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サンダーエイジ

韓国のアイドルとか音楽についての自分が後で読み返ししたい記事のふんわり訳と覚書。

【ファーストメディア訳】アイドル話④ アイドルの「リアルタイム」を共有するということ

【ファーストメディア訳】アイドル話④ アイドルの「リアルタイム」を共有するということ

 

2017.4.13 18:04 パクヒア

 

アイドル話
韓国にはすでに数百人にのぼるアイドルがいる。 全体人口数に比べるといくらもない数字だが、社会的に彼らが占める割合は様々な面で少なくない状況だ。そして大多数の人々は気楽に軽い気持ちで彼らを消費するが、見えない裏には気を使っている色々な話が見え隠れしている。 そこでアイドルたちが成功の軌道に進入するためどのような熾烈な努力を傾けていて、その過程でいかなる心理的苦痛を経験しているのか、また、どのような悩みをするのかなど、関係者らの言葉と素朴な経験を借りて何度か記録を残してみようと思う。

 

http://www.thefirstmedia.net/ko/?p=33659


スターリアルタイム個人放送のアプリ販売開始の知らせが伝わった時、いくつかのアイドル所属事務所の関係者が尋ねてきました。

「これで記事を書けそうですか?」

当時、私は会社を辞めて一人で本を企画していたところでした。 この時までに私が気になったのは、この「リアルタイム放送」のアイデンティティだったのです。 アプリを通じて提供されるスターの個人放送が、芸能メディアにとって既存のTVコンテンツと同じ概念で受け入れられるものなのかと思いました。 それで内部に在職中の記者たちに聞いてみました。 下は私と似たようなキャリアの記者たちが交わした対話です。 多分もっとキャリアが長い先輩記者同士は、これと関連してもっと簡潔に話を終えていたかもしれません。

 

A記者:これはすべて記事化するの? 私たちにはまだ話がないけど。


B記者:多分そうだよ、リアルタイムで上がってくること自体が大きいんじゃない。 YGから記事が載りそうだね。

 

すべての芸能メディアが積極的に乗り出して記事を掲載したわけではなかったです。 しばらくは、そのアプリを開発したポータルと記事提携を結んでいるいくつかのメディアを中心にモニタリングが行われました。 そして数ヵ月後、有料コンテンツが発売されました。

 

A記者:有料の部分も記事化するのか。それはすごくお金がかかりそう。

 

B記者:私もモニタリングはちょっとしたいんだ。 どんな内容か気になるでしょ。

 

C記者:幸いなことに、企画会社側でIDとパスワードをくれるって。

 

B記者:ほんと?俺昨日ちょうど買ってみたところだよ。タダでもらえるって知らなかった。

 

対話が行き来していた途中、急に不快な気分が押し寄せて来ました。 新たなプラットフォームが登場したという事実そのものに集中したあまりに、本当に大切な話をカットしてはいないか。 そこでいくつか質問をまとめてみました。 第一に、アイドルグループのメンバーたちにとって「リアルタイム」とは何を意味するのか? 第二に、アイドルの「リアルタイム」をお金を払って買うというのはどんな意味を持つのか?

 

徹底的に作られた状況においては、リアルタイムの生放送舞台とカメラの前に立つということは、数回の検閲と厳しい練習過程を経た作業の産物なんです。 しかし、ライブのアプリを通じて中継される「リアルタイム」をのぞくと、アイドルメンバーが美容院に行ってメイクと髪の手入れを受けたりというスケジュールを消化することの一部が含まれているというよりも、かなり私的な時間内にカメラを踏み入れたような感じがします。

 

例えば部屋でオンラインゲームを楽しむとか、一人で散歩に出かけたり、ホテルの部屋でご飯を食べたり、パックをする姿などが含まれています。 趣味生活を公開して、衣食住を公開して、就寝直前の様子まで詳しく見せてくれるなど、我々が普通に考える「プライバシー」に近接した場面が多様に描かれます。 しきりに浮かれて自分の話を公言するメンバーたちの姿は活気に満ちてかわいいけれど、時々「ここまで見せてもいいのかな?」というような不安感に駆られるのもそのためでしょう。 また、このようなシーンのひとつが無料であるとか、逆に有料であるとも考えられるという点は、どちらにしてもかなり不思議な感傷を醸し出します。

 

上で申し上げたいくつかの疑問を初めて聞いた当時は、リアルタイム放送コンテンツはほとんどが無料でした。 有料コンテンツは、録画や編集を経て作られた企画アイテムたちでした。 しかし、現在はコンテンツの種類に関係なく様々な有料決済が行われています。 また、アイドル以外にも俳優やメーキャップアーティストなど多くの人々がコンテンツを提供していることもありますが、依然として一番人気が高いのは、有料か無料かに関係なくアイドルコンテンツです。

 

#企画会社の悩み

 

ポータル側はリアルタイムの個人放送及び双方向ネットワークが可能なサービスプラットフォームのみを提供するだけで、これを通じて提供されるコンテンツの質的な部分や内容の信頼性、適切性などについてどのような保証もしません。 これにはコンテンツを作って提供する企画会社も、多くの面で慎重になるしかないのです。

 

既存のアイドルコンテンツ市場では、各企画会社がコンテンツの流れに制約をかけることができました。 それに対する反応も受け入れるかどうか自由に選択することができたのです。簡潔に言って、ここ最近2~3年の間にリアルタイム放送、アプリやいくつかのコンテンツ・プラットフォームが登場しましたが、その前までは放送バラエティ番組がないならば、企画会社側で作った公式動画チャンネル、SNSなどを通じてのみアイドルメンバーの姿が映された映像を見ることができました。 反応もオフラインやしばしば開かれるオンラインチャットなどを除けば、掲示板に書き込まれたコメントやその他の検索チャンネルで確認できる内容がほとんど全てでした。

 

しかし、ライブのアプリを通じて行われる放送(録画放送を除いて)は同時多発的な双方コミュニケーションが可能なうえ、演出の一種とされる企画会社「検収(訳注:内容確認)」の過程がありません。 したがって、関係者たちもこうした点を念頭に置いてさらに慎重にリアルタイム放送に取り組んでいます。

 

「録画コンテンツであれば大丈夫でしょう。しかしリアルタイム放送が多く、コンテンツを提供しなければならない私達の立場としては、ひょっとして放送中に問題になるほどの部分が生じないよう引き続き注意を払う必要があります。何よりも言葉に気をつけるように毎回話さなくてはいけません。編集せずにその場ですぐ放送するコンテンツだと、メンバーがそこで失言をすればあっという間に広がってしまうのが困ります」
(関係者A)

 

ポータルの規模と関連して、心理的な負担を感じている会社もあります。 このような特徴は小規模事務所か、まだファンドムが中小規模に属するアイドルグループであればあるほど目立っています。

 

「大きなポータルで管理されているので、その中にライブアプリ担当者の方がいらっしゃるんです。 どうやら私達の会社の子たちが放送を頻繁にすればその方たちが顔をよく見るようになるので、そうなるとちょっと今までより気を使ってくれるようです。 だから、最大限回数を多くしようと努力するしかありません」
(関係者B)

 

多くの関係者たちは、共通で「コンセプト」に関する困難を訴えました。 リアルタイム放送であれ録画放送であれ、各グループごとに特定のテーマとコンセプトがなければならないですが、毎回違う内容を考えなければいけないのが負担だという意見が多かったです。 そして企画した内容に他のグループと重なる部分がないかも、きめ細かくチェックすべきだと強調しました。ファンドム間の争いに広がりかねないためです。 加えて、ある関係者は、アメリカやヨーロッパのように遠方から通信をしようとする場合に切断される状況が多いという点も悩みの種だと言いました。

 

関係者たちはビュー(view)の数字と「いいね」に該当するハート数も、所属するグループの人気度をチェックできる重要な指標として活用していました。 もちろん、ここでも人気が多いグループと未だに相対的にファンドムが小さいグループの間に感じる負担感が違ったのです。 ファンドムが大きなグループは、突然リアルタイム放送を開始しても視聴者数がある程度保障されているために、大きな負担を感じないということでした。 しかし、反対にリアルタイム視聴者数を維持するためにSNSを通じてきちんと予告メッセージを伝えているグループもいました。

 

「わざわざSNSで知らせます。 予告なしにリアルタイムで放送を行えば、見逃すファンが多くて...そういう部分がView数にも影響を及ぼすからです。 ハート数もそうですし」
(関係者B)

 

#「○○オッパは? 今呼んでください!」

 

それなら、アイドルグループのメンバー達はどうでしょうか。 リアルタイム放送をしながら負担を感じていないか知りたかったのです。 アプリのリリース開始当初はカムバック前後に放送を試みるメンバーたちが最も多かったですが、開始3年目の現在は非活動期にも徐々に姿現す人々が多くなりました。 1〜2週間に1回づつ特別な企画性コンテンツを作って見せたり、ゲリラライブ放送を試みたりもしています。

 

「個人的な時間を絶えず見せなければならないという雰囲気のために、ストレスを受けするメンバーもいます。 しかし、意外と多くのメンバーたちが負担を感じなくて幸いでした。 言葉そのままに「ただやりたいから」するメンバーたちが結構いるんですよ。 会社で強制したこともないですし」
(関係者C)

 

「ライブ放送以外にも企画して作らなければならないコーナーもかなりあるじゃないですか。 バラエティのために別に時間を使わなければならないんですよね。そういう事はメンバーたちも「自分達に役に立つ」という考えを持っています。 実際にこのアプリで利益を受けたこともありますし。 それをわかっているので受け止めているんです」
(関係者D)

 

しかし、リアルタイムのレスポンスを見ながらも傷つくメンバーがいます。 メンバーたちの人気度に応じて映像のクリック件数に差が出るのは仕方のないことですが、相対的に人気度が低いメンバーが放送を進行する度に、他のメンバーを出演させてほしいという内容のコメントが反復的に掲載されてファンの間でも批判の声が出たりしました。

 

「本当にたくさん見かける書き込みに『◯◯オッパ呼んでください!』というのがあるじゃないですか。 メンバーたちもそのコメントを見て見ぬふりで通します。 でもそれはどれだけ悲しくて気分が悪い事でしょうか。 毎日の放送というわけでもなくたまにする事なのに、毎回そういうニュアンスの文が表示されたとしたら腹が立って当然です」
(関係者D)

 

「大昔にこんなエピソードがあったじゃないですか。 他のメンバーにプレゼントを渡しながら『これ誰々オッパに渡してください』っていう。 それの最新バージョンみたいですね」
(関係者E)

 

他にも素早く通り過ぎていく書き込みの中には、眉をひそめるようなものがたびたび目に付きます。 アイドルに「私がこれをしてくれといったのにどうしてやってくれないの。 私はお金を払って見ているのに」といったように過ぎた要求をしたり、不気味な言葉を盛り込んだコメントが代表的な例です。 この苦々しい場面は「どこでも見なかったスターたちのリアルタイムの魅力」という宣伝文句が意図せず引き起こした裏の面だと思います。 事実このアプリを通じてアイドル自らが自分の自然な姿を中継し、ファンとの境界を壊そうと努力したおかげで、たくさんのファンが喜ぶことになりました。 しかし、「どこでも見られなかった」魅力を見るために金銭的な代価を支払ったファンの中にはアイドルたちに向かって「消費者の権利」を貫こうと乗り出す人たちがいて、これによって開始初期は書き込みを見て凍りつくメンバーたちの姿がかなり目につきました。

 

しかし、いくら金を払ってコンテンツを購入したとしても、これはスマートフォンの画面に映るアイドルと疎通する機会を買ったのに過ぎません。 彼らの人格をお金を払って買ったのではないのです。1:1の対話の雰囲気がする独特なプラットフォーム、主に深夜時間帯に行われる放送という点から、アイドルたちの立場としても、もう少し深い心の内の話を打ち明けたりする場合があります。 しかしながら、この時も彼らが自分の人格をサービスで提供しているわけではありません。 彼らは空間的な制約を越えてファンと挨拶を交わし、TVのバラエティ番組を通じて全く見せることのできなかった自分の音楽家的、エンターテイナー的能力を示すために努力しているだけです。それ職業人としてのアイドルに与えられた役割です。


#「リアルタイム」を共有するということ

 

社会学者のキム・ヒョンギョンは自分の著書「人、場所、歓待(文学と知性社、2015)」でこんな事を言いました。
「名誉は個々の人間の存在に仮想の境界を巡らせ、むやみに近付くことができなくさせる」
そしてErving Goffmanが再引用したGeorge Simmelの言葉を付け加えます。

「この言葉はさまざまな方向に歪んでいて、相手が誰かによって規模が異なるが、個人の人格の価値が破壊されない限りは侵入不可能だ。 個人が持つ『名誉』が彼の周りにこのような種類の境界線を作り出す。 例えばある人の名誉に侮辱が加えられた時に使用される『あまりに近づきすぎだ』という表現は的を射ている。 この言葉における境界線とは、侵犯すればその人の名誉に対する侮辱になる他人との距離を表している」

 

アイドルたちが得る人気を一種の「名誉」と解釈すると、この言葉における境界線とはそのまま「他人」であるファンとの距離だと思います。 そういう次元から見ると、このリアルタイム放送アプリは1:1のアイコンタクトが可能なスマートフォンフレーム、リアルタイムでの書き込みサービスという従来の技術を活用して、アイドルメンバーとファンの間に置かれた境界線の距離をとても小さくする事を可能にしたのでしょう。 しかし、その中にはこの過程をむやみに既成事実化する誰かがいて、彼らは画面の中の相手が人格を持った存在ということを認知しないまま、過度な要求をすることになります。

 

たまに人がコンテンツであるという事実が大きく感じられる時があります。 もしかしたら買う方や売る人も、どこまで売り買いしなければならないかというのが分からないためにこのように困惑した状況に置かれたのではないかと。 いや、それ以前に。恋人の間でもそうであるように、お互いに尊重しあって「リアルタイム」を共有することは、こんなにも難しい事なのです。


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いわゆるNAVERVアプリについての文章でした。
「アイドルのリアルタイムにお金を払う」あるいは「無料で覗き見る」って言われると複雑な気持ちになってきます。大手はがっちりセッティングされた場所から配信する事も多いですが。

 

最近は一般人がリアルタイム配信をするのも特に若者の間では普通のことになっているのでそういう事自体には抵抗がないメンバーも多いのかもしれませんが、リスクがよくわからないままにとりあえず始まってる感じが多少恐ろしくはあります。大抵のアイドルは寮で集団生活をしてるのでまだマシというのもあるかもしれませんが...
(一人暮らしとかだったら色々危ない事も多い気がする)
遠征先からの配信にしても、ホテルの部屋から宿泊先を特定する事も難しくないでしょうし。

 

あと「◯◯の配信が少ないのは◯◯の配信中に××呼んでとか書き込む人たちのせいだ」とかペンドム内で不毛な争いがされてるのも結構見るので(特に動画コンテンツに頼る比重の多い海外ペンの間で)わりとしょうもない事にまで気をつけなきゃいけなくて大変そうだなとも思います。

【ファーストメディア訳】アイドル話③ デビューを控えたボーイズグループAの事情

【ファーストメディア訳】アイドル話③ デビューを控えたボーイズグループAの事情


アイドル話
韓国にはすでに数百人にのぼるアイドルがいる。 全体人口数に比べるといくらもない数字だが、社会的に彼らが占める割合は様々な面で少なくない状況だ。そして大多数の人々は気楽に軽い気持ちで彼らを消費するが、見えない裏には気を使っている色々な話が見え隠れしている。 そこでアイドルたちが成功の軌道に進入するためどのような熾烈な努力を傾けていて、その過程でいかなる心理的苦痛を経験しているのか、また、どのような悩みをするのかなど、関係者らの言葉と素朴な経験を借りて何度か記録を残してみようと思う。

 

http://www.thefirstmedia.net/ko/?p=33368

 

#防弾少年団-SEVENTEEN-NCTまで、アイドルバイラルマーケティングの本格化

 

現在、高い人気を謳歌しているいくつかのアイドルグループが共通で持っている特徴があります。 すぐにバイラルマーケティング(viral marketing)を積極的に活用したという点です。 バイラルマーケティングとはEメール、インターネットコミュニティなどウェブ上の複数のメディアやプラットフォームを通じて消費者が自発的に広報するようにするマーケティング手法です。 消費者が自分の気に入ったコンテンツを選択して消費しようにして、これを他人に知らせ、企業やブランドに対する信頼を自然に高めていく方式です。

 

よりしっかりしたファンドム結集力が収益と直結するアイドル産業でも、SNSやインターネット動画プラットフォームなどを積極的に活用し成功を収めたグループがあります。 デビュー前からyoutubeやブログを通じて非商業的目的の音源、ビデオなどを制作して公開した防弾少年団、インターネット放送局プラットフォームを活用して名を知らせたSEVENTEENなどが上記同じ場合に該当します。 最近ではSMエンターテインメント所属の新人グループのNCTも公式チャンネルを通じて、自主的なリアリティー番組やパフォーマンスビデオなど様々なコンテンツを製作して公開しています。

 

これは、所属会社側が選択したマーケティング手段であると同時に、NCTというグループが持つ脱空間的アイデンティティを浮き彫りさせるために選んだ方法でもあります。 それ以外にもフリーデビューの段階で数人をオンラインで先に公開し、正式デビューの日に新しいメンバーを公開する方式もあります。 過去の「神秘主義」方式と現在の方式を混ぜて最適のファンドムマーケティング手段を探し出す努力の一環であります。

 

#弘大前でのバスキング(路上ライブ)に乗り出したアイドルグループA.C.E

 

その中でも、このグループは少し違います。 少しではなく、大きく違います。 あまりにもありのままの姿で、また、戦闘的な姿勢でバイラルマーケティングに取り組んでいます。 それで関心を持つようになったし、現場に出向いて直接見たりしました。

 

3月の終わり、5月の正式デビューを目標としてタイトル曲練習に邁進しているグループA.C.E(CHAN、JUN、WOW・HUN、JASON)と所属会社ビートインタラクティブ(BEAT INTERACTIVE)キムヒェイム代表に会いました。 彼らは最近最後の弘大バスキング(路上ライブ)を終えており、これまでに感じた点を率直に打ち明けてくれました。 (残念なことにメンバーのうちWOWは前日の練習で腰を痛め、一緒にインタビューに参加できません。 デビュー日までに全員元気で揃いますように)

 

パクヒア(以下パク)_もう1年ですね。 2016年からバスキングを始め、現在YouTubeの公式アカウント購読者数が11万人に達します。 普通の新人グループの購読者の数字をはるかに上回る数値です。

 

キムヒェイム代表(以下キム)_実は驚いてますし、感謝してます。 計画したいたよりもう少し時間がかかりましが、最初に立てた目標値にはある程度到達したようです。 YouTubeは購読者10万、インスタグラムは、フォロワーが5万が目標でした。 最初は数字がうまく上昇しないから気にもしました。 そのたびに、お互いになだめあいながらここまで来たようです。 「私たちがイライラするべきではない。 こういう時こそコンテンツにもっと集中するのが正しい」と思いました。 また、焦りがあったとしても今お金を使って広報することではないという気がしたんです。 そうしたら、12月ごろに急に購読者数が上昇したんです。 私たちも不思議でしたね。

 

パク_実際にあちこちからファンが生じるだろうし、YouTubeチャンネルの購読者数が増えていったんですね。ただ通り過がりに「ああ、あのYouTubeで見た!」という方もおられると思います。このような話を聞いて思われますか?


キム_映像を見たとしたら本当に不思議です。 我々のチャンネルを知っていて捜したのではなく本当に偶然に見たというのであればとても不思議な感じがします。 実際、弊社では特別に金銭的な部分をかけてバイラルマーケティングをしていないんですよ。 オープンしたチャンネルの中でするだけです。 それで何の縁もない方が見たとすれば非常に不思議だと思います。

 

パク_最初にバイラルマーケティングをすると決心したきっかけが気になります。 他のグループよりはるかに攻撃的に行っているんじゃないですか。 悪い意味ではなくて、非常に積極的という意味でね。 アイドル産業でとても長い間追求した「神秘主義」戦略を完全になくしたのと同じです。

 

キム_そうでしょう。 全部公開しました。 ですが、私どもが子供たちを集めてきた時に、この方法が一番良いと考えました。 みんな長い間練習生生活をし、他のグループに比べて年齢がちょっとあります。 93年生が一番上で、97年生が末っ子です。 JASONとCHANはJYPエンターテインメントにいました。 HUNはMnet「スーパースターK」でキャスティングされ、その後にJUNが、WOWとともにCJで練習生生活をしていました。 このように一度会社を経てからここまで来た友達を集めて作ったグループなので、最も簡単に私たちの顔を知らせる方法は何だろうかと悩みましたが、やはりオンラインという判断をくだしました。

 

パク_少し直接的に伺うと、バイラルマーケティングがファンドムの確保に大きな助けになりましたか。

 

キム_そうでしょう。 私たちは本当に何もない状態で開始したからです。 しかし、海外のファンたちと国内のファンの間には差がちょっとあります。 どうしても海外ファンの方がオンライン上でたくさん見て来そうだし、国内ファンはさすがにオフライン重視なんですね。 国内ファンドムには確実に直接的なスキンシップの過程が必要なようです。 国内ファンたちもSNS消費を行いますが、オンライン上に掲載されたコンテンツだけを見て「あ、このアイドルを好きになければならない」と完全に心に決めるのではないようなんですよ。 地道にTVやオフラインの舞台を通して接し、自分の好みに合うかどうか見るのも重要で、その過程でこのグループや会社に対する信頼が生じなければならないのです。 このようなやり方で三顧の礼をして好きになってくれるようです。

 

パク_だとすれば、ファンドムということ自体についてもたくさん悩まれたでしょう。

 

キム_その通りです。 我々の立場からしても、ファンの方々についてもっと熱心に研究するようになります。メンバーたちとも虚心坦懐に話をします。 グループが有名になり、ちょっとうまく行って輝きだすとある瞬間にうっかり忘れるようになることがあるじゃないですか。 事実、歌手活動をして物質的な利益ができるということにはファンたちの役割が8割であり、本人たちの努力は当たり前のことです。 そしてここに周辺で手伝ってくれる放送関係者の方々や会社の職員の皆さんの役割が大きいからです。 アイドルグループを作るというのは一人や二人の意志でできることじゃないですから。 メンバー同士で「したい!」と心に決めたらアイドルになるというわけでもなく、私たちのような小さな会社が「アイドルを作るぞ!」と言って出来ることでもないんです。 色んな人の力が団結してこそ可能です。

 

同じ文脈で、普段から感謝する心を持って暮らすのが必要だと思います。 インタビューガイドも特別に作ってはいないですが、その代わりに時間を作って読書をしたり、先輩たちが良い意味でインタビューした内容を探してみるようにします。 そして最近はジェンダーの問題や政治問題に対する話も関心持って見るようにする方です。 目前に仕事が生じたとき覚えるというのではなく、普段から自然に身につけておくことを話せばいいんです。 努力しています。

 

#「3日で振り付けの練習を終えました」

 

パク_実際、アイドルグループがここまでするのは容易ではありません。 華やかな舞台を置いて、弘大のストリートで歌手生活を始めたのですから。

 

HUN_実際には、私達が今の振り付けを秒単位で分けて取り(딴다)ました。(「딴다」という表現は、既存の振り付けを再現するためにそのまま記憶して習得するという意味です)

 

パク_ダンスカバーにも様々なヒントが隠されているみたいです。

 

CHAN_曲ごとに似合う人がいるんですよ。 そんな部分を考慮してお互いにやる曲を決めたりもしています。 「この曲は誰がして、あの曲は誰がしよう」こんな感じでいくつかの曲を集めていきました。

 

JUN_時間がないので、短い時間内に最高のクオリティを作り出すためには、僕たちが経験しながら学んでいくのが最も効果的なようです。 たくさんこなしていくうちに、自然にわかるようになったやり方です。

 

JASON_我ながら気味が悪いほど振り付けを早く覚えます。

 

パク_ご自分たちで自慢できるほどですか。

 

CHAN_これが本当に、とてもたくさんやったからでしょうね。 ハハ。

 

キム_実際、メンバーたちの立場からすると大変だったんです。 カバーの振り付けは内部に練習を見てくれる方がいないんですよ。 それに最近は5人組のアイドルが少ないじゃないですか。 そのために7人組、9人組、多くは13人組のアイドルたちの動線を自分たちで整理しなければならず、一方で会社スタッフたちの立場からすると時間がないので、期限が次第にハードになっていったんです。

 

パク_通常、カバーダンス一1本を準備するのにどれくらいかかりますか。

 

キム_最初は1週間で2週間ほどかかっていたようです。 ところがある日からかその期間が段々短くなっていったんです。 「あれ、ちょっと短くなってきたようだけど?」その後、防弾少年団「Not Today」とSEVENTEEN「ADORE U」を3日でやりなさいと言ったら、本当にその期間で完成してきて正直言ってびっくりしました。

 

パク_それぞれ3日ずつかかったということですね。

 

キム_いいえ。 同時進行です。 振り付けを覚えることから演習まで3日で終えました。 動線はリーダーのJUNとパフォーマンス担当のJASONがたくさんお話する方ですが、初めてみたらとても速くなりました。 大変なのに、ある瞬間から閲覧数が上がるのを見て、本人たちがすごく喜んでいました。

 

JASON_本当に振り付けを覚えるのと同時に同線を整理できるようになったんですよ。 実力が向上したような気がして、胸がいっぱいで不思議でしたね。

 

パク_防弾少年団やEXOの振り付けもそうだし、NCT UとNCT 127の振り付けもそうですし。 簡単に消化するのは困難な振り付けを選んでらっしゃいますよね。 それが驚きました。 準備するのが非常に難しいと思ったんです。

 

キム_どうしてもまだ認知度がないグループですからね。 会社に先輩アイドルがいるわけでもないので、私たちの立場でできることはコンテンツクオリティを高めることしかないと思いました。 事実最近は素敵な映像が本当に多いじゃないです。 だから、その多くの映像の中でクリックしたくなるようにするには、少しでも更に大変なことをしなければならないでしょう。 いわゆる「厳しい振り付け」をすれば注目を集められるようでした。 防弾少年団は振り付けであまりにも有名になチームであち、私たちの立場から見ると素敵なコンテンツなので、出てすぐカバーをやろうということになったんです。 同時に、本人たちが容易に消化できる振り付けよりも難しい振り付けを選べば、練習過程で本人たちも成長することができるからです。

 

パク_では、一番大変だった振り付けは何ですか。

 

CHAN_NCT先輩たちの振り付けです。 「the 7th sense」は言うまでもなく、「ソバンチャ」もとても難しかったです。 見る方としても振付としても芸術的で素敵ですが、実際に練習しながらそのような部分を身につけるのが容易ではないんですよ。 それに僕たちは街頭バスキングをするじゃないですか。 練習をしながら「あ、この曲はここで歓声が上がるだろうな」という部分があるんですよ。 ところでNCTの先輩たちの曲は完全にセッティングされたステージで行うともっと素敵な曲なんですが、ストリート公演で踊ったので少し困り果てた時があります。 ハハ。

 

パク_実際の舞台に立つ時もこのような経験が役に立ちますよ。 バスキングのように特殊な状況に適した曲も難しい曲もあるということを知ったんですから。 自らがどのポイントでどのようなジェスチャーをすれば目を引くことができるのかということもわかるようになります。

 

キム_そうでしょう。 メンバーたちがステージに対する感覚を身につけたようです。

 

JASON_最近撮影された映像を見ると、前より大胆になったような気もしています。

 

JUN_公演中に爆発する部分がちょうど近づいてきたら「行くぞ、行くぞ、さあ!」って心の中で叫びながら歓声を期待するようになりますね。ハハ。

 

パク_今お話したように、環境的な困難も多くあったんでしょうね。

 

キム_ダンスをする場所の地面が平らではないので、たまに大変な時がありました。 歌う時はもっと苦労しました。 現場モニター施設が完璧ではないでしょう。 でも、歌ができないメンバーがいなかったのでそれだけでも幸いだったのでしょう。

 

実は私たちはボーイズグループ曲はあまりカバーしようと思いません。 オリジナルには勝てませんから。 それで違った感じを見せることができるように、ガールズグループのカバーをたくさんしていたんです。ところで、ちょっと前にボーカルの先生が大笑いするんです。 みんな同じ部分で間違ってると。 だから間違ったことに気づかれないんだって。 容易ではない環境で踊って歌っているから、お互いに息が本当によく合うと。

 

#少し遅れても大丈夫です、「成長」しているんですから

 

パク_地方にある学校に直接行ってきたバスキングが非常に印象的でした。 実際無名な状態で学生たちの前に立つというのは、アイドルグループの立場としては多少恐ろしいことでもあります。何よりその場所まで自分たちで運転して行く過程を撮ったことも驚きです。

 

JASON、HUN_正直ワクワクしました。 釜山に行くこと自体が良かったみたいです。

 

キム_この子たちは毎日望遠洞の地下室にだけこもっているから。 ハハ。実は従来のアイドルコンテンツがあまりにも多いじゃないですか。 新たなものを見つけることは難しいと思います。 既に出ているアイテムを少しずつ変形させて私たちだけのものを作り出さなければならないようでした。 以前にMnetで放送されていた「School of樂」のフォーマットを参考にしました。 そこに「君たちが直接自分の物語を選んで、プレゼントも直接ラッピングして、舞台で何をするかも選んで、どうせそこまでするなら運転まで自分たちで直接して行こう!」このようになったのです。

 

大変だったでしょうけど、それだけメンバーたちが感じた満足感も大きかったと思います。 本人たち自らが自分たちがどのような学校に行って、なぜその学校を選び、そこで学生たちのためにどんな公演をするのか...。このような部分を全部決めたんですから。 しかもおよそ400kmを運転して行ったので、この過程をすべて終えて帰ってきた時、更にもっと一生懸命しなければならないと考えました。

 

パク_その過程で会社スタッフの方たちはほとんど関与をしないのですか?

 

キム_あえてしないわけじゃないですが、なるべく本人たちに任せています。 だから自分たち同士で徹底的に準備するようになるのです。 バスキングする時もそうでした。 音響事故があっても関係なく、他の問題があってもとりあえずこの子達を信じています。 もちろん、後にふつふつとの中入れている場合もあります。 ハハ。

 

パク_特にこのような過程に固執なさる理由がありますか。

 

キム_私たちは最初から「成長していくアイドル」というイメージを考えてバイラルマーケティングを開始したので。 スタッフ達が余りに介入してしまうと、最も重要な雰囲気が消えてしまいそうでした。 1年が過ぎ、先日最後のバスキングをする姿を見ながら「こんな風にして来たのが正しかったんだな」と思いました。

 

最初から熟練しているように見せかけてTVのステージに上げることもできたんです。 しかし、ああいう過程はお金を払えば学べるというものではないじゃないですか。 「デビュー前の姿」というのもデビューすると絶対に残しておくことのない姿ですから、今すぐ撮っておかないと。 当然リスクはありますが、それでもやってよかったです。 大変だったり、憔悴したり、ミスしたりする姿がそのまま盛り込まれています。 昔のFacebookの動画の中に、街を歩いている平凡な学生みたいな姿で階段にうずくまったままバスキングしている映像があります。 それを見てから最近子供たちの姿を見れば驚くでしょう。 こんなに変わったんだなあと。

 

#「最近何かいい株ある?」<「最近何かいい曲ある?」

 

パク_もしかしたらメンバーたちの立場としては、デビューをしているわけでもしていないわけでもない、曖昧な気分だったんじゃないでしょうか。 1年間で最も辛かった時はいつですか?

 

CHAN_僕は個人的にはJUNヒョンがミュージカルをしている時でした。

 

HUN_その時が一番大変でしたね。 JUNは外部に出ていて、WOWはその時も怪我の調子が良くなくて。 チャニ(CHAN)とJASON、僕の3人が残って毎日練習室に出てましたが、デビューはいつ頃するかもわからないし、できることはない。 毎日同じダンスをして歌の練習だけをして何の約束もない状況というのは怖いんです。 「ああ、僕は何をしているんだろう?」と思いました。最初は明らかにうまくいっていたけど、時間が経つにつれて心配が大きくなったんです。


JUN_実際にその時全員一緒にスランプにおちいりました。

 

HUN_ところがある日、弊社の社長が「それじゃもうやめようか?」と言うんです。

 

JUN_驚いてすぐ5人で集まったんです。 「おい、どうする。これは違うだろう。もう一度よく考えよう」って。

 

キム_歌手の中でもアイドルが年齢に最も敏感にならざるを得ないフォーマットだと思います。 だから兄の立場としては不安だったんです。 これは自分が一生懸命しても解決できる問題ではないので。 明日から一時間早く起きてもっと一生懸命生きたからと言って変わるものじゃないですから。 当然です。

 

パク_アイドルグループがうまく行くためにはどのような要素が必要だと思いますか。

 

キム_優先的に重要なのはパフォーマンスだと思います。 それでグループのタイトル曲も、パフォーマンスが引き立って見えるようにいろいろな部分を考慮しました。 それをファンの方たちにチェックしていただきたいんです。 もちろん、この次に上手くいかない事は私の手で解決できる部分ではないですけど。

 

あ、以前は所属の子達に対してそうでした。 ビジネスは私がするので、君たちはアーティストであればいいという事です。 ステージに上がる人たちが頭を働かせ始める瞬間から輝きが少なくなりそうです。 ある瞬間からアイドルだけで集まった時の、話題の内容が変わります。 「最近どの曲がいい? これがトレンドだよ」こうではなくなると「おい、その会社は精算どんな感じ?」もしくは「最近の株は何がいいの?」このような話をしだします。 実は私がこの仕事を続けているのは、舞台であの子達が輝く瞬間に惚れているからなんです。

 

そうやって輝く瞬間がなければ、その子達が光ってくれなければ私も仕事をする事がずっと難しいでしょうから。 これを守っていくためには、その子たちがアーティストとして残っていけるように私がビジネス的な部分を完璧に遂行しなければなりません。 メンバーたちは自分たちの役割を果たしてくれるでしょうし。 それでどの事案であれ、少々独断的な決定を避けて子供たちの意見を聞く方です。 練習生の今も、後々すごく有名な歌手になったとしても、いつでも同じように聞いてみるつもりです。

 

パク_つまり、自分たちが何をしているか知っていなければならないというお考えですか。

 

キム_はい。 「お前たちはアイドルだから任せたコンセプトだけこなせばい」こんな風には話すことができない時代になったようです。 これは同様に、メンバー同士でも経験した過程であるのです。 たとえば群舞を合わせる過程が大変苦労したという言葉です。 HUNを除く残りの4人全員がダンスをしていた子達なので、確固たる自己のスタイルがありました。 ところがグループになるには自分自身を放棄する過程が必要なんです。 結局、この仕事はいろんな人々がお互いの意見を聞いて、当てはめながらしなければならないことなんです。

 

パク_デビューを控えて、あちこちのTVに顔を見せていると聞きました。 最近環境が変わった事で、最も嬉しかった事が何かありますか?

 

CHAN_JTBCの芸能番組の撮影をした時にH.O.T.のトニー・アン先輩に会いましたが、僕たちがH.O.T.をカバーした映像を見たとのことです。 「あれが君たちなんだ?」とおっしゃって、本当に嬉しかったです。 ステージに一緒に立った振り付けチームの方たちも、僕たちの映像を見て振り付けを取ったそうです。 不思議でしたね。 もっと頑張らなきゃと思いましたし。

 

キム_年上のメンバー達がある程度整っているので、CHANが良く成長しそうです。 軍隊も3年は遅れそうです。 ハハ。私たちだけで冗談をたくさん言ってます。 CHANが末っ子だから3年後に私たちのチームを食べさせてくれるだろうとか。

 

HUN、JUN_僕たちはすごく羨ましいですよ。

 

パク_デビュー後はどんな風に活動を続けるつもりですか。

 

キム_最も短期間に成し遂げたい目標はコンサートです。 音楽放送も重要ですが、実際のコンサートこそ自分の余暇の時間や自分のお金を投資してステージを見に来てくれる方たちがいなければ出来ませんからね。 そこに来てくれる方達が本当に大切な方たちですから。 とにかく1年以内には規模は小さくてもミニコンサートを開く計画です。 バスキングに通いながらいつも思っていました。 「良い施設、良い環境で自分たちの曲をお見せ出来たらどれほど胸がいっぱいになるだろうか」あまりにも大変な状況でやっていたからです。 私や子供たちやモニター担当者のみの状態でも監査していたような環境にいたので、こんなに切実な雰囲気があります。 ハハ。

 

先程申し上げましたとおり、私たちはアイドル市場的に見た時は年齢が少しあるグループです。 したがって、私が見たところ、「真実性」にアピールしてその心を分かって頂くように努力するしかありません。 これからはコンテンツが昔のように一方通行ではなく、双方向での疎通になるはずですから、この子達を好きな10代の子達たちに更に影響を与えていくしかないですね。 自分たちがしていることがどんな仕事なのか、正確に知っていなければならないんです。 今時はそのような考えを隠すことができません。 「ジャック」するにはあまりにも多くのコンテンツが公開されている時代ですから。

 

 

NCT U - 일곱 번째 감각(The 7th Sense) Dance cover Busking in Hongdae - YouTube

 

 

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「オンラインはどうしても海外ファンがよく見るけど国内ファンはオフライン重視」というのがやっぱりその辺りはみんな意識してるんだなあと思いました。Vアプリはどうしても時差がありますが、YouTubeのコメントなんかは英語の割合がかなり多いですし。

Vアプリのような生配信は最近はどこもやっていますが、特に防弾少年団は昔から動画や配信コンテンツの更新がとても頻繁なイメージで、今でも海外ツアーの時も現地から配信したりしてますよね。日本や中国以外の海外ファンが多い理由はこの辺にもあるんじゃないかと思っていました。英語字幕がつくのも早いですし。それほどツアーやイベントが来るわけでもないアジア圏以外のファンにとっては、オンラインがほぼ唯一と言ってもいい韓国のアイドルに近づく機会という人も少なくないでしょうから。

 

5月デビュー予定というACEですが、実はIDOLMAKERのキムソンウンさんの章にも登場していて、ソンウン先生への感謝を述べていました。

 

 

 

質問箱お返事(〜2017.4.20)

質問のお返事です。

 

f:id:djmusmusculus:20170421003050j:image

 

オリコンチャートの韓国での権威とか、日本語の歌だとTVに出にくいのかとか業界事情みたいなのはよくわからないので置いておきますが、単純に日本語版出すと本国アルバムとは別に結構売れるからじゃないですかね...

 

例えばお話に出てきた防弾少年団ですが、Billboard200にランクインとかその他も複数チャートインした事で話題になっていましたよね。
ビルボードのチャートというのは集計方法がオリコンみたいに単純じゃなくて、いちばんメジャーな総合チャートであるHot100は単純な売り上げではなく、販売数+DL数にラジオでオンエア時の視聴数であるエアプレイポイント(視聴者100万人=1000DLor販売数として計算している)が4:6の割合でポイント計算した順位だそうです。以前Jeff Benjaminさんもidologyのインタビュー言っていましたが、アメリカではラジオ曲経由でよくかかる曲が真のヒット曲という認識があるそうなので、純粋な売り上げよりもオンエア頻度や最近だとYOUTUBETwitterで話題になったかなどが重視されるチャートだそうです。
(ゆえに「ランキング」ではなくあくまで推移を見る「チャート」と呼ぶのだそうで...)

 

防弾少年団が26位にチャートインして記事になったBillboard200は純粋にDL+フィジカル売り上げのチャートで、これを見るといちばん売れた「WINGS」アルバムの初日売り上げが16000ポイントでその内11000がフィジカル販売数、最終的なトータルDL+フィジカル累積数は23000ポイントだそうです。
しかしこのようにビルボード自体が純粋な売り上げというよりは「どれだけ世間で話題になっているか」という部分が多く加味されるチャートみたいです。で、それでチャートインして話題になってどのくらいお金が入るかというとそれでもまあ数字を見れば2万枚くらいなんですね。動画サイト経由で有名になったPSYみたいな人気の出方だとアメリカだけでなく各地でTVやイベントに出たり講演したりでそれでかなりお金が入ったそうですが(音楽売り上げそのものよりそっちの売り上げの方が断然多かったとのこと)そういう稼ぎ方は除外して純粋に音楽的なコンテンツだと後はコンサートツアーくらいという。それでも2万枚売れたということはアメリカ国内で5000〜1万人規模のツアーは十分可能という事でしょうから、かなり凄いと思います。アジアでやるよりも移動距離とかスケジュールとかは大変かもしれませんが。

 

一方の日本のオリコンチャートですが、こちらはDVDやCDなどフィジカルのソフトの売り上げのみのチャートであり、純粋に「どれだけ売れてお金が入ったか」がわかります。
防弾少年団のアルバムで日本でいちばん売れたのが最新アルバムの「YOUTH」で初日4万枚、初週トータルで7.6万枚売れたそうです。単純計算でアメリカの3倍以上ですね。しかもこれはiTunesなどのDL数は入ってない売り上げです。

「WINGS」アルバムは全世界トータルで78万枚売れていますが、これとは別に7万枚以上、しかもフィジカルで売れるなら、その国バージョンのアルバムを出す価値もビルボードチャートに載る意味とは別にあるという事じゃないでしょうか。デビューアルバムだった「WAKE UP」でも累計2.8万枚売れてるそうで。DLやストリーミングよりもCDの方が1枚あたりのアーティストに入るお金が大きいというのは有名な話ですし...もし日本以外の国でも同じくらい売れたりバンバンオンエアされやすいなら、その国の言語バージョンを作ることもあるかもしれませんね。これはまさにEXOとかNCTが中国でやっている事ですので、つまりそういう事なんじゃないのかなと思ってます。コンサートDVDになった時も構成や曲のバージョンが変わればまた別物として売り上げが増える事もあるでしょうし。

(ちなみにライセンス盤はWINGSでも50位前後でした)

 

ビルボードの話は完全に余談でしたが、ちょっと前だとTVに出るには日本語で歌ったほうが...とかあったのかもですが、今は単純に日本人がどういう理由でもCDを他国に比べてめちゃくちゃ買うからというのが結構大きいんじゃないかなと思いました。

(印税についてはこの辺の記事 https://www.google.co.jp/amp/s/www.m-on-music.jp/0000002706/amp/ が参考になりました)

 

質問箱を実際に設置してみると、ブログにちょこちょこお返事を載せるのもあれだなと思ったので、質問箱の設置は今日でやめにしますね。

これだけ長い返事するならaskの方が手取り早くね?ともっともな事を言われたので、askに変えようと思います。

 

【ファーストメディア訳】アイドル話② アイドルも「うつ病」を経験しますか?

【ファーストメディア訳】アイドル話② アイドルも「うつ病」を経験しますか?

 

2017 3.30 18:00 パクヒア

 

アイドル話
韓国にはすでに数百人にのぼるアイドルがいる。 全体人口数に比べるといくらもない数字だが、社会的に彼らが占める割合は様々な面で少なくない状況だ。そして大多数の人々は気楽に軽い気持ちで彼らを消費するが、見えない裏には気を使っている色々な話が見え隠れしている。 そこでアイドルたちが成功の軌道に進入するためどのような熾烈な努力を傾けていて、その過程でいかなる心理的苦痛を経験しているのか、また、どのような悩みをするのかなど、関係者らの言葉と素朴な経験を借りて何度か記録を残してみようと思う。


http://www.thefirstmedia.net/ko/?p=33022

 

#病院に行ったA君

最近、ある関係者の方が静かに話を始めました。
「A君が病院に行ったようです」
以前だったら「何の話だろう?」という考えをしましたが、私も無意識のうちにうなずきながら言いました。
「良かったです。本当に」

 

すでに予想したでしょうが、ここでの「病院」というのは精神科のことです。 我々がよく知っているうつ病パニック障害、不安障害などが生じたとき訪問することになる空間です。 個人的にあの話を聞いた時、とても安心しました。 A君が病院を訪れて正確な診断を受け、必要なら薬を処方されることもあるでしょうから。

 

一般の人々には非常に当たり前のことですが、アイドルグループのメンバーがそのような決定を下すには、かなり長い時間悩んだと思います。

 

実際に、アイドルの中の少なからぬ人々がうつ病を経験します。 韓国人の多くが(全世界の人口の多くもそうです)様々なタイプの精神疾患を患っているという報告がありますが、芸能人、その中でも年若く一挙手一投足にファンから関心を寄せられるアイドルメンバーの場合、最初から「問題解決」そのものを夢見ることすらできない場合が大半です。 いくら彼らが弱った状況に直面していても、病院を訪れたというレッテルがつくことをまず心配しなければなりませんから。 「自分のイメージが失墜しないだろうか、それにファンたちが離れていくかもしれないし...」このような数多くの心配が、自分の健康よりさほど重要でない他のものを優先するようにさせたりもします。


#「うまくいきますよ」と言ってもいいんでしょうか

「今回のアルバムは本当にうまくいったらいいですね。 もっと素敵に見えるように、外見にもどれだけ気を使ったかわからないです」
私は答えました。
「音楽が良ければ、また、頑張れば必ずうまくいくでしょう。 それに今でもとてもハンサムなんですから、そんなにストレスを受けないでくださいね」
笑ったまま、またB君が答えました。
「人々がどこでも見守っていますからね」

 

初めて会議室で5.6人余りのアイドルメンバーたちと対面した瞬間、私が思ったことは一つでした。
「ああ、そんなに難しそうな仕事ではないな」
それもそのはずで、社会部のレポーター見習い時代にお会いした方達は、概ね景気不況に疲れていく産業団地のメンバーたちや、直前に起きた事故について何も話してくれない警察の人たちのような人々だったんです。 このような経験のおかげでした。 しばらくはすっきりした気持ちで毎回のインタビューを終えていました。 どうか一言話してほしいと査定しなくても良いので、それだけでもかなり気に入っている仕事環境でした。

 

しかし、B君と会って以降、アイドルとのインタビューは最も難しい作業になりました。 グループごとに直面している状況が違っており、したがって、すぐにカムバックを控えた彼らに無条件で「うまくいきますよ!」と応援の声を掛けること自体が誰かには傷として残る事もありうるのだという事を知るようになりました。 大したことのない、お世辞のように言った一言。 しかし、これがかえって大きな負担を与えたり、精神的な疲労感を誘発しかねないという事実を知ったのです。 私はあの日、無理やり微笑を浮かべたB君の表情で一抹の罪悪感を感じました。

 

その時から注意深く調べ始めました。 笑っている、あるいは力強くスローガンを叫ぶ彼らの目つきに盛り込まれているのは本当に「生気」なのだろうか? 考えすぎの可能性もありました。 しかし、しばしばぼんやりと窓の外を眺めるメンバーたちが目に入りました。 以前は主導的にインタビューに答える何人かのメンバーに隠れて見えなかった姿でした。 一方、したたかに丁重な態度を見せたり、過度に朗らかなメンバーたちを見ながらも、「観察」ということをしました。 大学に通いながらNGOを通じて約2年間、10代の青少年カウンセラーとして様々な活動をしていた当時に出会った青少年たちと同じ年頃のアイドルたちを見ながらも、似たような気分を感じたのです。 ある程度見慣れた光景でした。

 

おそらく、半分ぐらいは心配な気持ちから来た行動でした。 しかし残りの半分は、恥ずかしくも好奇心からでした。 どうして成功しているアイドルであれ厳しい時期を経験しているアイドルであれ、皆一様に似たような言葉づかいをするのか、似たような表情で笑っているのだろうか? あの子たちは楽しく話していたのに、エレベーターに乗った途端大きくため息をついたようだけど? もしかしたら私が彼らの感情に触るような無礼を犯したのか? あらゆる考えが浮かびましたが、私は彼らと個人的な関係があるわけではなかったので、何も知ることができません。

 

<海外のスターも例外ではない。 ジャスティン・ビーバーはワールドツアーが精神的負担になり海外ファンミーティングを突然キャンセルしたり、スーパーカーを運転して夜明けにスピード違反をするなどの行動を見せた。>


#アイドルも「うつ病」を経験する

ある日おもむろに切り出しました。
「アイドルの中に、普段は落ち込んでいるような子たちは多いんでしょうか?」
みんながためらっていた中、関係者の方が口を開きました。

 

抑うつ気味ではない子を探す方がもっと難しいんです。 もちろん、性格によって状況を受け入れる態度が少しづつ違いますからね。 それでそれぞれ違いはあるけど、この職業自体がもともと孤独な職業ですから」

 

彼はかなり長く付け加えました。

 

「いくら会社のスタッフたちがいて友達がいると言っても、寂しくなるのは仕方ないでしょう。 特に人気が落ちる瞬間からは、周囲の人たちとの関係において本当に多くの変化を経験することになります。 だから、心が開けるような場所があまりないんですよ。 うまくいっている時は周囲に人が多いです。 でも、徐々に彼らが遠ざかっていくのが感じられて、仕事はなくなっていき…練習の時やステージに立つ時はメンバーたちもいるから、あまり感じられないでしょう。 しかし、一人になった時はどうでしょうか。 人気がない子たちは更にです。 中には先輩たちが後輩たちに、予めこのような状況について助言してくれることもあります」

 

「仮面うつ病」というものがあります。 児童および青少年たちが多く経験する種類のうつ病です。 研究によると、多くの児童や青少年たちは成人に比べて、自分が置かれた状況に対する認識が遅れています。 また様々な状況から始まった感情と関連して上手く自覚が行われないことがあり、これによって自分がうつ状態だということがよく分からない場合が多いのです。

 

「『仮面うつ病』は、青少年期から20代前半の成人にわたって頻繁に現れます。 誰が見てもうつ病っぽく見えないうつ病であるため、相手と深く対話を交わしたり、よく観察しなければ簡単に気づくことは難しいです。 最初は身体的にどこかが痛くなり、神経が鋭敏になったものだと勘違いしやすいです。 しかし、いざ診療を受けて見ると、それが身体症状ではなく、『身体化症状』だったということを知ることになります。 精神的に影響を受けて身体的に症状化されたのです。」
(青少年保健師K氏)

 

しかし、すでに放送やインタビューを通じて多くのアイドルグループのメンバーたちが打ち明けてきたように、全員が同じようにデビュー及び成功に対する圧迫を感じながら、生活を続けているのが事実です。

 

でも多数のアイドルはこのような状況に置かれたとしても、自分たちが経験している精神的な苦痛が一体何なのかよく理解しないままに通り過ぎていくことが多いです。 あまりにも競争が激化して練習に邁進するために、苦痛を体感する暇がありません。 そのため、後々これが自己喪失や精神錯乱のような状態をもたらし、薬物、ギャンブル、非正常的な恋愛パターンなど様々な不安定な解消手段を追求する方向に流れたりします。 歌手であることを諦めてしまう残念なケースが生じたりもしています。

 

しかし、私たちの間でも優れた「回復能力」を保有している人とそうでない人に分かれるように、アイドルたちも同じです。 だから個別に細心の観察が必要なのです。

 

#「アイドル」だから大丈夫なんでしょうか

C君は「ステージから降りた瞬間から、大きな空虚さが訪れる」と言っていました。 その話を聞いて、アイドルたちはステージの上に限っては少なくとも「安全」だと感じているようだと思いました。 熱烈な歓呼と強く照りつける照明を受けている間だけは、現実で向かい合うあらゆる苦悩を忘れられるでしょうから。 自分をさいなむすべての憂鬱と強迫的な環境から、この職業を選択した自分に対する恨みから、唯一自由な瞬間なのではないでしょうか。 実際にマイケル・ジャクソンが最高の人気を謳歌していたころ、あるインタビューで「幸せですか」という質問が出ると、彼は「一度も幸せだと思ったことがない」と答えたそうです。 そしてこのように話したそうです。
「パフォーマンスをしている間は比較的解放感を感じる」

 

これは成功志向的な気質を持った人なら誰でも経験しうる苦痛です。 しかし、普通の人たちは病院に行っても、友達に会って打ち明けたとしても、カメラやレコーダーがついていたりしません。 例えば、私がとてもストレスを受けて早退したとして(あるいは辛うじて有給届けを出したとして)その姿まで周辺でじっと観察されている状況。こんな感じでしょうか。

 

しかし唯一、アイドルが経験しているうつ病についてはもみ消す雰囲気です。 なぜなんでしょうか? これは彼らが幼いからという事と、アイドルだけが持つ特有のポジティブなイメージを浮上させなければならないためでもあります。 このふたつはアイドルの「セールスポイント」だからです。 このため、私はたびたびアイドルを見る人たちの視線を解いて「『ideal(理想的な)』一『doll(人形)』だと考えているようだ」と話したりします。 現実では毎日美しく笑っている人を捜すことはほとんど不可能に近くて、ゆえにアイドルという存在が絶えず「人形」のように笑っていてくれることを望むんじゃないかな、と思う時があります。

 

「実際、D君はかなり深刻でした。 ファンも気づくほどでしたよ。 うつ病の人というとなんだか毎日閉じこもっているようなイメージですよね。 そうじゃないんです。D君は以前より頻繁に人に会っていましたよ。 1人でいる時間がとても怖いと、ずっと心の片隅に淋しさを抱えていたんです」

 

関係者たちが慎重に紡いだコメントには華やかな世界の裏面がすべて込められています。 基本的な衣食住に不自由しなくなった時に襲い来る退屈さ、正常に愛情関係を形成しにくい環境が与える不安、厳格な先輩・後輩関係で感じている恐怖や、激しい競争構図の下で感じる成功への強迫、昨日までは自分を唯一無二と応援してくれたファンたちは他のグループやメンバーを好きになるかもしれないという焦り。ここに各個人のファミリーヒストリーまで関係してくると、さらに多様な事例が出ます。 その一例として、深刻な抑うつ症を患ったあるアイドルメンバーの場合は、家庭の中で「最も」役割が多かったと言います。 失敗に対する恐れ、期待に応えられなかった時につきまとう貧困まで、全て彼の責任だったのでしょう。 彼が20歳を迎えた時だったと言います。

 

「アイドルはお金をたくさん稼いでいるから大丈夫でしょ」

 

「自分たちがやりたくてやっていることじゃないか」

 

それなら売れないアイドルたちには「君が選択した道だ」と言えばいいし、大きく人気を得た後徐々に下落を続けているアイドルたちには「お金をたくさん儲けたからいいんじゃないの?」と言ってあげればいいでしょう。

 

しかし、人間ならば誰だろうとどんな職業の人であろうと、自分の痛みを解決する方法があることを切に願うものです。 ましてや今ちょうど20代に入った、あるいはその周辺で年をとっていくアイドルたちが、お金をたくさん稼いで自分が選択した仕事だということで、このような状況にひたすら耐えて犠牲を支払わなければならないのか、私にはよくわかりません。

 

私はよくガールズグループEXIDメンバーのハニがTVで言っていた言葉を思い出したりします。
「アイドルの子達の為の心理カウンセラーになりたいです。自分がとても大変だったから」
アイドルも職業人であり、それならば彼らのための「メンタルヘルスプログラム」もまた必要ではないかと悩むようになりました。

 

この手紙を書きながら、自主的にインタビューの感想を記録しておいたメモを何度か探してみました。 話の途中で突然涙を流したメンバーの子がいて、その日私が感じた戸惑いを記録した内容が目にとまりました。 その子が元気で暮らしていることを願います。 健康でいますように。

 

 

※参考文献

「精神的健康と精神分析」イユソプ 虹社
精神分析診断性格構造の理解」Nancy McWilliams著、ジョンナムウン・イギリョン共訳 ハクジ社
「病むセレブたち」Borwin Bandelow著、オムヤンソン


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IDOLMAKERシリーズのインタビュアーでもあったバクヒアさんの「アイドル話」シリーズ2回目でした。元の文章が語りかけるような文体のようなので、そういう風に訳しております。

 

正確には「うつ病」と「抑うつ状態」は同じものではありませんが、この文中では明確に区別されていなかったのでそのまま訳している部分もあります。

 

SNSやリアルタイム放送の発達などによっていよいよ芸能人のプライバシーが守られることは難しくなっていき、一方でファンや大衆の要求は肥大してゆき、そういう要求も賛辞も中傷も直接アイドル本人達に届きやすくなり...そういう状況的に、以前よりももっと過酷な業界になりつつあるのかもしれません。ファンなくしてアイドルは存在し得ないけど、逆にファンがアイドルのいちばんの敵になることもあるんだろうなと。憎しみや中傷はもちろん、好きとか尊ぶ感情もすごく強いものですから、たとえポジティブな感情でも絶えず直接的にたくさん受け続けると結構なストレスになりそうです。

 

WINNERの「EMPTY」はまさにステージを降りた瞬間に訪れる虚しさを描いた曲だそうですが、これを書いたのがWINで敗北した当時チームBのB.I.で、その曲で勝者のチームがデビューしてそれがヒットしてしかし華々しくデビューし売れた勝者のチームからも後に抜けメンが...というまさにアイドル残酷物語を煮詰めたような話ですね...。
(今となってはYGのサバイバルを経た人たちは全員デビューできているので、まだマシなのかもしれないけど)

【ファーストメディア訳】アイドル話① プロローグ:なぜよりによって「アイドル専門記者」になったのか

【ファーストメディア訳】アイドル話① プロローグ:なぜよりによって「アイドル専門記者」になったのか

 

2017.3.22 バクヒア


アイドル話
韓国にはすでに数百人にのぼるアイドルがいる。 全体人口数に比べるといくらもない数字だが、社会的に彼らが占める割合は様々な面で少なくない状況だ。そして大多数の人々は気楽に軽い気持ちで彼らを消費するが、見えない裏には気を使っている色々な話が見え隠れしている。 そこでアイドルたちが成功の軌道に進入するためどのような熾烈な努力を傾けていて、その過程でいかなる心理的苦痛を経験しているのか、また、どのような悩みがあるのかなど、関係者らの言葉と素朴な経験を借りて何度か記録を残してみようと思う。


http://www.thefirstmedia.net/ko/?p=32752

 

しばしば人々が私に聞きます。
「なぜ芸能記者になったの?」
(何故他人は何も言わなくても私がドラマ関係の担当だと思うのだろう)
ありがたいことにすぐに立場を変えて不憫に思って下さる方たちもいますが、実はこの質問は私の履歴を知る人なら一度は必ず投げてくる質問です。

私は元々社会部見習い記者でした。 2年ほどいわゆる「言論考試」と呼ばれる不安な生活をし、25歳で初めて職場に入りました。 そこで約5ヵ月間、見習い記者生活だけをしてやめてまたソウルに帰ってきました。

警察署、病院の救急室、消防署、葬儀場、そして数十年ぶりに襲った暴雨が吹き荒れていった廃墟の痕跡、デモ隊が支えている会社周辺の路地、祭りの行列、先輩が買ってくれたジャージャー麺とテナガダコの炒めもの、お酒が抜けないままで出た朝の散歩、3坪ほどだった自炊部屋。このようなものがその短い時代、それさえも小さく、残った断片です。

そんな風だった私がいきなり芸能部記者になった理由といえば、実際は「急いでいたから」でした。 死にそうと思いながらも手放せなかった「言論高試」の経歴を終わりにしながらも、何をそんなに急いでいたのか、当時は良くわかりませんでした。 しかし、今なら明快に答えることができます。 音楽に関する文章を書きたかったのです。 しかし音楽雑誌は廃刊し、大衆歌謡の話ができる所がオンライン媒体しかないんですよ。 それで志願しました。 面白いのは、会社内にいるときよりフリーランス生活をしている最近の方が音楽関連の文章をよりたくさん書いているという点ですが。


さて、もう2つ目の質問が飛んで来ます。
「ところでどうしてアイドルなんです?」
実は最初の質問から、この質問まで来る確率は半分程度しかないのです。 理由が知りたくて多方面的に少し考えてみました。 質問をする時に意図的であろうとそうでなかろうと、大体ふたつくらいに分かれました。
1)アイドルに関心がなかったり、嫌っている。
2)私が当然「追っかけ=熱烈なファン」だと思っている。
1)番の場合は「俳優の△△△ね、本当にそうなの?」という質問をしてくる場合がしばしばあります。 それで、私は定型化された対処をします。
「私は俳優担当ではないので、よく知らないです」


続いて(控えめに言って)気難しい方たちは
「君、若い男の子が好きなんだろう?」
ときいてくるとか、
「その子たちは全て作られた子たちじゃないか。それを取材だと気取って言う理由は何なんだ?」
と批判的な態度を示します。 前者の場合は一度でも答える価値がない質問でもあるけど、返事はしなければならないので、何とか言葉はつくろいます。

ただ、相手の性別、年齢、職業ごとに対処法が違うので、その辺りは考慮します。 そして後者には普段こんな風に返事します。
「あなたも会社に言われた通りに仕事をこなすでしょう?」
深さと考察なんかない答えじゃないかですって? その通りです。相手の質問と私の答えの中に含まれている数多くの意味についての説明を並べると、この紙面を全部使ってもたりないので、その機会はまた別の時に。

問題は2)の(私が当然「追っかけ」だと思っている)事例です。 生物学的に女性という性別で仕事をするアイドル専門記者が当然「追っかけ」だろうという推測。奇怪な嫌悪現象の一つである「追っかけ嫌悪」を思い浮かべれば、このような偏見が理解できなくはありませんが、たまにあの方々は記者も「職業」であるという事実を見過ごしているようです。

すべての人が「好きなこと」を職業に選ぶことはないでしょう。 概ね「上手なこと」を選んだり、ある瞬間に運が良くて合格した職場に入ったり。 さもなければ入りたい会社の福利厚生が気に入ったとか、定時退勤が当然視される環境が最高だと思ったり。 このようにすごくさまざまな事例が混在しているため、性急な一般化はやはり不便です。

時々私が書いた記事やコラム、批評に褒め言葉が全部入っていれば「この記者あの子のファンじゃない?」との声が降り注ぎますが...もう一度言いますが、これは「職業」です。 私も人間なので愛情があるグループのコンテンツをより注意深く見て聞くことはあっても、その愛情のベースには彼らが見せてくれる音楽とパフォーマンスに対する関心が敷かれています。 そして「素晴らしい」ないしは「意味がある」と評価できる要素があるという前提がいつも共にあります。

少なくとも、私はそうです。 記者として迫ってみてもいいと考える部分を何度も悩んで、最大限体系的に整理して伝達だけします。 該当グループが持つ魅力や文化的価値に対する最終的判断は、記事や批評を読む読者の皆さんが下せばいいのです。

私が芸能部生活をしながら本格的に「アイドル専門記者」を選んだ理由がもう一つあります。 音楽とコンセプトが持つ特別な要素を越えた、最も重要な理由です。

 

人の話をしたくて社会部記者になることを夢見ていましたが、これがなんというか。芸能部で過ごした3年という時間の間、より多く「人」について悩むようになったみたいです。より正確に言えば、「夢を見る人間」についてです。アイドルがまさにその地点に置かれた人々なのです。とても青く、鮮やかなオーラが回る特有のエネルギーを持った 「夢を見る人間」たち。

 

社会部見習い記者時代には、主に「怒れる人間」たちが、既存のシステムをどれだけ変えることができるかという事に対して毎日叫んでいました。ところが、ここでは正反対の温度を持った「夢」と「努力」という言葉に毎日のように直面します。非常に平凡ながらも形而上学的な言葉。ある瞬間、自分がとても緩い人間になったのではないかと警戒するようになるほど暖かい言葉、そしてその言葉を吐き出す何組もの目が輝くのを見ると、これまでよりも多くのことを考えさせられます。ご存知のように芸能界の浮き沈みというのは、愕然とするほど一瞬の繰り返しですから。

にもかかわらず、依然として彼らは生きています。 就職準備をしながら自分も含めて非常に切実な彼らをよく見てきましたが、「夢」という単語を置いてこのように純粋に、時には素朴にアプローチする人々は珍しいのです。


私は先輩記者たちよりキャリアもかなり少なく、当然比較にもならないほど少ない回数しかアイドルと対面していません。 それでもあえてこのような話を打ち明けること自体が誰かにとってはおかしく思えることもあるでしょう。 しかし、その未熟さと微々たるキャリアのおかげで私はこの連載を始めることができるようになりました。 まだ私には「夢」という単語を自信ありげに吐き出す彼らが、そんなにたわいない人間のようには見えないんです。

先輩たちはしばしばこう話します。
「後々には誰が誰なのかわからなくなるかもしれない」
幸い、まだ私は会った彼らのうち「誰が誰なのかわからない」域には達していないようです。 ありがたくも、彼らをもっと詳しく観察できる豊かな時間が与えられ、おかげで「アイドル」ではなく「アイドル産業」を掘り下げ、彼らと周辺の人たちの人生の中に様々な裏面が存在するということを知っていっています。 そうやって観察した世界の裏面を10回にわたってひとつずつ解いて行くつもりです。 予告しますと、ひとつも刺激的ではないでしょう。 面白くなかったらどうしましょう。


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言論(メディア)考試=競争率が高く突破するのが難しい試験を「考試」と呼ぶが、倍率数百倍とも言われている言論(マスメディア)業界に入るための試験は「言論(メディア)考試」と呼ばれている。


IDOLMAKERシリーズのインタビュアーであり著者だったバクヒアさんがアイドル業界の裏話を綴る「アイドル話」シリーズですが、現在4話まで連載中のものですので、随時訳せた時に更新する形にしようと思っています。
(自分が一気に読みたいタイプなのでシリーズものは全部訳してから一気掲載したいんですが、全10回という事で先が長そうなので)

【ize訳】プロデュース101│②「プロデュース101」シーズン1 vsシーズン2

【ize訳】プロデュース101│②「プロデュース101」シーズン1 vsシーズン2

 

2017.04.18

 

http://m.ize.co.kr/view.html?no=2017041716067239688


Mnet「プロデュース101」シーズン2(以下「シーズン2」)は、「プロデュース101」シーズン1(以下、「シーズン1」)とほとんど同じルールで運営される。しかし、練習生の性別を変えただけでも放送の雰囲気は大きく変わった。 「シーズン2」は「シーズン1」と何が変わったのか探ってみた。

 

順番に席に座るvs 1位の席を巡って争う

 

練習生たちがピラミッド型のセットの座席を訪れる場面は「プロデュース101」の世界観を象徴的に示している。巨大なピラミッドは向き合うだけでも見る人を圧倒するが、シーズン1の練習生はこれから自分たちがどのような競争に飛び込むことになるのかまだ知らなかった。そのため、「シーズン1」の「ピラミッドシーン」では、練習生たちの無垢な姿が描かれ、これは「残酷な運命に置かれた少女たち」というコンセプトを浮上させるものでもあった。キムセジュンを筆頭としたJellyfishエンターテイメントの練習生たちが果敢に上位席に座るシーンでも緊張感ではなく、愉快で可愛い雰囲気が強調されたほどだ。この過程で、練習生たちの間での競争構図はお互いの年齢を聞いてみて「早生まれ」を強調する姿などを通じて、多少さらっと表現された。一方、「シーズン2」の練習生は昨シーズンを通してこのプログラムのルールを正確に認知している状態で、最初に登場したスターシップエンターテインメント練習生からしてほとんど1位の席をチラチラと伺っていた。 このような状況で、制作陣はシーズン1とは違い競争構図を全面に立てるための装置を導入した。 電光掲示板に本人の予想順位を映し出し、1位に限って「席押し出しシステム」を作ったのだ。しかし、1位の座をめぐって起こる戦いは予告編でのみ見ることができた。 本放送で初め1位の座に座っていたホンウンキはあっけなく退いており、2番目に位置を占めたユフェスンは腕相撲で1次防衛に成功したが、続いて登場した「シーズン2の王子様」チャンムンボクとの「酢豚ゲーム」で負けた。 誰も予想できなかった気の抜けたオープニングだった。


強力なライバルチョンソミvs独特のキャラクターチャンムンボク

 

チョンソミとチャンムンボクは、それぞれ「シーズン1」と「シーズン2」の放送前から話題を集めていた。一緒に出演する練習生はもちろん、大衆が彼らに注目するようになった理由は明らかだった。チョンソミは練習生の中で唯一の3大企画会社の一つであるJYPエンターテイメント所属であり、2015年TWICEメンバーを選ぶリアリティー番組Mnet「SIXTEEN」に出演した際惜しくも脱落した。一方、チャンムンボクは2010年Mnet「スーパースターK 2」に出演して、ユニークなラップで「ヒップホップ大統領」というニックネームを得た。過去の放送を通じてチョンソミがアイドルとしての能力を見せて期待を集めたとしたら、チャンムンボクは特異なキャラクターで好奇心を集めたわけだ。この違いは、2人を見つめる他の練習生たちの態度が示している。 「シーズン1」から「ピラミッドシーン」の最後にチョンソミが登場した時、雰囲気は一瞬にして凍りついた。全員彼女が「強力なライバル」であるということを認知していたし、ソミを牽制する雰囲気は放送を通じて継続され、緊張感を作り出した。しかし、「シーズン2」ではチャンムンボクが登場すると練習生たちの間からは拍手と笑い声が溢れ出た。製作陣がチャンムンボクを「シーズン2」物語の中心に置いたのは、これから繰り広げられる競争の雰囲気が「シーズン1」よりも「愉快に」描かれるだろうということを推測できるものである。

 

「僕この子好き」と言ったチャングンソクvs「きれいな顔をして」という言葉を受けたBoA

 

「シーズン1」と「シーズン2」の国民プロデューサーの代表者、チャングンソクとボアは、それぞれ別の観点から練習生を見つめる。チャン・グンソクの態度は、アイドル業界の消費者、すなわちファンに近い。彼が1次レベルのテストで有吉リサを見てすぐに「僕この子好き」と言ったのは、アイドルのファンが、いわゆる「推しメン」に「ハマる」瞬間を連想させる。ウンシカイに「キーホルダーにしてつけて歩きたい」と述べたことも何の意味もない個人的好感の表示に過ぎない。そのほかにも整形手術するかどうかや家族関係などを問うことは、プロフェッショナルな審査というより、ただ「好き嫌い」を覆う単純評価にすぎない。BoAの立場は違う。 18年目のアイドルである彼女は徹底的に先輩の立場から練習生を見つめる。彼女が審査の休憩時間に機械音で処理された「Pick Me」のサビを真性で歌ったり振り付けをすらすらと真似する場面では、隠すことができない実力がちらついたりした。しかし、彼女がプロフェッショナルなマインドで審査に臨むことと関係なく、製作陣と練習生はBoAの姿を自分たちが考えている「女」というフレームで解釈した。製作陣は審査評をするBoAに「天使のような顔で毒舌を飛ばす」という字幕を付けた、さらに彼女の評価を受ける対象であるチャンムンボクは「美しい顔をしているが審査は冷静だ」という発言をして論議になった。男性審査員であれば、外見がどうであれ練習生からは受けることのない「評価」であった。


上位が多かった「シーズン1」vs下位が増えた「シーズン2」

 

「プロデュース101」練習生のレベルの評価方法は、2つのシーズンで同じだった。所属事務所ごとにステージを披露し、AからFまでの5段階に分かれたレベルを受ける。このレベル評価を通じて明らかになった「シーズン1」と「シーズン2」練習生のレベルは、一目でわかるくらい違った。シーズン1では最初に登場したSTARSHIPエンターテイメントの練習生3人のうち2人がBを受けて順調に出発し、その後Jellyfishエンターテイメントの練習生はカヒから「今デビューしたばかりのガールズグループの雰囲気」という評価と一緒に全員Aを受けた。舞台を掌握したCUBEエンターテイメントの練習生も3人のうち2人がAを持って行き、Predisエンターテイメントの練習生たちは「練習量を感じる」という賞賛を受け、A、Bをそれぞれ2人ずつ受けた。このように「シーズン1」で上位レベルが連続して登場したのに対し、「シーズン2」での審査員たちは「Aが出ないといけませんよね」という心配をしなければならなかった。結局7人だけがAを受け、Fレベルを受けた練習生はなんと31人だった。下位が増えたが、Fレベル認定を受けた練習生に対する態度は一層柔らかくなった。 「シーズン1」でFレベルを受けたキムソヒェ、パクハイ、有吉リサなどが毒舌に近い評価を受けて涙を流したのに対し、「シーズン2」でFを受けたパクセウンは「腹筋を見せてくれたように、実力も示すことができたらいいと思う」という暖かい励ましを受け、舞台で「基本的なステップ」を披露したユソンホは「ひよこ練習生」という本人の紹介のように可愛く描かれた。現在までに公開されたところによると、明確に「シーズン2」出演者たちの完成度は落ちるが、審査員たちの「ウチュチュ」はより受けるという、皮肉な状況である。

 

髪の毛まで揃った「PickMe」群舞VS隊列が乱れた「僕だよ僕」群舞

 

第2回で「シーズン2」練習生たちは「僕だよ僕」のトレーニングを受けた。 3日間の練習期間が終わって映像オーディションに臨む彼らの態度は、「シーズン1」練習生と明確に比較されることだった。 「シーズン1」の練習生たちがちょっとためらったり中途半端でも最後まで歌と振り付けをやり通したのとは異なり、シーズン2では映像撮影の途中で完全に放棄してぼんやり立っている練習生が多かった。映像を見る前に、練習生たちに直接歌を教えたソクフンが「映像を見てちょっと腹が立った」という言葉を残したが、審査員たちは彼の言葉のように固い表情を隠せなかった。それほど「シーズン1」と「シーズン2」の練習生たちが持つ実力と態度は違ったが、これはステージで如実にあらわれた。 「シーズン1」の「Pick Me」のステージで練習生たちが「髪が舞う角度」まで同じ姿を見せてくれたのに対し、「シーズン2」の「僕だよ僕」のステージに立った練習生は、隊列がずれたり手足が揃っていなかった。特に、3月にゴチョクスカイドームで開かれた「2017タイヤバンKBOリーグ」祝賀公演では、高いスタンドから撮影された映像を通じてこのようなミスが赤裸々に表れた。これから残りの時間の間にどれだけ発展した姿を見せることができるかは知ることができない。明らかなのは、「シーズン1」と「シーズン2」は、現時点で同じ競争に見えないという点である。


記事 ソジヨン
校正 キムヨンジン

【ize訳】プロデュース101│①まだ熱くないサバイバル

【ize訳】プロデュース101│①まだ熱くないサバイバル

 

2017.04.18

 

http://m.ize.co.kr/view.html?no=2017041716107241699&pDepth1=i2101

 

「美しい顔だが審査は冷静だと感じた」Mnet「プロデュース101シーズン2」(以下シーズン2')でチャンムンボクがBoAについて残したコメントは、今季の雰囲気を表している。 BoAは18年目の歌手兼審査委員であると同時に「国民プロデューサー代表」だが、参加者からのルックス評価の対象になる可能性もある。

 

Mnet「プロデュース101」(以下シーズン1)でチャングンソクやトレーナーたちがどんなに冷静な言葉を言っても彼らのコメントが容貌と似合わないと言葉にした出演者はいなかった。 また、既にデビューしたNU'ESTのメンバーがスタジオに入ると、参加者たちが「芸能人だからサインをもらわなきゃ」と冗談を言うほど、番組の雰囲気はしばしば気楽も流れる。 それだけシーズン2の参加者たちはシーズン1に比べるち緊張していない。 毒舌が横行したシーズン1初の会議の出演者評価と異なり、シーズン2はたびたび出演者たちの笑顔がもれた。

 

シーズン1のテーマ曲「Pick Me」は"夢を見る少女たち"が"私を感じてみてください/私を捕まえてくれ/私を抱きしめて"と話し、自分たちを"pick me"してほしいと懇願した。 一方、プロデュース101シーズン2のテーマ曲「僕だよ僕」の少年たちは"今夜の主人公"であり、"君の心を盗むのは僕だよ僕"と叫ぶ。 シーズン2の出演者たちが自分の魅力を確信するのは、実力のためではない。 シーズン1は初回からキムセジュン、カンミナを含めて等級評価Aを受けた参加者が実に9人も登場したが、シーズン2はキムサムエルとオンジョンマンがA等級に分類された。 さらには同じ所属会社で長い時間練習してきた練習生たちの振付師も、てんやわんやで衆口塞ぎ難しである。 しかし、シーズン2は参加者たちを冷酷に評価することよりも、なんとかして長所を探してやろうとする方向に演出される。 ライグヮンリンとユソンホは今ちょうど事務所に入ってきたばかりの「ひよこの練習生」であり、マイクさえ置いてダンスの「基本技」を見せてくれる姿はかわいいと評される。 さらに、ラップの歌詞を「先生」と一緒に作ったという事実は、率直という包装がされる。 パクセウンによるRainの「君を捕まえる歌」のパフォーマンスは酷評を受けるだけのステージだったが、製作陣は女性審査委員らの顔が「紅潮」しているようなCGを入れる。 実力が不足している参加者に「ないと思ったら別の道に行かなければならない」とか「小学生にも及ばない」というような毒舌がきかれたシーズン1とは対照的だ。 最終順位2位でI.O.Iのメンバーになってダンス対決番組KBS「ブームシャカラカ」で優勝したキムジュンまでがシーズン1の時にはダンスの実力がやや足りないという点が浮上したほどだった。 一方、シーズン2では練習生たちが審査委員たちからC、D等級を受けるたびに、「Aだと思ったのに」と悔しがる参加者たちのコメントを入れる。 シーズン1の少女たちを応援させた原動力は、練習生たちの切実さと血のにじむような努力だったが、シーズン2の少年たちは熾烈な争いの前からこの程度ならいいだろうという「ウチュチュ」(甘やかし)を受ける。

 

出演者を苛酷に追い詰めろという意味ではない。 ただ、サバイバルのオーディションでの緊張感と実力評価に対する冷静さが弱くなってから、シーズン2はシーズン1よりさらに実力以外の要素を強調する。 シーズン2の参加者たちはすでにシーズン1を視聴しており、どのような行動をすれば好感を得て非難を受けるのかということを学習した。 初回で1位の椅子に座りなさいという言葉を聞いたイデフィは「出来ないよ。悪口を言われるかもしれないのに?」と言い、自分の予想順位を2位と書いて出したことが画面に出ると、「あの、嫌われないですかね」と心配した。 さらに、多年の練習生生活を経た後、エンターテインメント業界について相当な知識を備えた参加者もいる。 彼らはYUEHAエンターテインメントのロゴが出ると、「STARSHIPとの合弁で宇宙少女を作った」という話をすらすらと説明して、BRAVEエンターテインメントのキムサムエルが「SEVENTEENデビュー組だったが、惜しくも年齢があまりにも若かったがゆえに」最終デビューメンバーとなることができなかったという秘話もよく知っている。 ステージの上で驚かされたり感動的な瞬間が提示される前に、出演者の背景と発言によってストーリーラインが組まれる。 一方ではシーズン2を熱心に消費する視聴者たちの間では、参加者たちの実力や魅力に対する論争よりは練習生たちが過去に犯した過ちが問題になる。 チャンムンボクがシーズン2初回後、主人公に他ならない割合を占めていたのは象徴的である。 話題の人物、番組の雰囲気を面白くした人物を浮上させる。 一方、アイドルとしての資質の評価は前シーズンに比べて有に流れて行く。 その結果、舞台よりその他の要素がさらに話題になる。

 

シーズン1で最も強烈な瞬間の一つはその前まで人気順位が高くなかった、ユヨンチョンが少女時代の「また巡り逢えた世界」のステージで見事な高音を上げて爆発的な反応を引き出した時だった。 シーズン1放送動画の中で最も高い再生数を誇る「Bang Bang」パフォーマンスは練習生が直接振り付けをした。 審査委員の厳しい評価と小さな発言一つにも視聴者の非難を受ける状況を、シーズン1の出演者たちは彼らの力量で勝ち抜けたりもした。果たしてシーズン2でもこのようなことは可能だろうか? チュギョルギョン、チョンソミ、キムドヨン、イムナヨンがいたシーズン1とシーズン2出演者の容貌を比較しながら、「シーズン1の時よりビジュアルが強まったようだ」と自評する雰囲気の中ではまだ容易ではなさそうだ。


文 イムスヨン
校正 キムヨンジン