サンダーエイジ

韓国のアイドルとか音楽についての自分が後で読み返ししたい記事のふんわり訳と覚書。

【ize訳】(G)I-DLEの変化

【ize訳】(G)I-DLEの変化

2018.05.17

 
http://m.ize.co.kr/view.html?no=2018051622247245729

 


新人ガールズグループ(G)I-DLEのリーダーチョンソヨンは、デビューショーケースでタイトル曲「LATATA」について「曲を書く時、グループメンバーのひとりひとりについて考えながら書いた」と話した。 アンニュイな雰囲気をよく生かしたミンニのボーカルと、可愛い外貌とは違ったハスキーなウギのボイスで曲のイントロが終了すれば、メインボーカルのミヨンが落ち着いた表情でリフレイン(サビ)を歌う。他のガールズグループたちの歌と特には違わない形式的な構成だが、メンバーが持ったキャラクターが自然に際立ってくる。 (G)I-DLEは1曲で半分を超えるメンバーたちのポジションを大衆に効果的にアピールする。 チョンソヨンの言葉どおりなら、彼女がメンバーたちの特徴を正確に把握して音楽で表現したという事だ。


デビューの頃から「メンバーの作詞作曲参加」という同じ方式で広報をするボーイズグループは数え切れないほど多い。 しかし、最近1〜2年の間にショーケースから積極的に女性メンバーの作曲能力を露にした事例はPRISTIN程度に止まっている。 もちろん、すべてのアイドルグループのメンバーが作詞作曲をする必要はない。 しかし、男性アイドルグループのメンバーたちが「全員が作詞作曲に参加」「アルバム全曲作詞参加」などで彼らの可能性を浮き彫りにする一方、女性アイドルグループのメンバーたちは彼女たちの外見やスタイリングに広報戦略の重点が置かれていると言っても過言ではない。 ある中堅ガールズグループの所属事務所の関係者A氏は「どうしても大衆の関心はガールズグループメンバーたちの容姿の変化にある」「作詞作曲に参加したという事実を広報に利用するよりも、今回のコンセプトで体重がどの程度でヘアスタイルをどう変えたか強調した方がずっと関心を集めやすい」と話した。 彼は付け加えた。 「男子アイドルは作詞作曲をするといえばオンラインコミュニティで能力が優れたアイドルと何度も言及されるが、女性アイドルはいくらその点を強調しても『ダイエット大変そう』が先にくる」


ガールズグループ企画会社の関係者B氏は「とても清純なコンセプトの曲を出してから、会社でファンドムの反応を分析してみた」「主に男性ファンは彼女たちの外見コンセプトをたたえ、女性ファンたちは『音楽が好きだ』と表現した」と話した。 しかし、B氏は「ガールズグループメンバーたちを作詞作曲に参加させるケースが増えている」「女性ファンが能力の高い女性を好むというのが可視化され、これが以前とは確実に変わったと感じている部分」と付け加えた。 これは、ガールズグループのコンセプトに対する質問につながる。 あるアイドルグループプロデューサーC氏は「男性たちが好きそうな愛嬌たっぷりで清純な感じを加えたガールズグループの中で、最近まで大きな人気を集めたグループはTWICEが唯一だった」と話した。 これまで韓国アイドル産業で「清純」という言葉は受動的な女性像を包括する方向に近かった。 そして昨年、TWICEを除いて人気を博した女性アイドルはチョンハ・RED VELVET・BLACKPINKやMAMAMOOなど清純さとは異なるコンセプトを掲げている。(G)I-DLEの所属会社のCUBEエンターテインメント側は(G)I-DLEのコンセプトについて「シックな姿を見せようとしたのであって、ガールクラッシュのように強いコンセプトをしようとしているわけではない」と語る。 しかし、これこそが最近の消費者、特にガールズグループを消費する女性たちと製作会社の認識の相違を見せてくれる。

 
(G)I-DLEの所属会社のキューブエンターテインメント側は(G)I-DLEのコンセプトについて「シックな姿を見せてようとしただけでガールクラッシュのように強いコンセプトをしようとしているわけではない」と語る。 しかし、所属事務所が考える「シックな姿」がどうであれ、これを受け入れる消費者側の態度が変わった。 男性に向かって銃を撃つ真似をして無表情にダンスを踊る女性アイドルたちが人気を集めた後に、タイトル曲を自作曲と謳って出た(G)I-DLEが注目を受ける。 このように女性アイドルたちの価値観の変化も、ガールズグループの変化に重要に作用する。 プロデューサーC氏は「フェミニズムの話題が台頭し、女性アイドルの外見だけではなく彼女たちの能力と価値観が重要な魅力ポイントになったというのが感じられる」と話した。 彼は「堂々と自分が作った曲と言って真っ赤なマニキュアを塗った長い爪を示すチョンソヨンを見ながら、Mnet『プロデュース101シーズン1』の時の『Pick Me』を思い浮かべる人がどれくらいいるだろうか?」と反問した。 また、他のガールズグループ企画会社の関係者D氏は「私たちが4年前に新しいガールズグループをリリースした時は、メンバー自身がむしろ可愛い妹コンセプトを望んでいた」「しかし、最近の練習生たちはむしろガールクラッシュをしたいという話をして、作詞と作曲の練習もたくさんしている」と話した。 いつのまにか女性アイドルの外見や強烈なパフォーマンスによって「ガールクラッシュ」と言っていた時期を経て、彼女たちの価値観と音楽的な実力まで包括したコンセプトに対する議論が始まった。 そしてメンバー達の作詞作曲能力を掲げたPRISTINは、より強いイメージを浮上させたユニットPRISTIN Vでカムバックする予定だ。 同じ所属会社の2NE1に続いて多数の女性ファンを確保したBLACKPINKも、まもなく再び舞台に立つ。 所属事務所が願おうと願うまいと、(G)I-DLEの登場とともに目に見えて感じる変化だ。

 

 

文 パクヒア

校正 キムヨンジン


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(G)I-DLE、(G)I-DLEって打つのが面倒すぎるというのは大問題だと思うんですが(コピペした)新人アイドルにしては音源20位以内と良い成績で注目されているようです。