食べすぎちゃって。 この前のドラマ撮影の時も豚肉炒めが出て、ヒョンソプヒョンと僕はそれは食べないで他のおかずだけでご飯を食べました。 ああ、あと甘いものもたくさん食べると、ちょっとくどく感じます。

 

さっきカップケーキの撮影した時大変だったでしょ。

 

ユソンホ:少しだけしか食べてないので大丈夫(笑)

 


記事 パクヒア
写真 イジンヒョク(Koiworks)
校正 キムヨンジン
ビジュアルディレクター ゼンジュリン

 

【ize訳】ユソンホインタビュー①「WANNA ONEになれなかったのは残念だけど、羨ましくはない」

 

2017.09.14
http://m.ize.co.kr/view.html?no=2017091322377218208

 

2002年生まれ、満16歳。 Mnet「プロデュース101シーズン2」の溌剌とした末っ子研究生、ユソンホは絶えず歌を歌いながら撮影に臨んだ。 「今日は普段の3%くらいですよ」楽しむエネルギーがあまりにも多いと自分自身を紹介した彼は、この後少ししたら個人レッスンを受けなければならないと、忙しい日常を根掘り葉掘り打ち明けた。

 

最近10cmの新曲のプロモーションビデオとウェブドラマ「悪童探偵ズ」を撮ったんですよね。 演技は初めてですが撮影現場ではどうでしたか。

 

ユソンホ:演技がこんなに面白いとは思わなかった。 同じことを続けて撮影しなければならないし、1日に数十回も力を注ぎ込まなければいけないので難しいと思いましたが、その過程がとても面白かった。 ドラマを撮った時にはずっと歌でも歌いながら通っていたので、喉が枯れたくらいです。 ミュージックビデオは「僕は君の子犬になりたい」という感じで演じていて、内容は子犬とただ一生懸命遊ぶだけでした。子犬が本当にかわいかった(笑)

 

グラビア撮影もかなりたくさんされましたね。 写真撮影がもっとおもしろいでしょうか、それとも演技の方がもっとおもしろいでしょうか。

 

ユソンホ:グラビアも面白いんですけど、演技はもっと面白かった。 どうしても写真というのは僕自身を表現するには、限定的みたいです。 一方で、演技は自分がやりたいことを全部出せる部分があるみたいだし。 ところで、最近のグラビア撮影では大人っぽいコンセプトが多かったです。 今は僕の年齢に合うイメージでの提案をしてくださる方が多いんですが、雰囲気のある振る舞いばかりをしていたのでいざ自分の年齢らしい事をしようとしたら、むしろぎこちなく感じます。

 

最近WANNA ONEがとても大きな人気を得ている。 羨ましくないですか。

 

ユソンホ:口惜しいとは思うけど、羨ましいという事はないです。 今も自分がやりたいことできているし、まだ足りないだけに一生懸命練習しながらスケジュールにも通うことができるから大丈夫です。 でも、「もうちょっと上手かったら入れたかもしれない」と思う惜しさはあるみたい。 でも、羨ましいのと名残惜しさは違うので…。

 

WANNA ONEのファンミンヒョンとユンジソンが「プロデュース101シーズン2」では現実的な助言をたくさんしてくれたと言っていましたね。

 

ユソンホ:ミニョンヒョンは本当に冷静なアドバイスをくれます。 「出来ないなら練習しろ」「『Never』がだめなら『ヨロジョ』で行くだけだ」。それに「プロデュース101シーズン2」は順位争いじゃないですか。 僕がそういう状況から来た悩みを話すと、ジソンヒョンが僕たちの状況と関連して良い話をたくさんしてくれたんです。

 

どんな言葉だったんでしょうか。

 

ユソンホ:もう一度自分が置かれている状況について考えてみるようになるような言葉でした。 ジソンヒョンと僕は11歳離れてます。 なので、ヒョンがしてくれる話が自分にとって本当に良い影響を与えてくれるみたいで。 実際ミニョンヒョンやソンジェヒョンも僕の立場からしたら大先輩だ。 練習期間まで合わせたら自分よりも8〜9年は経験が多いので、すごいと感じます。 最初はアイドルの先輩たちは恐ろしいという偏見を持っていたので近づくのが少し怖かったけど、放送に出演してドラマを撮って、そうではないということを知りました。


ヒョンたちが持っている長所の中から一つずつ選んで自分のものにする事が出来たとしたら、何を挙げますか。

 

ユソンホ:まず最初はジソンヒョンの性格。 ヒョンは僕と性格が似ているようで違うので。 あとジェファンヒョンの発声とミニョンヒョンの音色も欲しい。 僕は発声が良くない方なのでヒョンたちが持つ能力がとてもうらやましいです。 ヒョンソプヒョンの真摯な面や、ジノヒョンのボーカルスキル、ダニエルヒョンの肩も! 実はこれまでにヒョンたちに関する質問をよく受けましたが、実際にこうやってヒョンたちの長所を一つずつ話をしてみると、とても難しく感じられます。 全部好きな人たちなので...

 

Vアプリや各種のバラエティにも出られましたが、そこでも周辺にいる先輩たちと気楽に話していましたね。

 

ユソンホ:もともと自分から先に話しかける方ではないです。 でも、相手が先に少しでも近づいて来てくれたら、自分の方からたくさん近づくいていく性格です。 あ、でもアンヒョンソプヒョンはいつだったのか記憶がないのを見ると、僕の方から先に自然に声をかけたみたい(笑)僕たちの役であるオソンとハヌムは同い年の友達という設定です。 あまりにも馴染んでるから、現実でもついついヒョンに「おい」とか言ってしまって自分でもびっくりします。 現場ではすべてのスタッフの方たちが「ユソンホ」の代わりに作品の中に出てくる名前を呼んでくださるので、余計に勘違いしてしまいます。

 

もはや芸能人に近づきましたが、昨年に練習生を始めたばかりの時はどうでしたか。

 

ユソンホ:最初はその中で息をするのも大変だと感じるぐらいだった。 でも、練習生を始めたばかりの子たちはみんな同じだろうと思う。 練習生を始めてからもう1年ほどになった。 だけど、始めたばかりですぐに「プロデュース101シーズン2」を撮りに行ったのでまだ6ヶ月くらいにしかならないようなもので。 これまでダンス授業は時間が合わなくてたった2回しか受けられなかった。 代わりに歌の練習はPENTAGONのジノヒョンがボーカル担当トレーナーを引き受けて手伝ってくださってます。 カムバック後で音楽放送に通いながらも、ずっとレッスンしてくれると言ってくれてとても感謝しています。 1週間に1・2回ぐらいしますが、最近はエリック・ベネイの「Still With You」を練習しています。

 

練習曲が意外でした。

 

ユソンホ:元々は韓国語の歌だけが好きでした。 でもジノヒョンがポップスソングからは学ぶべきことが多いからこれからは地道に聞いてほしいと強調するので、一生懸命に努力してます。 幸い、エリック・ベネイの歌は全部良いです。 もともと自分はバラードみたいに悲しく感性的な雰囲気が盛り込まれた歌が好きで。 ぜんぜんそうは見えないと思いますが(笑)今回ユクソンジェヒョンのアルバムが出たのも聞くや否や「めちゃくちゃよくて大変だ!」って話してました。

 

実際、ユソンホのプレイリストにはどんな歌があるんでしょうか。

 

ユソンホ:まずmelonチャートの100位までそのまま入ってます。 ソンジェヒョンの「言って」PENTAGONの「Thank You」BUZZ「My Love」は本当によく聴きます。 BUZZ先輩の曲は最近新しく出たアルバムを聞いているうちに、以前の曲も気になって聞き始めました。 APinkの「Lost Pieces」も好きです。 実は僕が一番最初に好きになったアイドルがAPinkなんです。 文化祭の時にAPinkのダンスを踊ったんですが、僕がチョンウンジ先輩の役でした。 僕がセンターで、メインボーカルだったんです!


記事 パクヒア
写真 イジンヒョク(Koiworks)
校正 キムヨンジン
ビジュアルディレクター ゼンジュリン

 

【韓国日報訳】[ディープフォーカス]新人の半分が「プデュ」出身…独占の懸念高まる

【韓国日報訳】[ディープフォーカス]新人の半分が「プデュ」出身…独占の懸念高まる

 

2017.09.13
http://www.hankookilbo.com/m/v/3ed5bdc6586f439e92e58b3435a0fe97

 

"Mnetのオーディション番組「プロデュース101(プデュ)」出身の新人たちがあふれている。 チョンセウン、MXM、ジュハクニョンが属するグループThe BOYZなどだ。 放送の後光を背負った彼らのステージ独占とタコ足式の活動、CJ系列会社のコンテンツの配給網の掌握に対する懸念が高まっている。"

 

#1.9日午後4時、京畿南楊州、南楊州、体育文化センター。屋外の公演場には1500人余りが詰め掛けた。 12人組グループThe BOYZを見るためだ。 彼らが出演するケーブルチャンネルMBCミュージックのリアリティー番組「イケメン粉食屋」のサプライズイベントだった。 The BOYZは来月デビューする予定だ。 まだ曲をリリースしていない。 SMㆍYGㆍJYPエンターテインメントなどの大手芸能事務所で作ったグループでもない。 番組の視聴率は1%を下回っている。 ヒット曲もない新人たちはどうやって1000人余り超えるファンを集めたのだろうか。

 

#2万3438枚。CD発売翌日に売れたアルバム数だ。 先月31日に第1集「Ever」を発表した歌手チョンセウンが主人公だ。 先月最後のウィークリー(8月27日〜9月2日 GAONチャート基準)のアルバム販売量2位を占めた。 それより10日ほど前、ソロアルバムを出した人気グループBIGBANGのメンバーテヤンが同じ月に5万7000枚あまりのアルバム販売量を記録したことを考慮すれば、新人にしては異例的な成果だ。 CD市場はファンドムを基盤とするものだ。 チョンセウンはアイドルグループのメンバーでもない。 デビュー2週目に差し掛かったばかりのソロ歌手はどのようにしてたった1日でCD2万枚あまりを売り上げたのだろうか。

 

新人12グループ中5グループが「プデュ」関連


異変を演出した両新人たちの間には共通点がある。 TheBOYZのメンバーであるジュハクニョンとチョンセウンは、ケーブルチャンネルMnetのオーディション番組「プロデュース101シーズン2(プデュ2)」出身だ。 トップ11には名前を乗せることができずWANNA ONEのデビューメンバーにはならなかったが、放送中に注目された話題の練習生(トップ20進出)だ。 6月に放送が終わった後3ヵ月が過ぎたが、プログラムが輩出した練習生に向けた「国民プロデューサー」たちの関心は依然として熱い。 両新人がデビュー前から「花道」を歩いた理由だ。 「プデュ2」の威光なのだ。

 

サミュエル、ヨングク&シヒョン、ユフェスン(N.Flying)、チャンムンボク、イウジン(The East Light)、カンドンホㆍキムジョンヒョンㆍチェミンギ(NU'EST)、キムドンヒョンㆍイムヨンミン(MXM)、JBJ(10月にデビュー予定)、レインズ(10月にデビュー予定)…「プデュ2」終了後にデビューしたり、新曲を出した出演者たちだ。 7〜10月に活動したり、その予定のグループがおよそ10を超える。 昨年の「プロデュース101シーズン1(プデュ1)」より放送後に結成されたプロジェクトグループも2倍以上多い。

 

男性の練習生が出演した「プデュ2」は女性の練習生を対象にした「プデュ1」より話題性が高く、より多くの練習生が注目された。 アイドル市場の「大きな手」である女性の心をもっと揺るがしたためだ。 「プデュ2」では101人の練習生のうち24人がプログラムのプロジェクトチームとして活動している。 歌謡界には「プデュ」出身たちがあふれている。 この7日、Mnet音楽番組「M COUNTDOWN」には「プデュ1」「プデュ2」に出演したメンバーのいるガールズユニットWekiMekiとMXMなど5グループが出演した。 同日、ステージに立ったデビュー1〜2年目の新人は計12グループ。半分近いグループが「プデュ」と関連があるわけだ。

 

タコ足式のプロジェクト活動によるイメージの過剰消費

 

プログラムの話題性を土台にデビューしたため、陰の部分も続々と現われている。 1人のメンバーが様々なグループで活動し、ファンたちに混乱を与えることもある。 先月ヨングク&シヒョンとして活動したヨングクは、来月JBJとしても活動する。 JBJは脱落した練習生のうち「国民プロデューサー」たちの関心を最も多く集めた7人の練習生(キムテドンの合流は未定)を集めて作ったグループだ。 これによってヨングクは、デビュー前からプロジェクトグループ活動を2度もする事になった。 「プデュ2」を終えたノテヒョンも7月にHOTSHOTでアルバムを出した後、JBJとして再び舞台に上がる。

 

これはイメージ過剰消費の罠に陥る可能性が大きい。
「ソロあるいはグループとして正式デビューする前のタコ足式の活動が、歌手として本来の色を確実に見せるべき時にネックになりかねない」(音楽評論家キムサンファ)
企画会社が「プデュ」の人気を利用しての所属練習生と歌手を目立たせようと様々なプロジェクトを進行した時に浮上しかねない副作用だ。


"グループNU'ESTの映画「好きだよ、君が(邦題『知らない、ふたり』)」はCGVでだけ封切られ、ユニットグループNU'EST Wの新曲はCJ E&Mで流通された。 すべてCJ系列会社だ。 "

 

NU'EST、音源ㆍ映画公開の両方をCJ系列会社で

 

「プデュ」を企画したCJ E&Mのコンテンツ独占に対する懸念の声も高まっている。 「プデュ2」に出演したカンドンホㆍキムジョンヒョンㆍチェミンギが属しているNU'ESTのユニット(小グループ)NU'EST Wは、7月に発表した新曲「If You」をCJ E&Mを通じて流通した。 母体グループであるNU'ESTは2012年にリリースした第1集「FACE」からすべてのアルバムをLOENエンターテインメントからリリースしてきた。 「プデュ2」に出演した後、レコード会社が変わった。

 

NU'ESTは5人のメンバー全員が出演した映画「好きだよ、君が(邦題『知らない、ふたり』」(14日封切り)もCGVでのみ公開する。 CGVはCJ E&Mの親企業であるCJグループの系列会社だ。 「プデュ2」後、NU'EST関連の音楽と映画がすべてCJ系列会社の配給網に乗って市場に出た。 制作(プデュ)、配信(音源)に映画上映まで兼ねた、垂直的かつ水平的結合を通じた市場の掌握に対する疑惑がさらに高まった。 業界の視線は芳しくない。 「芸能事務所がCJ E&Mの顔色を伺わざるをえない」(音楽制作社協会関係者)という事だ。 イドンヨン韓国芸術総合学校教授は「関係各社を活用した排他的独占と、エンターテイメント市場の生態系かく乱が懸念される」と憂慮した。 「プデュ2」を作った放送局MnetはWANNA ONEメンバー11人のマネジメントを来年12月まで総括する。 メンバーたちのチーム外の活動に制約を設け、批判を受けた。

 

ヤンスンジュン記者

comeon@hankookilbo.com


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ここ最近文中に出てくるカッコのつけ方に迷って曲名だけ「"」にしてみたりしたけど、やっぱりなんとなく読みづらいのでカギカッコに戻しました。

【idology訳】KCON LA 2017レポート:②「繊細かつ大胆に、生活の領域へ」

【idology訳】KCON LA 2017レポート:②「繊細かつ大胆に、生活の領域へ」

 

byキムヨンデ on 2017/09/07

http://idology.kr/9285

 


今年の「KCON」を通じて確認したもう一つの重要な変化は、「アジアの音楽」あるいは「ワールドミュージック」のサブカテゴリとして認識されたKPOPが徐々に独立した普遍的なジャンルとして受け入れ始めたという事実だった。イベントに参加したファンたちの多くは、KPOPをアメリカのポップの有力な代替としてあるいは一緒に楽しむことができるトレンディなポップスジャンルの一つとして認識して楽しむと言っており、日本や他のアジア諸国の大衆音楽との類似性よりもむしろ、彼らの聞いて育った米国のポップミュージックとの連携を強く感じているように見えた。文化的に柔軟で、国籍を問わずトレンディな大衆音楽を聴く若い音楽ファン、特に10代から20代前半までの若い女性音楽ファンにとってKPOPの訴求力は無視できないレベルにまで拡大している。彼らによると、K-POPはアメリカの音楽が与えられないことを提供しているという。もちろん、その核心はアイドル音楽だ。世界中どこでも簡単に見つけることができない多様なジャンルとフォーマットのKPOPアイドルは、ポップスの本場である米国がカバーしていない侮れない規模のニッチな市場を単独で占有しており、現在の米国の若者の好みに直接影響を与えているポピュラー音楽は、アメリカの破裂音を除けばK-POPアイドルが事実上唯一のジャンルだ。

 

これは一般的なKPOPファンだけの意見ではない。現在アイドル音楽業界で最も活発に活動しているスウェーデン出身の作曲家、アンドレアス・オベルグは前回の筆者とのインタビューで、韓国のアイドル音楽が米国のR&B、スウェディッシュポップとどのように感情的に接しているかどうかについて言及した事があるが、「KCON」に参加した作曲家や評論家たちもKPOPが米国のアーバンブラックミュージックに最も近い非米国圏の音楽の一つであると共通して指摘している。アイドル音楽をアメリカのポップスのB級バージョンとして貶めているという意見については、むしろ新しい音楽の実験と想像力を可能にするフォーマット、すなわち、最もホットでトレンディーなトータルパッケージ音楽であるという部分を指摘している。これに関連し、現場で会った作曲チームLDN Noiseは、複数の英米圏のアーティストたちとの作業ではあるがK-POPアイドルの音楽は彼らにとって「新世界」に感じたし、クリエイターとして拒否するのが難しい興味深い領域だと強調した。現場で会話を交わした米国の記者や有力ブロガーたちは、防弾少年団ビルボードアワード受賞や最近ラッパーJAY.Zの会社であるロックネイションと契約したパク・ジェボムの事例に言及し、これがKPOP人気の頂点ではなく前奏曲になる可能性を展望することもした。

 

「KCON」は明らかに「西洋のオタク」たちが繰り広げる「彼らだけの宴」だ。パネルはアイドルからKビューティーに至るまで、Kカルチャーをめぐる想像可能なすべてのトピックを上げていた。さらに「韓国で勉強し生活する」「バイラル動画の作成」など斬新なテーマを真剣に議論する姿は、果たして彼ららしい姿と言えるだろう。特に北米人の生活の領域に関連するテーマが過去数年間特に目立っているという点は興味深い。例えば、昨年あったLGBT +パネルは、最近の変化の様相を反映する代表的な事例である。YouTuberとして活動中のセクシャルマイノリティたちが集まって彼らの愛するKPOPについて話を交わし、ひいてはKPOPを媒介として一つになったアメリカのセクシャルマイノリティーのファンの結束と連帯を約束する姿はまさに「韓国」を飛び出しており、それらはより一層意味あることだと言える対話の場であった。今年最も印象的なパネルのひとつであったKPOPの中のブラック・ミュージックのアイデンティティに関する議論は、KPOPが現在直面しているもう一つの問題点に目を向けさせる議論であった。 KPOPの有力な消費層として浮上しているアフリカンアメリカンが発表者と観客で会場を埋め尽くした中で、アイドルとKPOP全体で行われている文化の転用と人種主義の明白な、あるいは微妙な事例について話を交わす姿は非常にユニークな光景だった。自由に批判をして反論をする渦中でも、それらを支持して愛することしかできない「オタク心」の矛盾について納得する彼らの姿は新鮮だった。ブラックミュージックではなく韓国の音楽を聞くと仲間から二重の差別を受けると涙を見せた黒人青年と、彼に励ましの拍手を送る観客たちの姿を見て、すでに複雑なアイデンティティになった進化したKPOPの現在と文化が持つ力を今一度確認することができた。他にもガールズグループファンとして生きる女性たちの集まり、KPOPアイドルのファンを親に持つ人々の悩み、中年に入ったKPOPファンの告白、KPOPファンから始まり現在KPOP関連の各業界で活躍している業界従事者たちのサクセスストーリー等は、もしも「KCON」がなかったらどこでも見る事が出来ないであろう彼らだけのカスタマイズ公論の場であった。 KPOPを韓国の大衆文化として認識しながらも、同時に北米のサブカルチャーとして新たに位置するようなこのような動きは、最近その傾向が驚くほど急速に進んでいる。彼らにとってKPOPは韓国人たちが考えているよりもはるかに、ディープな趣味というだけではなくそれ以上の意味を持つ生活の一部になっている。

 

過去10年間米国に滞在し観察したところによると、米国は世界のどの文化圏よりも高いポテンシャルを備えたKPOPシーンのひとつとして急成長している。そして「KCON」では、この成長と変化の様相が毎年正確に確認されている。初期の「KCON」が広報用ショーケースに近いニュアンスを帯びていたとすれば、今はすでに世界最大の音楽シーンの一つである韓国大衆音楽と、そこから付加的に派生した多様な文化の威力を誇示する性格で進化した。北米は韓国、日本に次いでKPOPのトレンドを作ることができる、新しいファンドムを保有している。 3年前に今まさにデビューしたばかりの防弾少年団が「KCON」に到着して巨大な歓声を受けるのを見て、北米市場が今とは全く異なるポテンシャルを持つ市場に変わると予想しており、実際に彼らは他でもない、北米の熱狂的な人気に基づいて全世界に影響力を拡散していった。歴史が深く、実質的な収益が発生する日本市場に比べるとまだ微弱な段階であるが、ブラックミュージックという音楽的共通分母を持っている独特のサブカルチャーを形成し、付加価値を上げる北米市場特有の熱狂的なファン文化を過小評価する必要はないだろう。 KPOPは韓国が作っているがもはや韓国だけのための音楽ではなく、アジアのコミュニティに閉じ込められている枝葉的なフローチャートではない。現在、KPOPは韓国が作った多国間でのコスモポリタン的なモダニティのモジュールに基づいて容易に崩れない強固な音楽システムを構築しており、これにより出てくる安定した品質の音楽は、アメリカの大衆に彼らの大衆音楽を代替、あるいは補完する最も魅力的な選択肢としてアピールしている。「KCON」はその可能性を圧縮して要約的に示しており、その意味では「KCON」の成功は、単にイベントの成功という概念を超えておそらく一つの文化現象と呼ぶべきかもしれない。

 

ビルボードK-POPコラムを寄稿するジェフ・ベンジャミンは2年前、筆者とのインタビューでKPOPの企画会社に対して積極的な態度を要求したことがあった。果たしてKPOPはより大胆に、より繊細に進んでいるのだろうか?北米で先に認められたと言っても過言ではない3年前の防弾少年団や今年のK.A.R.Dは、K-POPのトレンドがその起源から一方的に供給されるのではなく、循環的構造を介して拡散されることを見せてくれた最も劇的な事例であった。今年2日間の公演の中でも、圧倒的な歓呼を受けたWANNA ONEの驚くべき人気は、アイドルコンテンツがミュージックビデオやバラエティに寄らず、北米と韓国の両方で正確に同時に消費されていることを示した証拠であった。 NCT 127の人気はむしろ韓国よりも米国でより直接的に感じられ、2日目の公演のフィナーレを引き受けたばかりのSEVENTEENも米国でより熱狂的なファンドムを抱えることができるのではないかと思うほど良い反応を得ていた。北米カスタムアイドルの可能性はレトリックとして予想することができるが、彼らにとってより魅力的な音楽やグループがあるということは明らかだった。発売されたすべての音楽をすべて聞かないと気が済まなかったり、複数の歌手を同時に好きでも熱が劣らない北米のファンドム特有の「カケモ」の文化、言語と文化の近接性を感じる米国系のメンバーと多国籍のメンバー構成に対する愛着などは、企画者側の立場からは北米市場の攻略時に綿密に検討する要素になるだろう。特に人種や性差別、その他の政治的正しさ(ポリティカル・コレクトネス)について、北米だけが持っている鋭敏さは、いくら強調してもし過ぎる事はないだろう。何よりも韓流ドラマの人気、YouTubeの登場そしてカンナムスタイルの爆発により起こった、多分「ありえなかった」かもしれないK-POPの人気を当たり前のように思わず、積極的に近づいていく姿勢が必要である。 3日間の「KCON」への旅を終えてシアトルに帰る飛行機の中で筆者はポップミュージックの本場であり、世界の音楽市場の絶対的な中心軸である北米で着実に存在感を高めていくK-POPの未来を考え、「繊細な市場分析」と「大胆な想像力」という二つのキーワードを改めて吟味した。

 

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 文中に出てきた過去のインタビュー訳へのリンクを前後に添付してあります。

筆者のキムヨンデさんはシアトル在住の音楽ライターでメインは洋楽(欧米音楽)の方ですが、idologyのレギュラー執筆陣でもありKPOPに関する記事やインタビューも多く、定期的にKCONのレポートも上げられています。すでに数年前のKCONでの防弾少年団の人気を見て今を予見されるような事をジェフ・ベンジャミン氏インタビューで言ってたと思います。

 

 

記事の内容とはあまり関係ないですが、昔は海外在住の韓国人の事は「キョポ(僑胞)」という呼び方が多かったですが(今も一般的な会話では出て来るとおもいますが)差別的なニュアンスがあるとの話が以前から出ていて、現在は記事などではほぼ「トッポ(同胞)」という記述になりつつあるようですね。

 

KPOPの欧米でのファンの増え方やファンドムのあり方は日本でいうANIMEやMANGA、あるいはGAMEなどの2次元コンテンツと似たような方向なのかな?と思わなくもないです。パネリングやディベート好きだったり、お金の掛け方に関するコメントがコミケやオタコン・アニメエキスポ等に参加するオタクのものと大体同じというか...笑 3次元コンテンツの方が人種的に客層に相違が出やすかったり、生きている分2次元よりも直接触れにくかったり変化や浮き沈みが起きやすいというのがちょっと違いますが、直面しがちなあるあるや問題は似ている気がします。特に文化の違う海外では「オタク現場でしかわからない事」と「オタク現場にいるとバイアスでわからなくなる事」というのもあるでしょうが。

 

しかしKCON来場者の人種割合って、どういう統計の取り方してるんだろう?そこが気になって仕方なかったです。漠然と見た感じ観客の非白人種の割合が多いというのははっきりわかりますが、アメリカ国外から来るパターンもあるし、一見白人に見えるようでも実は違ったりとかいう場合も少なくないんじゃなかろうかとも思うんですが...チケット買うときにアンケート的に記載したりするのか、チケット購入時のクレジットカードの情報とかなのかな...?

【idology訳】KCON LA 2017レポート:①「一体誰がKPOPを聞いているのか?」

【idology訳】KCON LA 2017レポート:①「一体誰がKPOPを聞いているのか?」

 

by キムヨンデ on 2017/09/05

http://idology.kr/9281


去る8月18日から20日まで、ロサンゼルスコンベンションセンターで開かれた「KCON LA 2017」の現場をキムヨンデが訪れた。 KCONのレポートは、2本の記事として掲載される。

 

LAX空港に降り立ち、その悪名高いLAの交通渋滞に1年ぶりに戻ってきてその中を突き抜け走りながら、4年前の暑かった夏、初めて訪れたその時の風景を思い出した。 USCのホーム球場であるメモリアル・スポーツアリーナの前を埋め尽くした多様な人種と服装の若いファンたち。計3万人という、当時としては記録的な訪問者だ。 LA地域のマスコミをはじめとする外信がポスト - カンナムスタイル時代のK-POPの成長と幅広い人気に注目していたそのシーンの真ん中で、私は文化の蠢きを感じた。今振り返ると、それは本当に素朴に感じられるほどだ。 「KCON」は、現在その規模と地位で全く異なる存在感を持つマンモス級のイベントに生まれ変わった。今年はLAだけでなんと8万5千人が殺到したが、先に行われたニューヨークの4万人とメキシコシティの3万人を合わせると、過去3年間の北中米だけでなんと5倍以上の成長を遂げたわけだ。 2012年のアーバインには1万人余りしか訪れなかったことを思い出すと10倍以上であり、直接見なければ信じられないほどの爆発的な増加率を記録している。

 

イベントの規模は、観客だけでなくスポンサーの数で判断されるものだ。 今年は50社のスポンサー、その中でトヨタ、アマゾン、AT&Tなど有力スポンサーだけでも20社以上のメーカーが参加した。 あえて数値を一つ一つチェックしなくても、単一国家の大衆文化関連行事としては最大規模に近いだろう。 ただ記録された数字だけでも、数年前から一部から出ている韓流の危機論やKPOPの後退に対する懸念、あるいは疑いに対する反論が可能だろう。 昨年の記録的な成功がヘッドライナーだった防弾少年団の爆発的な人気を通じて可能だったとしても、すでに全く違うラインナップで再び1万人以上参加客を増やした今年の結果は、KPOPの全般的な成長ということ以外にこれといった別の理由を見つけられなさそうだ。

 

「KCON」は通常のK-POP公演とはその性格が根本的に違う。ロサンゼルス・コンベンションセンターを埋め尽くしたまま3日間進行されるパネル発表やワークショップでは、KPOPだけではなく韓国の大衆文化関連のあらゆるテーマが扱われ、週末にステイプルズセンターで開かれる「M COUNTDOWN」コンサートは一般的な音楽放送とは次元が異なる圧倒的なスケールで行われる。さらに重要なことは、「KCON」は、時間とコストと労力を投資するKPOPファンの情熱に基づいたイベントという事実である。ほんの数年前まで、オンラインの趣味がすべてだった米国のアイドルファンは今、「KCON」を通じて自分の好みや経験を共有し同質感を確認するだけでなく、彼らが支持するスターに直接会う滅多にない機会を得ている。会場のどこでも感じられる肯定的で熱を帯びた雰囲気は、海外通信社の表現通り米国の「コーチェラ(Coachella)」音楽フェスや「コミコン(Comic-Con)」のようなイベントの韓流バージョンのような雰囲気を与える。

 

熱狂的な趣味のコミュニティを作成して確認するその貴重な経験を得るために、彼らが支出する費用は決して少なくない。 CJ E&Mの資料によると、「KCON」を毎年訪問するアメリカのファンの場合、2泊3日間の日程のために総額2,300ドル、韓国ウォンで260万ウォン相当のお金を費やしているという。アメリカ人にとっての韓国文化のメッカ同然であるLAで、レコードショップなどに立ち寄ってアルバムやグッズなどの追加的な支出をする分は除いた金額である。現場で話を交わしてみたファンたちの事情も同様だった。金銭的に余裕のない学生の場合は、この3日間のイベントのために通常よりアルバイトを追加し、いわゆる「KCON」のために「弾丸装填」をすることは1年の中で最も重要なことだという。ニューヨーク州の小さな都市から来た一人の女性ファンは、自分の学校はもちろん近所で事実上唯一のKPOPアイドルのファンであると自分自身を紹介し、個人の都合で近くの「NYコン」に参加できずより多くの費用のかかる「LAコン」にきたが、それでも自分のように音楽が好きなファンは自分が好きな歌手により多く会う事ができるという期待感に対する費用は考えないと言っていた。現在1,500ドルに達するプレミアムチケットは、なんと2万人を収容することができるステープルズセンターの座席層の中でも最も早く完売する。もう少し立体的にデータを見る必要があるが、「KCON」がますますメインストリームである中産階級の関心を得ているという解釈も可能である。

 

一体アメリカでは誰がKPOPを聞いているのか?KPOPは本当に人気があるのか?PSY以降の可視的な成果を期待したり、あるいは疑っている韓国のファンたちなら自然に持つ疑問である。 「KCON」はこれについていくつかの答えを示している。一つ前提としなければならないのは、米国は地理的にも文化的にも人々が思うよりもはるかに大きく、複雑な国であり、その中でもよく「メインストリーム」と呼ばれる白人主流文化は、あえて目を背ける事もできないほどにその成功の大きさに威力があるというだけでなく、その構造は非常に閉鎖的ということだ。 この100年以上の米国大衆音楽の歴史において、絶対的な主流のジャンルとして受け入れられたのはヨーロッパの白人とアフリカ系黒人たちの音楽系統が唯一で、ここにラテンアメリカの音楽伝統が加味されただけだ。このような歴史と環境を考慮すると、私はKPOPのような外国の文化やサブカルチャーの文化の成否は、単にビルボードiTunesのチャートの成果と同じ数値ではなく、「KCON」 のような参加型イベントの全体的な規模の変化や参加者の面を介して把握する必要があると思う。

 

もう少し詳しく見てみると、現在、米国内のKPOPシーンはよく同胞(トッポ)と呼ばれる韓国系アメリカ人を中心に、その主力電波の対象であるアジア系アメリカ人が主な消費層だった数年前とは全く異なる様相を呈していることを発見することができる。ニューヨークの「KCON」のみに基づいて見てみても、非アジア系人種の参加率は今年を基準に60%を超えており、驚くべきことにその中の30%以上を白人のファンが占めている。よく「南米のファン」と呼ばれるヒスパニック系がその次が続き、伝統的にアジア系のポピュラー音楽とは縁がなかったアフリカ系アメリカ人の数が全体の10%を占めるほど大幅に増えたことが数値で証明されている。 (「LAコン」では黒人とラテン系の参加者はこれよりはるかに高い数値を示している)K-POPが数年前からダンスポップのカテゴリーを越えてR&Bやヒップホップなどのブラックミュージックを積極的に受け入れており、YouTubeや音源中心の流通構造で米国内の黒人コミュニティからの流入が容易になった状況で、米国内のアーバンミュージックのファンがKPOPの潜在顧客として浮上している状況に注目しなければならない。そしてこの変化の面はKPOPが米国内でアジアンコミュニティを徐々に出て普遍的な方法で拡大される様相とも直接的な関係を結んでいると見るべきだろう。



【ize訳】ソンミ、見慣れぬ美しい가시나(ガシナ)

【ize訳】ソンミ、見慣れぬ美しい가시나(ガシナ)

 

2017.09.06
http://m.ize.co.kr/view.html?no=2017090523157224274

 

ソンミは去る8月22日に発売した「ガシナ」のミュージックビデオで、ソンミは長い髪がぐしゃぐしゃになるほど体を振り、泰然自若とした顔で悪口を連想させる手の動きをしたりする。前所属事務所から発表された "24時間じゃ足りない" や "Full Moon" で見せた姿とは全く違う。振り付けも "Full Moon" でのバレエの動作のように優雅に満月を描いたものから、過激に男性ダンサーの腕を折るものに変わった。

 

デビュー10年目のソンミは大衆に様々な姿を見せてくれた。 2010年にガールズグループWONDER GIRLSを脱退するまでは、大きな瞳と華奢な体つきでガールズグループに要求されたりする、まるで人形のようにきれいな女子のイメージを提供していた。 "So Hot" のミュージックビデオで犬の人形を抱いて通ったり、ショーウィンドウ越しに大きな宝石の指輪を眺める姿のように、典型的と言えるキャラクターを演じたりもした。その点では "24時間じゃ足りない" は反転とも言うことができた。自分のボディラインを積極的に強調させたりする振り付けはWONDER GIRLSではまだ示されていない様なものだったし、曲は最初から最後までセクシャルな緊張感を呼び起こした。続いてWONDER GIRLSに復帰した後リリースした "I feel you" のミュージックビデオでは、ズボンのジッパーを下げる姿で登場する。 "Tell me" や "So hot" で活動する時は分別のない少女のイメージを演技するのに使われていた顔は、むしろ強烈な印象を残すことができるものへと変わった。その間に流れた時間のせいもあるだろうが、ソロ活動はソンミが大衆にもっと強い存在感を残すことができることが何なのかを見つけるきっかけになった。

 

"ガシナ" はソンミが再び現在の自分自身にふさわしい姿を見つける旅のように見える。 "ガシナ" という挑発的なタイトルから、曲のハイライトである「なぜきれいな私を残し/ガシナ」で目と口元の両方が半月のように曲がって笑ったかと思うと突然冷たい表情に急変するソンミの演技では、再び彼女の新しい姿を発見することが出来る。 "24時間じゃ足りない" と"Full Moon"でも破格な姿を見せてはいた。しかし、"Full Moon" の「満月の日/あなたの愛をください」という歌詞のように、ソンミが表現するキャラクターは愛を待つか、愛にしがみつく女性だった。ソンミの体が持つ長所をよく表現した振り付けも、それに合わせて誰かを誘惑するジェスチャーを表現しているように見えた。一方 "ガシナ" では、本当に狂ったように最初から最後まで過剰なエネルギーを見せ、「君は散る/私は咲いている」というように過去の愛に対する感情を表わす。dingoミュージック「イルシプ禁止」で新たな挑戦は怖くなかったのかという質問に対して「プレッシャーは大きかったが私には冒険だった。(ファンに)私と一緒に冒険に出かけてみましょう」と言ったように、彼女は再び大衆にとって見慣れぬ姿で帰ってきた。 KBS「ハッピートゥゲザー」で「同僚の芸能人から何度かアタックを受けたこともあるが、私は私が良ければいいというスタイルです。ありえなくはないし、気に入れば自分からアタックする事もありえます」と言ったように、やりたいことをせずにいられないという性格の反映かもしれない。その姿は見慣れないが、よりうれしいものだ。それは自分がこうありたいという姿を見つけていく過程であるからだ。

 

文 ソジヨン

 

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"Gashina" 가시나=「棘(ガシ)が出る」「美しい花の群れ」「去っていく」

 

읽씹(イルシプ)=既読スルー

 

대시=直訳するとダッシュ(dash)。韓国でも本来の走り出すという意味の「スタートダッシュ」のようにも使いますが、言い寄ること、告白することという意味もあるそう。日本語で言う「アタックする」と似たような感じかと思います。