サンダーエイジ

韓国のアイドルとか音楽についての自分が後で読み返ししたい記事のふんわり訳と覚書。

【melon/naver訳】<アイドル生活探求>アイドルラッパーたちの課外活動

【melon/naver訳】<アイドル生活探求>アイドルラッパーたちの課外活動

 

2017.09.08
http://m.app.melon.com/musicstory/detail.htm?mstorySeq=5467

 

一時は「歌ができなければラッパーになる」という言葉もあった。 実は今もある。 しかし、環境に適応するようにアイドルソングの中のラップに慣れた韓国では、もはやそのような言葉はあまり聴かない。ただし、アイドルラップにかける期待は概ね大きくはない。

 

それでもアイドルラッパーたちは愛されている。 K-POPの中のラップの席が、聞く人の心が最もうきうきした瞬間に位置していることもあるためだ。 しかし彼らが愛されるより大きな理由は、もしかしたら世間の評価が非常に高くはないにもかかわらず、自分のポジションで最善を尽くして魅力的な姿を見せているためだろう。 ちょうどここ数年間はインディペンデントな人物たちの登場とラップコンペティション放送などを通じて偏見も少しは崩れているようだ。 それだけに、活発かつ真剣に自分だけの道を模索しているアイドルラッパーたちにさらに目が行くことになる。

 

文 微妙(ウェブジンidology編集長)

 

#どのようにインディペンデントでいるか

このようなリストが出るとき、誰でも一番先に思い浮かべる人がいる。 あまりにも当然取り上げられるので、おそらく当事者たちはもううんざりしているかもしれない。 誰よりもインディペンデントな存在感と実力を備えており、アイドルになる前からアンダーグラウンド経歴を持ったりしていて、アイドルとヒップホップシーンを行き来しながら刮目に値する成果を収めたりもする。 アイドルのラップに対する偏見を一刀両断する最前線に立っている人たちだ。

言うまでもなくG-DRAGONを当然挙げなければならない。 BIGBANGでも最も中心にいる人物だが、2009年ソロデビュー後、なかでも「One Of A Kind」ミニアルバム以降はそれを誰もあえて疑うことができなくなった人物。多くのボーイズグループのロールモデルになり、「ポストGD」とされるアイドルの長いリストを生んだりもした。

この点で、このような認識の壁を最も立派に越えたのはBlock.bのZICOであろう。 G-DRAGONがアイドルとヒップホップミュージシャン両方を見事にやりこなすことができることを証明したとすれば、ZICOはアイドルであるからこそ更に素敵なヒップホップ、ヒップホップミュージシャンであるからこそさらに素敵なアイドルでいる事も可能なのだということを見せた。 G-DRAGONの魅力がCHICな天才の無関心であるなら、ZICOは神経質で鋭い感覚を見せてくれるが、印象は可愛げのある普通の青年っぽいところが魅力だと言える。

 

選曲リスト5
「COUP D`ETAT(Feat.Diplo&Baauer)」G-DRAGON
「Artist」ZICO
「서래마을」 NADA
「Hello Bitches」CL
「Wonder If(Feat.HEIZE)」ヨンジュンヒョン


#ヒップホップチームで行く

<Vernon&MOBB>
チームの形で素敵な活動を見せている場合もある。 VernonもSEVENTEENのヒップホップユニットに所属しているなど、グループ内にヒップホップユニットを置く場合も多い。 最近ホヤの脱退という残念なニュースがあったが、INFINITEのヒップホップユニットINFINITE Hも注目に値するチームだった。 チャンドンウとホヤのデュオとして、ヒップホップのいわゆる「真正性」よりはスタイルとエネルギーを持ちながらアイドル的な親近感も逃さなかった企画だ。iKONのBOBBYとWINNERのMINOが結成したクロスユニットMOBBは、それぞれのグループで消化するには曖昧だが相反する魅力の両ラッパーが起こすシナジーをよく見せてくれた。

 

<バンヨングク&ZELO>
バンヨングクとZELOはB.A.Pのヒップホップアイデンティティを厚くするコアのメンバーとして活動しているが、B.A.Pのデビュー前にデュオとして活動したこともある。 防弾少年団のRap MonsterとSUGAも双方アングラ活動もしておりそれぞれ印象的なミックステープを発表したりもしたが、防弾少年団があまりにも成功しており、2人のソロ作業に簡単に接しがたい点が残念なほどだ。

 

選曲リスト4
「Pretty」INFINITE H
FULL HOUSE」MOBB(MINO&BOBBY)
「WAKE ME UP」B.A.P
「Whalien 52」防弾少年団


#多才でどうしよう

ソロラッパーを超え、芸能人としての多様な試みをする人もいる。ただし、この文の最初の分類に比べて彼らの実力が落ちるという話は決してない。 ただ、多芸多才なマルチタレントを持っているという点がもっと目立っていると言った方がよさそうだ。

 

<ムンビョル&ヒョヨン>
ラップもラップだがボーカルがそれに劣らず魅力的な場合もある。 「他のグループに行けばボーカル」という言葉を聞くMAMAMOOのムンビョル、ハスキーなトーンのカリスマが目立っている少女時代ヒョヨンなどがそうだ。 チョンイルフンはBTOBのメンバーでありラッパーとして活発に活動する一方、プロデューサーとしても着実に成長している。 BTOBの曲のほかにもCLCを含めたガールズユニットの作詞にも長けている彼は最近、PENTAGONの「Beautiful」で本格的なプロデューサーの一歩を踏み出したりもした。

 

<アンバー&ヒョナ&チョンジユン>
f(x)のアンバーは内省的にも感じられる柔らかい訴求力を持つボーカリストでもあり、率直に果敢な話を表明するシンガーソングライターとしての道も歩いている。 4minute出身のヒョナは誰も届かない独自の存在感を披露しながらトップクラスのパフォーマーとして君臨しており、やはり4minuteで個性的な姿を見せてくれたチョン・ジユンは「UNPRETTY RAPSTAR」を通じてラッパーのイメージを強化したりもした。 コンペティションを通じて魅力的な「人物」として注目を集めることはシンガーソングライターにとってはいい資産になったりするし、次第に作曲力ボーカル力を見せる行動に注目されるようになる。

 

選曲リスト5
「구차해」 ムンビョル
「Fancy Shoes」チョンイルフン
「Borders」Amber
「BABE」HyunA
「Cliche」チョンジユン&Samuel Seo


#ラッパーで行く

必ずしも一人立ちしなくても、ソロラッパーとしてあちこちに姿を現す人たちもいる。 特に、ガールズグループにおいては「UNPRETTY RAPSTAR」の役割を無視できず、「ガールズグループのラッパー」という非難の視線をきれいに貫通するきっかけになったケースが多い。 特有の鼻にかかったトーンをほとんどガールズグループの標準、公式の一つにしてしまったAOAのジミンをはじめ、EXY(宇宙少女)、イェジ(FIESTAR)、ユビン(ワンダーガールズ)などが挙げられる。 アイドルとしての卓越したパフォーマンス感覚が独自のスタイルや実力と会う時、どのようなラップを見せる事ができるのかを証明した事例であるわけだ。

 

<キヒヒョン&ジュホン&RAVI>
所属グループ自体の活動を通じて大衆の耳目を注目させたアイドルラッパーたちは多い。 DIAのキヒヒョン、MONSTA Xのジュホン、VIXXのRAVI、SEVENTEENのVernonなどがそうだ。 その魅力を知っている人たちがいて、彼らはしばしば客演やコラボ作業に呼ばれたり、所属チームのアルバムにソロのトラックを収録したり、あるいはより本格的なソロラッパーとしての道を模索したりもする。 アイドル音楽でラップに大きな期待をする人たちはそれほど多くない方だが、もしかしたら、まさに彼らがいるためにそのような認識も少しは変わっているのかも知れない。 ラッパーとしての作業もだが、何よりもアイドルのアルバムの中でラッパーの役割を証明して出しているためだ。

 

選曲リスト8
「GOD」ジミン(AOA)イスンヒョプ(J.DON)(N.Flying)
「ラブセラピー(Feat.ジア)」
EXY(ユナ・キム)
Anck Su Namum」イェジ
「私は誰(Feat.ユビンOf Wonder Girls)」ソンミ
「画家」キヒヒョン

「Rollercoaster(Feat.ジュホン of MONSTA X)Remix」Sam Ock
「BOMB(Feat.San E)」RAVI(VIXX)
Lotto(Feat.Don Mills)」(Prod.By Gonzo)Vernon

【ize訳】カンダニエルの体

【ize訳】カンダニエルの体

 

2017.10.18
http://m.ize.co.kr/view.html?no=2017101723277275862

 

「どうしてそんなにじっと見るの、ヒョン」
MBC「布団の外は危険だ」でボーイズグループWANNA ONEのカンダニエルがEXOのシウミンに言った言葉だ。 同日、シウミンは彼の舞台を探して見た後「退廃とセクシーさを同時に見せてくれる」とからかっており、カンダニエルは真っ赤な顔で視線を避けた。「フィジカル職人」「肩やくざ」など身体部位と関連する修飾語を相次いで受けている男性アイドルが、いざ体について話を切り出されると恥ずかしがる姿。この場面は、カンダニエルが新たに自分の話を語り始めた瞬間だった。

 

現在、カンダニエルは30代と40代にまで人気を得ている。 しかし、彼はファンダムの内外で称賛されているように、自分の「体」を公開する方式においてはやや予想外の姿を見せてくれる。 リアリティー番組に出たカンダニエルはゲームをする時に露わになった腹に段が出来ていても構わないし、見た目がめちゃくちゃなトーストとラーメンを沢山作って食べる。 運動をしガッチリした体格を誇示する代わりに、食べて寝て、さらには怠けた姿を見せる時も逐一楽な姿勢でベッドの上を寝っ転がっている。「定められた自分の空間だけがぐちゃぐちゃで、皿洗いも一生懸命したのに少し惜しい面がある」(インスタイル)と言うほど混乱した姿一色だったこのプログラムで、シウミンは彼に笑いながら話している。「ダニエルのおかげでうまくいきそうだね」アイドルの先輩のお祝いの言葉でもあるこの言葉は、彼が相手を楽しくすることを知っている明るい人という事を表している。実際にカンダニエルが積極的に身体的長所をアピールする瞬間は、Mnet「プロデュース101シーズン2」のミッション曲「ヨロジョ」での太ももスワイプを見せた時だけだ。 彼にとって「ヨロジョ」は現在の人気を可能にした本格的な出発点なので決して疎かにしてはならないポイントだが、その一瞬を離れれば、カンダニエルは食べて、寝て、遊んで、笑っているのがすべての平凡な青年に戻る。 いい体をした男性芸能人たちが、時折出来上がった体を誇示しようとするのとは正反対だ。 舞台の上でも彼は1秒弱の時間だけこっそりと腹筋を見せ、二の腕も半分程度クッと上げる。 むしろ彼が裸を解き放つ瞬間は、プールで水遊びをしたりタブレットPCでゲームを楽しむ些細な日常だ。 彼が分別のない少年やまぬけな青年の断片の中に留まっても「セクシーだ」という言葉を聞くことができる理由である。

 

「布団の外は危険だ」最終回で、カンダニエルは「とってもいい番組でしたよね?」とシウミンに聞く。 その姿を可愛いと笑うシウミンはすでに知っている。 これも忙しいスケジュールの延長に過ぎないということを。しかし、今のカンダニエルは目の前でEXOを見ること自体が不思議な新人アイドルでありながら、あふれる人気のおかげでありのままに食べたり飲んだりする事が恋しい22歳の青年でもある。 故に彼は、日常に巻き込まれた休息を楽しみながら自分の体の長所と弱点を露わにすることができた。 気安くて、愉快で、同時に少し胸が痛むような姿を見せたりもすることだ。 おかげで、ちょっと元気のない微笑みさえも彼の人気に一役買っているようだが。

 

 

文 パクヒア
校正 キムヨンジン

【melon mag訳】<アイドル探求生活>アイドルのアルバム収録曲を聴いてみる:ボーイズグループ編

【melon mag訳】<アイドル探求生活>アイドルのアルバム収録曲を聴いてみる:ボーイズグループ編

 

2017.09.26
http://m.app.melon.com/musicstory/detail.htm?mstorySeq=5536

 

ほとんどの消費者たちは、どのミュージシャンのどのアルバムでもタイトル曲から聞く。 タイトル曲を中心にミュージックビデオが製作されてプロモーションが行われるため、人々の関心が一方に偏るのは当然だ。 凝った作りのアルバムよりは比較的少ない努力が要求されるシングル、あるいはEP(ミニアルバム)の単位で市場が回っている現状では、「よく育てたタイトル曲1曲がアルバム収録曲10曲に勝る」という言葉が出るのも自然なことだ。

 

そのため、アルバムに収録されているその他のいい曲がタイトル曲の牙城に阻まれて日の目を見ることができない場合が多い。 ただ見過ごすにはあまりにも惜しい、アイドルのアルバムの収録曲。その中でもWINNER、PENTAGON、VIXXなど、グループのコンセプトやアイデンティティが盛り込まれている素敵な曲を紹介する。

 

#WINNERの変化

ナムテヒョンが脱退した後、WINNERは変わった。 YGエンターテインメント所属のボーイズグループとしては異例のデビューアルバムからリズミカルさと強いベースを除去した後、静的な色彩を強調した。 しかし、メインボーカルの不在はメンバーそれぞれの色彩をさらにはっきり見せる事で音楽的方向を開くきっかけとなり、おかげでボーカルパートにも新しい試みが行われた。

 

WINNERは他のアイドルグループに比べて相対的にメンバー数が少ないグループだ。 それだけ個々人が持つそれぞれ違うキャラクターが歌にもくっきりと浮き上がっている。 特にカンスンユンが曲前半に集中して主なメロディーラインを刻みつけるとするなら、サブボーカルキムジヌは清らかな声で短いパートに重厚な響きを乗せる。 タイトル曲だった「Really Really」と「Love Me Love Me」がすべてではない。 重くて鬱屈した「FOOL」でも、軽いサウンドの組み合わせが生き生きと迫ってくる「ISLAND」でも二人の緻密な挟撃が光る。

 

選曲リスト
「FOOL」WINNER
「ISLAND」WINNER


#PENTAGONの発見

PENTAGONは、デビューアルバムから変わりなく均等な完成度を見せてくれた数少ないボーイズグループだ。 ボーカルとラップ、作詞、作曲に至るまで主軸になる何人のメンバーたちが歌のバランスをとり、残りのメンバーたちがその間で柔軟な曲消化力を見せてくれる。 外国人メンバーたちの韓国語の発音がぎこちない部分もあるが、短所が浮き彫りされないように適切な歌詞に彼らのパートを配置しているのも根本的なセンスの良さだ。

 

メンバーたちの長所にうなずき、同時にPENTAGONのメンバーたちの優れた曲消化力を垣間見られるようなトラックがある。 「ちょっと耳を塞いでくれ」ではイドンの独特なボイスとコクのあるフロウがこのグループのシグネチャーになるしかないという事実を認めるようになる。 「ありがとう」は安定感のあるボーカリストジノとエレクトロニック・サウンドまでを難なく突破する劇的な直線形ボーカルフイが出会い、平凡なバラード曲にどのような特色を吹き込むのかを鑑賞することができる。 メンバーたちのセクシーな魅力を覗き見ることができる「It's Over」はおまけ。

 

選曲リスト
「귀 좀 막아줘(Organic Song)(ちょっと耳を塞いでくれ)」
PENTAGON(イドン・ユウト・ウソクwithフイ)
「고마워」(ありがとう)PENTAGON(ジノ・フイ)
「It`s Over」PENTAGON


#VIXXの一貫性

VIXXには多くの名曲がある。 しかし、その中でもこのグループだけの独特なコンセプトと結び付けられるほどの曲が、常にタイトル曲の存在感を裏付けている。 沈鬱で謹厳実直な視線が感じられるVIXXの舞台を見てから彼らの魅力をさらに感じたくなった時、聞きどころになってくれる曲がアルバムに1曲2曲は必ず入っているということだ。 まるで映画の続編を見に訪れる人に向けて準備された場所と言おうか。

 

清涼で未成熟なコンセプトのボーイズグループはたくさん出てくるが、差別化されている彼らだけの魅力はいつも有効である。 例えば「INTO THE VOID」のうす暗く陰惨な導入部と呪文を唱えているようなRAVIのラッピング、地面に消えていきそうなほどにトーンダウンされたボーカルはどうだろうか。 音楽的に非常に優れた成果を収めていると言うのは難しいかもしれない。 しかし、このグループだけの雰囲気がはっきり感じられる曲が多く、どのトラックをプレイしても一貫した情緒が感じられて興味深い。 定型のカテゴリから外れた曲としては、柔らかいボーカルが魅力的な「手の別れ」を推薦する。

 

選曲リスト
「INTO THE VOID」VIXX
「Desperate」VIXX
「Hot Enough」VIXX
「손의 이별(手の別れ)」VIXX


#EXOの別の顔

「MAMA」から「Growl」を経て、「OVERDOSE」と「Call Me Baby」に至るまで、すでにEXOはあまりにも多様な顔を見せてくれた。 SMエンターテイメントが作る社会批判的な歌詞と強力なベース、壮大なコーラスが調和したダンス曲から明るくて洗練されたプロポーズソングまで、やっていないコンセプトがないのが事実だ。

 

しかし、唯一放送舞台では簡単に見られなかったEXOの姿があるとするなら?言葉そのままに「堂々と」ねっとりするようなグルーヴィなボーカルとダンスパフォーマンスであろう。 しかし、骨盤を積極的に活用する果敢なパフォーマンスでコンサートでファンからは大きな反響を得た「Playboy」と「Artificial Love」は、最小限の空間感でセクシーさを作り出すという点だけでも十分に聞く楽しさがある。 「Thunder」はEXOのメンバーCHENの超能力の一つである雷という素材で愛に陷った男の心を表現するという点で、緻密な世界観の延長に感嘆させられる。

 

選曲リスト
PLAYBOY」EXO
「Artificial Love」EXO
「Thunder」EXO


#WANNA ONEとNU'ESTの歴史

Mnet「プロデュース101シーズン2」以降、ボーイズグループ市場には多くの変化が起きた。 その変化の中心にある両グループを選ぶとすれば、必ずWANNA ONEとNU'ESTについて述べなければならない。 WANNA ONEの「Wanna Be」は短い時間の間に彼らがおさめた成就を祝うような明るいトラックだ。 番組当時11人のメンバーが持っていたキャラクターや流行語を一つの曲にすべて入れたという点で、ひとつのグループの短い歴史を凝縮している曲と見てもいい。

 

NU'ESTはグループが本格的に注目される前にも、優れたアルバム完成度のおかげで音楽関係者の間では何度も名前があがっていた。 そのうち「ONEKIS2」はタイトルのように柔らかくてロマンチックな歌だ。 童話のような歌詞と90年代後半のアイドルバラードの定石を伴う構成で、メンバーたちのボーカルとラップがじっくりと響き渡る。 「Daybreak」はメンバーミンヒョンとJRのデュエット曲で、鋭いながらも裏面に叙情性が感じられるミンヒョンのボーカルと、粗いボイスで存在感を誇示するJRのラップがよく似合うトラックだ。

 

選曲リスト
「Wanna Be(My Baby)」WANNA ONE
「ONEKIS2」NU'EST
「Daybreak」NU'EST(ミンヒョン&JR)


#防弾少年団の成長

デビュー5年目になった防弾少年団はアルバム販売量やファンクラブ会員数など様々な指標から見られるように、かなり点々としたステップで成長してきたボーイズグループだ。 様々な紆余曲折が多かったグループであるため、毎アルバムごとに音楽スタイルの変化も劇的で、歌詞にも彼らの歴史がよく表れている。

 

「Whalien 52」は防弾少年団が人気の頂点を取る直前に発売した「花様年華」シリーズの収録曲だ。 広大な海の景色とクジラの音を連想させる導入が独特で、未来を見極める少年の悩みが書かれた比喩的歌詞により平凡な素材を創意的に活用する機智が目立つ。

 

「Lost」は防弾少年団ボーカルラインのメンバーたちの成長が目立つ、洗練されたトラックだった。 最近発表したアルバムでは、以前までラッパーラインのメンバーたちが主軸になりがちだった防弾少年団で初めてボーカルであるジミンがIntroを務めた。 神秘的なサウンドが包むジミンの空虚なボーカルが見知らぬ新世界を連想させる繊細なストーリーと調和をなす。 The Chainsmokersと一緒に作業した「Best Of Me」は聴きなれた欧米流行の作法を韓国語の歌詞で聞く楽しさを与えるが、ここで防弾少年団が今後進むべき道がどこなのかはっきり見えるように思う。

 

選曲リスト
「Whalien 52」防弾少年団
「Lost」防弾少年団
「Intro:Serendipity防弾少年団
「Best Of Me」防弾少年団

 

文 パクヒア(ウェブマガジンWEIV・エディター)


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WINNERはメインボーカルクラスが2人いたので、1人いなくなった事でスンユンの場合は今までグループバランス的に抑えていた部分を解放できたし、ジヌもよりメインのフックに近いパートを担当するようになった事で控えめだった個性を際立たせられるようになった(そこまでやらざるを得なかった)のが逆によかったのかな?と思いました。個人的にPENTAGONはアルバム収録曲もタイトルに劣らない良さがあると思うし、VIXXは流行のテイストを入れても独自のスタイルが確立されていてアルバム曲の選択に自分たちの事わかってるなあというセンスを感じるし、防弾少年団の「Whalien 52」は個人的2015アイドルタイトル曲以外ベスト10に入れてた曲だったりしました。

 

しかしやっぱり、基本的には前書きにある通りファン以外はほとんどタイトル曲しか聴かないようなので、アルバム曲はほぼファンやドルオタしか聴かないんだったらやっぱりタイトル曲でグループの良さとかアイデンティティを見せないとそれ以外の層には届かないのかなという感じもしました...

 

【ize訳】レジンコミックス問題│② ウェブトゥーン作家が契約書を書く時に注意すべき6つのこと

【ize訳】レジンコミックス問題│② ウェブトゥーン作家が契約書を書く時に注意すべき6つのこと

 

2017.10.10

http://m.ize.co.kr/view.html?no=2017100913247218037&pDepth=

 

レジンエンターテインメント(以下、レジン)と関連した遅刻費疑惑などで創作者、特にウェブトゥーン作家に関する契約内容が再び議論の対象となっている。 そこで今回は創作者、特にウェブトゥーン作家が契約をする時に注意しなければならない事案を整理した。


契約書作成
契約書を作成する際は契約目的を明確に明示して、自分だけでなく相手の義務も明示しなければならない。 紛争が発生した場合、誰が契約を破ったかどうかが問題になるしかないが、この時契約書の内容に双方の契約上の義務が明示的に記載されていれば、紛争の素地が減る。 また、契約目的を明確にするべきでありその他の必要ない内容が追加で入るべきではない。 例えば、ウェブトゥーン連載契約なら「二次著作物については…」とか、「著作権譲渡…」などの内容が入る理由がない。 契約の目的を明確にして、それ以上・以外の内容はその契約書に入ってはならないし、必要ならばその後に作成しなければならない。 契約の解除と終了時点も当然、正確に明示しなければならない。 連載の場合、連載時点を明確に定めることになりかねない。 また、自動延長規定は契約が延長になる結果を生むことになるので、この規定については必ず必要なのかどうかについて考えなければならない。

 

創作者の名前
著作権は創作者が創作物を作った瞬間から発生する。 手順や形式の履行を必要としない。 著作権は大きく著作人格権や著作財産権(著作物に対して持つ財産的な権利)に区分され、このうち著作人格権は著作者が自分の著作物に対して持つ本来の権利だ。 これは人格的法益の権利として「著作者一身に帰属する」と規定されているが、この意味は、著作財産権は他人に譲渡が可能だが著作人格権は譲渡できないという事だ。 また、著作財産権は保護期間の制限があるが、著作人格権は著作権者が死亡しても著作権法によって保護される。 国内の著作権法では、著作人格権を公表権(著作者がその著作物を公表したり、公表しない権利)、声明表示権(著作物の原本やその複製物または著作物に対して、作者の本名または異名を表示する権利)、同一性維持権(著作者がその著作物の内容の形式およびタイトルの同一性を維持する権利)に分けられる。 このうち漫画・ウェブトゥーンなどの契約で頻繁に発生する違反事項が、声明表示権だ。 例えば、「'甲'が見た契約で定めた金額を'乙'に支給することを条件に'乙'は著作人格権(公表権、氏名表示権、同一性維持権)を主張せず、'甲'は他の営利またはその他の目的のために作業物を使用することができる」という条項のようなケースだ。 このような条項は著作人格権を侵害する内容であるので、不公正契約に属する。 契約書にこのような内容があるなら、今すぐ法律専門家と会う約束をしなければならない。

 

著作物の2次的使用権
契約書の内容は最大限具体的だと言い、契約内容は明確にに明示されなければならない。 また、使用される用語は、最大限わかりやすく簡単なものが良い。 漫画の契約の場合、契約が著作権自体を譲渡するのか、出版権など著作財産権の一部を期限を定めて使用できるのか、2次的著作物(映画、ドラマ製作など)を製作する権利も与えられるかなどを具体的に反映しなければならない。 特に創作者の立場からすればあえて著作物の2次使用権を最初から契約しないほうがいい可能性もあるが、契約書を作成する際に2次著作権まで渡す「売切(原稿料を支給する時に印税がなく、原稿枚数・コマ数単位辺りあるいは冊単位で一括で支給する方式で、発行部数の量と関係がない)契約」になる可能性が高いためだ。 特に最近は国内のウェブトゥーンプラットフォームが海外市場に進出しているため、海外出版権契約を包括して契約する場合もあり得る。 しかし、作品がどれだけの売り上げになるか分からない時点で一度にすべての権利を引き渡す契約は、作家にとって不利に作用する可能性が高い。 2次的著作物の価値は著作物が1次媒体(出版など)を通じて、世間に知られるようになる前には適正に形成されにくいため、これに対する権利をすべて譲渡するようにする事は、著作者がさらに良い条件で第3者と契約を締結する権利を不当に制限することになりかねない。

 

契約違反が発生する場合
ひとまず、誰が契約違反をしたのか明確にしなければならない。 また、相手が契約違反をしたからといって自分も契約違反してもかまわないという事ではない。 契約違反と関連してやり取りしたメッセージは、可能ならば内容証明など記録に残した方が良い。 一番望ましいのは書面でやりとりする事だが、必要ならば錄音をしなければならない場合もある。 他人の同意なしに録音を行えば違法だと考える認識もあるが、自分と相手の対話を相手に知らせずに録音することは合法である。 不法な場合になるのは、自分ではなく他の人たちの対話を密かに録音する場合だ。 そして紛争が発生した時は弁護士や専門家に前もって諮問を受けておくことが必要だが、漫画家の場合は漫画映像振興院のヘルプデスク、裁判所の近くの法律救助公団、ウェブトゥーン漫画家協会、ソウル市文化芸術の不公正相談センターなどに協力を要請することができる。

 

口外禁止条項
会社員たちに「年俸契約下にあるための年俸口外禁止条項」がある会社がたびたびあるように、ウェブトゥーン作家たちの契約書にも「契約書口外禁止条項」が存在する場合がある。 しかし、ソウル市庁公正取引チームチョイルヨン弁護士は「毒素条項ではあるが、契約書が同じ業界の会社や競争会社に対して露出される場合企業の被害が発生する可能性もあるため、完全になくすことはできない状況だ。 この条項が法曹界関係者や被害救済のために相談を受ける時でも露出することができないのかという解釈の余地があるために、そのようなケースまでは防ぐことはできないだろう」と説明する。 この条項のために、契約で被害を受ける状況ですら誰にも契約書を見せることはできないと解釈する事には無理があるという意味だ。 助けが必要な時は公開も可能だと解釈できる。

 

契約解除
契約を解除するときは、相手と共に契約を原点に戻す義務を負担することになる。 したがって、今までもらったお金を全て返還しなければならず、相手も作家から受け取った原稿を返却しなければならない。 そして相手は作家に対する契約違反による損害賠償をしなければならない。 ここで重要なのは「作家が今までもらったお金を全て返還しなければならない」という点だが、相手が契約違反をした場合でも、一応作家は受けたものを全て返還しなければならない。 (但し、お金は返す義務は別途の契約によって制限される可能性もある。例えば今回のように、レジン側でウェブ小説サービスを中止させて契約の解約が起きたが、レジン側は契約金を回収せず、追加で著作権放棄と謝罪をしたというような場合だ。 お金を返して再び損害賠償金を別途でもらうのは非効率的なことであるため、多くの場合はこのように支払った金を返してもらわずに損害賠償の代わりにする場合が多い。

 

文 イジヘ
校正 キムヨンジン

 

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○毒素条項(poison pill)とは

  

【ize訳】レジンコミックス問題│①遅刻費とはなんなのか?

【ize訳】レジンコミックス問題│①遅刻費とはなんなのか?

 

2017.10.10
http://m.ize.co.kr/view.html?no=2017100913267231281


ウェブトゥーンプラットフォームを提供するレジンエンターテインメント(以下、レジン)は最近、様々な論争の対象となっている。 ウェブ小説サービスの突然の終了、がん治療をしている作家の灰色氏にPDが暴言を浴びせたという議論、そして締め切りに遅れている作家たちに遅刻費を課している問題などが相次いで発生した。 レジンをまるで不公正取引の代名詞のように批判する作家たちがいる一方、これに対する反論も存在する。 その中でも「遅刻費」は特に議論が続いている事案だ。実際、レジンとレジンを批判する作家たちの立場が激しく分かれるだけでなく、ウェブトゥーン作家たちに対するプラットフォームの処遇問題と直結するためだ。

 

法的に見て、遅刻費は「過度な面はあるが、不公正契約ではない」ソウル市の公正取引委員会チョイルヨン弁護士によると、遅刻費は契約を守らなかった一種のペナルティで、「そのものについては問題にならない」という。 また、レジンの関係者は「遅刻費については2013年にレジンがサービスをオープンした時期から契約書には『納入遅延による遅滞金条項』とあった。 サービス初期は遅滞金の条項を履行する意志がなかった。 しかし、サービスオープン後に締め切りが遅れる作家たちが増えて、締め切りが過ぎても1週間以上連絡がつかない作家もできた。 作家ごとにスタイルが違うが、読者に対して信頼を失うかもしれない状況なので、2015年8月からこの条項を適用することになった」と説明した。 月1回の遅刻は遅刻費を免除して、2回目の遅刻から適用するという。 作家たちの立場を最大限理解しているという立場を示しているわけだ。

 

しかし、遅刻費について批判的な作家はレジンと正反対の立場を示している。 作家Aは初めて遅刻費を支払った時、「100万ウォン以上の出費だった」と話す。 作家がウェブトゥーン連載で儲けるお金が多いほど金額が高くなるために起こったことだ。 遅刻費はその月に発生した収益全体の3%、6%、9%などと定められている。 これに対してチョイルヨン弁護士は「金額の上限がなく遅刻金を徴収するのは過度な側面があり、この部分についてレジンと協議中だ」と話した。 もちろん、遅刻をしなければ済む話だと言うこともできる。 しかし、遅刻費の対象になる「遅刻」の基準は、作品が掲載される日から2日前に当該作家を担当する編集PDに送らなかった時からだ。 締め切り日が土曜日の場合は木曜日の3時までには原稿を送らなければならない、ここで1〜2分でも遅れたら遅刻になる。 作家Bは「TVに登場したある作家の場合、締め切り数分前に原稿をアップしたりする事もあった。ところが私たちは2日も繰り上げて締め切りをしなければならない」と語った。

 

掲載される2日前に原稿を送らなければならない締め切りを周期的に繰り返せば、結局、1週間に1回ずつ原稿を送らなければならない。 レジンの関係者は「どうせ原稿をアップデートする時間差があるだけで、原稿を進行する時間が7日であることは変わりがない」、「原稿を受けとった後、誤脱字の修正やレベルチェックなどの時間が必要なため、余分の時間は必要だ」と主張する。 しかし、作家たちは原稿を渡した後二日間、レジン側の修正要求を待機する状況となる。 特に修正要求が来た場合は2日間見直しにかかりきりになることもある。 次回の構想を集中できるとは言いがたい。 また、遅刻費について批判する作家たちは、レジンが編集者の役割をまともにしているかどうかについて疑問を提起している。 作家Aは「例えば、原稿規格を事前に送ってくれない編集に対して二度手間がかかったり、遅刻の基準がアップロード基準か締め切り日基準なのかどうかで遅刻費が50万ウォンずつ差が出る事がありうるが、このような説明をしてくれないで作家が被害を受けた場合も編集者の責任はないとか、編集者側から事前に通達しなければならない些細なお知らせを、作家の方から聞いてみて初めて知らせてくるケースが多い」と話した。 また、作家Bは「全体閲覧可な作品にしたはずなのに、アダルト向けのレベルだと『19歳未満入場禁止』にする事を作家と相談せずに決定したり、タイトルを変えたり、ひどい場合は有料閲覧用にきちんと送った原稿の1/3ほどがアップされていないこともある」と話した。 また、問題を確認してすぐに修正要請をしたにもかかわらず、ようやく次の日になって修正されたという主張だ。 また、作家Cは「編集PDごとに差はあるが、私の場合は演出に対して助言してくれる事もなかったし、実際配信をする段階で誤脱字の校正もちゃんとしていない場合も多い」と話す。 遅刻費が名分を得るためにはレジンが作品の質を向上させるために努力をしなければならないが、彼らについて信頼できないという立場だ。

 

レジンの雇用人員は現在100人で、そのうちキャリアのある編集PD 4人、ジュニア編集PD4人がレジンコミックスを担当している。 レジンコミックスでは現在週刊連載作と10日周期連載作を合わせて計185の作品を連載中なので、単純に分けるとPD 1人当たり23の作品を担当しているわけだ。 レジンが事業を整理したウェブ小説サービスの場合は3人の編集PDだったことを思えば、多い数字であるかもしれない(ウェブ小説サービスは遅刻費を適用していない)。 しかし、8人のうち4人がジュニア編集PDという点までを考慮すれば、多くの数字と言えるのかは疑問だ。 また、作家たちは遅刻費を出す一方、レジンが編集過程でミスをした場合は作家たちに対してどのような報償もない。 そして何より作家たちは毎週カラーで数十枚の絵を描かなければならない。 作家Aは「世界マンガ公募展の発売作品の場合、70カット以上、劇画の場合は65カット以上という勧告を受けている。 読者にとっては当然多い量の内容を見られて良いだろうが、作画のクオリティを大切にする作家にとっては無理な要求になりかねない」と話した。 しかし、この量の締め切りに対する責任はもっぱら作家に課せられる。 作業を助けるアシスト作家を雇用することなども、全て作家自身が解決しなければならない。 作家Cは「常識的には遅刻費は作家が締め切りを守れない原因を探して、その原因を解決するのに使われるべきだ」と述べている。 しかし、レジンは遅刻費の使用用途について具体的な内容を説明していない。 もちろん、そうしなくてもよい。 チョイルヨン弁護士によると、「企業がそれを公開する義務もない」法的にはそういう事なのだ。

 

もちろん、レジンは「MG制度」を通じて売れる数が少ない作品でも、連載している間は月200万ウォンの収益を保障する。 また、作家を健康保険に加入させ、基本的な暮らしを維持できる案を提示したりもした。 このような点はレジンが事業を開始した初盤に視線を集めた理由となったこともある。 しかし、MG制度は厳密に言えば、給料と同じ概念ではない。 というよりは、収益に対する前金に近い。 レジンは作家に月200万ウォンを保障するが、その作品に200万ウォンの収益が出た時から作家と5:5で収益を分ける。 収益が200万ウォンが超えるまではそれ以上の金を稼ぐことはできない。 そのままでも他のプラットフォームに比べれば作家に経済的安定性を保証してくれると言える。 しかし、200万ウォンでアシスタントなどを雇う事はほとんど不可能だ。 作家は一人で莫大な量の締め切りを負担するしかない。 もちろん収益を出せば済む話ではある。 しかし、先立って言及したようにレジンでサービスされている作品は現在185作品だ。 また、有料ウェブトゥーンは参入障壁が高い。 D作家は「200万ウォン利益を上げるためには、一体どれくらい人気が高いなければならないのかと編集PDに尋ねたところ、TOP 100の中でもかなりの順位圏内入らなければならないと言われた」と話した。 ほとんどの作家たちはMG以上の稿料は稼がないわけだ。 また、作家Dは「ずっと連載を続ける作家もいるが、3ヵ月ずつ切ってする作家も多い。 遅刻費や作品のクオリティのために連載を切っているのだが、この間の収益はないと思ってくれていい。そしてその間に作品のための取材ではなく、セーブ原稿(遅刻費のリスクを減らすための予備の原稿)を作る。 作品の完成度が落ちるしかない」と話す。 作家の立場としては作品を描いて金を稼ぐことよりも、遅刻費を出さない事の方が幸いという状況になりかねない。

 

レジンの関係者は「7日間隔の連載が難しいなら、10日間隔で連載をする方法もある。 それは作家の選択の問題だ」と話した。 もちろん、彼の言うことが正しい。 しかし、レジンをめぐる多くの議論の出発点は、事実上作家が選択できる部分がほとんどないということだ。 作家Cは「10日連載の場合、要求されるカット数が増加し、遅刻費の割合も高い。 新人作家の場合、週刊連載の方がいいとPD達が勧告するほどだ。 週刊連載になれば読者が作品が掲載されていることを明確に認知するのに良いので」と述べている。 また、PG(ペイゲート、決済システムを提供する会社)社の関係者によると、「ポータルサイトのウェブトゥーンサービスを除いたプラットフォームではチャムトゥーン、タプトゥーン、レジンなどが業界で最も売上を多く出している。 そのうちチャムトゥーンとタプトゥーンは主にエッチな成人サービス中心のイメージがあるところだ」と述べている。 ポータルサイトの連載であったり性的な内容を扱う作品を連載するのでなければ、作家たちはレジンのほかに連載するところを探しにくいという意味だ。 レジンは連載中の作家の多くにとって絶対的な「甲」になるわけだ。 このような状況で、作家たちがレジンが勧める連載の周期と量、そして遅刻費問題などについて意見の食い違いを見せることは容易ではない。

 

ゆえに現在、レジンと作家の間のビジネスは法的な問題だけでなく、労働ひいては社会文化と連結される。 ウェブトゥーン作家はフリーで雇用が不安定な代わりに、作品が成功した場合は多くの収益を得るというのが一般的な認識だった。 レジンはMG制度や健康保険加入などを通じて作家たちが経験する問題をある程度解決しようとした。 しかし、この過程で、作家はレジンという会社に勤めている職員のように遅刻に対するペナルティを受け、ほとんどの作家たちにとって事実上「甲」の位置にあるレジンの要求に対して簡単には異議を提起しない。 その点で、レジンをめぐる最近の論議フランチャイズ企業と、店主たちの関係を連想させることもある。 二人の間は一見平等に見えるが、店主に求められる事項はフランチャイズ加入と共に作成した契約書に従うことだ。 しかし、その契約条項には事実上「甲」と「乙」からなる両方の力の関係が反映される。 遅刻費をはじめとしてレジンと作家らの契約と処遇にもこのような問題が反映されたのではないかと言えないだろうか。 また、このような関係の中でレジンは作家たちと積極的に意思疎通をしていないという問題もある。 作家Eは「1コインあたり140ウォンとして、30%をグーグルプレイストアとアップルのアプリストアの手数料として支払う。しかし、19歳以下閲覧禁止の作品は見られない。 レジン完全版というアプリを別途ダウンロードして設置しなければならないが、同様に30%の手数料を課される」と話した。 しかし、レジンの関係者は「PG社がレジン完全版アプリに対しても30%の手数料を取るからだ」と話した。 PG社の関係者は「グーグルプレイやアップルストアには指定されたPG社がいて、無条件に30%の手数料を納めるが、企業で配布するアプリは企業で指定する。 手数料30%も不可能ではないが、レジンぐらいの売上を上げている企業はそんなに多くの手数料をつける事はあまりないだろう。 12〜15%が通常」とも言っていたが、レジンが完全版アプリについても手数料を支払っているのは事実だ。 しかし、このような部分は作家に対してあまり説明されていない。 そして作家たちは、複雑な契約の中で相当量の原稿を連載しながらも遅刻費を支払い、もっと複雑な収益構造の中で自分の収益が減っていることはないのか不安に思っている。

 

過去にはポータルサイトの閲覧数を上げるための手段だったウェブトゥーンは、もはや大衆文化産業の一軸となった。 そして、レジンが最初に有料化市場を開き、産業の規模はさらに大きくなっている。 その過程で過去には作家と編集者の押し問答としか思われていなかった締め切りは、もはや契約とお金の領域に渡った。 プラットフォームが作家にペナルティで遅刻費を払わせる時代。 レジンが悪い企業という意味ではない。 これはもしかしたら、ウェブトゥーンが産業化される過程で行われることなのかもしれない。 しかし、その産業化の方向が作家にとっても良い事なのかはまだ疑問だ。


文 イジヘ
校正 キムヨンジン


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ウェブ連載も増えてはいるけどまだ紙のコミックが優勢ではある日本と違って、数年前すでに韓国ではほぼ紙のコミック掲載媒体はなくなりウェブ掲載が主になったそうです。

https://www.konest.com/m/korean_life_detail.html?id=2882

ドラマや映画になるようなものや人気がある作品(未生やチーズインザトラップ、ファッション王、外見至上主義など)は紙のコミックスになるけど、ウェブ上で完結する作品の方が多いようです。ウェブ上での発表が前提なので確かに縦スクロール中心の画面構成が主ですが、ページ換算じゃなくてコマ換算のようなのはびっくりしました。

 

今問題になっているレジンコミックスは日本にも進出していて、日本で読める作品はキャラクター名が日本人に訂正してある事がほとんどなので気づかないで読んでいる人も多いかもしれません。レジン以外でもLINEコミックとか韓国のウェブトゥーンが読めるサイトやアプリは最近いくつか日本進出していますが、ほとんどが翻訳段階で日本名に直してありますね。
(これはおそらく、昔韓国では日本の漫画を翻訳する際に全て学校名や人名などを韓国名に直していた慣習が適用されてるのではないかと思います。日本の感覚からするとキャラクター名前って結構重要なものなので、正直変えない方がいいんじゃないかと思いますけど...)

流れの早いウェブ連載がメインだからか、日本とは色々作り方が根本的に違うんだなあと思いました。日本だったらネームの段階で複数回分の打ち合わせが結構あって修正があるならその段階でほとんどやっておくのが普通だと思うのですが(もちろん完成原稿チェックの時間もあるでしょうが)にも1週間単位でチェックするの?とか。ウェブトゥーンはパソコンで描いてる事がほとんどでしょうから紙の原稿よりは修正が簡単なのかもしれませんが...今回問題になってる遅刻費には正直びっくりしました。完全に漫画=商品と捉えてる発想なんだなあと。日本のウェブ連載作品は掲載時に原稿料と閲覧数によってペイが出るもの(主に有料ポータル)とウェブ掲載時には原稿料は出なくてコミックス発売時に印税が発生するケースがあるようですが、レジンのように無条件に20万円ほどの保障があって一定以上稼ぐようになったらポータルと折半というのは、先行投資型のアイドル練習生制度とちょっと似てる考え方のように感じました。
しかしアイドルに置き換えて「仕事の量に関係なく月20万最低保障あり、20万を超える収入があれば折半。ただし住居費飲食費服飾費は出ないし体調不良などで休んだ場合はそのぶんの弁済金を払うこと」って考えたら...相当ひどい気がしてきました笑 比べることじゃないかもしれないけど、クリエイティブな仕事なのでネタにつまる時や筆が進まない時もあるだろうに...。

【ize訳】秋に聴く昔の歌たち

【ize訳】秋に聴く昔の歌たち

 

2017.10.11
http://m.ize.co.kr/view.html?no=2017101020327247712

 

秋、皆が各自のプレイリストを持つような季節。そういう人たちのうちの何人かにプレイリストの1曲を推薦してほしいとお願いした。 少し昔の歌で。


ロマンについてーチェ・ベクホ

 

ソ・テジと子どもたちの世界で、私はまだ若すぎた。 父は家に帰って来る途中に酔った日には歌詞を潰しながら歌を歌ったりした。 チェ・ベクホの「ロマンについて」だった。 幼い頃のその場面が、そしてそのメロディが忘れられそうな時に自分は大人になった。 年を重ね、瞬間の輝きの代わりに時間が日増しに加わる価値について、自分が今幾重にも築いてきた、また、蓄積している時間はどういう意味なのかという考えが増える時、自分も知らないうちにこの歌を歌っていた。 半白髪の老紳士になった父親の後姿を見て、初めてじっくりと歌詞を見てみた。 最高の人気を博した歌手が時間の前崩れて彷徨っていた四十半ばに、水洗いをする妻を見ながら書いたという「ロマンについて」は、もう一度彼を音楽で暮らせるようにする契機となった。 この歌は、ソン・チャンシクはソン・チャンシク、チョ・ヨンピルはチョ・ヨンピル、ハン・デス氏はハン・デス氏、キム・ミンギはキム・ミンギであり、歌手の名前がすぐに年輪だった、自分が生きてきた人生通りに歌や声を作って出していた、歌を「技術」として歌っていたのではない時代が確かにあったと言うことだ。 歳月が流れ失って行くことも悲しいが、それが人生であり、またそれはロマンであろうし、そして浪漫はいつか再び生き返るとこの歌は言っている。

 

チョ ハナ (コラムニスト)

 

Eve, The Apple of My EyeーBell X1

 

去年の夏に購入した住宅のオーディオルームは、片面の窓が大きくなっている。 しかし、春と夏はその窓からはそれほど日光が入ってこない。 家の周りに植えた木の木の葉が育って、日光を隠すためだ。 日差しが差し始めるのは木の葉が落ちた晩秋からだ。 木の葉が一つずつ落ちて、ますます光が入ってくる光景は、個人的に新たな秋のイメージになった。 木の枝がやせてこけていくほど、だんだんともっと明るい光が入ってくる、そわそわするような気持ちと、妙に温もりを抱いているその時期。昨年の秋にBell X1の「Eve、The Apple of My Eye」を再び聞いたのはそのためだったようだ。 米国ドラマ「The O.C」に登場した(https://youtu.be/g2-L7WkBlhY)のを記憶する人たちのほかにはこれからもあまり知られることもなさそうなこの歌は、イントロから人びとを悲しくさせようという覚悟さえ感じられるだけに、荒涼としながらも妙にロマンチックなムードが敷かれている。 それでも、すべてがこのままでは終わらないという感じ。しばらく忘れていたこの歌は、新しい家の窓の外の風景と共に、再び秋のイメージになった。 今年もある日曜日午後にオーディオルームで毛布をかけて、お茶を一杯飲みながらこの音楽を聞いてうとうとしようか。

 

カン ミョンソク (ize編集長)


僕の心に映った自分の姿ーユ・ジェハ

 

秋というと、適当に陽気になり、同時に落ち着いた気持ちになる。 デリースパイスの「チャウチャウ」をそういう理由で練習生の時からたくさん聞いていた。 イントロから青くて高い空と若干の雲、そして涼しい風が描かれている曲だから。 しかし、春でも夏でも冬でもなく、秋に聴くべき曲といえば、ユジェハの「僕の心に映った自分の姿」だ。 多くのものが呼吸を整えるこの季節に「私の心に映った自分の姿」は時報というより詩のような歌詞で、どの一瞬も深い考えに浸るようにさせてくれる。 もし今、秋の公園のベンチに座って音楽を聴けたら、真っ先に聞くことになりそうだ。

 

ラップモンスター

(ボーイズグループ防弾少年団メンバー)


Tell Me Where You're GoingーSilje Nergaard

 

名前をどう読むべきかから困惑する、このなじみのない女性歌手「セリア・ネルゴール」は、見知らぬ国ノルウェーの中堅ジャズのディーヴァだ。 巨匠のギタリスト、パット・メセニーから、曲作業及び演奏を担当したこの曲は、彼女の1989年のデビュー曲だ。タイトルそのままに「あなたがどこに行くのか話してくれれば、私も一緒に行きます」という、純粋できれいな告白を盛り込んでいるラブソングだ。 タイトルのように明るいビートと希望的な歌詞の中に、私たちが「北欧」というと自動的に思い浮かべるような雰囲気が丸ごと盛り込まれている。 清涼さ、ナチュラルさ、ロマンティックさ、馴染みのない感覚、深み、そのすべての普通の感じが、当時二十歳を迎えた女性歌手の若々しい声にそのまま反映されていて、聞くだけでも幸福のエネルギーが充填される感じだ。 秋のプレイリストを詰めている数多くの寂しい歌の間に、この歌を少し入れてみるように勧めたいと思う。 ノルウェーデンマーク、あるいはアイスランドのような馴染みない国の真っ青な秋の空の下、愛する人と二人きりで大自然の中の高速道路を走っているようなファンタジーをプレゼントしてくれる歌だ。 老練で軽快に曲の大団円を結ぶ、パット・メセニーのギター演奏の旋律はおまけだ。

 

ホ ハン

(MBC「ショー音楽の中心」PD)

 

カタツムリーパニック

 

この曲は私が生まれる1年前に発表された歌だ。 そのためだろうか。 秋にふさわしい穏やかで暖かい曲でありながら、ちょうど世界に出たばかりの小さくて、また、ちょっとした存在の私を暖かく出迎えてくれた歌のように感じられる。 それに、私はまだ依然として成長している人なので、自分に向かって話しかけてくれている話で満ちている気がして、依然として楽しんで聞く事ができる。 もちろん有名な曲だから多くの人たちが慣れ親しんでいるし、悩みに陥ってどうしてよいか分からない気持ちがした時にプレイすればいつも風変わりな答えを出してくれる。 秋風にそわそわして気がかりなことが思い浮かぶ方は、静かなところで一度聴いてみてはどうでしょうか。

 

キム セジョン

(ガールズグループgugudanメンバー)

【ize訳】キムジョンヒョンであれ、JRであれ

【ize訳】キムジョンヒョンであれ、JRであれ

 

2017.10.11
http://m.ize.co.kr/view.html?no=2017101021077258722

 

ボーイズグループNU'ESTのJR、キムジョンヒョンはMnet「プロデュース101シーズン2」ではNU'ESTのリーダーJRではなく、PLEDISエンターテイメント所属の練習生として出演した。 彼は放送中、「ジョンヒョン」または「ジョンヒョニヒョン」と呼ばれた。 しかし、放送が終わって初の芸能番組に固定メンバーとして投入されたポストでは、彼は自分を「NU'ESTのJR」と紹介した。 「プロデュース101シーズン2」は終わったし、JRが元の席に戻ったという宣言だった。

 

アイドルメンバーにとって芸名というものは、グループの寿命と運命を共にするものだ。 JRは長い間グループが注目されず忘れられそうになった名前を再び紹介することができたし、その間キムジョンヒョンという本名で高い認知度まで得た。 「僕のせいでグループがうまくいかなかったようだ」と話すほどに責任を感じていたNU'ESTではもともと「熱心にしよう」という言葉を座右の銘にしていた着実なリーダーであり、その経験をもとに参加した「プロデュース101シーズン2」では、むしろ「国民リーダー」という称賛を受けながらさらに注目された。 そしてサバイバルプログラムの外へ出た彼はtvN「怪しい歌手」で、当時同僚だったYUEHAエンターテイメントの練習生アンヒョンソプ、イウィウンに先輩としての助言を与えた。 一方、「夜鬼」では「何が喋れるんだ」というツッコミを受け、扇風機は英語で何というか分からず首を傾げる愛嬌のある笑顔のおバカな末っ子として生きているところだ。 これはNU'ESTというグループを率いるリーダーとして、新たな変化を主導するチャンスになる。 過去JRはあるインタビューで、リーダーとしての困難に対して「デビューして3年間はメンバーたちととても衝突したりもした」と率直に打ち明けた。 今の彼は「TVに出ながら人間関係について学んでいる」(写真集「Waiting Q」)と語る。 多様な集団の間で自分があるべき位置を見出していく間、より良いリーダーとなる方法を学び、そしてグループが最も重要になった時期にアイドルとして必要なキャラクターを浮上させていく。 バラエティプログラムで無言のまま笑う場面が大半を占めても、不要なギャグに対する欲は出さない。 長い間無名歌手として過ごした人に落ち着いて自分の経験を話し、うまくいくよとと力を吹き込むこともする。 アイドルとしてのアイデンティティを脱しない中、長い時間を経て成功した自分の言葉が持つ力を相手に配ることができる。 NU'ESTのJRであり
キムジョンヒョンが、新たに会得した自分だけの生存方式でもある。

 

誰でも自分に最高の機会が与えられる事を望む。 しかし、実際に望んでいた瞬間が来た時、それを掴み取る事ができる人は多くない。 最近のJRは「もう一度機会をくださったことに感謝する」(写真集「Waiting Q」)と、自分に来たチャンスを逃さないと念を押しているところだ。再度跳躍する準備を終えた彼の肩には、2つの名前の分だけの重さが乗っている。しかし、どうだろうか。 JRであれジョンヒョンであれ、自分の名前の価値を知って努力する人には温かい応援が伴ってくるものだ。このように完璧な機会を生かすことは、彼の役目なのだろう。

 

文 パクヒア
校正 キムヨンジン