サンダーエイジ

韓国のアイドルとか音楽についての自分が後で読み返ししたい記事のふんわり訳と覚書。

【お知らせ】Real SoundでBTSのBillboardチャートインについての記事を書きました

Real SoundさんでBTSの「LYS:Tear」と「Fake Love」のビルボードチャートインについての記事を書かせていただきました。

BTS(防弾少年団)は新たな“アイドルファン活動”を根付かせた? 米ビルボード1位獲得の理由を分析」という記事です。

タイトルは毎度編集の方がつけてくださっています。

  

 

当初はアルバムや楽曲への欧米での評価という切り口の予定でしたが、色々出た記事を見てみた結果個人的にこれというようなレビューがなかったので(Pitchforkも7割くらいKPOPとかグループの紹介という感じで、なにか全体的にふわっとしていた感)数字からの分析になりました。結果アメリカ(の一般メディアの多く)はまだKPOPを知らない...的なオチになってしまいました。

(RSの記事書いたのは韓国系の人みたいでしたけどね)

ちなみに6/6のチャートではBillboard200が1→6、HOT100が10→51という感じでした。ランキングではなくチャートは流れを見るのが面白いですね。

 

しかし韓国とアメリカの記事とデータを色々見たり調べたりしてまとめるというなれない事をやって脳が疲れたので、当分BTSについては「たりょら ばんたん たのしい うれしい」くらいのスタンスで接したいという希望です。

 

 

【ize訳】もし統一されたら│①NCTピョンヤンを作ることができますか?

【ize訳】もし統一されたら│①NCTピョンヤンを作ることができますか?

 
2018.05.08
http://m.ize.co.kr/view.html?no=2018050722587269928

  

1953年7月27日に締結された休戦協定以降、終戦を暗示する平和の気運がこのように暖かに韓国と北朝鮮をめぐることがあっただろうか。 1国家2体制、1国家1体制などの教科書で習った統一後の姿を、より具体的に描いてみることができる程度に友好的な雰囲気を帯び、南北関係に対して気持ち良い想像で肯定的に回答する人たちも生まれている。 そこでizeも統一後の韓国エンターテイメント市場を想定し、いくつかの質問を投げかけてみた。 ただしほとんどの関係者たちが「あちこちから電話来そうなので」と匿名を要請したことを見ると、まだ統一という未来に少し恐れがある私たちなのかもしれない。


Q.日帰り平壌冷麺旅行は可能でしょうか。
A.、答えから言えば「YES」だ。 ソウルから平壌までの距離は約250kmで、江原道江陵までの距離と似たようなものだからだ。しかし、問題は平壌冷麺を食べるという理由で、韓国の住民が北朝鮮当局に訪朝証明書を要請することができるかどうかにある。 もちろん、統一されて一つの統治体制を持つようになったり、欧州連合のように国家間移動障壁を引き下げれば書類は大きな問題にならないこともある。 これと関連して、統一部関係者は「現在は北朝鮮を訪問するためには北朝鮮訪問の証明書が必ず必要だが、板門店を通じて直接行き来する場合だけでなく、中国と同様に第3国を経由して行く場合でも必ずなければならない」「統一されたらどうなるかは分からないが、一応現在としてはパスポートではなく訪朝証が必須」と答えた。 そして統一部関係者は付け加えた。 「より多くの情報が知りたいなら、統一教育院のサイトに行って子供記者団の申請をすれば良い。これは20・30世代ではなく、小学生たちのための質問では」と爆笑していた...…。

 
Q.tvN「水曜美食会」平壌冷麺の特集に北朝鮮側パネラーを連れてくることが出来るでしょうか。
A.ファンギョイク、DinDinなどが平壌冷麺について舌戦を繰り広げた「水曜美食会」や「テイスティーロード」などのグルメ番組は、統一すれば最も直接的に恩恵を受けることのできるプログラムではないだろうか。 平壌冷麺の専門家を直接出演させることほど、話題の成果・信頼性を一度に引き上げることができる方法もないからだ。 この言葉を聞いて大いに笑いを決めたtvN側は、すぐに慎重な立場を取った。 「ご存知のように政治的な問題が絡んでいる事案だから発言に気をつけている」ということだ。 参考までに、北朝鮮で作った公式観光サイトである「朝鮮観光」が最近サイトを再編した。 ここを見ると右側の上段にボランティア施設という項目があるが、ここには玉流館だけでなく「食堂の味もいいが、船に乗って大同江を遊覧し平壌の美しい大同江半径を俯瞰しながら食事する気分」を感じられるレストラン船「大同江号」、「大規模な朝鮮民族料理専門食堂」の「清流館」などに関する紹介が出ているので、後の絵を描く「水曜美食会」製作陣に役に立つかもしれない。

 
Q.北朝鮮にCGV進出したとして、そこでも価格差をなくして均一化するつもりですか?
A.マルチプレックス映画館は、ここ数年で韓国大衆文化空間の象徴として定着したと言っても過言ではない。 そうだとすると国内最大のマルチプレックス映画館ブランドの一つとされるCGVが統一後に北朝鮮に進出することもできるだろう。 この言葉に一旦笑いを決めたCGVのある関係者は、「いくら仮定の話でも本当に慎重にならざるを得ない。マルチプレックスが進出することはできるが、CGVをピンポイントでおっしゃるとは...」と難色を示した。 さらに、彼は「機関施設や通信、道路、港湾などのSOCの場合は基本的に構築されなければならないですが、文化的な部分ではどうかというのは話し難い」と話した。 もしも韓国と北朝鮮の間の貨幣価値を念頭に置いて韓国の価格差等制を施行するつもりがあるかと聞くと「それはもっと難しくて慎重な問題」と言葉を控えた。 参考にした北朝鮮消息筋によると、「政府から告示されている公式為替レートは1ドル当たり103ウォン程度だが、市場で行われる為替レート計算では1ドルあたり8千ウォン台で大変大きな差」が目立つ。市場で1ドルというのはCGVで一番安い席(平日・オレンジ色の座席基準)を購入することができる程度であるわけだ。


Q.、北朝鮮の人々とSNSでメンションをやりとりできますか?
A.北朝鮮でも上流層はスマートフォン保有しているということはある程度知られている事実だ。 実際、北朝鮮側の消息筋は「中国の方を通じてスマートフォンを持っている人たちもいる」「その中で一部はSNSを使ったりもする」と話した。 しかし彼は「いざ統一になってからすべての北朝鮮の住民たちがSNSを使用できるかは分からない」と疑問を示した。 一国家の思想とそれを基盤を置いて作られた通信法制が簡単に変わるものではないため、連邦体制や国家連合などの多様な政治体系と北朝鮮側の変化意志が重要ということだ。 このような変化によって、SNSを通じた南北住民間の自由な意思疎通が許容される程度は変わるだろうとのこと。

 
Q.私たちも北朝鮮の土地を買えますか?
A.まだ「我々も」という言葉すら通じないのが現実である。 延世大学法学専門大学院の金尚容教授が「不動産フォーカス」に寄稿した「北朝鮮社会主義土地制度の形成と変遷と統一後の処理方向」によると、「北朝鮮憲法と土地法では土地に対する私的取引を容認せず、北朝鮮の土地は国家だけがこれを支配して、(中略)利用できるように認めている」だけだ。もちろん、経済状況が難しくなっていることで1992年外国人投資法から外国投資家と外国人投資企業に対して土地利用権を設定できるように法を整備して、2009年には全ての北朝鮮の土地について北朝鮮住民にも許可制の土地の特別利用を容認する法律として不動産管理法を制定したりもした。 このような変化により、統一されれば自分も北朝鮮の土地を買うことができないかと思うかも知れない。 しかし、金尚容教授をはじめ多くの北朝鮮の土地の専門家らは「統一後、北朝鮮社会主義的所有土地の処理問題」をまず考えなければならないと言う。 売買を離れ、ひとまず「北朝鮮が不法に没収し、強制的にこれを国家所有と社会共同体所有にした土地の処理問題」から解決しなければならないということだ。

 
Q.金正恩コスプレしてもいいですか。 もしかしたら本人に告訴される可能性はありますか。

A.もちろん、告訴される可能性はある。しかし、裁判で有罪判決が出るのは容易ではないものとみられる。 ある法律事務所に勤務している弁護士A氏は「政治家に対するコスプレはコメディー番組でよくある素材」とし、「現在、大韓民国の法制を共有するという前提の下で統一が実現した上でも、単純に服やヘアスタイルなどを真似するだけなら名誉毀損の問題も肖像権の問題も著作権の問題も問う事は容易ではないと思う」と話した。 彼によると「名誉毀損の罪というのは公然の事実、または虚偽の事実を摘示して人の名誉を毀損する場合に成立する犯罪だが、単に服やヘアスタイルを真似するのは事実または虚偽の事実を摘示することもなく、名誉を毀損する行為だと見なすことも難しい」ためだ。 また「人は誰もが自分の顔やその他社会通念上特定の人であることを識別する身体的特徴に関し、むやみに撮影または絵描かれたり公表されない、営利的に利用されない権利を持つが、このような肖像権は韓国憲法第10条第1項により憲法的に保障される権利(最高裁2006.10.13の判決2004すべて16280の判決参照)」ではあるものの、「類似した服装を真似する」だけではこれに該当すると見ることは難しい。 しかし、弁護士A氏は、必ず匿名でとお願いされてから次のように付け加えた。「統一以降は金正恩氏も同じ国の国民になるのだから、名誉を毀損するような言動をすることは慎むべきではないでしょうか」

 
Q.NCT平壌(ピョンヤン)を作る可能性がありますか。

A.SMエンターテインメントの関係者は、これについての立場表明を拒絶した。 ソウル、中国、日本を基盤として活動するチームがデビューすることができるなら、平壌がベースのNCTも可能なのではないだろうか……。参考までに、平壌の経度は125度だ。

 

 文 パクヒア

校正 キムヨンジン

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 
北朝鮮と韓国は少し言葉が違って、例えば韓国語では「料理」は요리(ヨリ)ですが北朝鮮では료리(リョリ)と言ったりするそうです。方言的なものと解釈して特に区別なく訳しました。

平壌の冷麺は切らないで一本に繋がっているというのを「大使閣下の料理人」という漫画の北朝鮮編読んだ事があります。

【ize訳】防弾少年団、世界で最も人気のあるボーイバンド

【ize訳】防弾少年団、世界で最も人気のあるボーイバンド

 
2018.05.25

http://m.ize.co.kr/view.html?no=2018052511527257783


防弾少年団は先日開かれたビルボードミュージック・アワード2018で「トップソーシャルアーティスト」部門を2年連続受賞した。 ある人たちは韓国人アーティストが「ビルボード」という大衆音楽と関連し、誰もが知っているブランドの大型の授賞式で賞を受けた点に驚いている。 授賞式の映像での熱狂的な反応にびっくりしたり、彼らが本当にどのくらい人気があるのか疑問に思ったりもする。 時々「トップソーシャルアーティスト」がファン投票によって決まるということを知り、一部の極性で可能な一時的な現象程度に思うこともある。 受賞そのものよりも、この1年間で彼らが音楽市場でどのような存在になったのかを観察する事が重要な理由だ。

 
「トップソーシャルアーティスト」の候補になるためには「ソーシャル50」チャートでの成果が必要である。 このチャートは、アーティストのホームページと各種ソーシャルメディアで発生する相互作用の活発さを測定する。 すでに広く知られているように、防弾少年団はこの部分で特化した努力を傾けてきて、現在まで75回1位に上がったことがある。 今この瞬間のチャートを見てみよう。 明日の日付で発表される「アーティスト100」で防弾少年団は4位だ。 「アーティスト100」はもっと複雑なチャートだ。 ソーシャルメディア活動とアルバム販売量、ラジオ放送など人気の尺度にと言える多くの指標を集めて、アーティストの順位をつける。 27日に公開される「ビルボード200」チャートはアルバム販売量を測定する。 アルバム販売量は、実物のアルバム、デジタル音源、ストリーミング成績をすべて換算して反映する。 この3週間ポスト・マローンの「beerbongs&Bentleys」が連続1位を走っている。 4週目の予想成績は11万枚だ。 ほとんどがストリーミング成績だ。 防弾少年団は約10万枚と推算される。 ほとんどが実物のアルバム販売量だ。 防弾少年団は少なくとも2位、1位も可能なのではないかというのが市場の観測だ。 授賞式でケリー・クラークソンが「世界最高のボーイバンド」と紹介した時、彼女はただありのままを言ったのだ。


英米圏中心のポップス市場にもボーイバンド、あるいはアイドルの歴史がある。 そして現在のポップス市場は、防弾少年団をその延長線の中で扱っている。 インターネットミームに乗って盛り上がった一時的な現象やKPOPという特定地域の流れが国際的名声を得る状況ではなくなった。何よりファンの活動がアーティストの大衆的人気を引き出す現象は、すでに音楽市場の最も新しくて重要な作動原理だ。 ビルボードはすでに昨年末の特集記事の一部でテイラー・スウィフト、ワン・ダイレクション、防弾少年団などの事例を上げ、ファンとの関係、それが市場全体に及ぼす影響などを扱ったこともある。 ソーシャルメディアとストリーミングが音楽市場を変えていると言う時に、ふたつの共通点はリアルタイムで全ての消費活動を観察して分析できるという点だ。 誰が関心を受けているのか、誰が誰の音楽をもっとたくさん聞くのかがデータとして残る。 実物のアルバムやデジタル音源からストリーミングに移った音楽市場は、ただ音楽を聞くことの方法が変わったということではない。 今の音楽市場は誰がより多く売るかではなく、誰がより多く鑑賞されるのかどうかを測定することなのだと言える。ライブ会場や授賞式の場での歓声はその断片であるだけだ。 したがって、音楽界の誰かが防弾少年団の成功を再現できない限り、時の喧噪(hype)とみなすことはできない。

 
最近になって防弾少年団と作業したDJ、プロデューサーに作業の進行過程や感想を問うインタビューが増加したのは当然のことだ。 スティーブ青木、DJ Swibel、Ali Tamposiなどのインタビューによれば、防弾少年団はアルバム内の個々の歌についてジャンルと雰囲気を最もうまく表現することのできるプロデューサーを見つけ、時々はプロデューサーの典型的なサウンドから外れた挑戦的な要請をするという、それほど最も多くのことを試みることができるグループだ。 ボーイバンドがファンダムを基盤に絶え間なく拡張し、ボーイバンドの範囲の外にある作業をこなしている。 要するに私たちは、ボーイバンド進化の歴史の中で最新アップデートを見ているところなのだ。

 
記事 ソソンドク(音楽コラムニスト)

 
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
DJ Swibel(ジョーダン・ヤング)はザ・チェインスモーカーズのほとんどの楽曲の編曲に関わってる人ですね。Magic ShopやLove Mazeの作曲に関わってましたが。

 

防弾が世界最高人気を誇るボーイバンドというのに異論はないんですが、アメリカのチャート=世界みたいな感覚が当然という感じで来られるとちょっとムズムズはします。例えばですが防弾は根本的にソーシャルメディアの投票に参加できない中国でも人気あるし、アルバムもアメリカ国内の2倍売れてるのに...そういう事はアメリカの関与しない世界にもいっぱいあるんですけどね。

【ize訳】いまどきのボーイズグループたちのリアリティ

【ize訳】いまどきのボーイズグループたちのリアリティ

 
2018.05.23

http://m.ize.co.kr/view.html?no=2018052223367251772

  

「完璧に今っぽいね」

Mnet「SVTクラブ」初回の収録を終えたSEVENTEENのメンバー・バーノンが言った言葉だ。 「SVTクラブ」は、健康で快活なアイドルグループの姿を見せるためには旅行に出かけたり屋外に出なければならないという公式を破って、テーブルを囲んでおしゃべりするメンバーの姿を見せてくれる。 彼らの言葉を整えてくれる「庭師」アナウンサーのキムファンはSEVENTEENのメンバーたちにキーワードを投げかけてくれて、自然に質問をして対話の中心をつかむ。 ほとんどの20代が日常で容易に接するキーワードが、アイドルであるがゆえにわからないこともあるものだ。しかし、メンバー別密着カメラとスケジュールの中で暇を作って趣味探しする活動などは、彼らの生活の様子が「ソファクヘン」「雑学ぺディア」「シルジョン主義」など20代の価値観を説明する新型スラングと接しているということを明らかにしている。 「SVTクラブ」は音楽作業や忙しい日常に対する話を通じて、アイドルグループだけの特殊性を失わないながらもカラオケやグルメツアーに行くささやかな日常を見せながら「今どきの」の生活と価値観を見せることに成功した。

 
SEVENTEENのリアリティー番組である「SVTクラブ」と最近終わった防弾少年団YouTube RED専用ドキュメンタリー「BURN THE STAGE」はボーイズグループリアリティの新しい流れが反映された結果だ。 SBS MTV「DIARY」MBCEvery1「SHOWTIME」シリーズでそうだったように、宿舎の中や野外で遊ぶボーイズグループメンバー同士での姿を見せるのはアイドルリアリティの基本要素だ。 しかし、SEVENTEENのメンバースングァンは「(STVクラブの)作家先生と話したが、最近のアイドルファンは『あ、あの子はとても人間的だね。 私と似た面を持っているんだな』と思いながら好感を持つんだと言っていた」と話す。 実際、最近は多くのファンがボーイズグループメンバーたちに彼らが自分の仕事と日常の割合をどう取っているのか、今後どんな仕事をしたいのかなどについて質問する。 防弾少年団が、ネイバーVアプリを通じて野外活動中心のリアリティー「走れ防弾(RUN BTS)」をしながらもYouTube REDを通じてドキュメンタリー「BURN THE STAGE」をリリースしたのは故に興味深い。 ファンは「私と似た面を持っている」という考えでSEVENTEENのメンバーたちにさらにハマることもあるし、ワールドツアーをしている間も絶えず熾烈に次の段階について悩む防弾少年団の職業人としての姿勢を見て、びっくりすることもできる。 さらに、ファンではない大衆がうっかりTVチャンネルを変えたり、YouTube REDをクリックして見ても、韓国アイドルと20代の人生を理解できる新たな記録物としての価値を持つ。


このようなボーイズグループのリアリティショーまたはドキュメンタリーの変化は、逆説的にまた、別のリアリティーショーであるWANNA ONEのMnet「WANNA ONE:X-CON」と比較するとより明確に表れている。 「SVTクラブ」と「BURN THE STAGE」がボーイズグループメンバーを芸能界の外の20代の青年たちとして拡張させて大衆性を獲得したとするなら、「WANNA ONE:X-CON」の放送分の一部はファンだけにしか理解できない内容でいっぱいだ。 カップルマッチングプログラムSBS「PAIR」をパロディしてユニットマッチングを試みた1回放送では、メンバーたちが「お互いに知らない関係」という設定にされており、彼らはぎこちなさに戸惑いを隠せない。 パロディやユニットの選定ルールをきちんと理解していないメンバーもいるほどだ。 相手に近づき、スキンシップをし、セレナーデを歌い、ハート型のネックレスに自分が望むメンバーの写真を入れなければならない設定は、芸能プログラムではなくファンたちが織り成すファンフィクションや二次創作漫画の場面に近いくらいだ。 アルバムの準備に向けたリアリティであるにもかかわらず、WANNA ONEメンバーたちは2回目の放送でようやく自分の音楽的長所を表わせた。 また、メンバーたちの性格と価値観を観察することができた「WANNA ONE:ゼロベース」では、化粧品ブランドinnisfreeの済州ショップに行ってセルフ広告を制作する「WANNA ONEの済州」に変わった。 メンバーたちの自然な姿よりは広告とアルバムの広報が入り混じり、メンバーたちが見せたい姿が何なのか大衆はおろかファンたちさえも分かりにくい状況になる。

 
当然、リアリティー番組がすべての現実を示すものではない。「WANNA ONE:X-CON」が組まれた脚本とメンバーごとに定められたイメージ通りに動くとして間違っているという事ではない。ただ、SEVENTEENはデビュー前にアフリカTVでのアマチュアトークショーを経て、MBC MUSIC「ある素敵な日」で旅行に発ってから、会談形式の「SVTクラブ」を撮っている。一見だんだんと製作陣がより多くの枠組みを作ってきたようだが、メンバーたちは「SVTクラブ」で「むしろこういう風にするのがよりリアルに近いみたいだ」と話すようになった。 防弾少年団は、芸能プログラムでは自分たちのステージについて説明し難いためにドキュメンタリーでその話をする。 彼らは各自の特性をよく見せられる方式を探しながら、視聴者たちに彼らがどんなグループなのか説得する。 アイドルグループのリアリティで、完璧な本物を望むことはできないだろう。 ただ、そのグループがどのような態度で、どこに向かって行くのかは示すことができる。 そしてファンたちはその部分を発見し、熱狂する。 製作陣が普通に考える「こういうのがファンが好きだろう」というのとはかなり違うという言葉だ。

 


文 パクヒア

校正 キムヨンジン

 

 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ソファクヘン(소화행)=소소하지만 확실한 행복/小さな幸せ


雑学ぺディア=雑学+ウィキペディア/広く浅い知識のこと

 
シルジョン主義(싫존주의)=“싫음마저도 존중하는 주의”「嫌いな事さえも尊重する主義」/お互いの違いを認めて尊重しあう考え方

 

 

WANNA ONEの方が防弾やSEVENTEENより大衆性があるだろうからそういう内容でいいのかも。

ファンはね...ぶっちゃけフォーマットなんかなんでもいいと思うんですよ..,アイドルが本当に辛い目にあってなければ。

(ただ垂れ流しだとファンといえどつまんないと思うことはある)

【ize訳】(G)I-DLEの変化

【ize訳】(G)I-DLEの変化

2018.05.17

 
http://m.ize.co.kr/view.html?no=2018051622247245729

 


新人ガールズグループ(G)I-DLEのリーダーチョンソヨンは、デビューショーケースでタイトル曲「LATATA」について「曲を書く時、グループメンバーのひとりひとりについて考えながら書いた」と話した。 アンニュイな雰囲気をよく生かしたミンニのボーカルと、可愛い外貌とは違ったハスキーなウギのボイスで曲のイントロが終了すれば、メインボーカルのミヨンが落ち着いた表情でリフレイン(サビ)を歌う。他のガールズグループたちの歌と特には違わない形式的な構成だが、メンバーが持ったキャラクターが自然に際立ってくる。 (G)I-DLEは1曲で半分を超えるメンバーたちのポジションを大衆に効果的にアピールする。 チョンソヨンの言葉どおりなら、彼女がメンバーたちの特徴を正確に把握して音楽で表現したという事だ。


デビューの頃から「メンバーの作詞作曲参加」という同じ方式で広報をするボーイズグループは数え切れないほど多い。 しかし、最近1〜2年の間にショーケースから積極的に女性メンバーの作曲能力を露にした事例はPRISTIN程度に止まっている。 もちろん、すべてのアイドルグループのメンバーが作詞作曲をする必要はない。 しかし、男性アイドルグループのメンバーたちが「全員が作詞作曲に参加」「アルバム全曲作詞参加」などで彼らの可能性を浮き彫りにする一方、女性アイドルグループのメンバーたちは彼女たちの外見やスタイリングに広報戦略の重点が置かれていると言っても過言ではない。 ある中堅ガールズグループの所属事務所の関係者A氏は「どうしても大衆の関心はガールズグループメンバーたちの容姿の変化にある」「作詞作曲に参加したという事実を広報に利用するよりも、今回のコンセプトで体重がどの程度でヘアスタイルをどう変えたか強調した方がずっと関心を集めやすい」と話した。 彼は付け加えた。 「男子アイドルは作詞作曲をするといえばオンラインコミュニティで能力が優れたアイドルと何度も言及されるが、女性アイドルはいくらその点を強調しても『ダイエット大変そう』が先にくる」


ガールズグループ企画会社の関係者B氏は「とても清純なコンセプトの曲を出してから、会社でファンドムの反応を分析してみた」「主に男性ファンは彼女たちの外見コンセプトをたたえ、女性ファンたちは『音楽が好きだ』と表現した」と話した。 しかし、B氏は「ガールズグループメンバーたちを作詞作曲に参加させるケースが増えている」「女性ファンが能力の高い女性を好むというのが可視化され、これが以前とは確実に変わったと感じている部分」と付け加えた。 これは、ガールズグループのコンセプトに対する質問につながる。 あるアイドルグループプロデューサーC氏は「男性たちが好きそうな愛嬌たっぷりで清純な感じを加えたガールズグループの中で、最近まで大きな人気を集めたグループはTWICEが唯一だった」と話した。 これまで韓国アイドル産業で「清純」という言葉は受動的な女性像を包括する方向に近かった。 そして昨年、TWICEを除いて人気を博した女性アイドルはチョンハ・RED VELVET・BLACKPINKやMAMAMOOなど清純さとは異なるコンセプトを掲げている。(G)I-DLEの所属会社のCUBEエンターテインメント側は(G)I-DLEのコンセプトについて「シックな姿を見せようとしたのであって、ガールクラッシュのように強いコンセプトをしようとしているわけではない」と語る。 しかし、これこそが最近の消費者、特にガールズグループを消費する女性たちと製作会社の認識の相違を見せてくれる。

 
(G)I-DLEの所属会社のキューブエンターテインメント側は(G)I-DLEのコンセプトについて「シックな姿を見せてようとしただけでガールクラッシュのように強いコンセプトをしようとしているわけではない」と語る。 しかし、所属事務所が考える「シックな姿」がどうであれ、これを受け入れる消費者側の態度が変わった。 男性に向かって銃を撃つ真似をして無表情にダンスを踊る女性アイドルたちが人気を集めた後に、タイトル曲を自作曲と謳って出た(G)I-DLEが注目を受ける。 このように女性アイドルたちの価値観の変化も、ガールズグループの変化に重要に作用する。 プロデューサーC氏は「フェミニズムの話題が台頭し、女性アイドルの外見だけではなく彼女たちの能力と価値観が重要な魅力ポイントになったというのが感じられる」と話した。 彼は「堂々と自分が作った曲と言って真っ赤なマニキュアを塗った長い爪を示すチョンソヨンを見ながら、Mnet『プロデュース101シーズン1』の時の『Pick Me』を思い浮かべる人がどれくらいいるだろうか?」と反問した。 また、他のガールズグループ企画会社の関係者D氏は「私たちが4年前に新しいガールズグループをリリースした時は、メンバー自身がむしろ可愛い妹コンセプトを望んでいた」「しかし、最近の練習生たちはむしろガールクラッシュをしたいという話をして、作詞と作曲の練習もたくさんしている」と話した。 いつのまにか女性アイドルの外見や強烈なパフォーマンスによって「ガールクラッシュ」と言っていた時期を経て、彼女たちの価値観と音楽的な実力まで包括したコンセプトに対する議論が始まった。 そしてメンバー達の作詞作曲能力を掲げたPRISTINは、より強いイメージを浮上させたユニットPRISTIN Vでカムバックする予定だ。 同じ所属会社の2NE1に続いて多数の女性ファンを確保したBLACKPINKも、まもなく再び舞台に立つ。 所属事務所が願おうと願うまいと、(G)I-DLEの登場とともに目に見えて感じる変化だ。

 

 

文 パクヒア

校正 キムヨンジン


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 
(G)I-DLE、(G)I-DLEって打つのが面倒すぎるというのは大問題だと思うんですが(コピペした)新人アイドルにしては音源20位以内と良い成績で注目されているようです。

【お知らせ】Real SoundでBTSラッパーラインのミックステープに関する記事を書きました

前回のお知らせでも少し触れていましたが、Real SoundさんでBTSラッパーラインのミックステープに関する記事を書きました。

BTS(防弾少年団)の人気高めるブースターに? RM、SUGA、J−HOPEのミックステープ聴き比べ」という記事です。

 

 

短い中に3本分のアルバムレビューを入れるような作業だったので、自分的にアイドルラッパーの記事より少し苦労した感じです。字数制限があるので各メンバーのラッパーとしての履歴とかリファレンスとかはあまり入れませんでした。普段ぼーっと曲を聴いてる方なので、改めて歌詞の内容をチェックするのに時間がかかってしまい、リリックの解釈にもうちょい深度が欲しかったです(自分に対する発破)。

【お知らせ】Real SoundでWINNERの武道館ライブレポート記事を書きました

Real SoundさんでWINNERの武道館公演のライブレポートを書かせていただきました。「WINNERがファンと共に描いた“青春”のカタチ 万感の想いで迎えた日本武道館公演」というタイトルです。レポート執筆のお話を頂いた時すでに自分でチケットを取っていたという。

 

 

リテイクが出なければ今月中にもう1本、BTSのミックステープについての記事が載るかもしれません。