サンダーエイジ

韓国のアイドルとか音楽についての自分が後で読み返ししたい記事のふんわり訳と覚書。

【melon mag訳】<アイドル生活探求> 注目すべきアイドルメンバー

【melon mag訳】<アイドル生活探求> 注目すべきアイドルメンバー

 

2017.08.17 パクヒア
http://m.app.melon.com/musicstory/detail.htm?mstorySeq=5405&ref=&snsGate=Y


「一体そんなにたくさんのアイドルメンバーの名前をどうやって覚えるんですか?」
記者の仕事をしていると、周辺でたびたび聞く話だ。 もちろん、1ヶ月に数グループがいっぺんにデビューする時があり、そういう時はメンバーの名前はおろかグループ名を覚えることすら大変だ。

 

しかし、こんな時ほど、むしろヒントになってくれるメンバーがいる。 あちこちでセンターの役割を強調するが、必ずしもセンターではなくてもグループのカラーを作るのに一役買っている彼らが確かに存在する。


Wanna One /ぺジニョン

Wanna Oneを知らない人はいないが、アイドルグループに大きな関心がない人だとメンバーそれぞれの名前は覚えていないことがある。 しかし、目立って特異なバックストーリーでWanna Oneに合流したメンバーがいて、それがベジニョンだ。

Mnet「プロデュース101シーズン2」の時から特に自信のない姿のためにむしろ話題になり、最近は青春映画の主人公のように見える愛らしいルックスのおかげで多くの関心を受けている。

しかし、彼にもう少し関心を持って見ると、独特なボイスが耳に入る。 トーンが低いのに発声がとてもきれいだし、メロディーに絡みつくというより空気中に浮遊するような空気感を残すという点が興味深い。 実際メインボーカルでもリードボーカルでもないのに、他のメンバーとは明確に区別される声色を持っているというのは大人数グループのメンバーとして非常に大きな長所だ。

 

選曲リスト3
「Oh Little Girl」슬레이트
「Energetic」Wanna One
「この場所に(Acoustic Ver.)」Wanna One


Wanna One/パクウジン

Wanna Oneメンバーを2人も紹介する事を快く思わない人がいないことを願う。 実際にWanna Oneのステージを注意深く見てきた人なら、パクウジンのラップとダンスについて言及しない方が難しいかもしれない。

よくパートがかぶるカンダニエルとは違った魅力を持っており、より目に入ってくる。 もともとパクウジンは「プロデュース101」で順位逆転のアイコンとして有名になった。 しかし、ドラマチックな逆転が可能だった本当の理由は、ミッションが行われている間彼が優れたステージ掌握力を見せてくれたからではないだろうか。

BrandnewMusic所属という名前に応えるかのように、パクウジンは非常に安定的な発声とフロウでラップパート全般を支えている。 ダンスを踊る時にはパワフルに個別の振付を消化しながらも、自分だけの確実なグルーヴがある。 はっきりしたチュムソン(ダンスの時の身体のライン)を持ったメンバーを見たいなら、パクウジンのステージを推薦する。

 

選曲リスト3
「Burn It Up」Wanna One
「Wanna Be(My Baby)」Wanna One
「NEVER」国民の息子


PRISTIN/レナ

デビュー曲「WEE WOO」ミュージックビデオで公衆電話ボックスを叩いていたメンバーを憶えているだろうか。 救急車を呼んでほしいと叫んでいたまさにその少女がレナだ。 「Black Widow」のステージでは茶目っ気を捨ててクールな目つきを見せ、ファンを歓呼させたりもした。

PLEDISエンターテインメント所属のガールズグループらしく、メンバーたちの大半が長身である。 レナはその中でもっとも背の低い部類に属する。 しかし、ラップのパートを主に務めながらどんなメンバーよりタフで快活なエネルギーを発散できるというのがレナの魅力だ。どんなアイドルグループのメンバーたちに混ざっても気後れしないようなたくましさが感じられると言えるだろう。 今回リリースした「WE LIKE」でもレナはやはり強く、美しい。

 

選曲リスト3
「WE LIKE」PRISTIN
「ALOHA」PRISTIN
「WEE WOO」PRISTIN


NCT DREAM/ジェノ

リーダーのマークがこまめにチームを率い、一方でジェノは余裕の笑みでにぎやかな雰囲気を整える。 ステージの上でもジェノは他のメンバーたちに比べてちょっとだけがっしりと発達した肩と細長い手足でパフォーマンスに重厚さを吹き込む。 未成年者だけで構成されたNCT DREAMメンバーの中で一番頼もしい雰囲気を持ったメンバーを挙げるとすれば、自然に彼の名前が浮かぶ理由だ。

普段特に行動を大げさにしたり言葉をが多い方ではない。 しかし、舞台の上でもリアリティスタイルの芸能番組でも大人びた雰囲気を漂わせており、そのおかげで一度や二度は必ず目が行くメンバーだ。 これはジェノが明るくて才能の豊かなDREAMメンバーの間でも黙々と自分の席を作って行っているという意味だろう。

 

選曲リスト3
「We Young」NCT DREAM
「La La Love」NCT DREAM
「最後の初恋(My First and Last)」NCT DREAM


WekiMeki/ジスヨン

WekiMekiにはチェユジョン、キムドヨンだけがいるのではない。 くりくりした目を輝かせながら重要なボーカルパートごとに登場する潑剌とした少女。WekiMekiのリーダーであり、魅力的なボーカルジスヨンは10代にアピールするというグループイメージにぴったりな個性ある声に耳を惹きつける。

ファンとコミュニケーションするリアルタイムライブ映像ではハスキーな声で笑い、とりたてて飾らない淡泊な姿でおしゃべりをしている。 たまに愛嬌がないという理由で何度も困っているような姿が見せるが、事実愛嬌がちょっとないからといってそれがなんだろう。 少々理性的ではないパフォーマンスで観客の魂を抜くタイトル曲「I don't like your girlfriend」も、ジスヨンの硬質な声に多くの部分を依存している。 少なくとも新人歌手には、それよりも素敵な長所は存在し難い。

 

選曲リスト3
「I don`t like your Girlfriend」Weki Meki
「Stay with Me」Weki Meki
「Neverland」Weki Meki


NU`EST/アロン

NU`ESTであり、NU`EST Wとしてユニット活動を開始したアロン。彼をずっと見守ってきた人たちは、久しぶりにグループとフィーチャリングステージを行き来しながら活動するアロンの姿を誰よりも喜んでいるだろう。

NU`ESTメンバーの中で最も鮮明で濃い印象を持ったメンバーが、まだぎこちない韓国語のために、時々ファンの前にかわいい姿を見せたりする。このようなギャップに劣らずラップと歌でも正反対のイメージを描き出すアロンだ。

「If you」では淡々としているが哀愁のある雰囲気を生かし待っているという感情を表現して、レイナの「ご飯映画カフェ」ではより軽いトーンのラップでボーイフレンドとしての悩みを打ち明ける。 また、ほとんどのアイドルグループのメンバーたちとは異なり、特にステージで静かな魅力が浮き彫りされるという点も彼の特徴である。

 

選曲リスト3
「If you」NU'EST W
「ご飯映画カフェ(Feat.Aron Of NU'EST)」レイナ(Raina)
「Overcome」NU'EST

 

【ize訳】WANNA ONEのバラエティ成績表

【ize訳】WANNA ONEのバラエティ成績表

 

2017.8.24
http://m.ize.co.kr/view.html?no=2017082323127219188

 

この1週間、ひっきりなしにTVにボーイズグループWANNA ONEが出ていた。 彼らはいったい何を残したのだろうか。 先週1週間で、視聴者がWANNA ONEについて知ったこととは。


Mnet「WANNA ONE GO」

 

 この日の発言
「君、踊ってる僕を見て笑ってたじゃない。なんで笑ったの?」
ベジニョン、「プロデュース101シーズン2」当時を回想しながらイデフィに対して。

 

「3点ですか。 それじゃ終わりですね」
ライグァンリン、最後の1点賭けを残して。

 

ベストシーン
イデフィとぺジニョンがカフェで過去を追憶する。 この場面は11人がどのような歴史を経てWANNA ONEというグループに指名されたかを表す直接的な例を挙げていた。 「結局、WANNA ONEチームになったね」しばらく思い出を振り返ったイデフィとぺジニョンは、この一言とともにハイファイブをする。 現在のWANNA ONEは、いわゆる「ケチュイ(個人の好み)」の集合体として集まった彼らがチームとしてのアイデンティティを認識するための過程を歩いている。 したがって、上記のような姿こそ団体リアリティー番組で見せてくれるのに最もふさわしい図ではないか。 同時にAとFという両極端のレベルに置かれていた彼らが互いに関心を持っていたというビハインドストーリーは、青春映画の一場面を連想させる。

 

意外な発見
ティーザーで少し前に公開されていたライグァンリンのバスケットボールの実力が十分に発揮された。 製作陣とチキンをめぐって繰り広げられたバスケの試合で、ライグァンリンは片手でボールを投げながら余裕ありげにコートを走り回った。 最後に3ポイントシュートを成功させ、試合を終えた彼の姿に同じチームだったパクジフンも感嘆した。 ライグァンリンは末っ子であるにもかかわらず、放送中にパクジフンに食べ過ぎを自制させて大人な姿を見せたりもした。 いろいろなギャップのある魅力の連続だった日だ。

 

KBS「ハッピートゥゲザー」

 

 この日の発言
前頭葉に保存して、側頭葉にインプット、後頭葉にインプット」
パクジフン、"(伝説の)チョドンアリ(おしゃべり)"メンバーたちと一緒に新しい流行語を作る場面で。

 

「ホン・ソンウではなくオン・ソンウ、コン・ソンウではなくオン・ソンウです」
オンソンウ、「大韓民国オン姓芸能人第1号」であることを強調しながら。

 

ベストシーン
「ハッピートゥゲザー」で自分の特徴を最もしっかりと大衆に印象付けたメンバーは、他ならぬパクジフンとオンソンウだ。 同日、パクジフンは「僕の心の中に保存」という流行語がとても急速に広まり、大衆が飽きてきているという点を認めて新しいキーワードと「インプット(入力)」という単語を提案した。 これに対して"チョドンアリ"メンバーらが脳を活用することをアドバイスすると、「前頭葉」「側頭葉」などアイドルが消化しにくい言葉に、自分だけの愛嬌のあるジェスチャーを加えたセンスを見せてくれた。 また、オンソンウは珍しい自分の姓が数多くの芸能人たちの間で記憶されやすい要素であることを的確に理解しており、これを積極的に活用した。 ややもすれば田舍臭く感じられる名前ギャグも、これを活用しなければならない理由に説得力があればいくらでも笑わせることができるという点を示した事例だ。

 

意外な発見
(むちゃくちゃ막ダンスを除いては)自分のすべての才能をテキストに置換してしまったようなファンミンヒョン。ファンミンヒョンは"チョドンアリ"メンバーに対して自分がメンバーになるべき理由について、「寝る前にポエムを朗読して差し上げますし、朝も起こしてあげます」という思いもしなかった回答を出し、実際に好きな人に会う時より携帯電話メッセージの方がもっと自然に話せたという事実を明らかにして、予想しなかった笑いのポイントを作り出した。

 

tvNSNL KOREA 9」

 

この日の発言
「あー、うるさい。」
ファンミンヒョン、アンヨンミの話し声にカーテンを開けながら。

 

「この世の中にはそんなに大変な人が多いんだって。 デフィのウィンク受けとって頑張ってね!」
イデフィ、「才能の豊かな彼氏」をとぼけて演技しながら。

 

ベストシーン
窓際に座っていたファンミンヒョンがカーテンを開けて初めて姿を現した瞬間、少女漫画からそのまま出てきたようなポーズと台詞に突然ピンク色の恋物語が始まった。 ファンミンヒョンとカンダニエルが登場するたびに、BGMに「Pretty Boy」が鳴り響いた理由もそのためだ。 アイドルがあたかも現実のサークル部屋に現れたような漫画的な演出、ややぎこちないが与えられたキャラクターを熱演した2人のメンバーの努力のおかげで、観客席からも笑いが起きた。 反対に「才能の豊かな彼氏」になったイデフィは自分の順番を待っていたかのように、やたらと投げキスとウィンクを披露した。 シナリオに登場するボーイフレンドの姿と一体と言っても信じられそうな、自然な演技だった。

 

意外な発見
普通のアイドルが痒くなるような台詞を言うと、ファンたちは余計にぎこちなさを恥ずかしく思ったりする。 しかし、ぺジニョンは例外だった。 「純情漫画のような彼氏」を演じ、「時にはこんなスリルのあるときめきが、愛を芽吹かせたりもする」「愛の妨害者の奴め、彼女を欲しがったのか?」など、現実では想像すらできない鳥肌もののセリフの饗宴を繰り広げた。 それも非常に物静かな態度で。普段恥かしがり屋な性格だが、笑いを堪えながらとぼけて台詞を消化するぺジニョンの姿に多くのファンが喜んでいた。 もちろん、「ドゥグンドゥグン(ドキドキ)」「ジリジリ(ビリビリ)」「フダダダン」のような擬声語や擬態語を声を出して読むときは、ちょっと恥ずかしそうだったが。

 

MBC Every1 「週刊アイドル」

 

この日の発言
「ファンミンヒョン教です」
キムジェファン、宗教は何かと尋ねるチョンヒョンドンとデフコンに向かって。

 

「あなたの心に落ちてしまったじゃないか」
パクウジン、ウォーターパークプールに落ちた演技をした後に。

 

ベストシーン
「週刊アイドル」はMCタレントのチョンヒョンドンとデフコンが特定のアイドルメンバーを困難な状況に追い込み、笑いを導き出すことで有名だ。 しかし、MCたちの意地悪ないたずらに対処するスタイルにはメンバーごとに差があった。 同日、ヒョンドンは「ファンガルリャン(ファン孔明)」ファンミンヒョンを「WANNA ONEを作った父」とからかっており、目ざといキムジェファンは自分の宗教が「ファンミンヒョン教」であると瞬発力の良さで答えた。 イデフィはランダムプレーダンスでミスするやいなや「ワナブルの皆さん、これですよね?」とわざとらしく対処して、むしろチョンヒョンドンとデフコンを当惑させた。 一方、ぺジニョンはヒョンドンに誰がミスしたのか根掘り葉掘り打ち明けて新人アイドル特有の純粋なところを見せ、ユンジソンはいきなりウンカ(昆虫)の真似を注文するMCたちのせいで汗を流した。 視聴者たちの「1pick」によって完成したグループらしく、各自のキャラクターがどう違うのかが明らかになった場面だった。

 

意外な発見
「あなたの心に落ちててしまったじゃないか」同日の放送で、パクウジンはバーチャルのウォーターパークCGをもっとも具体的に注文したメンバーであり、ここにインターネット小説の主人公のような台詞まで添えて10秒のCM撮れ高を完璧に消化した。 普段から彼が持っていたいたずらっ子の姿に、計画性まで備えた「バラエティ向けメンバー」が発見された瞬間だった。 また、パクウジンは「ヨロジョ」の舞台でカンダニエルが見せてくれた脚をスワイプするダンスに10代の少年の覇気と適度な笑いを混ぜた。 今までバラエティ番組を主導してきたオンソンウ、ユンジソンとはまた違う楽しみを引き出したのだった。


KBS 「スーパーマンが帰ってきた」

 

この日の発言
「もう流行りじゃないみたいです。」
パクジフン、「僕の心の中に保存」を見た子供たちが無反応なのを見て。

 

「僕の特技は、自分の体を使って木馬になったりとか...」
カンダニエル、子どもたちと何をして遊ぶことができるかという質問に対して。

 

ベストシーン
同日、パクジフンはイドングクの息子であるソラ、スア、シアンから数回傷を受けた。 子供達はきれいな容姿のパクジフンを指差して「宇宙人みたい」と不思議がり、予想できなかった比喩に困惑した彼はふき出した。 また、子供たちはパクジフンが披露した愛嬌に対して一様に納得できないという反応を見せ、みんなを戸惑わせた。 さらに、パクジフンが見せてくれた「ククカカ」愛嬌(MONSTA Xジュホンのオリジナル愛嬌)を真似してみていう話に、したくないと首を振られまでした。 結局、挫折したパクジフンはこの言葉を最後に自分の愛嬌を放棄した。 「もう流行りじゃないみたいです。」子供たちが出演するバラエティにまた出る機会があるとしたら、その時は他の必殺技を準備しなければならないようだ。

 

意外な発見
「スーパーマンが帰ってきた」はWANNA ONEメンバーたちに人気アイドルなら一度は通るという「育児バラエティ」の味を見させてくれたプログラムだ。 特にカンダニエルとユンジソンは、いたずらっ子のようなアイドル独特の雰囲気で、几帳面に3人兄妹をまとめてみせる大人の姿までアピールした。 彼らは長時間、腕に筋が浮き上がるほど子供たちにローラーコースターゲームをさせてあげたり、几帳面に服を着せてあげたり等、多情多感な態度で撮影に臨んだ。 その結果、3人の子供たちはWANNA ONEメンバーたちに父イドングクが選手時代に受けたチャンピオンリングとメダルを持ってきてプレゼントするまでに至った。 イドングクが外出する際も、いざ彼を見送ったのは子どもたちではなく、恥ずかしげに笑っているWANNA ONEのメンバーだった。


JTBC 「一食ください」

 

この日の発言
「僕、22才ですよ」
カンダニエル、イギョンギュに「お酒を飲んでもいいのか」と訊かれて。

 

「宿題をたくさん出されるわけではないので、簡単にする方です」
パクジフン、カンホドンに学業と芸能人の生活を並行するのは大変だろうと心配されて。

 

ベストシーン
22歳のカンダニエルと19歳のパクジフンを含め、WANNA ONEメンバーたちは「成人組」と「未成年組」に分けられる。 しかし、成人メンバー同士で撮った酒類CMなどを除けば、実質的にWANNA ONEメンバー間の年齢差を実感することは容易ではない。 このような状況で、イギョンギュは飯酒(食事と一緒に飲むお酒)が添えられた夕食の場でカンダニエルに「酒を飲んでもいいのか」と尋ね、これに対してカンダニエルは自分が22歳という点を強調しながら、何度もおかわりした。 反面、パクジフンが10代という事実を知ったカンホドンは、学校の宿題と関連した話を切り出した。 まじめに答えているパクジフンの姿を見た彼は、「俺が宿題の話をするのはいつぶりだろう」とため息をついて、彼らの世代の違いを実感させた。

 

意外な発見
華やかなリアクションと、カンホドンのこだまのように「オーマイゴッド」と叫ぶ声。 WANNA ONEメンバーたちの間では自分のキャラクターを主体的に作ってきたパクジフンだが、この日はまるで'ctrl+c'、'ctrl+v'キーを押すようにカンホドンの行動をそのまま真似していた。 野菜の種類を数え指を折る姿まで真似する彼の姿から、まだ下手ではあるが一生懸命にするバラエティ初心者の姿が見えた。 このような少年が両親の話をしながら淋しそうに笑ったなら、切なさは倍になる。 「正確には1年7ヵ月ぶりに食べますね」久しぶりに実家ごはんを食べたパクジフンは、スープをひとさじ味わうやいなやお母さんの思い出が蘇ると言い、ただ純粋に喜んでいた。 そして鬼のようにBGMで流される「僕だよ僕」、ピアノソロバージョン。

 

文 パクヒア
校正 キムヨンジン

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ケチュイ개취=개인個人+취향趣向

 

ハッピートゥゲザーのチョドンアリメンバー=ユ・ジェソク、キム・ヨンマン、チ・ソクジン、キム・スヨン、パク・スホン

 

Pretty Boy = M2Mの歌。ランニングマンでソンジュンギが出てくると大体流れてる気がする。

 

【ize訳】WANNA ONE、新しい「インターネット・ボーイフレンド」

【ize訳】WANNA ONE、新しい「インターネット・ボーイフレンド」

 

2017.08.16
http://m.ize.co.kr/view.html?no=2017081522497270633&pDepth1=i2401


KBS「太陽の末裔」のユシジン(ソンジュンギ)が放映終了後もずっと生きていて活動したならならどうなっただろうか。去る7日にデビューしたボーイズグループWANNA ONEがその答えになるだろう。彼らはMnet「プロデュース101シーズン2」を介して2ヶ月以上ルックス、ダンス、歌で自分たちをアピールして葛藤、競争、和合、別れのドラマを書いた。そして放映終了後、カンダニエルがカンダニエルのまま活動する。その結果は、クレイジーな熱狂である。WANNA ONEのデビューアルバム「1X1 = 1(To be one)」は発売初週40万枚以上を売りあげ、タイトル曲「Energetic」は音源チャートリアルタイム1位を占領した。 KBS「ハッピートゥゲザー」の録画当日にはファンがあまりにも殺到し、メンバーたちの移動中に接触できないように製作陣が安全線を作ったりもした。

 

先週、naverのコメントが多いニュースランキングの1位は「『WANNA ONE』カンダニエルのセンター分量に対してファン苦情...過去I.O.Iも?」であり、13日現在2万9千人以上のコメントが書き込まれている。このコメントの92%が女性であり、年齢は30代33%、20代が31%と割合が高い。 10代は12%であり、40代の18%よりも少ない。 20〜40代の女性は、ドラマに出演した俳優たちをスターにしてくれる年齢でもある。ほとんどの経済活動をする人々は、10代のように目に留まるグループのすべてを熱狂的に探して消費することは難しい。ドラマはそれらにすぐにハマる事が可能なキャラクターとストーリーが付与されている。ところが「プロデュース101シーズン2」は、会社員がただでさえ心を解放できる金曜日の夜、KBS「花より男子」の「F4」よりも25倍多い男性がそれぞれの魅力をアピールし、自分に1票をお願いするショーであった。私の1票が好きな出演者をユシジンと同じような主人公にすることができる。そして、私の主人公がドラマが終わった後に現実に活動する。

 

アイドルを続けて消費していたファン層は、特に10代は数年前からSNSなどを通じて積極的にアイドルのコンテンツを消費してきた。防弾少年団は、SNSを中心に10代の若者を掘りおこしながら、米国のビルボードアワードでまでその波及力を認められた。一方、「プロデュース101シーズン2」以前にはアイドルに興味がなかったか防弾少年団の名前を知っている程度だった大人の女性たちは、アイドルコンテンツをいちいちチェックしたりはしない。時間が多くないだけでなく、慣れていない場合も多い。 「プロデュース101シーズン2」はこのような消費者に対して、TVを見ても良いと思わせる程度に整理されたキャラクターとストーリーを付与した。放映終了後には、WANNA ONEやNU'ESTのメンバーがKBS「ハッピートゥゲザー」のような芸能番組で、製作陣が必要とする様々なタイプのボーイフレンドを演じる。ドラマの中の人物と大差ない存在が、TVをつけたりnaverキャスト人気映像順位だけを確認すれば見ることができるコンテンツを提供し続けている。その点でWANNA ONEやNU'ESTのような「プロデュース101シーズン2」の出演者たちは、別のタイプの「インターネット・ボーイフレンド」のように見える。私の「1pick」になることができる魅力的な人に、非常に快適な方法で、プログラム放映終了後も会うことができる。その需要が想像よりもはるかに大きかった。

 

ゆえに、WANNA ONEファンの熱狂は既存のアイドルグループのそれとは微妙に異なっている。 「Energetic」は音源サイトmelonで1日足らずで10万人を超える「いいね」を記録した。去る6月26日に発表された後、これまでの音源サイト利用者に幅広い人気を得ているHeizeの「雨が降ってそれで」の「いいね」が13日現在、13万3千程度だ。 「Energetic」に対する反応は、10代だけでは不可能だという意味だ。 「プロデュース101シーズン2」の出演者が所属する事務所の関係者は「ファンが送るプレゼントの包装のセンスも、既存のアイドルに送るものとは違う。どうも20〜30代がファンドムの主軸であるようだ。」と語った。WANNA ONEが出演した芸能プログラムでは、一般的な関心のみでは簡単にはわかりにくい情報やメンバー別のキャラクターたちが字幕で登場して、放送やメディア関係者が特定の出演者のファンであることを公然と露わにしたりもする。これはジャンル的にはドラマとアイドルの組み合わせであり、熱狂の源はH.O.T、神話、東方神起などを好きだった世代だ。その点では、2017年は「大ボーイズグループ時代」の元年のようにさえ見えるほどだ。少なくとも10〜40代に至る女性たちが好きな「1pick」グループやメンバーについて話をすることが自然なことになって、それぞれが別の方法で数十万枚以上のアルバム販売量を記録するグループが相次いで出てくる。

 

「プロデュース101シーズン2」と関連してMnet、マネジメントを引き受けたYMCエンターテイメント、地上波が、新しい現象の前に慌てることは今後も繰り返されることである。 「プロデュース101シーズン2」投票1位のカンダニエルが「センター」であることは、ポジションだけの問題ではない。 「プロデュース101シーズン2」を通じて、センターというのはカンダニエルのアイデンティティの一部となった。カンダニエルがデビュー曲でセンターとしての存在感を見せられないというのは、ファンにとってはドラマの主人公を脇役にされたようなものだ。ただ分量が数秒より多い少ないという問題ではない。カンダニエルが中心であることを誰もが知ることができるような明確なサインが必要なのである。しかし、Mnetは既存のアイドルグループのコンテンツのように「Energetic」の曲とパフォーマンスを作った。ただ良い曲とパフォーマンスだけで、従来と異なる基準を持つファンを完全に満足させることは出来ない。また、地上波はWANNA ONEを芸能番組には出演させるが、音楽番組には最大限出演を先送りさせた。WANNA ONEの人気を利用はするが、今しがたデビューしたばかりのケーブルTVのチャンネル出身のグループに対してステージは簡単に与えないというのは、我ながら賢明な牽制と考えられもする。 しかし、WANNA ONEの成績はすでに地上波の音楽番組出演が無意味に見えるほどだ。すでにBIGBANGがSBS「人気歌謡」への出演だけでも話題性を維持するのには問題がないことを見せてくれたりしている。むしろ現時点では、彼らが唯一上がるステージであるMnet「M Countdown」への関心が大きくなるだけだろう。アイドルグループに新しい要素が加わり、既存の観点では解決できないことが起きている。

 

SNLコリア9」の「ウィークエンドアップデート」では、韓国のボーイズグループが北朝鮮の挑発を妨げるというコメディをしながら、その例としてH.O.T、EXO、防弾少年団、WANNA ONEを挙げた。偶然だが、これは象徴的な瞬間だった。 H.O.TからEXOまで、SMエンターテイメントの最も人気のあるボーイズグループはそれ自体で一つの時代の基準に違いなかった。ところが、いわゆる3大企画会社所属でもない防弾少年団SMエンターテイメントとは異なる方法で欧米市場に至るまでの巨大なファンドムを形成した。WANNA ONEは既存の芸能事務所ではなく、放送局のコンテンツから予期しない性格のファンドムを作り出した。 H.O.T.デビューから20年が過ぎ、SMエンターテイメントの他に新しい方法を持って出てくるチームが同じような時期に連続的に生じた。偶然なのか必然なのかは知ることができない。ただ、これだけは言えるだろう。アイドルというジャンルが一世代を過ぎた。そして、予想するのは難しい未来が近づいている。新しい想像力、新しい天才、新しい勝利者も登場するだろう。そしてファンにとっては、幸か不幸か新しい蟻地獄の始まりである。


文 カンミョンソク
校正 キムヨンジン


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本国でのWANNA ONEのメイン客層は20〜40代でしかも恐らく30代が1番多いとか...そりゃサイン会でドンペリも入りますね!
(サイン会でドンペリニヨンをリアルにもらうアイドルは流石に始めて見ました)

 

【ize訳】[ women's plane ]少女時代の一蹴り

【ize訳】[ women's plane ]少女時代の一蹴り

 

2017.8.14
http://m.ize.co.kr/view.html?no=2017081323457268759&pDepth1=i2301

 

始まりは「また巡り会えた世界」だった。清純なイメージを打ち出すガールグループであれば誰もが一度リファレンスにした、この澄んで力強い歌は、しかし実は両肩にかなり重い荷物を背負って生まれた曲だった。 3年から7年まで、それぞれ厳しい練習生時代を経た少女時代メンバーたちの汗には、SHINVI(神秘)・ミルク・天上智喜などS.E.S.の後に野心的に準備したガールズグループプロジェクトの全てが期待に満たない結果を出したSMエンターテイメントの未来までが乗っていた。ガールズグループのデビュー曲というにはやや悲壮感のあるイントロ、曲の中心を取るディストーションがかなりかかったギター演奏とそれらを支える激しい振り付け。これは専らデビューの舞台のために1年を準備したメンバーたちの情念であり、今までとは違う新たなガールズグループの地図を描いてみせるという所属事務所の強力な意志表明だった。

 

それにもかかわらず、大衆が最も注目したのは他でもない「蹴る振り付け」だった。ミュージックビデオはダンサー、バレリーナバリスタパイロット、グラフィティアーティストなど少女たちの多彩な明日を描き、歌詞はわくわくしつつも恐れに満ちた未来の前に立った少女たちの叫びを込めていたが、結論は漏斗のようにひとつに集約していった。 短いスカートを穿いた少女たちが画面に向かって団体でキックをする視覚的イメージは、秒単位で切られて一枚の静止画面に、時には「ウムチャル(gif画像)」としてウェブ上に長い間出回った。 最初の歌が伝えようとしたストーリーと文脈とエネルギーは消えても、それらは残る時間だった。

 

少女時代が歩んできた10年はおそらく、その「蹴り」が世間に意図したとおり受け入れられるようにするための説得と懐柔の歴史だったのかもしれない。女性、特に若い女性の言葉や行動の一つ一つに性的なコードを付与したり、時には生まれつき自己決定権が剥奪された人のように扱う世界の偏見が主なターゲットであった。優しくて愛らしい少女のイメージを積極的に借用した「Baby Baby」と「Kissing You」で始まり対象化の頂点を極めた「Oh!」で前半を終えた後、主体的な女性像を前面に出した「Mr. Mr.」や強烈なパフォーマンスが引き立つ「I Got A Boy」、「Catch Me If You Can」で後半を飾った少女時代のキャリアはそれ故に印象的だ。まるで自らが主体性に目覚めた少女の波瀾万丈成長物語のように見えるこの流れは、「『オッパ』の皮肉な笑いを見ただけで泣いてしまいそうに見えた」(「Oh!」)私が、「私に選ばれただけで輝く君」(「Mr. Mr. 」)を認識するまでの成功と失敗をそのまま展示している。

 

そんな彼女たちが10周年を記念して発表した第6集アルバム「Holiday Night」の主人公を自分達で決めたことは、至極当然の帰結である。もう誰の許可も必要ない「ヤング・アンド・リッチ」の人生をありのままに楽しみ始めた彼女たちの前に置かれたキーワードは、他ならぬ「パーティー」と「仲間」だ。 アルバムと関連したインタビューを通じて、長い間変化せずお互いに配慮してくれた仲間に対する感謝の挨拶を一番先に伝えるのはもちろん、「(少女時代は)人生に一度来るか来ないかの名誉であり運命だ」(ティファニー "W"8月号インタビュー)と告白する彼女たちの声からは少しの迷いも感じられない。 10年という時間自分たちが好きなことに最善を尽くし、そのようにして勝ち取った成功がもたらす富と名誉を熾烈に享受する若い女性の姿がこのように変わらず原石のようであるという事実に、改めて驚くばかりだ。

 

だからこそ、再び「また巡り会えた世界」なのだ。この歌が発表されてから9年ぶりに、少女時代が当然のように時代と連帯を代表する歌で見直されたのは単なる偶然ではなかった。一人では恐ろしく難しくてもそばにいる人の手を握るとなんとなく強くなる気がしたという稀な奇跡の間から、韓国ガールズグループ初の10周年を迎えた彼女たちのリアルな成長と連帯のストーリーが入り込んでくる。 「また巡り会えた世界」で最も人気のある歌詞は「君のことを考えただけでも私は強くなれる」だが、個人的に大切な歌詞は別にある。 「特別な奇跡を待たないで」だ。何かを待ち続けてやきもきするのが全てだった少女はもういない。 「30歳でも少女時代か」というあまり笑えない質問に「今は少女時代、これからも少女時代、永遠に少女時代」というクールな蹴りが飛んでいく。これは「また巡り会えた世界」が梨花女子大にもたらした連帯のように、10年選手のプロアイドルである少女時代がプレゼントしてくれた生の軽快さである。


文 キムユンハ(音楽評論家)
校正 キムヨンジン


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izeの女性に関する記事「Women's plane」シリーズのひとつとして書かれた記事でした。

文中に出てくる梨花女子大の件は昨年(2016年)に新設学部をめぐり、在学生と卒業生が学校側と政府に対して起こした抗議行動で「また巡り会えた世界」を合唱したというエピソードの事だと思います。
http://www.huffingtonpost.jp/2016/08/28/korea-ehwa-womens-univ_n_11756596.html

(ちなみに少女時代の曲だけではなく、実際はgodとか他の曲も歌われてたみたいです。
http://japan.hani.co.kr/arti/politics/24798.html)

 

この件自体は朴大統領辞任のきっかけにもなった事件や学生側のエリート意識などの様々な社会的背景も絡んでいたりしますし、手放しでこの歌が歌われた事を単純に感動と言うのは少し考えるべき事かもと個人的には思いますが、「また巡り会えた世界」は今年(2017)7月の大邱クィアカルチャーフェスティバルでも歌われたそうで、壁にぶつかりながらも不確かだけど新しい世界を目指して進んでいこうというような歌詞の内容からか、若者にとっての一種のプロテストソングのような扱いになりつつあるのかもしれません。

http://www.huffingtonpost.jp/2017/07/01/kore-lgbt_n_17353834.html

 

【ize訳】WINNER、上半期YGのウィナー

【ize訳】WINNER、上半期YGのウィナー

 

2017.8.14

http://m.ize.co.kr/view.html?no=2017081400347241666&pDepth1=i2301

 

最近のWINNERの活動を見ると、韓国における「男性アイドルグループ」とは、あるいは「ボーイバンド(boy band)」とは何なのか、どのようなメカニズムなのかについて考えてみることになる。彼らはそもそも投票に基づくリアリティショー、さらにはグループのデビューはすぐに相手の挫折と明澄に置き換えられるという、ショービジネスであえてする必要がない冒険の生存者であった。 Mnet「プロデュース101」の時代以降でも、デビューの価値を彼らよりもドラマティックに見せてくれた事例はない。ここにおけるデビューとは、才能と資本の間の水平的な契約ではなく、選択を受けることであり機会が与えられるというケースだ。所属事務所YGエンターテイメントのブランド、あるいは契約の価値が大きいほどその選択を受ける価格は高く、少年達はより多くのことを放棄する準備ができているように見えた。要するに、今ではすべての人が見慣れたアイドルの風景だ。過去に多くの人々が指摘し、今でも忘れた頃に現れる「あやつり人形」という卑下の出発点である。

 

このバッシングは創作活動での持ち分の拡大、すなわち「作曲/作詞ドル」や「著作ドル」だのという概念で克服されたり、突破することができるのだろうか?WINNERの野心的なデビューアルバムは、そんなこともあるのだと言っているように見えた。各メンバーが等しく参加した成果は期待以上に完成された形であり、それぞれの味を露出することを躊躇しなかった。しかし同時に、良い音楽あるいはアルバムは「アイドル」という概念とは関係なく評価可能である。いわば外部の企画が存在し、アーティストがそれを実現することに集中しても、最終的な結果を予断することができるわけではない。要するに「アイドル」である事とは無関係に、軽く見ることができるというわけではないということだ。そして同じ理由で、曲と歌詞を書く事を高く評価する必要もない。デビューアルバムの「LOVE IS A LIE」は、当時も良かったが、今となっては予測のように聴こえる。この曲はソンミンホとカンスンユンの好みから始まったものだが、しかし、アルバムの企画の中で最も存在感がある曲だ。ジャンルや編曲でユニークだったり特色を出したという欲は含まれていないが、このグループに必要なものが何なのかを教えてくれる。

 

ところが、WINNERを興味深く見守るようになったのは、その次からだ。 「EXIT」というタイトルの(おそらくは)連作であった唯一の作品は、デビューアルバムの縮小版でありながらメンバー各自の好みがどのようにお互いに異なっているのかを明確に示した。このギャップのおかげで、「Immature」のように時折現れる所属事務所の既存の特色はより目立って見える。そして、このテイストの衝突、あるいはギャップはこのグループに対して一際「ボーイバンド」という言葉を選んで使わせるようにする。なぜなら、より広範な音楽業界の概念に合ったグループは韓国市場では特異的な存在であり、それ故に「男性アイドル」よりももっと標準的な表現を探すようになるからである。結果的に、次のように言われるのだ。この「ボーイバンド」は、各メンバーとメンバーの間、そしてメンバーと会社との間の趣向の違いが結果に反映されている、非常に興味深いグループだと。

 

だから、メンバー縮小以降の歩みが気になった。どのような形であれ以前とは違うものになるからだ。ただし、その結果が「集中」という形をとることになるとは思わなかった。新曲「Love me Love me」と「Island」は、簡単に言えば「サマーポップスの最新バージョン」であり、グループの事情を考えるなら、メンバーの好みと会社の企画の間での接点ができたという事だ。シングルという形にする場合、「1曲だけ出すとしたら何がいいのか?」という疑問が生まれるが、これは「タイトル曲を何にするべきか?」よりも少し深い悩みが必要である。しかし、悩んだところで、アーティストが自分たちに似合う服を選び会社がその服に良い生地とテイラーリングを投入するという、理想的な結果が出てくるわけではない。現在までにWINNERは一度成功し、その次には更に良くなった。
「男たちを魅了する強力なフェロモン 君のせいで すべての彼氏達はまた(こっそりFを入れながら)淋しくなる」のような歌詞はオーディション番組1次予選でも見て欲しいと思わないこともないが、それがまたこのグループが成立する理由でもあるだろう。 アイドルグループという分類の中であえてもう一度ボーイバンドという表現を使わなければならない理由が出来るとしたら、今回のWINNERのアルバムのような結果がリリースされた時だろう。アイドルグループの形態と所属事務所の企画、そして季節にふさわしい聞きやすいポップミュージックへの要求の狭間で、従来の基準だけでは完全に説明することのできないタイプのグループが登場したからである。WINNERがYGエンターテイメントが2017年上半期に出した結果の中で最も意味のある瞬間を作り出したという事実は、彼らのデビュー当時にはまだ予想できなかった。


文 ソソンドク(音楽評論家)
校正 キムヨンジン

 

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この文章中での「ボーイバンド」(boy band)とは欧米圏における「若い男性グループ歌手」の事で、日本語で言うところの「バンド」とはまた別の概念だと思います。ONE DIRECTIONとかBACKSTREET BOYSとか。日本だとアイドルなのかダンスボーカルグループなのか等細かくわかれるところですが、欧米圏だと嵐も3代目もBIGBANG もEXOもDAY6も全部「boy band」です。アイドル的要素のあるなしに関係なく「作られた」若い男性グループは全部boy bandなわけで、逆に言うとアジア圏で言うところの「アイドルグループ」っていう概念がない、もしくは非常に曖昧なんだと思います。「若い男子が集まってるんだからキャーキャー言われるだろう」くらいの漠然としたニュアンスっぽい。

 

そしてあえてこの文章で「ボーイズグループ」とか「男子アイドル」ではなくboy bandという言葉が使われるのは、WINNERが「アイドルだけど音楽制作的な面では自作してる事とは関係なく方向性が一般的なアイドルとはちょっと違う感じで、アイドルじゃなくてもいい感じがするんだけど、でもやっぱりアイドル」という説明しづらい感覚を表すための言葉なのかなと思います。

【京郷ニュース訳】大韓民国における地方とは何か

【京郷ニュース訳】大韓民国における地方とは何か

 

2017.5.27

http://m.khan.co.kr/view.html?artid=201705271337001&code=940100

 

韓国社会は、首都圏という頂点に向かって皆が渦のように走って行って、同じことを望んでいる。
地方もソウルと同等に存在することは出来ないのだろうか?
「もう一つの大韓民国」である地方社会は、生まれた時に咥えてきたスプーン(訳注:出自のこと)と出身地を気にしなくても良い世界を熱望している。

 

世宗市の公務員たちが昼食を食べ、政府庁舎に戻っている。世宗市は自立型都市としてますます変貌していくだろう。 /イ・ソクウ記者

 

「ろうそく集会に行ってきたというニュースに光化門広場が出ると、なんだか寂しい」 

何のことだと思うだろうか。釜山東亜大の韓国語文学の講義中に学生が吐露した内容である。釜山の西にあるジュディス太和デパート前の広場で毎週欠かさずろうそく集会に参加していた人ほど、全国的に放送されるTVニュースを見たときの空しさと不安感が大きいとクォン・ミョンア東亜大教授は言う。地域の放送局が利害関係の絡みでろうそく集会を積極的に報道することができなかったからでもある。これが韓国における地方の位相である。 「光化門広場」がまず先に取り上げられるし、「光化門広場」だけが存在しなければならない。

 

大韓民国における地方とは何か
ムン・ジェイン大統領は、地方分権共和国を約束した。来年の改憲の核心は、地方分権になるだろうと国政企画諮問委員会が明らかにした。革新都市事業も大部分、第1次完工を控えている。地方は、ソウルと同等に存在することができるだろうか。ろうそくと改憲の間、全国各地で「影」のように存在している話を引き出した。改憲の中核と地方分権だとするならば、彼らが主人公だ。

 

5月24日午後7時、夕闇が完全には敷かれていない頃、京釜線鳥致院駅から約5分ほど離れた閑静なワンルーム住宅街にあるチキン屋に人が並んでいた。大学生がほとんどだが、また場合によってはネクタイを結んでいたりもしくはワイシャツを着た人たちも目立った。パク・ソンファ氏(25)もそのひとりであった。 「忠清南道」という地方は他郷では枷だった。仁川で高校までを終えた彼は檀国大天安キャンパスに入学し、忠南に来た。 1年生が終ってから軍隊に行ったが、復学したら元々通っていた韓国語文学科が当然のようになくなっていた。元を複数専攻にして農業経済学(環境資源経済学)を選択した。一般的な大学生のように就職準備のために努力した。休暇になると仁川の家に滞在し、ソウルのTOEICの塾に通ったり流通関連の国家職務能力標準(NCS)試験の準備もした。 2015年、忠南道庁が運営する大学生記者団の活動を初めて約6ヶ月になった。

 

地方に移転してきた公共機関が希望の光
「文章を書くトレーニングを学校でより厳しくしました。締め切りを控えてストレスでキーボードに額をついたほどです。ローカルフードマーケットのように自分の専攻と関連した現場もたくさん行きましたが、おもしろくて農業に対する関心も起きました。 何よりも道知事の前で直接発表をした時、すっごく緊張しました。 無事に発表した後は何でもできるという自信ができました。 来年、忠清南道人育成奨学財団から奨学金まで受けるので、忠清南道がまさにわが町という気持ちまで生まれました」


絆は愛情だが、愛情はチャンスになった。彼は去る4月から農林水産食品教育文化情報源からインターンとして働いていた。
「どうしても近く(世宗市)に公共機関があるので『こんな仕事にも挑戦してみよう』という考えをするようになって、チャンスも開かれるのです。地域人材推薦もあり、公共機関がここに来たせいで人がたくさん辞めたというけど、代わりに地域出身者がそのポジションに入るのも見ました。 心構えも変わるようになりましたよ。 『自分はソウルではない場所に離れている』ではなく、『自分の住んでいる場所にこのような機関もある』という考えをするようになって、ちょうど愛郷心も生まれてきました」


行政首都や革新都市としてソウルにいた公共機関が移転し、ソウルの社員たちが通勤の不便を強いられたり、反感が高いという知らせは彼にとって大きな関心事項ではなかった。 彼には希望だった。 「地理的に隣接している」というのは、それ自体が重要な情報だった。彼は峨山のサムスンディスプレイ工場で短期アルバイトをしたりもした。稼ぎが良かったと満足した。今回のインターン勤務は12月までだ。

 

パク氏は、卒業したら農産物流通に関する仕事をするつもりだ。済州のみかん農家で握手した、荒れた手をした農民と話した時、農民自らが農民であることに誇りを持てる国になったらいいと思ったと言った。仁川よりも忠南で勤務する可能性が大きい。
「それでも、以前に両親が仁川にいる事で得した部分は多かったです。地方の友人は英語スクールに通う場合でも部屋代も必要でしょう。ソウルに住む人々は、語学研修などのような情報にははるかに明るい。大学生にとっては、地域も『スプーン』だと思います」

 

地域が「スプーン」であるという言葉に多くの青年が首を縦に振った。言い換えれば、階層である。忠清南道は首都圏と近いという地理的利点と、中央政府の公共機関の移転政策で大学生の記者団を運営して外地から来た学生にも奨学金を支給していた地方自治体の努力のおかげで、そして朴氏個人の関心事や心構えによってまっとうな「スプーン」になった。牙山順天郷大学を卒業したノ・ジュヨプ氏(26)は、「新聞放送学を専攻したけど、この科は忠清南道から就職するのは本当に大変です」と話した。 ノ氏は天安で公共機関のメディア製作外注の仕事をしていたが、今年下半期に入隊する予定だ。 全国10の革新都市の意義をここで見つけることができた。 2016年度12月基準で、移転対象の公共機関115ヵ所のうち105社が移転を完了した。 しかし、晋州、鎭川、蔚山、羅州を問わず金曜日には首都圏に向かうシャトルバスが並んでいて、商店街からは火が消える。 家族同伴の移住の割合は平均約27%だ。 それでも地域の青年たちは、自分の地域へ移ってきた公共機関のおかげで以前は見えなかった希望を見た。 良い雇用であり、中央の決定だけを待つのではなく、ここで重要な意思決定を行うことができるという考えが自尊感をもたらした。 「均衡発展」を乗り越えたい「分権」の欲望だ。

 

首都圏に生まれなかったという事実は、望まない経済的不利益をもたらす。光州でWebデザインを専攻したノ・ヒェジョン氏(30・仮名)は、あえてソウルで仕事を見つけようという考えはなかった。しかし、光州では仕事につくことができなかった。人口は約150万人。1980年5月の痛みを秘めた光州錦南路の昔の全羅南道道庁の建物の後ろには、国立アジア文化殿堂がある。 全南大学と朝鮮大学も近くにあって、商業地区は若者でいっぱいだ。 活力にあふれている。 このような都市でどうして仕事を見つけることができなかったのか?
「キャリア社員しか採用されませんでした。キャリアを積むにはソウルに行くしかなかった。それにそこには、新入社員も採用する企業もあるので」

 

住居費を節約するためにソウルの東端である地下鉄5号線の馬川駅の近くで生活し、3年働いたが手に入るお金がほとんどなかった。 堪えることができず故郷に戻り、幸い今回は仕事に就くことができた。 羅州革新都市や光州型の雇用事業は、ノ氏の後輩たちにとって更なるチャンスになることができるだろうか。 一度人が多くなると、派生される雇用も増えることを期待する。


ソウル市江南に似ていく大邱新都市
「分権」の見通しが全くピンとこない場合もある。釜山でインテリアの仕事をするチェ・スンヒョク氏(29・仮名)は、東南圏を襲った造船業の構造調整の影響を受けている。巨済と蔚山の造船所の仕事が途絶えると、昌原と釜山の部品メーカーも一緒に仕事が断たれ、彼らの家やオフィスを訪問しなければならないチェ氏の仕事もなくなった。下請け業者で働いていた友人も連絡がとれなくなった。ニュースを見る時間もない。給料140万ウォンもいつ受け取ったのか遙か前の記憶である。ソウルに行こうとしても家賃がまったく手に負えない。革新都市や企業都市の新設がそれほど彼に希望を与えたわけではないようだった。過酷なリストラは行われるが、何かを学ぶ機会はまったく得られずにいる。大企業の職業教育院には入る資格がなく、入った人たちも「高卒」の烙印から脱する為に個々で大学に行く場合が多い。 「結局、勉強熱心でもないしソウルに行けなかった自分のせいです」

「勉強ができなかった」と自虐する彼も大学時代に授業料として1年に500万ウォンずつ払っていた。 「スプーン」の上に「スプーン」がある。地域が「スプーン」である理由は、その中で最も良いところ、すなわち、ソウルと呼ばれる場所があるからである。

 

大邱市寿城区の塾。寿城区はソウル以外の地域のうち、ソウルにある大学に学生を多く送ることで有名であり、それに応じて不動産価格も高い。 /パク・ウンハ記者

 

キョンシン高校で昨年、修能試験満点者を4人出したそうです」
大邱市寿城区西吉新都市に居住するユ・ジウォン氏(52)は、時々個人タクシーを運転する。寿城区は大邱の南東にある。旧市街地である中区と寿城区に続く泛魚洞には、大邱地方裁判所検察庁がある。 大邱MBCもある。 ソウル市江南などと同じ方式で開発して早くから富裕層が目をつけ、大邱の教育のメッカになった。 デリュン高校、浄化女子高、慶北高校など名門高校が勢ぞろいして、大邱の8学区と呼ばれる。 「ソウル大学合格」を掲げた学習塾街もあふれている。 2000年代以降不動産ブームが起き、ロッテキャッスル、斗山ウィーブなど超高層マンションが大量に建てられ、依然として建築され続けている。 慶山にもっと近い時至新都市はそれらよりは庶民的な町だ。 他の慶尚北道地域から来た住民たちが好む町でもある。 ユ氏も浦項出身だ。 泛魚洞はソウルの大峙洞と似ており、時至新都市は盆唐に似ている。 寿城区の北側にある同区の新西革新都市や漆谷に時至新都心そっくりな新都市が誕生し、慶尚北道の若者たちから脚光を浴びている。


ユ氏は、主に欧米の電子製品工場の従業員を紹介する業者も経営している。子供を学校に通わせており、副収入を稼ぎたい中年女性達が主に志願する。週3日働く時もあり、80〜100万ウォンくらいの額を稼いでいる。しかし、最近は月に1件も人材を求める声が聞こえなくなった。状況が厳しくなったのだ。
大邱のタクシー運転手には年を取っている人も多いです。工場に通うだけでは稼ぎが足りないから、タクシーの運転手もするのです。私は大学生の時バイトでタクシー運転手をしていたけど、稼げる金額は25年前も今も同じですよ。革新都市の効果は...そうですね。大邱近くの革新都市のおかげで大邱にお金が来るとは思わないですよ。地域の人材を採用すると言うけど、優秀な人材を選ぶとすれば大邱人だけを選ぶわけではないでしょう?」

 

ユ氏が山裾にある大邱美術館に連れて行ってくれた。大邱市内の景色が最もよく見えるところである。近代都市の路地として再建された旧都心と、マンションがきっちりと整備された新都市がそのままソウルの江南と江北を見るようだった。大邱の江南ではソウルに行く準備をするが、ソウルの江南では海外に行く準備をするという点が異なるが。


地方の大都市はソウルの複製品だ
地方の大都市は、韓国型成長方式のDNAを抱いたソウルのクローンである。東区革新都市の近くで会ったチョ・ミョンホ氏(70)は、「革新都市にはまだ恩を感じない。みんな仕事だけして週末にはいなくなってしまう。それでも大邱の失業率は過去最高だというんだから、若い人たちが就職できる場所が出来て欲しい」と話した。

参与政府時代の革新都市は、画期的な地方分権改革として評価されたと同時に、全国の不動産投機ブームを呼び起こしたという批判を受けた。しかし、地域社会に与えた影響は少なくない。東区に居住する社会福祉士パク・インギュ氏(43)は、「革新都市の住民が大邱に定着し、地域社会の一員になるためにはかなりの時間がかかると思われる。 (少数でも)定着して子供を学校にでも通わせるようにならなければ、地域社会の教育や文化に関心を持たないのでは」としながらも、「大邱地域に活力をもたらした」と述べた。 「今回の大統領選挙の地域別投票率を見ましたが、革新都市や新都市地域は全国平均と投票傾向が似ていました。とても画期的なことです。大邱も今回で雰囲気が大きく変わった。 40代だけで集まると議論したくないかのような沈黙がありましたが、今回は盛り上がる雰囲気でした。たとえすぐに交流はないとしても、若い人口が増えると政治性向が変わるというのが世論調査で明らかになって、これが地域に変化をもたらしたのです」

 

否定的な展望もある。寿城区が大邱教育特区になったように、革新都市が首都圏から来たエリートたちの特区になる可能性も存在する。従業員たちの地域定着を誘導するためには良い教育環境が必須だが、「彼らだけのリーグ」に該当する学校を作る方法で良い教育環境を実現することができる。天安の北一高や峨山のサムソン高校などの、全国単位で募集する自立型私立高校だ。すぐに寿城区の初期入居者たちが同じように大邱の名門を独占した。晋州のある私立高校教師は「地方は自立型私立高校が出来て以来、完全に教育が崩壊したと言っても過言ではない。 皆自私高に流れ、全校で5人だけを連れて授業を行っている。 敗北的雰囲気が濃い」と話した。 ソウルと地方は依然として韓国社会の問題的DNAを共有する。 地方ではもっと破壊的な形で現われている。 だから地方を見ると、破壊の文法がもっとはっきり見られる。 二極化だ。

 

大邱寿城区の大邱市立美術館から見た大邱市内全景写真。山の向こう遠くに見えるマンションが東区の新しい革新都市である。韓国ガス公社などが移転して来ている。 /パク・ウンハ記者


故郷に残った青年 「文化的な生活は難しい」

カン・ヒョンス忠南研究院長は「中央の公共機関を地方に分散したことで、中央政府は本当に難しい任務を果たしたと思う。今後重要なのは地域の革新都市を擁した共同体に融和させることであり、これは地方政府の役割だ」と述べた。チョ・ヒョンジェ蔚山社会学科教授は、「革新都市や地方産業団地が独自の研究開発の力量を備えていない。 本社や大学の研究力量は仕方がないとしても、中小企業の力量を整えれば多様な層位の人材を吸収することができる」と述べた。地域の二極化を防ぐための代案だ。核心は、教育である。イ・スヨン大学教育研究所の研究員は「政府の財政支援を餌にした大学の構造改革は、ソウルの大型総合大学にのみ有利で地方大学を枯死させている」と述べた。青年の誘致が切実な地域社会に対して、産業団地は作るのに学校はなくすというのは、パラドックスだ。


大学だけではない。文部科学省の全校生徒50人以下の小規模の小・中・高統廃合ガイドラインによると、江原道では45%以上の学校が消える危機に瀕した。小学校は半分の220校が消える。地方教育委員会はこれに対抗し、「江原教育希望財団」を2月に発足させた。江原教育庁の関係者は、「村に学校があるということは重要な意味を持つ。ソウルではないから教育環境にいくらか制限はあるが、小さな学校だけが行うことができる意味のある実験がある。その実験を大事にして良い事例を作っていく」と述べた。クォン・ミョンア教授は「釜山国際映画祭の事態も、中央による地方の主権侵害と見る必要がある」と述べた。 「2013年、釜山は映画や海運中心の産業を育てるように政府が計画して発表したにもかかわらず、ブラックリスト問題などで釜山国際映画祭を台無しにしました。また、大学の構造調整を強要して地方大学の人文学科は当たり前のように廃科され、学生は『地方の大学生が人文学なんか学んで何になるのか』という自己恥辱感に苦しんでおり、『ソウルに行けなかった自分のせいだ』という自虐に帰ってゆくのです」

 

すべての若者がソウルを志向するわけではない。公州大学で文化財保存学を専攻するキム・ハンソル氏(26)は、慶州出身だ。 彼は地方に住むと最も不利な点として「機会」もあまりなく、「視野」も狭くなるという点を挙げた。
「周辺に雇用があまりなくて何があるのか分からないし、広く宣伝もしてくれないようです。 自分もあれこれ悩みましたが、幸いにも関心がある事がちょうど見つかりました」
キム氏は公州あるいは慶州で職を得るつもりだ。 あえて大都市に住みたくはない。 煩雑なことが嫌いで、小都市だけの長所があるとした。
「でも、文化施設はもうちょっとあったらいいですね」
文化観光体育部は、毎年地域別芸術活動指数を指標と集計する。 視覚芸術の場合、釜山市ではソウルに比べて半分の水準だ。 大手企業に勤めるチャ・ヨンス氏(32・仮名)は3年間の地方勤務後に躍起になって脱出した。 彼は「私が勤務した所に比べたら、釜山は本当に文化的な都市だった。 自分がいた土地では酒を飲まずには時間を過ごすことができない」と話した。 産業団地だけがあって出版と大学の育成を疎かにした結果、産業団地も共倒れしている。 他の発展の方法は、地域社会自らも少なからず要求している。 まるで書面上のろうそく集会のように目に見えないだけだ。 大邱では市と非営利団体(NPO)たちが「大邱市民の公共活動支援センター」を去る4月に発足させた。 市民たちのアイデアを公募して、エネルギー自立という高級事業を推進することにした。

 

「ろうそく大統領選挙」後、韓国社会はこれまでどのように生きてきたのかを振り返ってみることになった。誰もスプーンと出身地を責めない世の中は「スポットライトを浴びなかった、「また別の大韓民国」で熱望されていた。

 

パク・ウンハ記者

 

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写真や画像は載せていませんがキャプションは訳しています。元記事をご参照ください。
地方の地名が沢山出てくるので地名や大学名には最初漢字名にカッコで読みがなをつけて訳してたんですが、数が多くてくどくなったのでやめました。峨山(アサン)順天郷(スンチョンヒャン)大学とか長...。

 

「革新都市(イノベーションシティ)」というのはノ・ムヒョン政権時代に計画された公共事業で、ソウルに偏っている政府の公共機関の一部を地方に移転させて地域発展を助けようという計画だそうです。日本のさいたま新都心ロールモデルだったとか。一応2007〜2022計画で進められてはいるそうです。

【ize訳】NU'ESTが「101ユニバース」で再び書いた物語

【ize訳】NU'ESTが「101ユニバース」で再び書いた物語

 

2017.08.09

http://m.ize.co.kr/view.html?no=2017080921327275271

 

「5千万ハート?そんなにたくさん?(カンドンホ/ベクホ)」「(5千万のハートに達したという知らせに)こんな瞬間が来る事があるんですね(キムジョンヒョン/JR)」
Mnet「プロデュース101シーズン2」から最近のネイバーVアプリまで、NU'ESTメンバーたちの発言を集めてみると一冊の物語のようだ。 5千万のハートを心配した同日の放送で、現在ボーイズグループWANNA ONEとして活動するメンバーファンミンヒョンを除いたユニットNU'EST Wは、その2倍を越える1億個以上のハートを受けた。 現在、韓国の男子アイドル2強、防弾少年団とEXOに続く3番目の記録だ。 この7月25日夕方6時に発表したシングル「If You」は、melonリアルタイムストリーミング・チャートに4位にランクインした。 男性アイドルグループにはなかなか席を許さないmelonリアルタイムチャートの上位圏にランクインするほど、彼らは相当な規模のファンドムを確保した。

 

NU'ESTの最近の人気はもちろん「プロデュース101シーズン2」の影響だ。 そしてこれは防弾少年団とEXOとは違う方式で話題の中心に入ってきた男性アイドルグループの登場でもある。 EXOはデビュー当時からファンタジー的な世界観を作った。 防弾少年団は「学校3部作」と「花様年華」シリーズでメンバーたちが活動しながら音楽とSNSYouTubeの動画などを通じて表現してきた情緒的なベースを仮想のストーリーとつなげ、この新しい方式のコンテンツは世界的なセンセーションを巻き起こした。 彼ら以降、アイドルグループは「世界観」を作る事に多くの力を入れた。 しかし、NU'ESTは現実世界に参入したいわば「物語長者」であり、彼らだけの世界観ができた。 カンドンホは「プロデュース101シーズン2」初回で「SEVENTEENのようになってみたいです」と言い、ファンミンヒョンはチームミッション曲を選択するために駆けつけ、「(SEVENTEENのヒット曲である)『MANSAE』だけはだめだ」と言った。彼らは所属会社PLEDISエンターテインメントに一緒に所属しているボーイズグループSEVENTEENより先にデビューしたが、商業的には成功しなかった。 同時にSEVENTEEN のリーダーエスクプスが「プロデュース101シーズン2」最終回でNU'ESTメンバーたちを応援しに行ったほど長年の親交関係がある事実もある。 このような関係によって、SEVENTEENとNU'ESTの1995年生メンバーたちはネット上で「クオズ(95line)」という括りで呼ばれたりもする。 両チームには友情と競争が入り混じった長い関係やストーリーがあり、「プロデュース101シーズン2」は彼らの歴史を大衆に知らせるきっかけになった。

 

今年に入ってNU'ESTのファンになったA氏は「日本活動の映像は心が痛くて2度は見られない。 でも、そのような時代を経験したグループだからもっと愛情が湧く」と話す。 「プロデュース101シーズン2」以降、NU'ESTがこの数年間に日本で活動してぎこちない日本語で喋って歌う姿が新たに生まれたファンを通じて発掘された。 しかし、「プロデュース101シーズン2」を通じて彼らの残念な過去を知っているファンたちはこれを嬉しい事としては心の中で消費しない。 そして切なさがあるほどに「花道」に対する念願は切実になる。 「プロデュース101シーズン2」の最終回と彼らが過去に発表した「ヨボセヨ」は彼らの叙事であり、さらなる絶望であり、新しい始まりだった。 「プロデュース101シーズン2」でJRとベクホは最後の11番目のメンバー候補に上がったが最終的に脱落し、これを見て絶望したファンミンヒョンの姿は視聴者たちに大きな衝撃を与えた。 そして防弾少年団のラップモンスターがある芸能番組(訳注:ヤンナムジャショー)で、「逆走したらいいな」と言っていた彼らの昔の歌「ヨボセヨ」が本当に逆走を開始した。 劇的なストーリーの末に彼らが持った真価が発見されており、メンバーたちの感情に深く入りこんだファンたちは、驚異的な熱意をもってNU'ESTメンバーたちの活動再開を要請した。 NU'ESTメンバーたちのキャスティングに関与したある関係者は「実際、これまでメンバーたちに訳もなく芸能人らしくしなさいと言ったのではないかと申し訳ない気持ちになった」と話した。 しかし逆説的に、その時代が今NU'ESTとファンの関係をさらに密着させるストーリーの始まりとなった。

 

最近のNU'ESTのすべてのコンテンツが彼らの現実を反映するように見えるのは、偶然ではない。 「If You」の歌詞はNU'ESTというチームの現在だ。
「他の道を歩いても時間は一緒に流れ/他の風景を見ても同じ空を見て/一緒に描かれた画用紙に君という色/満たされなかった今この絵に」
この歌詞を通じてNU'EST W(waiting)は、彼らのグループ名がなぜ作られなければならなかったのか大衆を説得している。 彼らはファンに会うために絶望に近い瞬間を経験し、同時に「一緒に描かれた画用紙」ファンミンヒョンとはしばらく「他の道」を歩いている。 また、彼らが過去の曲を4人組のバージョンでリメイクした最初の曲は「ヨボセヨ」で、「If You」が発表される日には「プロデュース101シーズン2」のファンたちがしてくれた地下鉄応援広告を逆にお返しして、ファンたちに感謝の意を表現した。 ファンたちは、リアルタイムで応援するグループのメンバー達が彼らと一緒にストーリーを書いて行く光景を見ている。

 

NU'ESTのドラマは、「101ユニバース」の代表的な事例であると同時に、本格的な始まりだ。 WANNA ONEとNU'ESTをはじめとする「プロデュース101シーズン2」の出演者たちは、放映期間中自分たちの喜怒哀楽を視聴者に対して露出した。 視聴者たちは出演者の関係について想像したりもして、TVの外の彼らの姿までに関心を示した。 その過程で「プロデュース101シーズン2」の出演者たちはどのような形であれ関係が作られ、それによって多くのキャラクターとストーリーが一つの世界になった。 出演者たちはNU'ESTや出演者の一部が集まって結成を進行中のボーイズグループJBJのように「プロデュース101シーズン2」から出たストーリーが活動に影響を与えざるを得ない。 SEVENTEEN のように「プロデュース101シーズン2」の出演者と関係のあるグループもこのストーリーの一部であると言える。 綿密な企画によるものではないが、プログラムを通じて生じた実際の状況が多くの男子アイドルを一つのネットワークの中に繋げるきっかけとなった。

 

防弾少年団とEXOとはまた別のタイプの世界観が登場し、産業はさらに予測できない方向に流れている。 この過程でNU'ESTのように現実とドラマを合わせたようなグループも登場する。 「実は3年目あたりを過ぎても売れなければ期待を捨てなければならないと思っていたが、NU'ESTを見て考えが変わった」と言うアイドル所属事務所の関係者Bの言葉は、最近の雰囲気を教えてくれる。 今までとは異なるアプローチが産業の中に入って来た。 だからだろうか、NU'ESTと同じ事務所所属の歌手ハンドングンの歌がもはやNU'EST、そして「プロデュース101シーズン2」に関連するすべてのグループに関する話のように聞こえる。 「この物語の結末をまた書いてみようとして」。


文 パクヒア
デザイン チョンユリム
校正 キムヨンジン

 

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PLEDIS所属の歌手ハンドングンのヒット曲「この物語の結末をまた書いてみようとして 」もまた、TV番組の力により逆走ブレイクした曲でした。
(ハンドングンよりニュイのが先輩ですが)

 

NU'ESTの日本でのZEPP初ライブは見に行きましたし、リリースされたアルバムはほとんど買っていて(PLEDIS  BOYSも買いました...)友人にㄴㅇㅅㅌもいるので個人的には今人気が出たのは単純にすごく嬉しいんですけど、本国の人たちの多くが彼らを見つけられなかった日本活動が多かった期間を支えてくれたファンがいるからこそ今グループが存続してプデュに出るチャンスも訪れたわけで、それを考えるとずっとファンだった人たちは相当微妙な気持ちもあるのかな...と正直思う最近のこれ関係の報道でした。

 

プデュ関連のグループに関しては、国外のファン的にはKドルの活動をある程度長い目で見たら国外活動もすごく重要だと思うので、こういう形で出た人気がどの程度韓国外に影響を与えるのかは気になります。I.O.Iの時は特にこれといってないまま活動期間が終わってしまいましたが、今回は元々何かの活動をしてた参加メンバーが多いし各方面デビュー活動や加入の動きが早いので。WANNA ONEの活動期間もI.O.Iより長いですし。もちろん多少は良い影響があるとは思いますが、楽曲や活動で人気が出たパターンとはちょっと違う種類のものだとも思います。TV番組だと国外では逆にそれほど気軽に見るものでもないし(日本では正式放送されてますが、韓国の方がケーブルTVの普及率が高いし)周囲のKドル好きを見てても、番組を見た人と見てない人の温度差が極端に違う雰囲気ですが...