サンダーエイジ

韓国のアイドルとか音楽についての自分が後で読み返ししたい記事のふんわり訳と覚書。

【ize】ガールクラッシュコンセプト │ ①ガールグループを制作するのは難しい

【ize】ガールクラッシュコンセプト│①ガールズグループを制作するのは難しい


2018.11.20

http://m.ize.co.kr/view.html?no=2018111921337238706


「最近は"ガールクラッシュ"を作曲キーワードとして提示されるケースが多い」

作曲家A氏の話だ。 A氏以外にも多くの作曲家たちは口をそろえて「今現在うまくいっているように見えるガールズグループの中には、清純で可愛いイメージよりも"ガールクラッシュ"が多く、それに付いて行こうとする傾向がある」と語る。綺麗で素敵な女性たちというイメージで人気を呼んだBLACKPINKは"DDU−DU DDU−DU"で派手なブラウスとスカート姿で銃を撃つ振り付けを見せた。 清純なコンセプトで愛されたAPinkは、7年ぶりに初めてセクシーで堂々とした女性のイメージを強調した"一つもない"で変身を図った。 gugudanは映画"オーシャンズ8"のイメージを借用し、猪突的な女性キャラクターを活かした"Not That Type"でカムバックした。 更には「女の子は簡単に心をあげちゃいけない」という歌詞などで消極的な女性像を表現していたTWICEさえも"新しいTWICE"として従来より大きくなった動作中心の"Yes Or Yes"の振り付けを出した。 今年、

デビューと同時に1位になった"(G)I-DLE"と"IZ*ONE"のデビュー曲もまた、可愛かったり清純というイメージとはかけ離れていた。


だが今年5月、(G)I-DLEの所属会社CUBEエンターテインメント関係者はシックな姿を見せようとしただけで、ガールクラッシュのように強いコンセプトをしようとしたわけではない」と説明した。 "ガールクラッシュ"だと思えるくらいのイメージは見せても、いわゆる"とても強い"姿を見せることには負担を感じている。作詞家のB氏は「いくら"ガールクラッシュ"を生かしてくれと要請されても、依然として大部分はキス・ポッポ・愛・スキンシップのような直接的な単語は使わないようにと言われる」と語った。WekiMekiの"Crush"はこうした曖昧な状況に置かれたガールズグループの現在を見せてくれる。 ミュージックビデオの最初の場面からオートバイに乗る女性を登場させ、強烈な感じを与えようとするものの、いざ歌詞を見れば「これ以上/手遅れになる前に近づいて/先に言ってみる」のが最も積極的な愛情表現だ。 TWICEの"Yes Or Yes"も堂々とした女性像を主張するが、「ちょっと簡単に言えば/あなたはは何を選んでも私に会える」(TWICE"Yes Or Yes")のように、まず告白する状況自体を表現する事にとどまっている。関係者数人は"ガールクラッシュが人気を得ている"という分析自体が錯視である可能性もあると話す。 11月中旬現在、音源サイトmelonのリアルタイムチャート50位内に入ったガールズグループ・あるいはガールズグループメンバーはBLACKPINKのジェニTWICEとIZ*ONEのみである。 作曲家C氏は「今現在チャートにいるガールズグループはすべて所属社のファンダムが大きかったり、有名番組の出身だ。 ガールクラッシュコンセプトのためではなく、そもそも認知度が高いとみるべきだ。TWICEの"Yes Or Yes"は厳密に言えばガールクラッシュではないのではないか」と語った。 作曲家のB氏も「海外のポップスターや映画の中のクリシェを真似るよりは、清純なコンセプトやセクシーなコンセプトのように確実に自分のグループのカラーを備えるのが長期的には生き残れる道」と強調した。 "ガールクラッシュ"コンセプトの効用がないというわけではない。 A氏は「今の10代たちはYouTubeを通じて世界中の素敵な女性ポップスターを見ている」「"ガールクラッシュ"の楽曲は基本的にヒップホップを基盤にしているため、うまく消化すれば魅力的な感じを出すことができる。 そういう意味でYGエンターテインメント所属のBLACKPINKは非常に有利だ」と語った。 YGエンターテインメントという大型企画会社からデビューし、同時にヒップホップ・レーベルという認識の強い企業から出たガールズグループであるため、いわゆる"真正性"をアピールできるという意味だ。 続いて作曲家のA氏は「無理のある女性像を演じるのは、韓国のラッパーたちが米国のラッパー模倣して笑いを誘うような逆効果を生む」とし、MAMAMOOを"ガールクラッシュ"の好例に挙げた。 「韓国で育った練習生たちが大多数含まれたガールズグループが、海外ポップスターの雰囲気を出すのは難しい。 すでに大衆がYouTubeでそういう感じに慣れ親しんだ状況でswagスタイルを試みるよりも、むしろステージで興じる自然な姿が"ガールクラッシュ"に近い」と述べた。 "ガールクラッシュ"とは、単に舞台衣装や曲の雰囲気のようなもの以前に、MAMAMOOのように消費者が直観的に感じられグループ全体の雰囲気またはアティチュードがきちんと現れることがより重要だという意味だ。 その点で今、韓国の制作会社の中に"ガールクラッシュ"の概念を明確に何がしか定義し、企画している会社がどれほどあるのか疑問だ。


"ガールクラッシュ"をめぐる韓国の大衆音楽産業の流れは、制作者が最近のガールズグループ制作することを過去よりも難しくしている理由だ。 ガールズグループプロデューサーのD氏は「清純・セクシー・キュートのようにひとつに説明できるグループが多い時こそ、個性があってかえって良かった」と嘆いた。 今はどのようなコンセプトを出しても成功が容易ではないだけでなく、流行っている"ガールクラッシュ"を持ち出そうとしてもそれが何を意味するのか"ガールクラッシュ"のターゲット消費者層である女性がどこに反応するのか分かりにくいということだ。 これには、女性プロデューサーまたは製作者の数が絶対的に少ない韓国大衆音楽産業の現実も影響を及ぼす。 「金銭的に余裕ができれば一つのコンセプトを押し通す事もできるが、実質的にそうできる企画会社はごく少ない。 まずチャートで一番興流行っているスタイルを試みる事になる」製作者のE氏の言葉は今デビューを控えている、あるいはデビューした数多くのガールズグループがグループのカラーをつかめず右往左往する理由を示している。 D氏はこのように付け加えた。 「とりあえずチャートで強いTWICEやBLACKPINKのようにしてはみるが、会社の能力についてくる運次第の面もある」

消費者の要求はますます多様になり、変化は早い。反面、まだ彼ら彼女らに対する準備はできていない。 しかし、だからと言ってこれまで準備してきたことをやめるわけにもいかない。 多くのガールズグループの制作者たちがこのようにため息をつく理由だ。 

「ガールズグループの制作は実に難しい」

 

文 パクヒア

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とかく流れの早いKPOP業界で2018年末現在の今は、ガールズグループもダントツ一強というよりは同時に人気のあるグループが複数存在している時代ですが、作中にあるように結局はそのグループだけの特色を得ることができたグループが成功しているように感じます。コンセプトチェンジというのはいわば「自分探しの旅」のようなものなのかも。今年で言えばヨドル((G)I−DLE)のように、コンセプトというよりは最初から楽曲やメンバーの雰囲気、ソヨンのようなメンバーの存在という様に既存グループではあまり見られなかった独特のものが見出されたという事なんじゃないかと思いました。

ヒップホップジャンルに関しては男女関係なくある程度のリアリティが求められるので、やっぱりメンバーにもともと自分でそういうジャンルをやっていた人がいるとか、事務所に元々そういうイメージがあるというかそのジャンルの音楽をある程度の期間継続的にやっていて、「流行りで付け焼き刃的にやっているわけではない」という事が聴衆の方にも見えないと上手く行きにくいのかなとは思います。

 

それにしても、韓国アイドルの女子グループの歌詞は結構自主規制のようなものがあるんだなあと思いました。「DDU−DU〜」の歌詞に描かれている女性像が結構過激だと韓国人の男性が言っているのを見たことがあって、その時はそこまでかな?と思ったのですが、ガールクラッシュとはいえ直接的すぎる表現は控えるように言われるとか強すぎる女性像は控えるように注文があるというのをきくと、2NE1とか当時どれだけショッキングだったんだろうかと思いました。