サンダーエイジ

韓国のアイドルとか音楽についての自分が後で読み返ししたい記事のふんわり訳と覚書。

【ize訳】ソンミ、見慣れぬ美しい가시나(ガシナ)

【ize訳】ソンミ、見慣れぬ美しい가시나(ガシナ)

 

2017.09.06
http://m.ize.co.kr/view.html?no=2017090523157224274

 

ソンミは去る8月22日に発売した「ガシナ」のミュージックビデオで、ソンミは長い髪がぐしゃぐしゃになるほど体を振り、泰然自若とした顔で悪口を連想させる手の動きをしたりする。前所属事務所から発表された "24時間じゃ足りない" や "Full Moon" で見せた姿とは全く違う。振り付けも "Full Moon" でのバレエの動作のように優雅に満月を描いたものから、過激に男性ダンサーの腕を折るものに変わった。

 

デビュー10年目のソンミは大衆に様々な姿を見せてくれた。 2010年にガールズグループWONDER GIRLSを脱退するまでは、大きな瞳と華奢な体つきでガールズグループに要求されたりする、まるで人形のようにきれいな女子のイメージを提供していた。 "So Hot" のミュージックビデオで犬の人形を抱いて通ったり、ショーウィンドウ越しに大きな宝石の指輪を眺める姿のように、典型的と言えるキャラクターを演じたりもした。その点では "24時間じゃ足りない" は反転とも言うことができた。自分のボディラインを積極的に強調させたりする振り付けはWONDER GIRLSではまだ示されていない様なものだったし、曲は最初から最後までセクシャルな緊張感を呼び起こした。続いてWONDER GIRLSに復帰した後リリースした "I feel you" のミュージックビデオでは、ズボンのジッパーを下げる姿で登場する。 "Tell me" や "So hot" で活動する時は分別のない少女のイメージを演技するのに使われていた顔は、むしろ強烈な印象を残すことができるものへと変わった。その間に流れた時間のせいもあるだろうが、ソロ活動はソンミが大衆にもっと強い存在感を残すことができることが何なのかを見つけるきっかけになった。

 

"ガシナ" はソンミが再び現在の自分自身にふさわしい姿を見つける旅のように見える。 "ガシナ" という挑発的なタイトルから、曲のハイライトである「なぜきれいな私を残し/ガシナ」で目と口元の両方が半月のように曲がって笑ったかと思うと突然冷たい表情に急変するソンミの演技では、再び彼女の新しい姿を発見することが出来る。 "24時間じゃ足りない" と"Full Moon"でも破格な姿を見せてはいた。しかし、"Full Moon" の「満月の日/あなたの愛をください」という歌詞のように、ソンミが表現するキャラクターは愛を待つか、愛にしがみつく女性だった。ソンミの体が持つ長所をよく表現した振り付けも、それに合わせて誰かを誘惑するジェスチャーを表現しているように見えた。一方 "ガシナ" では、本当に狂ったように最初から最後まで過剰なエネルギーを見せ、「君は散る/私は咲いている」というように過去の愛に対する感情を表わす。dingoミュージック「イルシプ禁止」で新たな挑戦は怖くなかったのかという質問に対して「プレッシャーは大きかったが私には冒険だった。(ファンに)私と一緒に冒険に出かけてみましょう」と言ったように、彼女は再び大衆にとって見慣れぬ姿で帰ってきた。 KBS「ハッピートゥゲザー」で「同僚の芸能人から何度かアタックを受けたこともあるが、私は私が良ければいいというスタイルです。ありえなくはないし、気に入れば自分からアタックする事もありえます」と言ったように、やりたいことをせずにいられないという性格の反映かもしれない。その姿は見慣れないが、よりうれしいものだ。それは自分がこうありたいという姿を見つけていく過程であるからだ。

 

文 ソジヨン

 

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"Gashina" 가시나=「棘(ガシ)が出る」「美しい花の群れ」「去っていく」

 

읽씹(イルシプ)=既読スルー

 

대시=直訳するとダッシュ(dash)。韓国でも本来の走り出すという意味の「スタートダッシュ」のようにも使いますが、言い寄ること、告白することという意味もあるそう。日本語で言う「アタックする」と似たような感じかと思います。