サンダーエイジ

韓国のアイドルとか音楽についての自分が後で読み返ししたい記事のふんわり訳と覚書。

【ize訳】韓国ヒップホップは何故「SHOW ME THE MONEY」に呑み込まれたのか?

【ize訳】韓国ヒップホップは何故「SHOW ME THE MONEY」に呑み込まれたのか?

2019.08.23

http://m.ize.co.kr/view.html?no=2019082307137250616


韓国のヒップホップが「SHOW ME THE MONEY(ショミド)」体制の下で動くようになって久しい。巨大メディアコマース企業のCJ ENMの音楽チャンネルMnetは、既存のラッパーやラッパー志望生たちを呼び集め、強大な金の力を見せながらシーンを再編した。その結果、現在の韓国ヒップホップは階級社会に他ならない。PDと呼ばれる少数のアーティストが権力を握ったその中では、毎年甘い未来を夢見て番号表をつけた被権力者側のラッパーの生存競争が繰り広げられる。全世界で類を見ないヒップホップシーンの姿だ。今年も状況は特別変わらない。制作チームに選ばれたプロデューサーは権力の遊戯に夢中になり、彼らの目に入るために多くのラッパーたちが必死になっている。プロとアマチュア、ラッパーと志望者が入り混じって強大なカオスの場が開かれる。そして今、「ショミド」を否定的に見つめる彼らの間から出てくる質問も変わっていない。「韓国のヒップホップはどうしてこんな状況になってしまったのか?」つまり、「何故『ショミド』に呑み込まれてしまったのか?」


複合的な理由があるだろうが、専門家・アーティスト・ジャンルのファン(ヘッズ)を問わず口をそろえる答えが一つある。「ヒップホップアーティストが露出できるきちんとした窓口がない」という事だ。一見、当たっているようだ。Tiger JKの'Good Life'がTVの歌番組初のラップ/ヒップホップとして1位の曲になってからなんと20年近くたつが、韓国でヒップホップは長い間マイナーな扱いを受けてきた。1998年にKBSで製作した「KBS第3地帯:あなたはヒップホップを知っていますか」が今日までに韓国ヒップホップを記録した唯一無二の地上波のドキュメンタリーとして取り上げられることが代表的な例だ。「ショミド」以前に放送で接することができるヒップホップミュージックはごく少数に過ぎなかった。しかし、はたしてこのような現実がヒップホップにしか当てはまらないのだろうか。R&B、ロック、ジャズ、エレクトロニックなど、程度の差があるとはいえ韓国のメディアが無関心のあまり取り扱うのをはばかったり、顔を背けたのはヒップホップだけではない。他のジャンルの「シーン」の状況も似ている。皮肉にも、マニア層が厚くなりジャンルのコミュニティが活性化していた「ショミド」以前のヒップホップシーンは、ほかのジャンルのシーンよりは事情が良い方だった。だから、先に言及した答えをこのように変えなければならない。「以前から、韓国メディアの中には(アイドルを除く)様々なジャンルの音楽とアーティストを露出できるまともな窓口がなかった」。


より根本的な質問までさかのぼってみよう。韓国大衆音楽界の状況がそうだとして、韓国のヒップホップのためだという美名の下、ジャンルと文化の根幹を揺るがす行為が妥当なのだろうか。更に、あらゆる歪曲と刺激的な演出のおかげで大衆化されるとしても、いわゆる「イベントマネー」を稼ぐラッパーとラッパー志望生たち以外の人たちにとってどのような意味があるのだろうか?いや、そもそも、そのようなやり方をしてまでヒップホップを大衆化しなければならない理由とは何か。私は、それがそんなに切実なものだとは思わない。本当の原因は外部ではなく、韓国のヒップホップシーンの内部から探さなければならない。最初のヒップホップが誕生したのはパーティーの場だったが、その背景には特殊な社会環境が敷かれている。人種と階級問題を除いてはヒップホップを論じることはできない。世代にわたって白人が加えた抑圧と差別は、黒人社会が強力な共同体を形成することになる理由であり、原動力になり、その中でヒップホップは音楽を越えて黒人だけの文化として芽生え、発展した。そのため、ヒップホップというものが韓国で自由に通じるというのは異なり、ラッパーRoyce Da 5'9"も言ったように、非常に偏向的で閉鎖的なジャンルだ。


数百年間続いた搾取と奪取の歴史の、実際の被害者でもあるヒップホップアーティストたちは、本人が作り出した固有の文化を歪曲したり価値を毀損する行為に、非常に敏感に対応してきた。遠くは白人事業家のヒップホップ市場進出に対抗し、黒人が主人であるレーベルとメディアを作り上げたこと、近くは「他人種のラッパー」の参入に非常に厳しく反応することなどが良い例だ。さらには、同じ黒人アーティストでも、ヒップホップを歪曲したり価値を貶める行為には容赦なく批判を加え、舌戦を繰り広げる。時代が変わり、ラッパーたちの価値観も変わったが、ヒップホップに向けられる外部攻撃(?)には昔も今もアーティストが先頭に立って立ち向かってきた。これは意識的に死守しようとしているというより、自然に発現したという方に近い。米国でのヒップホップは黒人ひとりひとりの暮らしはもちろん、彼らの社会、文化と非常に緊密につながっている。1990年代半ばを基点にヒップホップの4大要素が事実上解体され、2000年代に入って完全な主流の大衆音楽になったが、文化としての根幹が依然としてあるのはこのような理由からだ。


韓国での状況は異なっている。ヒップホップは、ただ大衆音楽の様々なジャンルの一つに過ぎない。韓国の多くのラッパーたちとファンも「ヒップホップは文化だ!」と叫んできたが、90年代後半から2000年代初頭の間に米国からヒップホップが広がり、移植された盲目的なスローガンに他ならない。まず「ショミド」に出てくる有名ラッパーに「何故ヒップホップが(韓国でも)文化なのか」と尋ねても、まともに答えられる人はほとんどいないだろう。実際、米国のヒップホップと同様に文化として根を下ろしたシーンはフランス、ドイツ、英国のように、人種的葛藤・貧民街・ギャングなどの要素が揃ったごく少数の国だけだ。これとは全く異なる環境の中で生まれ育った韓国のラッパーにとって、ヒップホップと文化の相関関係は曖昧にならざるを得ないだろう。だから韓国でヒップホップを文化として論じるとしたら、「十代、あるいは若い世代を代弁する」程度のうわっつらに過ぎないのだ。


何より、ラッパーのほとんどにとっては、「シーン」という共同がもたらした文化の基盤である前に、生計を解決するための空間だ。職場イコール音楽だ。そのため、ヒップホップに対する歪曲や価値の毀損が個人の生計問題に影響さえしなければ、あえてヒップホップの守護者を自任する理由も意志もなさそうだ。その上今は、歪曲に順応して力を合わせなければ延命できない。格好良くラップを吐く事も大事だが、ラップを上手に表現できなくても、なんとかして耳目を引いて認知度を高めることが重要だ。


もちろん、依然として多くのラッパーがヒップホップとシーンの価値を論じる。しかし、接点がぼやけてしまい、空虚な言葉だけが浮かんで消えていく。しかも、彼らのほとんどが「ショミド」に身を投じてしまった現実は、韓国のヒップホップシーンに蔓延しているラッパーたちの自己欺瞞だけを確認させる。振り返ってみると、韓国のヒップホップをリードする人たちがヒップホップを歪曲し、低級なシステムを構築した「ショミド」をチャンスの場とし始めた瞬間から、ゲームは終わったわけだ。


結局、韓国のヒップホップが「ショミド」一つに振り回されるようになったのは、最初から韓国のヒップホップの価値や趣向を守らなければならないというアーティストの名分がなかったためではないか。そうであれば、放送番組一つが支配する昨今の現実が、韓国ヒップホップの本音というのも不思議ではない。たとえ明日すぐ「ショミド」が終わるとしてもこのような現実は変わらないだろうし、後に第2の「ショミド」は現れれば同じ手順を踏むのだろう。韓国のヒップホップはその程度の水準である。ひょっとしたら私たちは長い間、「ヒップホップ文化」という虚像の中で無駄に過ごしてきたかもしれない。


文カン・イルグォン(「RHYTHMER」音楽評論家)

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

IZEは定期的にSMTMについて言及してますが、アイドルラッパーの参加で注目を一気に集めた時代からラッパー自身が「アイドル化」していった時期を超えた2019年のシーズン8で出た記事がこれという。

(RHYTHMERは韓国のヒップホップ専門メディアなので、書き方はかなり辛口ですが)

 

韓国はヒップホップが大衆化しているという事を羨ましがる一部日本のアーティストもいますが、大衆化という事はつまりより社会的規範に沿わざるを得なくなるという事でもあり、一定の文化的基盤がない状態で急速に大衆化してしまうと「この国でのヒップホップって何だったっけ?」というアイデンティティクライシスに陥る、今そうなりかけてるという事なんでしょうか。「文化」と「エンタメ」ではっきり分かれてそれぞれ需要があるとか、「文化」がそのまま「エンタメ」として需要される方がヒップホップの本質であるはずの「リアル」でありやすいのかもしれないけど、現状は文化がエンタメに呑み込まれつつあるという事なのか。

根本には「アイドル文化」だけが音楽・エンタメ業界の中で今現在は肥大しすぎていて、気づいたら他の音楽ジャンルの「カルチャー」と呼べるような受け皿がメジャーシーンではほとんどなくなりつつあるという事があるのかもしれませんが。CS見ても日本で言うスペシャとかM−ONみたいな音楽ジャンルに特化した局も今ないしなあ。MTVくらいでは...(それもSBSの一部になってオリジナルコンテンツはほぼアイドル関連)


対して日本の「日本語ラップ」のシーンを見ると、今は大衆化から離れてしまっている分逆にアメリカのトレンドやスタイルから自由になって独自の「文化」を構築した感じが。「リアル」であればなんでもよし!みたいな?

(違うかもしれないけど)

フリースタイルダンジョン」の流行とかはありましたけど、まさにこの即興の「フリースタイル」が流行のきっかけというところが「ショミド」とは大きな違いなんだろうなと。韓国のTVではCSでも規制が多すぎて、本当のフリースタイルラップバトルをTVで流す事は無理だと思うので...SMTMに関してはディスバトルですら練習やリハがあるというのがそれをよく表してると思います。

(正直、色々な現実にあるもっとリアルでネガティブな社会的な問題に対して、エンタメの世界でオープンに語れる環境自体がまだあまりない感じもします。アイドルはそういう事を綺麗事抜きで赤裸々に語るのは最も難しいジャンルだと思うし)

「米国のヒップホップと同様に文化として根を下ろしたシーンはフランス、ドイツ、英国のように、人種的葛藤・貧民街・ギャングなどの要素が揃ったごく少数の国だけだ。」っていうの、自分はけしてそんな事はないと思っていて、何故なら韓国にもその国だけの差別や貧困などの深刻な問題はあるのだから(南北とかミックスとか朝鮮族とか女性とか...)そういう話を率直に出来る文化的な場所がそもそも存在しなければ、ヒップホップのベースに「リアル」がある以上は「文化」にもなりようがないんじゃないかと思いました。Tiger JKのアルバムも当時の世相は描いていたはずで。


来週再来週と地上波の「クレイジージャーニー」でBADHOPの特集をするという事で、また色々思うところがあったりもしました。日本でもある意味「リアル」なヒップホップグループが武道館ライブをやる時代にいつのまにかなっていた。

【channel YES】パク・ヒア「ステージの上のアイドル」⑤今、J-HOPEの希望

パク・ヒア「ステージの上のアイドル」(最終回)今、J-HOPEの希望


次に彼が何と言ったかは秘密にする。(もちろん、本には書いてある!

(2019.08.16)


http://m.ch.yes24.com/Article/View/39577

 

チャンネルYESはK-POPのアイドル専門ジャーナリスト、パク・ヒア氏の新規コラム「パク・ヒアのステージの上のアイドル」を5回にわたって連載します。「パク・ヒアのステージの上のアイドル」は著者であるパク・ヒア氏が出会ったカラーのあるパフォーマンスを見せてくれるアイドル5人のミニインタビューと、彼らに会った感想を盛り込んだコラムです。  「パク・ヒアのステージの上のアイドル」は8月23日に発刊予定の『ステージの上のアイドル』を土台に新しく書かれたコラムです。

 

数日前、防弾少年団は、デビュー以来初めて2ヵ月間の休暇を公表した。芸能人が「私はこれから休みます」と公開的に話すのは非常に珍しいケースだ。しかし、防弾少年団BTSになって以来、彼らの世界は韓国の芸能人とも違った様相を呈するようになった。休む期間を公表し、職業人ではなく20代の青年としての人生を尊重してほしいという言葉が必要になるほどに有名になってしまったのだから。

 

ー今や防弾少年団は、世界で最も人気のあるボーイズグループになりました。でも、メンバーの皆さんは忙しすぎて、人気を実感できる暇もないんじゃないでしょうか。

 

「ただその場でやるべきことをしてきただけで、楽しみながらやってきたんです。ところが、そうした時間の間に想像もできないほどたくさんのことが起り、自分でもわからないうちに今のような感謝の気持ちを抱く状況に置かれていました。たまに自分でも信じられません」

  

いつかはきっとうまくいくと、また「ぶつかりそうだったらもっと強く踏みしめて」と希望を歌っているような彼らの歌詞には、楽観と悲観がほぼ同じように共存した。割れて壊れるという悲観と硬くなった中身は残るだろうという楽観的な視点。BTSにとっての希望は、いつも負わなければならない何かがある、そんな両面のコインのようなものだった。そして、防弾少年団のスタートからBTSの未来まで、その名前からして希望を語る人がいた。どんな場所でも"I'm your HOPE,you're my HOPE,I'm J-Hope!"と自分を紹介してきたJ−HOPEの事だ。

  

ーストリートダンスで主に消化するジャンルを学び、そのソースを活かしてK-POPアーティストになったというのがユニークな部分ですね。

 

「デビュー前は『ストリート』というジャンルが、またダンスをしてきた事自体が、アイドルグループとして活動するようになった時に広々と大きな役割をすると思っていたんです。全く役に立たないという事はないですよ。でも、K-POPの振り付けにおいてはそれが全てではありませんでした。自分が持っているスキルフルな部分をステージと融合させるには制約が多いことに気づいて、最初はそこで非常に当惑して、いわゆる『メンタル崩壊』が来ました」


ひとりだけに与えられる時間にたくさん語ってくれる人は、インタビュアーの立場からすればとてもありがたい人だ。そのような面で、J−HOPEは非常にありがたいインタビュイーだった。彼には今の成功にいたるまで地道な練習で過ごしたダンスチーム時代があり、防弾少年団になるための練習生の過程があった。そして、防弾少年団が世界で最も人気の高いボーイズグループになるまでに努力した時間もあった。私は彼に聞くことがたくさんあった。

 

ー「HOPE ON THE STREET」はチョン・ホソクの悔しさを相殺しようと計画した感じですね。

 

「正直に言ってそれが正しいです。僕も自分がやってきたことを多くのファンの方々と大衆の皆さんにお見せしたいですが、そのような機会があまりないんですね。また踊ってみたい、そんな幼い頃の気持ちをまた感じてみたかったんです。そして自分のダンスをもっとたくさんお見せしたいと思いました。それでそういうコンテンツを作り始めたみたいです」

 

その中でも最も聞きたかった話のひとつが「HOPE ON THE STREET」だった。NAVER Vアプリ防弾少年団のメンバーたちがさまざまな個人やユニットコンテンツを披露する際、J−HOPEは「HOPE ON THE STREET」という名前で、自分が好きなダンスやダンサー、これから踊りたいダンスについて語った。ひたすら「ダンス」にのみ集中した彼のコンテンツは、アイドルコンテンツとしては異例の、楽しみよりは専門性に基づいていた。持ち物が多いこの人は、ファンに少し違う方式で自分の過去と現在、未来を説明していた。

 

「ステージの上のアイドル」の中のJ−HOPEのインタビューは、防弾少年団BTSのJ−HOPEのインタビューでもあるが、実はチョン・ホソクという人に会った私の感想も混ざっている。7人の防弾少年団のメンバーたちはデビュー前から音楽を作って、演技をして、すばらしいダンスを踊るなど、各自の歴史を持っている。しかし、その中でも、毎回「防弾少年団の希望」だけを語っていたJ-HOPEの歴史は乏しく、彼を中心に、すなわちチョン・ホソクを中心に再編してみることは私にとってはとても意味のあることだった


そこで尋ねた。

 

ー最後の質問でこれを必ずお聞きしたかったんです。ダンスが持っている力とは何だと思いますか。

 

「まあ、一番シンプルだけど難しい質問ですね(笑)」

 

次に彼が何と言ったかは秘密にする。もちろん、本には書いてある!紙を1枚1枚めくりながらJ−HOPEの言葉を噛みしめれば、いつの間にか彼の回答を予想することができるだろう。「防弾少年団」を心から愛するチョン・ホソクが希望する、未来の自分はどうなっているかまで。


J−HOPE、LEO、ホシ、チョンハ、イ・チェヨン

五人のパフォーマーが描く人生はどんな姿だろうか

 

"ステージの上のアイドル"は現在世界的に最も人気のあるK-POPボーイグループからデビューしたばかりのガールズグループに至るまで、今現在のK-POPパフォーマーたちの生き方に関する宝庫である。  2019年ビルボードミュージック・アワーズでトップソーシャル・アーティスト賞に続き、トップデュオ・グループ賞を受賞したボーイズグループ防弾少年団(BTS)の代表ダンサーJ-HOPE、「コンセプトアイドル」VIXXのメンバーであり、ミュージカル俳優、ソロパフォーマーとして活動中のLEO、SEVENTEENの三つのユニットの中でパフォーマンスチームリーダーを務めているホシ、Mnet「プロデュース101シーズン1」で最終11人に選ばれてI.O.Iとしてデビューした後、成功的なソロキャリアを続けているチョンハ、「プロデュース48」でデビューし、韓国と日本で活発に活動中のガールズグループIZ*ONEのイ・チェヨンの話を描いた。

【channel YES】パク・ヒア「ステージの上のアイドル」④ひとえに、LEOの運命

パク・ヒア「ステージの上のアイドル」④VIXX LEO

『ひとえに、LEOの運命』

http://m.ch.yes24.com/Article/View/39553


「実は僕は運命論者なので。第2幕は流れのままにですね」

数多くのアイドルたちにインタビューしたが、このような返答をする人は初めてだった。(2019. 08. 13)

 

チャンネルYESはK-POPのアイドル専門ジャーナリスト、パク・ヒア氏の新規コラム「パク・ヒアのステージの上のアイドル」を5回にわたって連載します。「パク・ヒアのステージの上のアイドル」は著者であるパク・ヒア氏が出会ったカラーのあるパフォーマンスを見せてくれるアイドル5人のミニインタビューと、彼らに会った感想を盛り込んだコラムです。  「パク・ヒアのステージの上のアイドル」は8月23日に発刊予定の『ステージの上のアイドル』を土台に新しく書かれたコラムです。


帽子を脱ぐと、やや疲れた顔が現れた。彼はソロ歌手として出す2枚目のアルバムに向けた詰めの作業中だと言った。インタビューの数日前、LEIはミュージカル「エリザベート」のトート役を終え、日本でミュージカル俳優KAIと一緒にガラショーを行った。そしてインタビューが終わって数日後には「ザ・ラストキス(皇太子ルドルフ)」「エリザベート」で共演したキム・ムンジョン音楽監督のコンサートステージに立ち、ソロコンサートも進行することになっていた。疲れざるを得ない日程だっただろう。

 

ーいつもアルバムが出る時期にはこういう状況が日常茶飯事ですね。音楽が、舞台がそんなにお好きなんでしょうか(笑)


「いいですね。小学校1年生の時から歌うのが好きでした。初めて一緒に歌ったポップソングは1999年に出たJessicaの「Goodbye」でした。姉達のカセットテープで聞きながら歌詞をハングルで書いて、一緒に歌った記憶があります」


「それで歌手になったのですね」というにはありふれた過去の話。有名なアーティストの音楽が好きで、実は音楽が何なのかも分からなかったが、家族の中で誰かの影響を受けて良い歌を聞くようになり、思わず音楽番組を見たところとても衝撃的だったという。誰かにとってはただの美しい思い出だけど、歌手になった人たちにとってはこのような記憶は何より大事だ。姉を通して音楽を知ることになった少年が、先輩の歌手フィソンの年末の授賞式のステージを見て、「ああいう事をやってみよう」と決心した日は、彼の人生にとってどれほど重要な日だっただろうか。

 

LEOが属している男子グループ「VIXX」は、KPOPアイドルのパフォーマンスを語る時に欠かせない重要なリファレンスだ。VIXXのステージは、最初から最後までひとつの物語の構造を持っている。正式んs活動期間の時より年末の授賞式でより大きな話題を呼んだ「桃源郷」は、むしろVIXXが6年という時間の間地道に築いてきた努力の結実だっただけだ。だからだろうか、LEOはVIXXについて話す時に最も自信に満ちている態度で、すっきりとした反応を見せた。

 

ーその様に確信を持てる理由は何でしょうか。


「一朝一夕ではなく、僕たちは『On and On』からずっとやってきた事をしているので。その時からとても沢山の事を学んできました。ひとまず『On and On』というパフォーマンスがかなり強烈な印象を残していて、依然としてVIXXの叙事の中では存在が重いです。その曲が出た後から僕たちは、常にアルバムを作り始めた時からグッバイステージまでの過程において『コンセプト』そのものに集中してきました」

 

この日、私はLEOとチョン・テグンに同じ場所で同時に会えてとても楽しかった。歌手としての話をする時、私は彼を"LEO"と呼んだ。しかし、VIXXのLEOではなくソロ歌手"LEO"は自分の中にあるもうひとつの顔を捜し求める人の特有のときめく顔をしている。すると、彼の求めているLEO像はどんなLEOなのかが気になった。

 

ー既存のイメージを少し離れたかったようですね。


「毎回言及されるものもあるじゃないですか。気怠げとか退廃的といったイメージ。それを避けてみたかったんです。『MUSE』は僕が上手な事の中で新しいものを見つけたアルバムの様です。セクシーな感じはキープしつつ、音楽や振り付けにリファレンスしたジャンルが前とは違います。LEOのプレイリストに新しいものが満たされたんです」


ミュージカルの話が始まったとき、私は彼を"チョン・テグン"と呼んだ。芸名と本名を通じて彼のアイデンティティを区別することは、非常に興味深い経験だった。しかし、面白みや興味とは別に、インタビューを整理しながら悩みに陥った。この人をアイドルグループのメンバーだと強調すべきか、ソロ歌手だと強調すべきか、ミュージカル俳優になるための人だと強調すべきなのだろうか。

 

「性格はせっかちですが、とても几帳面な方だと思っています」

「完璧に解決されないと眠れません。会社の作業室にいて家に帰って寝ようとする瞬間に、また何かが思い浮かぶ事があるじゃないですか。音声でのメモでもできないと思ったら、もう一度会社に戻って作業を始めます。演技をしている時も、今の自分が望むレベルの感情を引き出すことができなければ、そこから抜け出せません」

 

録音記録でこの部分を見つけ出してからは、その悩みがそれほど役に立たないことだったことに気づいた。ただ、レオもチョン・テグンも自分が満足するまで磨き上げながら前に進む人にすぎないのだ。そんな彼が、まもなく迫ってくる人生のインターミッション以後は、どのような姿で復帰するつもりかと尋ねた質問には、多少突飛な返事をした。

 

「実は僕は運命論者なので。第2幕は流れのままにですね」

 

数多くのアイドルにインタビューしたが、こんな答えをする人は初めてだった。「努力」という単語が入ったタイトルを作ろうとしていたが、その最後の言葉にタイトルを変えた。「ここに、LEOの運命」という言葉が気に入った。しかし、ここにとどまる人ではないという気がしてもう一度変えた。「ひとえに、レオの運命」と。

 

J−HOPE、LEO、ホシ、チョンハ、イ・チェヨン

五人のパフォーマーが描く人生はどんな姿だろうか

 

"舞台上のアイドル"は現在世界的に最も人気のあるK-POPボーイグループからデビューしたばかりのガールズグループに至るまで、今現在のK-POPパフォーマーたちの生き方に関する宝庫である。  2019年ビルボードミュージック・アワーズでトップソーシャル・アーティスト賞に続き、トップデュオ・グループ賞を受賞したボーイズグループ防弾少年団(BTS)の代表ダンサーJ-HOPE「コンセプトアイドル」VIXXのメンバーであり、ミュージカル俳優、ソロパフォーマーとして活動中のLEO、SEVENTEENの三つのユニットの中でパフォーマンスチームリーダーを務めているホシ、Mnet「プロデュース101シーズン1」で最終11人に選ばれてI.O.Iとしてデビューした後、成功的なソロキャリアを続けているチョンハ、「プロデュース48」でデビューし、韓国と日本で活発に活動中のガールズグループIZ*ONEのイ・チェヨンの話を描いた。

【channel YES】パク・ヒアの「ステージの上のアイドル」③IZ*ONE チェヨン

パク・ヒアの「ステージの上のアイドル」③IZ*ONE チェヨン

『再び、チェヨンの挑戦』

http://m.ch.yes24.com/Article/View/39527
「特に時間が長くかかったイントロを通じて、私はまたチェヨンの挑戦について話したかった。」(2019. 08. 08)

 

チャンネルYESはK-POPのアイドル専門ジャーナリスト、パク・ヒア氏の新規コラム「パク・ヒアのステージの上のアイドル」を5回にわたって連載します。「パク・ヒアのステージの上のアイドル」は著者であるパク・ヒア氏が出会ったカラーのあるパフォーマンスを見せてくれるアイドル5人のミニインタビューと、彼らに会った感想を盛り込んだコラムです。  「パク・ヒアのステージの上のアイドル」は8月23日に発刊予定の『ステージの上のアイドル』を土台に新しく書かれたコラムです。

 

「本当にずいぶん前なのに、それを覚えていらっしゃるなんてびっくりです」

  

すべてのインタビューは少しの間でも相手の心をつかまなければならないという点で難しいが、特に私の立場的には慎重になる場合がある。IZ*ONEのイ・チェヨンがそのケースだ。本のイントロを書く時も、他のインタビューより時間が長くかかった。3度のサバイバル・プログラム挑戦者。「SBS KPOP STAR」「Mnet SIXTEEN」「Mnet プロデュース48」が彼女の出演作だ。このチェヨンの経歴は、私が入試競争や入社競争程度では経験したことのない、公開的なプレッシャーが存在するテレビの中の世の中を物語っていたからだ。

  

デビューしただけでアイドルグループが人気を集め、有名になれるわけではない。そのため、記者の立場としては最大限、相手の状況を正確に把握するために努力する。まったく同じ練習量だとしても、企画会社の規模によって彼らの成否が分かれたりする。ある時は企画会社のサイズと関係なく、メンバー個人の魅力のおかげで人気を得ることもできる。いや、実は単刀直入に言って運がいい場合もある。芸能人ではない人々の人生でもそうであるように、努力がすべて成功につながるわけではなく、自分の作品の質が成否を左右しないケースも多い。

    

ーWMエンターテインメントで再びデビューを準備している間、過去の時間が空しくなったのではないでしょうか。


「新しい会社でも、踊りと歌だけ習っていたとしたら5年という練習生生活を最後まで耐えられなかったかもしれません。途中であきらめたい時も多かったです。でも、つい最近演技と日本語を始めたんですけど、そういう事から堪える力をもらいました。最初から挑戦できることが新しくできたんだなと思ったら、面白くなってきたんです。ここでは自分がどこまで成長できるかを知りたくなります」

   

ところで、チェヨンは初めて顔を合わせる前から私に緊張感を与えた。努力、企画会社の規模、運など全てが一瞬で彼女に訪れてきたという事実は、ともすれば一つや二つの要素だけで彼女の現在を定義する場合、私も彼女も満足できない部分が出てくるだろうという点を予め物語っていた。

   

「もう一度考えてみても、あの時自分があきらめなかったのが不思議です」

    

チェヨンは新人アイドルグループのメンバーだが、自分の感情に非常に率直だ。新人の大半は、自分の感情を隠すのに十分でないとしても、そのために不断の努力をする。キャリアが積まれるほど、自分の本来の姿と芸能人としての姿を余裕をもって区別する人々が増えるが、不思議なことにチェヨンは自分の心を隠す必要がないと言わんばかりに、率直に自分の考えを打ち明けた。「どうしてこんなに正直になれるのか」と問うと、チェヨンは答えた。

  

「どうせ私のことが好きな人は好きだし、嫌う人は嫌うんだという事がわかったんですよね」


アイジュウォンでデビューする前から多くのTVプログラムで自分の顔を露出するしかなかった小学生の少女が20代に入った。彼女は「IZ*ONEになってとても幸せだけど、時には依然として怖くなったり、鬱になった瞬間もあります」と話した。


ーデビューしてからチェヨンさんを最も悩ませたものは何ですか。


「毎回、ステージに立つたびにリハーサルをし、モニタリングをします。画面の中に映る自分がきれいだと思えない時が多いんです」

 

1人や2人だけでなく、数百万以上の他人の目に映る自分の姿を引き続き気にする職業は、彼女の人生の中で、楽しい分恐怖が湧き上がる瞬間をたびたび作り上げる。しかし、チェヨンはすでにその人たちが思う事よりも、自分がどうしてここまであきらめなかったのか、これからもこの仕事を続けたい理由が何なのかに没頭する。

  

IZ*ONEで活動できるようになって幸せだが、幼いときから競争のくびきの中で自分を取り繕ってきたチェヨンは、「オンニ(お姉さん)のようになりたいです」と話す少女を見るとき最も嬉しいと話す。

    

特に時間が長くかかったイントロを通じて、私はまた、チェヨンの挑戦について話したかった。時間をかけて語りたいイ・チェヨンという人が挑戦を重ね、立ち向かう未来を応援しながら。

 

J−HOPE、LEO、ホシ、チョンハ、イ・チェヨン

五人のパフォーマーが描く人生はどんな姿だろうか

 

"舞台上のアイドル"は現在世界的に最も人気のあるK-POPボーイグループからデビューしたばかりのガールズグループに至るまで、今現在のK-POPパフォーマーたちの生き方に関する宝庫である。  2019年ビルボードミュージック・アワーズでトップソーシャル・アーティスト賞に続き、トップデュオ・グループ賞を受賞したボーイズグループ防弾少年団(BTS)の代表ダンサーJ-HOPE、「コンセプトアイドル」VIXXのメンバーであり、ミュージカル俳優、ソロパフォーマーとして活動中のLEO、SEVENTEENの三つのユニットの中でパフォーマンスチームリーダーを務めているホシ、Mnet「プロデュース101シーズン1」で最終11人に選ばれてI.O.Iとしてデビューした後、成功的なソロキャリアを続けているチョンハ、「プロデュース48」でデビューし、韓国と日本で活発に活動中のガールズグループIZ*ONEのイ・チェヨンの話を描いた。

【channel YES】パク・ヒアの「ステージの上のアイドル」②チョンハ

 

パク・ヒアの舞台上のアイドル ②チョンハ

『既に、チョンハの時間』

http://m.ch.yes24.com/Article/View/39489

 

ここ数年でチョンハが収めた高い成果は、ダンサーとしても一人の自然人としても、必死に自分の場を設けようと努力したキム・チャンミなのだという気がした。 (2019. 08. 06)

 

チャンネルYESはK-POPのアイドル専門ジャーナリスト、パク・ヒア氏の新規コラム「パク・ヒアのステージの上のアイドル」を5回にわたって連載します。「パク・ヒアのステージの上のアイドル」は著者であるパク・ヒア氏が出会ったカラーのあるパフォーマンスを見せてくれるアイドル5人のミニインタビューと、彼らに会った感想を盛り込んだコラムです。  「パク・ヒアのステージの上のアイドル」は8月23日に発刊予定の『ステージの上のアイドル』を土台に新しく書かれたコラムです。


 「歌手になりたかったので、ダンスにここまで情熱を持つようになるとは想像もできませんでした」


テレビをよく見るすべての人々が「チョンハを知っている」と仮定する時、道行く誰かに尋ねても反問するだろう。「チョンハがこんなことを言ったんですか?」実際に、作業過程で原稿の内容を検討した校正担当者がこのように質問した。それほど、チョンハの名を思い浮かべながら彼女が踊る姿を想像しないのは難しいことだ。チョンハは本当に自分が歌手になるとは思っていなかった。「正直言うと、歌手や芸能人という夢はもともと誰でも一度は夢見るものじゃないですか」と言いながら、学生時代まではその夢が自分の道なのかを考えたことさえなかった。偶然ダンススクールに行って「ずっと続けてもいいんじゃない」という先生の言葉に揺れて、本格的に踊り始めただけだ。

 


ー今のチョンハさんを思うと想像もできない姿ですね。


「ここまできたきっかけも変わってきます。夏休みに宿題を全部終わらせたらとても退屈でした。退屈なのも嫌だし、時間を捨てるのがもったいないから、友達と遊んだりしているうちにそうなったんです。『私たち、寮に入る前にダンス教室に行ってみよう!』」


チョンハはこの話をしながら「本当に笑っちゃいますね」と何度も繰り返した. 「本当に面白いものです」「本当に珍しいですよね」「本当に変わってるんですが」三つの文章が、自分の過去について話す間ずっと繰り返された。実際、聞けば聞くほど偶然のように思えることが多かった。「一度も具体的には描けなかった夢だった」という彼女の言葉が理解できた。


ー競争システムそのものが負担だったかもしてませんね。


「みんなで苦労して準備した舞台じゃないですか。でも、いざ初音源公開を前に、誰かが放出されることによって別れてしまう。サバイバルプログラムという点はとりあえず置いておくとして、個人的にはとても悲しかったです」


しかし、Mnet「プロデュース101」というプログラムが作られた事で、求める製作陣の立場からすれば必ず取りたい練習生になった。名うての企画会社に所属していたわけでもなく、有名なダンサーだったわけでもなかった。毎日バイトをしながら未来を悩んでいたチョンハは、思ってもいない状況で招待状をもらった。そこでI.O.Iメンバーと出会い、にぎやかにデビューしたが、そこまで至る過程でつらいことが起きた。「プロデュース101」を思い出しながらも、「もう終わったから言えるのですが」という前提をつけたりもした。何回も独りで考え込んでいる。「友達と戦わなければならないというのは本当に嫌だった。それも私が好きなダンスで戦うのは嫌だった」というのが回想を終えた彼女の結論だった。清潭洞の狭いカフェのルームの中で、打ち明けるのにちょうどいいくらいの心情だった。


ーもう5年目の歌手になりました。I.O.Iでデビューしてからいろんなことが変わったでしょうが、空白期もなくずっと活動を続けてきたことに驚きました。

 

「先日のシンガポールのファンミーティングの時、ファンが作ってくれた映像を見て感激しました。ありがたいことです。私がその間活動を休まずにつないで来たんです。『プロデュース101』初撮影日から一度も休まずに走ることができるようにしてきた力が、ファンたちから生まれたようです。実際I.O.Iメンバーがいる時は分担する事が出来ましたが、自分一人だからもっと頑張らなきゃいけなくなりました」


「ステージの上のアイドル」の中のチョンハのインタビューは、上記の質問と回答から始まる。この内容をいちばん前に配置しなかった理由は一つだ。たった一度も休まずに今まで駆けてきた力を求める「ファンから出たもの」と言うが、彼らをファンにさせたのは清河自身の力だった。


ーチョンハとチャンミ(元々の本名)を分離して眺める特別な理由がありますか。


「私にとってチャンミは良い思い出がある、強い支えになる人です。また私がチャンミに戻ることができるかどうかは分かりません。だから『チャンミ』と呼ばれると胸が熱くなる時が多いです」


時折、彼女の顔やまなざしを見ながら思い浮かぶ長所をひとつずつぽつぽつと語るたびに、彼女はにっこりと笑ったり、とても恥ずかしさを覚えながら「ありがとう」と応えた。そういう時姿からは歌手チョンハの原型である20代の青年キム・チャンミが見えた。ここ数年でチョンハが収めた高い成果は、ダンサーとしても一人の自然人としても、必死に自分の場を設けようと努力したキム・チャンミなのだという気がした。チャンミの努力が今、清チョンハが生きる時間を作った。「チョンハの時間」の前に「もうすでそうなっている」と嬉しい気持ちで表現できた理由だ。

 

J−HOPE、LEO、ホシ、チョンハ、イ・チェヨン

五人のパフォーマーが描く人生はどんな姿だろうか

 

"舞台上のアイドル"は現在世界的に最も人気のあるK-POPボーイグループからデビューしたばかりのガールズグループに至るまで、今現在のK-POPパフォーマーたちの生き方に関する宝庫である。  2019年ビルボードミュージック・アワーズでトップソーシャル・アーティスト賞に続き、トップデュオ・グループ賞を受賞したボーイズグループ防弾少年団(BTS)の代表ダンサーJ-HOPE、「コンセプトアイドル」VIXXのメンバーであり、ミュージカル俳優、ソロパフォーマーとして活動中のLEO、SEVENTEENの三つのユニットの中でパフォーマンスチームリーダーを務めているホシ、Mnet「プロデュース101シーズン1」で最終11人に選ばれてI.O.Iとしてデビューした後、成功的なソロキャリアを続けているチョンハ、「プロデュース48」でデビューし、韓国と日本で活発に活動中のガールズグループIZ*ONEのイ・チェヨンの話を描いた。

【channel YES】パク・ヒアの「ステージの上のアイドル」①SEVENTEEN ホシ

パク・ヒアの舞台の上のアイドル①SEVENTEEN ホシ


『今日、ホシの成長』

http://m.ch.yes24.com/article/view/39458

今日、ホシは感謝し続けた人々の、愛する人々の支持を受けながら引き続き明日の自分を作り上げている。(2019. 08. 01)


チャンネルYESはK-POPのアイドル専門ジャーナリスト、パク・ヒア氏の新規コラム「パク・ヒアのステージの上のアイドル」を5回にわたって連載します。「パク・ヒアのステージの上のアイドル」は著者であるパク・ヒア氏が出会ったカラーのあるパフォーマンスを見せてくれるアイドル5人のミニインタビューと、彼らに会った感想を盛り込んだコラムです。  「パク・ヒアのステージの上のアイドル」は8月23日に発刊予定の『ステージの上のアイドル』を土台に新しく書かれたコラムです。

 

「お母さんは「お前、勉強せずに毎日踊りばかり踊って遊んでばかりいて、どうする気なの?」と心配していました」

 

偶然にプレゼントされたSHINeeのCD1枚が、少年クォン・スンヨンの日常を変えてしまった。英語のCDをかけて勉強していた少年は、なぜかその日に限ってSHINeeのCDが聞きたくなったのだという。そして、そのCDをプレイヤーに入れた後、奇妙な経験をした。  話をしていた瞬間の、一人鳥肌が立っているような彼の眼差しを伝えたかったので、私の手を経て精製されていない生の文章をそのまま書き写してみる。

「とても良かったんです。部屋の中に音楽と自分だけでいっぱいになる感じだったけど、なんて説明したらいいのかな」

その日からクォン・スンヨンは踊りだした。

 

ーお母さんには何と答えたんでしょうか。

 

「自分でも心配はあるから、中学校3年生になるまで待ってほしいと、それまでに事務所に入れなかったら高校に入ってから他の友達のように勉強するといいました。ところが、ダンス大会に出かけたらそこでキャスティングを受けたんです。うわーこんな偶然が?お母さんに早く契約しに行こうと言いました(笑)」

 

ー早々にキャスティングされたわけですが、その理由は何だったと思いますか。

 

「事務所に特に聞いたことがないんですが、考えてみたらあの時いたヒョンたちは皆ハンサムだったんですよ。だからその中で僕が目立ったんじゃないかな。たまにオーディションの時の映像を見ると、自分でも理由を知りたいです。わあ、なんでこの子を選んだんですかと...」


彼は、自分がなぜキャスティングされたのかまだ会社から聞いていないという。突然の質問に対して首をかしげた彼は苦笑しながら言った。「ルックスがずば抜けているほかのメンバーの中からどうして自分が選ばれたのか、改めて知りたくなった」と話した。「みんなハンサムで、その中で僕が目立ったのではないかと思います」と言いながら、彼は「本当にそうかもしれない」と笑った。

 

全ての人が知っているように、人の外見は全てを物語るものではない。しかし、時にはその外見がこの人がどんな心を持って生きてきたのか、また生きているのかをそのまま表わす場合もある。クォン・スンヨンではなくホシになった瞬間から、彼は絶えずカメラの前に立っていた。SEVENTEENという名前が公開される前から、アフリカTVを通じてメンバー同士のおしゃべりや練習室での様子などがしばしば生中継される状況に置かれていたが、いつも溌剌として愉快だった。デビューステージでもあまり震えなかった。たくましさと生意気そうな顔がデビュー曲「ADORE U」から目を引いた。


ーデビューする前から公演をたくさんしたでしょう。デビューステージであまり震えていませんでしたが、だから可能だったのではないかと思いました。

 

「そうですね。デビュー前から評価会の公演をあまりにもたくさんしていたので、より気楽に楽しむことができたみたいです。練習生の時から振り付けを組んでたんですよ。一度ディノと初めて同じチームになった時、一緒に話しました。「どうしてここでだけ踊らなきゃいけないの?」「どうして同じ位置に立って踊らなきゃいけないのかな?」「壁に逆立ちして寄りかかる事もできるし、下駄箱の上でも踊れるじゃないか」練習室の中で公演をしているんだから、むしろその空間を利用して人々に衝撃を与えたいんです。それで小物をたくさん使いました」


練習の結果だった。クォン・スンヨンが練習室の鏡の前でダンスさえすればホシになった。インタビューの最中、ホシは自分のパフォーマンスに関してだけは絶対に同じ話やエピソードを繰り返し語らなかった。掘っても掘っても新しいものが出てきた。わざとホシに「どんなことがあったんでしょう?」「どこへ行ってそんな気分になったんですか?」「そんな気持ちになった曲は何ですか」というような具体的な質問を投げ続けた。

 

新しかった。面白かった。限りなくエピソードが出てきて、その間私は韓国アイドルコンセプトの多くを占める一つのキーワード、「成長」の使い道がこういうときにもっとも意味があることに気づいた。口先だけで話す成長ではなく、人が育ったのだ。2015年の「PRETTY U」発表直前にインタビューをした時とはずいぶんと変わった彼の姿を、私は見られるようになった。2015、2016、2017、2018、2019……。5年という歳月の間、人はどれほど成長できるのか。物理的な成長だけでなく、クォン・スンヨンが「ホシ」になるように、すべての人が自分の未来のために自らをどのようにして磨き上げて望む場所まで行けるものだろうか。

 

しかし、場所は一人で作れるものではない。ホシも「その点については今はとてもよくわかっている」と話した。自らの実力を磨く間、実際に彼の成長を可能にした最も重要な要因は、何よりも人々だった。SEVENTEENメンバーや振付師のチェ・ヨンジュン、音楽プロデューサーのBUMZU氏のような人々。2015年のホシよりも、2019年のホシは感謝している人が増えたと語った。当然、その感謝の中にはファンも含まれている。

 

ー自分のパフォーマンスを見せてはいますが、そのパフォーマンスの中心にホシ氏自身ではなく、ファンたちが来たような気がします。


「それこそ正に、責任感の大きさが変わった理由です。自分に対する責任感だけではなく、僕の周りにいるすべての人の面倒を見たくなるからどんどん責任感が大きくなります。だから、今の僕にはすべての観客が感動を受ける、物足りなさが残らないというのが一番理想的なステージです。1階から見ても、2階から見ても、3階から見ても同じように感動を受けることができたらいいですね」

 

今日、ホシは感謝し続けた人々の、愛する人々の支持を受けながら引き続き明日の自分を作り上げている。「アイドルの作業室」で会ったSEVENTEENの音楽プロデューサーウジがそうだったように、ホシもまた自分の話をすべて打ち明けた後に「十分だったでしょうか」と尋ねた。「もちろんです」と答えた。これだけの話があれば、なぜクォン・スンヨンがSEVENTEENのホシになったのか十分に説明できると信じた。「今、ホシの成長」というタイトルはそうして誕生した。

 

 

J−HOPE、LEO、ホシ、チョンハ、イ・チェヨン

五人のパフォーマーが描く人生はどんな姿だろうか

 

"舞台上のアイドル"は現在世界的に最も人気のあるK-POPボーイグループからデビューしたばかりのガールズグループに至るまで、今現在のK-POPパフォーマーたちの生き方に関する宝庫である。  2019年ビルボードミュージック・アワーズでトップソーシャル・アーティスト賞に続き、トップデュオ・グループ賞を受賞したボーイズグループ防弾少年団(BTS)の代表ダンサーJ-HOPE、「コンセプトアイドル」VIXXのメンバーであり、ミュージカル俳優、ソロパフォーマーとして活動中のLEO、SEVENTEENの三つのユニットの中でパフォーマンスチームリーダーを務めているホシ、Mnet「プロデュース101シーズン1」で最終11人に選ばれてI.O.Iとしてデビューした後、成功的なソロキャリアを続けているチョンハ、「プロデュース48」でデビューし、韓国と日本で活発に活動中のガールズグループIZ*ONEのイ・チェヨンの話を描いた。

 


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 


以前記事訳した「IDOLMAKER」ではアイドル制作スタッフ、「アイドルの作業室」では作詞作曲アイドルにインタビューされていたパク・ヒア氏の新刊「ステージ上のアイドル」の紹介コラム記事です。

今回は韓国語・日本語・英語・中国語の4ヶ国語で出るという事で、やっと日本語で読めます!笑

【質問箱】WINNERの曲のヒットと音楽性について

【質問箱への投稿より】

WINNERの新曲が解禁されましたが、泡沫さんはどのようにお聴きになりましたか?
個人的な感想ですが、前作MILLIONSからギターサウンドの割合が大きく、Really Really〜Everyday時期の楽曲よりはsentimental以前のWINNERサウンドに寄りつつある印象を受けました。こういったサウンドは今のK-POPシーンの流行りからは遠いイメージですが、チャートの成績を見ると世間的なウケは悪くないのでしょうか…?
泡沫さんの楽曲に対する率直な感想や、今回のWINNERのような「王道」を外れたジャンルへの(K-POPシーン上での)世間の反応に対して何かご意見あればお聞かせいただきたいです。

https://odaibako.net/detail/request/a0b96cb4c9e34a99be4e5ba4b87904d6

 

感想は前のツイートをご参照ください。

https://twitter.com/djutakata/status/1129390545560674305?s=21

WINNERの音楽について真面目に考えた事がなかったなと思いまして、この機会に思いついた事をつらつら書いてみたところかなり長くなってしまったので、こちらで回答させて頂きますね。

(ブログに書けばいいかと決めたので更に長くなりました)

 

KPOPという「アイドル音楽」の範囲だけでいえばEDMに限らず「ダンスミュージック」というのが常に王道トレンドとしてあるのは確かだと思うんですが、音源チャート上位に入るアイドル音楽ジャンル以外の音楽を見ると必ずしもダンスミュージックだけが優勢ではないと思います。例えば今1ヶ月以上チャート1〜3位にいるJannabiはバンドサウンドですし(韓国のバンド界隈だけを見ればそこはそこで流行りとかメジャー受けしやすそうなテイストというのもあるんですが)パクヒョシンもバラード系の歌手です。つまりKPOPのファンが好むような王道・トレンド=アイドルソングの王道や流行とはまた別に大衆が心地いいと感じる音楽というのは別にあるという事でしょう。「音源チャート」というのはアイドルファンがなんとか頑張って回数を回してチャートを荒らそうと頑張る(?)場所ではありますが、勿論それ以外のリスナーも多い場所でもあります。

 

WINNERの曲の特異的な所は、KPOP=アイドルソング界隈のトレンドジャンルをやるにしても、アプローチの仕方がいわゆる「KPOPアイドル」とは少し異なる点ではないかと思っています。どEDMだったREALLY REALLYやEVERYD4Yにしても、KPOP=アイドルソングの中でここまでミニマルなアプローチのEDMのタイトル曲を出したグループはここ数年ではほとんどいなかったんじゃないかと思います。それでいてデビュー曲から音源チャートの成績は良く、デビュー曲のEMPTYは下半期リリースされたにも関わらず男性アイドルグループでは2014の年間チャートで最も高い順位でしたし(作曲したのはikonのB.I.ですが、YG内制作ではあり)過去最も成績が良くなかったとされているSENTIMENTALでも年間トップ100には入っていました(2016年に音源年間トップ100に入った男性アイドルはBlock.b・EXO・防弾少年団・WINNERのみ)。

 

「KPOPのEDM」って基本的に「メンバーがダンスするためのダンスミュージック」というのが多いと思うんですが、WINNERのEDM的アプローチは「リスナーが踊るためのダンスミュージック」だと感じるんですよね。その為に諸々くどくなりすぎないようにギリギリ色々な音の装飾的な要素をそぎ落としているのではないかと感じます。パフォーマンス自体も歌詞やコンセプトの世界観を表現するとかダンスそのものを見せるというより、楽曲そのもののフィーリングやバイブスを表現して視覚的にも体感させるという事に重きが置かれているように感じます。WINNERに限らずこれはわりとYG全般に感じる哲学(?)じゃないかと思っていて、曲のジャンルやBPMに関係なく音楽に合わせて自然と体を動かしたくなる事が多いです。そこが他の事務所の音楽的なアプローチとちょっと違うところで、海外のKPOPファンがYGの音楽に対して本来の意味でのBOPと表現する事も多い理由かもしれません。お客さんが控えめで有名な日本ですら、ライブでお客さんがいちばん踊ってる事務所じゃないかと感じます。加えて、タイトル曲の製作にメインで参加しているスンユンがギターを弾く人というのも関係あるのではないかと思います。EDM要素の強いBOPソングでありながら同時にメロディーラインでは生楽器のような感性があるというのは、バンド系のKPOPアイドルに近い楽曲的アプローチかもしれません。防弾少年団のBOY WITH LOVEは楽曲のアレンジやサビ構成の点では2017以降のWINNERの路線と少し近いものを感じますが、こちらはやはりKPOPグループとしてダンスパフォーマンスをメインに考えた今のKPOPの王道的アプローチと言えるのではないかと思いますので、RRやLMLM辺りと比較して聴いてみると面白いかもしれないです。

 

こういうアプローチは、メンバーそのものを最もアピールしなければいけないKPOP=アイドル業界においては下手すると楽曲にメンバーが埋没してしまう可能性もあるかなり難しいやり方のようにも思います。しかしWINNERはメンバーの声質にそれぞれかなり個性があって、その声質自体が装飾の役割も果たせるからこそ「アイドルソング」としても成立しているんじゃないかと思います。「EVERYD4Y」なんかは歌のうまさとかではなく、まずかなり独特な個性がないとカバーするのは難しそうです。もともと少人数というのもあるでしょうが、どのような曲でも誰がどこのパートを歌っているのかはっきりとわかるくらい声の個性が際立っているグループだからこそ、各メンバーの存在を際立たせるためのアレンジやダンスブレイクのためのドラマティックな転調、サビやイントロで派手なフックをつけるというような「お約束」からはある意味自由なのではないでしょうか。先程「バンド系に近いアプローチなのでは」と言いましたが、WINNERの場合はそれぞれの声が担当楽器の役割を果たしているという事かもしれません。だから元々デビューアルバムのような楽器を使うロックテイストだったりアコースティックな楽曲とは相性がいいと思いますが、その長所をトレンディなダンスミュージックジャンルでも発揮できるような曲作りが出来るという事を見せたのがREALLY REALLY以降からEVERYD4YまでのWINNERで、ヒットしたトレンドのジャンルに本来の自分たちが得意なジャンルを上手く混ぜる事で、アーティストとして整合性がとれた新しいジャンルの楽曲も出出来るという事を見せたのがMILLIONS以降のWINNERという事なんだと思います。MILLIONSやAH YEAHのような曲が受け入れられているという事は、逆に言えば流行りのジャンルだからというだけでウケているわけではないという事でもあるのでしょう。

 

ルックスや体型に関係なくただプレーンな服を着ているだけで本人の良さが際立っておしゃれに見える人というのがいると思うのですが、よく見ると着てる服は全く飾りがないけどサイジングや裾の長さなどはその人に合うように細かいディテールこだわって調整していたり、シルエットは今風にパターンが研究されていて、袖や裾のまくり方ボタンの留め方などにはこだわっていたりしますよね。結果的に本人のキャラクターが一番のアクセサリーとして全体で見ると好感度が高く親しみやすいという、プレーンな白いシャツとデニムみたいなものなのかも。一般的な人気KPOPアイドルの楽曲やパフォーマンスがハレの日の特別なご馳走だったりとっておきの素敵なデザート、SNS映えする非日常な楽しいスイーツだとするなら、WINNERの音楽や存在は「丁寧なくらしのおいしい毎日のごはん」の方が近いのかもしれません。

 

しかしそれも、EP全体の曲や過去楽曲を見ると「自分たちが世間から何を求められているのか」という事をよく考えた上で作っているものなのではないかとも思います。韓国でもアイドル評論家やアイドルファン以外の音楽愛好家から高い評価を受けやすい楽曲やコンセプトというのはあるんですが、そういう場所で高く評価されるようなポイントをあえて入れるというようなやり方とはほとんど正反対で、特定のメンバーが歌のうまさやラップの技巧を誇示するような場面もなく(ファンの中にはファンであるがゆえにそれを惜しむ人もいるかもしれませんが)、通が好みそうな楽曲ジャンルを無理に取り入れたりする事もなく、他ジャンルのトレンドを入れる事にも躊躇がない。リスナーである一般層が聴いて心地良いであろうメロディや、メッセージというほどでもないし理想的すぎたりドラマティックではないけど、ちょうど大学生くらいの「普通の若者」の日常に沿った大袈裟すぎない等身大の歌詞という、あくまでも生活に寄り添う存在を目指しているように思います。そこの部分はアーティスト的であると同時にアイドル的なスタンスでもあり、ちょっと特殊な立ち位置かもしれません。彼らのイメージ自体はYGはもちろんKPOP業界のなかでもかなりクリーンな方ではないかと思いますが、同時に昔からTVでの露出も多い親しみやすさもあるようで、そのグループ自体のイメージと発表する楽曲の間にギャップがないからこそヒットしているという部分もあると思います。ちょうど今5月でシーズンですが、最近の韓国の大学祭は人気アイドルやアーティストをライブゲストに呼ぶ事が多く、WINNERは去年今年と男性アイドルの中ではかなりの多くの学園祭に呼ばれていました。

 

要するに「曲のトレンドやジャンルとは関係なく、今のWINNERがやるからこそヒットする曲もある」という事だと思いますが、これは韓国でアイドルグループがよく言われる「(ファンドムが大きいのだから)○○がやれば童謡でもヒットする」という言葉とも全く異なる意味です。MILLIONSの歌詞を色々な他のアイドルのオタクが引用して自分たちの推しへの愛情を表現するのがインターネットミーム化した時期がありましたが、これはファンドム闘争が日常的な男子アイドル界隈ではレアな事だろうと思いますし、WINNERのコアファンドムは音盤売上などから見ると中堅クラスだと思いますが、それを上回る一般層と彼らのファン以外のアイドルファン層からの大きな音楽的な信頼があるという事だと思います。要はファンが期待する事と同時に自分たちの世間的なイメージや所属事務所が持たれている音楽面での信頼性もよく理解していて、そこから逸脱しない創作活動が出来ているという事なのではないでしょうか。現在のWINNERのように自分たちの音楽的なスタイルを確立できて、なおかつそれがある程度世間的に認知され求められているグループであれば、コアファンドムの規模が強大でなくてもトレンドには関係なく楽曲のヒットは可能という事なんじゃないかと思います。