サンダーエイジ

韓国のアイドルとか音楽についての自分が後で読み返ししたい記事のふんわり訳と覚書。

【ize訳】「プロデュース101シーズン2」ファンドムの全ての裏側

【ize訳】「プロデュース101シーズン2」ファンドムの全ての裏側

 

2017.6.9

 

http://m.ize.co.kr/view.html?no=2017060820237288637

 

最近のMnet「プロデュース101シーズン2(以下101シーズン2)」様々な事件事故でいっぱいだ。 BrandNewMusic所属の研究生イムヨンミンが「101シーズン2」に出演する直前にガールフレンドと海外旅行に行っていたといううわさが広がり、所属会社側はこれについて根拠のない推測だと釈明した。 キムサミュエルの所属会社Braveエンターテイメントは、悪質な書き込みをした人々をサイバー名誉毀損罪や侮辱罪で告訴すると乗り出した。 このほかにもCUBEエンターテインメント所属の研究生ライグァンリンとユソンホが放送撮影期間中に遊園地に行ってきたという理由だけで非難を浴びせたファンまでいた。 Blessingエンターテイメント(以下Blessing)所属の研究生イムウヒョクは自分が言ってもいない発言のために非難を受け、早くも脱落の道を歩いた。 同番組のファンドムの一部は、このようにデビューすらしてない練習生の私生活を持ちだして死活をかけた世論戦を繰り広げ、自分が望む練習生を上位圏に載せるために相手に対する人身攻撃的な発言も辞さない。「101シーズン2」はこれまで不透明に向き合ってきたアイドルファンドムのあらゆる長年の弊害を水面上に浮上させている。

 

イムヨンミンとライグァンリン、ユソンホの事例は、アイドルのプライバシーについて過度に暴いて干渉しようとする韓国アイドルファンドムの素顔をそのまま表している。 イムウヒョクとキムサミュエルの事例は、事実関係が確認されていない状態で自分の推測にすぎない情報を流布し、いわゆる「悪質な書き込み」と呼ばれる人身攻撃的コメントを浴びせて競争者を引きずりおろそうと努力するファンドムの一部の邪悪な面を間接的に証明している。 韓国アイドルファンドムの片隅に常に存在してきた暗黒面が「プロデュース101」の話題性と出会い、メディアを通じて露呈されている。 彼らは好きなアイドルをデビューさせるため、他人が好きなアイドルをどうにかしてこき下ろそうとする。 ある人気練習生のファンAは「どうしてこんなにファンダム間に争いが激しく起こるのか」という質問に「I.O.Iが成功したのを見てるので、そんな風に成功したらいいって思うじゃないですか。 だからサポートもして、ツイッターで営業もする。 あまり好きじゃない練習生に関係のある良くない話が出るとすぐにリツイートするし。 競争だから当然なんじゃないですか」と問い返してきた。

 

愛情と執着をすべて許可する「101シーズン2」は、リアリティー番組の形式を取りながらファンドムを一層あおる。 11人を選択する時はまだ心の余裕があるが、選択できる人数が徐々に減り、最後には私が応援したいたった一人の練習生のみを選ばなければならない。 放送が回を重ねていく時ごとに上位圏の練習生たちに向けられた誹謗や人身攻撃が激化したのは、このような投票方式と無縁ではない。 彼らが正式デビューしたアイドルグループではなく、練習生であるという点もファンにとって重要な誘引だ。 あるアイドルグループのホームマスターBは「現在、人気のある練習生たちの写真を購入するためには40、50万ウォンから多い時は90万ウォンずつ支払わなければならないです。 それにもかかわらず写真データを買おうとしがみつくのには、すべて理由があるんですよ。 練習生たちがデビューした後には、その利得が戻って来ることを知っているから」と言う。 彼/彼女は「お金をもうけるというレベルの話で得だというわけではありません。 今から練習生にサポートをして認証を受ければ、ファンの間で自然に影響力を持つことになるし、それによってデビュー後にも自分が一番影響力のあるホームマスターになれる。 アイドルと会社も私たちを無視しない」と説明する。 研修生時代から着々と共に成長していくファンドムは一見理想的なストーリーを積み重ねていくように見えるが、実際のファンドムを主導している人々の中には「誰が先にアイドルと近しくなるか」つまり「誰が一番のアイドルに対して大きな影響力を行使できるようになるのか」を追求する者もいる。 「101シーズン2」は、アイドルファンドムの中に存在する権力構図が作られる過程を、そのまま見せてくれる。

 

「101シーズン2」のファンドムの構成員たち全員が、最終的に残った11人によって作られるグループのファンになるはずはない。 しかし、開始当初から激しく相手を誹謗し引きずり下ろすために作られたファンドムの性質はどうであれそのまま維持される可能性が高い。 11人から脱落し、各自のプロダクションからデビューすることになる練習生たちも、同様の性格を持ったファンドムに向き合うことになるだろう。 このようなファンダムの性向は、集団を維持させる為の大変強い原動力になると同時に、それほどファンドムのネガティヴな面が過去よりさらに顕著になる可能性も排除できなくさせる。 ファンドムはもう恥ずべき裏面を外に対して見せる事をはばからず、「101シーズン2」はこれを奨励する。 その結果、既存のアイドルファンドムでも捨てなければならない弊害と認識されてきた事が、むしろアイドルファンのイメージとして堅固なものになる。 自ら開く「地獄への門」というものはこんなものだろうか。

 

文 パクヒア


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個人的にKドルを好きになってから年々「サポート」や「マスター」という存在はなければないに越した事のないシステムだと思う気持ちが強くなってきてるんですが(好きになって数年はポジティブな気持ちの方が勝ってた時もありましたが)、そう思う大体の理由が書いてある記事でした。

アイドル業界も拡大してるぶん色々と業界のシステムは大分変わってきているのに、ここの部分は変われないというあたり、まさに「(韓国における)ドルオタ活動は政治的活動」っていう言葉そのままの構図がまだあるようで。その暗黒面がモロに出てるのがプデュ2なんですかね...素人相手というのが余計こういうものを呼ぶのかな。

【idology訳】K-POPユートピアの港

【idology訳】ミミョウのプレイボタン:K-POPユートピアの港

 

http://idology.kr/7345

 

by ミミョウ
2016/07/23

 

東洋における地上の楽園は、神や仙人の土地だ。偶然そこに行き着くこともあるが再び訪ねる事はできない。時には俗世とは別の時間の流れを持つこともある。それこそが「この世界」だ。西欧のそれは少し違う。トマス・モアが描き、そしてユートピア思想へとつながった概念としてのユートピアは、人間が人間の力で建設し、外部の世界から自分を隔離した共同体である。時には航路がない島でもあり、時には陸から渡ってくることを防ぐ要塞でもある。そこでは人間は、教育を通じて「完璧な人間」に生まれ変わり、メンバーは互いに同一ではないが、同じようにそれぞれの役割を担って共同生活をする。ざっくり要約するとそういうものだ。

 

K-POPアイドルというユートピア

 

K-POPの世界はユートピア主義の皮肉な実装である。実際、韓国大衆音楽そのものがすでにユートピアだった。私たちは古くから世界でも類例なく珍しいほど自国の音楽を多く消費する社会であったし、第3世界らしく、韓国の音楽が海外で売れることももちろんなかった。 「単一民族」という名目の元、外部との混合を経験していない、あるいは経験していないものとしてきた。そんな「閉鎖」こそユートピアの不可欠な条件である。その一方でポピュラー音楽の目標は、経済成長期において私たちの社会の多くの領域がそうであるように、英米圏を模写して「追いつく」ことだった。このため、私たちは自らの生活をしながらも自らの内部を絶えず変化させてきた。 (「芸能界」という集団主義、あるいは共同体意識もある)K-POPはそのようなガラパゴスで独自の進化を成し遂げた異種である。

 

アイドルもそうだ。例えば練習生システムは、教育を通じて完璧な人間を「作る」プロセスである。SHINeeの「Everybody」が人間を機械で作られたような「完璧性」と共に(ユートピアというコインの裏面として)全体主義的なディストピアコンセプトを見せてくれたのは、それこそ象徴的である。アイドルはグループ内でそれぞれ異なる役割を与えられ、先輩アイドルが稼いできたお金はまだ損益分岐点に達していない後輩アイドルと練習生の育成費用になる。企画会社、またはグループのアイドルは、K-POPユートピアの中のもう一つのユートピアを構成している。何よりもユートピア的なのは、隔離された空間の中での統制である。 「社長の仰せのままに」という表現は「アイドルエンジニアリング」の多くの決定がどんぶり勘定式で行われることを皮肉っている事もあるが、同時に、その内部においてどのようなロジックで下された決定なのか、外部からはほぼ理解できないということを反映している。外部に向かって露出されているのは、専門家によって完全に作られた結果である。アイドルが「良い姿をお見せする」裏では、実際にどのような考えでどのような生活をしているのかはなかなか公開されない。ファンたちは隔離された島に観覧客として通行証を得た人々であるわけだ。

 

ところが、この統制力を発揮する方式は完璧に韓国的特性とかみ合う。リスクの要因はユートピアにおいては「排除」するということだ。 「花道だけ歩く」のを望むのはファンだけではない。何かの「完璧性」に傷がつく可能性が存在するような要素に遭遇したとき、私たちはそれは傷ではないという議論したり、「それが何だっていうの?」とその傷を受け入れない。韓国的なソリューションは、その要素の存在を「否定」するものである。 「苦心の末に解体」するとかだ。これは韓国的であるとともに、K-POPや韓国のメジャー芸能界においてより一層際立つ特徴でもある。ゆえにオーランドで銃器テロが発生した際にアイドルがSNSにレインボーのハートを上げた時、セクシャルマイノリティの問題が結びつくとされると投稿したものを下げ、なかったことにする方を選択する。 それがユートピア的完全性を不当に害するのか、それが整合性を害するような事をしているのかについての議論はあまり行われない。


統制力の限界が来ているのだろうか?

 

そのようなアイドルの世界が変化してきている。外国人の作曲家たちがK-POPに本格的に進出してきてからもうすぐ10年になる。インディーズシーンのミュージシャンが参加する機会もますます多くなっている。海外でK-POPを見かけたり、K-POPスターたちが海外のファンたちに接することもあまりに自然になった。 K-POPユートピアの港に「芸能界の常識」を共有していない人が出入りしているのだ。
特に、「誰かが」嫌がることは起きてはならないという冷めた韓国メジャー芸能界の外の大衆音楽が熱心に止揚してきたことに近い。

 

かつてメジャーアイドル企画会社は、録音されたボーカルソースを非常識な程に完全に処理するまではプロデューサーにさえ渡してくれないという話があった。プロデューサーがボーカルソースを直接作業する方が一般的で簡単であるにもかかわらずだ。しかし、今は外国人の作曲家が自分が参加した曲のマッシュアップトラックをSound Cloudに上げたりして、発売されたK-POPアルバムのマスタリングが気に入らないという発言をしたりもする。インディーズミュージシャンがアイドル企画会社の透徹したセキュリティと数多くの禁止事項が窮屈(非公式なルートでも)だと吐露したりもする。企画会社のデジタルシングルが外部プロデューサーの名前を本格的に記載し、SMとJYP所属アーティストがMYSTICからコラボシングルを出すこともできた。韓国では(ギリギリ)通用するような発言が、海外では衝撃的な人種差別主義的もしくは性差別的な発言として受けとめられたりもして、従来の「ファンドムの常識」とは違う動きを見せるファンが登場することもある。


このような常識の衝突は、ユートピアの「閉鎖性」に違反して「排除」を困難にし、「完璧性」を阻害する。港を閉じればいいのかもしれない。しかし、問題は果たして港を閉めることが可能なのかという点である。コンテンツの中でジェンダー的問題の素地を几帳面にチェックすることで知られているあるプロダクションのアイドルは、インターネット放送でのインタビュアーの巧妙な質問に、最終的に誰かが敏感に反応するような答えを出してしまった。内部でいくら緻密に制御しようとしても、インターネット放送とSNSの時代には、制御が不可能な状況にいくらでも遭遇するという意味である。ファンドムと芸能界の「既存の常識」が支配するにはあまりに開かれた場所であるからだ。今日でもSNS上でアイドルの名前をもじって「検索防止」をすることを要求するファンがいるということ自体が、その制御不可能性を反証している。しかもアイドルのMCN・SNSの活用は、ほかでもないユートピアの要塞の向こう側でアイドルともっと近く、詳しく接したいと思う大衆的欲求が絶えず戸をたたいた結果でもある。K-POPアイドルユートピアの港はすでに開かれた。

 

完璧な整合性の向こう?

 

それはユートピアの終わりが近づいている事を意味する。港を介してどんなものでも入​​ることができるのだから。完全無欠な「清潔」に別れを告げなければならない時間だ。しかし、その「清潔」にも裏はある。 K-POPを専門的に扱う外国人ジャーナリストは、K-POPスターたちがインタビューで多くの場合、彼らの音楽のようには興味深くないケースが多いと指摘する。善良かつ丁寧、優しいけど誰にも逆らわないように準備された返答だけをしているということだ。少なくとも西欧社会が興味と愛情を感じる「立体的な人物像」ではないということである。完璧性を達成するために完全無欠だけを追求した結果としての平面的な人間像は、実際にはユートピア主義が描く理想的な人間でもある。しかしそんなとき、より適切な表現は「ディストピア」だ。これはユートピアが崩壊した結果ではなく、ユートピアの他の顔を指す言葉だからである。

 

好むと好まざると、港の中にあるこれらは外から入ってくるし、どのようにお互いを調整して共存するか模索しなければならない時期である。おそらく完全無欠な「清潔」を放棄し、ほこりが多少付着しても大丈夫な程度の免疫を育てなければいけないかもしれない。またはまだ、「苦心の末に」港を見ない事を選択することもできる。しかし、港は取り返しがつかないほど開いてしまい、K-POPユートピアは亀裂を迎えている。それはただ、実際に起きている。

 

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MCN=YouTubeのようなマルチチャンネルネットワークの事。


去年の記事ですが最近の情勢と照らして考える事が多い内容だったので。

 

SMエンターテイメントのコンサートに行かれた方ならすぐに思い浮かぶかもしれませんが、SMのアイドルの韓国コンサートVの多くがが「ディストピアから世界を救ってユートピアにする」あるいは「ディストピア的世界に反抗する」っていうテーマなんですよね。大体どのアイドルも一回はこういうV撮ってると思います。例外はf(x)くらいじゃないかなあ。SMだけでなく多くの事務所がディストピアユートピアテーマのVTRを撮っていて「韓国のアイドル事務所どんだけディストピア好きなの???」って思ったこともあります。ディストピアから救われるシーンが多くはヨーロッパで撮影されてたり欧米人が多く出てくる(アジアではない世界の象徴なんでしょうが)事を考えると、なんだか皮肉な話ではあります。

 

韓国以上にガラパゴスなのは日本のアイドル業界な訳ですが、現状ではいろんな事を「見て見ぬふりをする」という所に落ち着いているのかなという気がします。ガラパゴスでも生きていける日本と違って海外活動が死活問題の韓国アイドル業界には文化摩擦は悩ましい事なのかもしれませんが、これに悩んだ結果が「欧米のセレブみたいに熱愛をおおっぴらに認める」とかなんだとしたら、大いなるトンチンカンな気もしてます。現状の「アイドル」というものがファンとの関係にある種の疑似恋愛や疑似家族的関係性を含んでしまっている以上、そこの部分は(現状がどうであろうと)あくまでファンタジーで貫き通すか、おおっぴらにしたいのなら「アイドル」という地位自体を放棄するベきなのが仁義ってものではないかと。欧米社会はそういう意味での「アイドル」という存在をすでに放棄してしまっているし、そういう文化圏のインタビュアーに人物像が薄いと言われても、そもそも言語の壁もある異文化の相手に対しては国内向け以上に当たり障りのない答えしかしないんじゃないのかなーとも思いますが。
(そういう面を上手く引き出すにはインタビュアーの技量もあるし)

PC的な事に関してはむしろ事務所が授業をして積極的に学んだ方がいいとは思いますが。数年前まではKドルが日本との政治がらみの発言や行動で炎上したりというのが珍しくなかったですが、最近はあまりない(ゼロではないけど以前のように怯えるほどではない)のはほとんどの事務所が気をつけるようになったからかなと思います。

 

韓国の場合はまずファンとの距離がいい意味でも悪い意味でも近すぎるケースが多いし、それ故になんでも知りたがるし、知って当然くらいの感覚もあるし、マスコミも暴きたがるし、マスコミに追求されたら事務所も答えようとするのが問題の根本にあると思うんですが、きかれても「プライベートの事だから知らんし教える必要も感じない」で貫き通せばいいだけで、別にわざわざ「事実関係を確認」して答えを出す必要もないんじゃないかと思うんですけどね。実際どんなに目撃されたり写真撮られて噂になったとしても、一切公には認めないで貫き通してる人もいなくはないし。
(実際にはつきあう相手に対しては事務所がある程度ヤバい奴ではないかチェックした方がいいとは思いますが。若くて世間擦れしてない人も多いだろうし、そこから道を踏み外す事も多々あると思うので)

 

実際に自由に行動や発言をさせたら揚げ足とられて傷つくのはアイドル本人だし、ネットでのバッシングが日本以上にひどいので(そしてすごく気にする傾向にあるので)世間やファンドムの考え方が成熟していない現状では、アイドルの方だけにそれを求めるのは損でしかない気がします。実際、Kドルのファンドムのメインであろう韓国と日本(中国は色々あるので置いときます)のファンはアイドルに対して、自覚はなくても(おそらく我が身と照らし合わせれば非人間的と呼べるレベルの)清廉潔白さを求めている人が多いようですし、ファンがいなくては存在できないアイドルというものがどこまでファンの求めに応じるかという永遠の課題でもあるでしょうし。

よほどトークが上手い人でもなければ薄っぺらい人物と思われようが、用意された答えだけを言っておくのがいちばん誰も損しないのかもなとも思います。

【ize訳】ブロマンスとロマンス│②「ブ」ロマンスなのか、ロマンスなのか

【ize訳】ブロマンスとロマンス│②「ブ」ロマンスなのか、ロマンスなのか

 

2017.5.30

 

http://m.ize.co.kr/view.html?no=2017052922047240905

 

 

男性芸能人が2人以上いさえすれば簡単に付けられる修飾語、ブロマンス。現在韓国で最も広く使われている大衆文化のキーワードの一つであり、有名ポータルの検索ウインドウで「ブロマンス」をサーチすればすぐにおよそ4万3千件に迫る記事が現れる。 しかしこの単語は、男性間のすべての心理的、肉体的な交感を素晴らしい義理関係として宣言し一元化する。 こうして作られた仁義の中では全てが安全だ。 どんなセリフを言っても、どのようなスキンシップをしても、ロマンスではないと言い張ればいいのだから。「ブロマンス」というキーワードを積極的に広報に活用した3本のドラマ、3篇の映画を集めてみた。 一体何がロマンスで何がブロマンスなのかは読む人の判断に任せる。


tvN「鬼ートッケビ
宣伝フレーズ: 「不滅の人生を終わらせるために人間の花嫁が必要な鬼と、彼と奇妙な同居を始めた記憶喪失の死神」

「とうとう死ぬのか?噂では、花嫁が現れたら死ぬと聞いていたが」
花嫁が胸に刺さったナイフを抜いてくれれば、鬼であるキムシン(コンユ)は、永遠の命の呪いから解放され、死を迎えることができる。ところが、いざナイフを抜く役目の鬼の花嫁よりも気まずい表情の男がいたら、それがすなわち死神ワンリョ(イドンウク)だ。徳寿宮の石垣道の近くで目が合った鬼と死神は直感的に互いの正体を気づくが、過去の記憶が消されているせいで良縁なのか悪縁なのか簡単に気づくことができない。二人は親しく会話を交わしキッチンで料理をして、ちょっとだけ口喧嘩をして一日を過ごす。似合う服や小物を選んでほしいとねだって相手を困らせる事もある。しかし、結局最後に悲劇がやってくる。
「私はどうしたらいいんだろう。その者をどうするべきなのか」
過去の縁を記憶していた鬼、キムシンは座り込んで涙を流す。 同様に数百年前の記憶が浮かび、罪悪感に包まれたワンリョは、自らの胸ぐらを掴むキムシンを見て切ない涙を流す。
「私が、私があなたを殺した」


JTBC「MAN TO MAN」
宣伝フレーズ: 「計画された作戦、計画されていないチームプレー!非公式スパイロマンス 」

 

「死のうが死ぬまいが関係ないけど、一応生かしておかないと。今死なれると面倒だから」
交通事故の経緯を調査してほしいというキムソルウ(パクヘジン)に先輩メンバーが「お前ヨウングァン(パクソンウン)にもう慣れたのか?」と尋ねた時に飛んできた答えである。国家情報院の秘密任務のためにトップ俳優ヨウングァンのSPとして偽装就職したキムソルウは海外の傭兵出身らしく、交通事故で死ぬところだったヨウングァンを劇的に助け、優れた演技力で不快なスキャンダルを代わりに処置してくれたりもする。その姿をずっと見ていたヨウングァンは、破格的な提案をする。
「キムSPが私の24時間密着警護をしてくれればいいんだ」
お金も好きなだけ与える。
「キムSPが望む金額が私の望む金額だよ」
24時間警護には、以下のような基本条件がつく。
1.宅配便を受けとる時は一緒について行くこと
2.芝居の練習をするときにヒロイン役の代わりをすること
3.一緒にベッドに横になって手を握ってマスクパックすること
周辺スタッフ同士もこう噂話をする。
「パジャマも着させてくれるのかな?」


tvN「シカゴタイプライター」
宣伝フレーズ: 「古いタイプライターから始まった愛の奇跡」

 

「お前のために僕の人生はぐちゃぐちゃだ!穏やかな湖に石を投げたら何らかの責任をとるべきじゃないか!」
ハンセジュ(ユアイン)がタイプライターを見ながら叫ぶ。彼はタイプライターの中に住んでいる幽霊ユジンヨ(コギョンピョ)を捜している。先にユジンオはベストセラー作家ハンセジュの元を訪れて、前世で一緒に独立運動をした記憶を小説にしてほしいと頼んできた。 それでこそ自分がどのようにして死んだのか、なぜこのタイプライターに足止めされて転生できないのかを知ることができるというのだ。最初は冷たく拒絶したが、突然ユジンオが目の前で消えると、ハンセジュは寂しさを感じる。 結局、彼は古いタイプライターを見ながら、切なそうにつぶやく。
「おい、ユジンオ。そこにいるのか」
しかし、このドラマで二人の切っても切れない縁を暗示する物はタイプライターではなく、「犬の首輪」だ。 犬に憑依してハンセジュに密かに付きまとっていたユジンオは彼を見上げるとこっそり話かけ、首輪に繋がれていた犬はいつのまにか首輪に繋がれている男に変わっている。 会話の内容は作り笑いの幽霊とイライラしている人間の神経戦だが、見た目的に若干... 。

 

映画「王様の事件手帳」
宣伝フレーズ: 「事件を追う君主×君主を追う新入士官」

 

「もう私のそばから5歩以上離れないこと」
イェジョン(イソンギュン)は一度見たことは絶対に忘れない新入士官のユンイソ(アンジェホン)を自分の捜査パートナーとして選んだ。彼はユンイソに自分から5歩以上離れるなという命令を下し、「オボ」という愛称で呼ぶ。ユンイソは「朝鮮第一の王がいるのに何の心配があるんだ」ととぼけた笑顔のイェジョンを見て、気に入らないというような表情を見せるほど勇敢なところがある人物だ。しかし、王と臣下の関係が決まってそうであるように、ユンイソの反抗は長続きしない。素知らぬふりの王はユンイソが辞職の意思を明らかにしたという話を聞いて拗ねたふりをするいたずらを仕掛けたり、優れたカードマジックで彼を楽しませたりもする。参考までに、映画のPRのために二人が出演したtvN「タクシー」では、「イソンギュンのブロマンス」の相手として学生時代に親しかったオマンソクを「昔のボーイフレンド(구남친)」、アンジェホンを「兄ボーイフレンド(현남친)」として紹介している。

 

映画「共助」
宣伝フレーズ: 「ひとつのチームにはなれない二人が出会った」

 

「ああ、マジかよ... 」
韓国の刑事カンジンテ(ユヘジン)は、犯人を捕まえる事に血眼になっている北朝鮮の刑事であるイムチョルリョン(ヒョンビン)を引き留めておきながら当惑する状況に直面する。 手錠を分けてはめて運転席に乗ったためにスキンシップが避けられなくなったからだ。結局、彼はイムチョルリョンの太ももの上に身体をくしゃっと丸めてねじ込み、真っ暗な画面には届きそうで届かない二人の顔が映る。 狭いところにつめこまれて出た深いうめき声はおまけだ。 決して近づくことができないと思っていた二人は、カンジンテの家と車を行き来しながら苦楽を共にする間にいつのまにか情が移っていく。 最初は上層部の指示によって一つでも多くの情報を得るために苦労したが、もはやカンジンテはイムチョルリョンを利用して利益を得ようとする警察の態度にカッとなる態度を示す。
「吸い取れるだけ吸い取れなんて、あいつはパピコか?」


映画「不汗党」
宣伝フレーズ: 「信頼の瞬間から裏切りはすでに始まっていた!」

 

「善良な子だからな」
映画のオープニングからエンディングまでハンジェホ(ソルギョング)の視線の端にあるのは常にチョヒョンス(イムシワン)だ。ハンジェホは残忍な戦いを繰り返し拘置所の王として君臨するが、チョヒョンスが自分に噛みつく時だけはただ懸命になだめようとするだけで、絶対的な脅威になるようなアクションを取らない。最後に彼は自分が所属する組織犯罪にチョヒョンスを連れてきて、周囲が嫉妬するほど恐ろしく取りまとめる。実際映画の中のごろつきたちの世界は、弱肉強食の論理が色あせるほどにただ背信、また裏切りの連続である。このような世界で数十年間生きてきたハンジェホが 「ヒョン、俺のことが信じられないの?」と叫ぶチョヒョンスにはあまりにも簡単に隣を明け渡す。この感情は、本当に弟への信頼だけだろうか?


文 パクヒア
校正 キムヨンジン


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最終的に良い「ブロマンス」もの紹介記事になってるのではと思ったんですが、アイドル界隈ではおなじみのパクヒアさんが書いてらっしゃいました。

【ize訳】ブロマンスとロマンス│①それはブロマンスではない

【ize訳】ブロマンスとロマンス│①それはブロマンスではない

 

2017.5.30

 

http://m.ize.co.kr/view.html?no=2017052922057252019&pDepth1=most


映画「不汗党」でハン・ジェホ(ソルギョング)とジョヒョンス(イムシワン)の関係は、まるで「ロミオとジュリエット」のように見える。二人は犯罪者と警察という身分の違いにもかかわらず、お互いに引かれあっている。ジェホは他人を絶対信用しないのに、ヒョンスだけは自分のそばにいることを望み、ヒョンスが彼に「信じてくれ」と訴えている関係は悲劇的な恋人とも同じだ。マスコミ試写会で「不汗党」の演出担当であるビョンソンヒョン監督も「私はこの映画はロマンス映画だと話していた。実際に準備段階ではノワールよりもロマンスものの方をよりたくさん見た」と明らかにした。また、ソルギョングも製作報告会で「ブロマンスの話を多くしたが、私はこの映画を撮りながらイムシワンという俳優と恋もして嫉妬もした」と明らかにし、ジェホの友人であり組織の3因子の役割を引き受けたキム・ヒウォンは「私はソルギョング先輩に片思いしていたようだ。ブロマンスに私が含まれてなかったのがちょっと残念だ」と話した。彼らはすべての愛についてを語っているのだ。ブロマンスではなく。

 

ビョンソンヒョン監督はハンジェホのキャラクターについて「『あの両班、男色もして女色もして』というのがあった。投資会社の方からあまりにもその部分を強調し過ぎるようならできないと言われたので、抜いた(STARNEWS)」と述べた。ハンジェホがセクシャルマイノリティという設定を表わした場合、キャラクターの関係性はより明確となっただろう。しかし、韓国では男たちのブロマンスではない愛の物語はすぐに投資を受けられる可能性が低くなる。映画広報代理店Aチーム長は「『ブロークバック・マウンテン』や『ミルク』のように同性愛が映画の主題でない以上、あえてその要素を強調はしない」と説明した。映画「王様の事件手帳」の原作も「BL(Boys Love)」の性格が強いが、映画化された時にはそのような要素は最初から削除された。代わりに広報やマーケティングの過程で「ブロマンス」が、より強調される。 「不汗党」は「설에임」というカップリング名にまで言及しキャラクターの関係性をブロマンスとして説明し、「王様の事件手帳」は、「軍神ブロマンス」、「保安官」は「花おじさまブロマンス」として広報された。 1980年代の世相を描いた「普通の人」の主演ソンヒョンジュもやはり広報過程で「予想外のブロマンス職人」として紹介された。

 

映画プロデューサーBはブロマンスについて「80-90年初めに流行した香港ノワール映画でも、『男性間の義理ではない愛』を強調した。警察、暴力団など同性だけで構成された集団が登場する映画が流行して現れたジャンル的特性だ」と「映画でのロマンスは男女間の愛だけを意味しない。さらには、犬や猫、人工知能が出る映画もロマンスに属する。ブロマンスも同じ文脈だ」と説明した。ブロマンスは同性愛とは区別される意味で使用され、男性の集団が出てくる映画が増えるにつれて自然に浮上した現象というものである。映画だけでなく、ドラマ、芸能などの男性出演者が複数登場するコンテンツには例外なくブロマンスが登場する。ドラマtvN「シカゴタイプライター」、JTBC「MAN TO MAN」、SBS「怪しいパートナー」などでも男性主演同士の関係性がヒロインの存在感を脅かすほど親密に描かれる。芸能番組であるtvN「共助7」は「強制ブロマンスバトル」をコンセプトに立てるほどだ。男性中心の大衆文化においてブロマンスは、彼らだけの連帯を意味する言葉になった。

 

このようにブロマンスが大衆化され、同性愛は大衆文化産業で以前よりさらに排除されている。これまで以上に同性愛的コードを盛り込んだ作品が多く出てきているが、数々の大衆文化コンテンツは同性愛と説明しなければならない話さえブロマンスというカテゴリーに無理やり入れている。映画投資会社C課長は「最近は観客がワントップ主演よりもツートップ主演を好むし、様々な俳優たちのケミストリーを見ることができる映画を好む。ブロマンスはこれらのケミストリーを意味するものであり、同性愛とは違う」と説明した。その俳優同士の関係性は強調するが、製作会社と投資家は、それが決して同性愛ではない事を殊更に強調するのだ。この過程においてqueerジョーク・コード(訳注:ゲイジョークネタ)は最初からユーモアとして活用され、マーケティングのための餌のように消費される。 tvN「鬼」序盤でコンユとイドンウクが仲良くする場面は必要以上に頻繁に露出され、映画「共助」でヒョンビンとユヘジンが車両の中で不本意ながらも密着したスキンシップをする場面は性的隠喩を込めながらジョークのネタとしてのみ活用された。もちろんqueerものでなくてもqueerジョーク・コードが登場することはできる。しかし、同性同士のロマンスをブロマンスというコードで消去する韓国大衆文化産業の場合は、もはや「不汗党」のようにqueerという設定自体を削除するに至った。これは詐欺を越えて暴力といえるだろう。 A大尉が営外で同性の恋人と性的関係を持ったという理由で懲役刑を宣告される現実では、なおさらのことだ。

 

文 ソジヨン
校正 キムヨンジン

 

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つい最近、韓国軍の成人男性兵士がプライベートでの同性愛行為で逮捕された事件(韓国では成人同士の同性愛行為は禁止されていませんが、軍人の場合は禁止なんだそうです。軍上層部が隊内の同性愛者密告を奨励したりという事例もあり、社会的な反発が大きい事件の様です)と近年の韓国での「ブロマンス」ブームを受けての記事でしょうか。


それほど韓国のドラマは見ないのですが、たまたま見た「キム課長」なんかもそういう要素ありましたし最近のヒットドラマには確かにいわゆるブロマンス的要素はよく含まれている気がします。

「不汗党」のソルギョングの役柄からバイセクシャル設定が投資家の意見でなくなったというのはなんだかなぁと思いましたが、日本でも手塚治虫の「MW」が映画化された時に原作にあった同性愛要素が全部なくなってて物議を醸してた事を思い出しました。アメリカでセーラームーンが公開された当時は、作中の女言葉で喋って男性の恋人がいる男性のキャラクターが女性という事になっていたそうですし...
(学生時代の英語の先生がとても怒って話していたエピソードなのでよく覚えている)

 

個人的には「ブロマンス」っていう単語と概念にはすごく欧米的(アメリカ的?)価値観を感じるので、そのまま取り入れなくてもいいんじゃないかと思ってます。いわゆるラブロマンスではない同性間の関係性を扱った作品ってアジアでは特に関係に名前をつける事なく存在してきたと思うんですが、少し前のアメリカの映画評論などを読んでいると以前はそういう要素はことごとく「クローゼットゲイロマンス」、つまりあからさまに同性愛を描くことができないから暗喩でほのめかしているのだという扱いになっている事が多く、確かにそういう歴史的な事実はあるんでしょうけど同性間の愛情関係を全て=性愛をともなう関係に括ろうとする、あるいは真逆で「プラトニックな関係だから尊い」みたいな方向にまとめようとするのがすごく欧米的というか、キリスト教的価値観てやつなのかなあと疑問に感じたりもしました。実際に少なくないアメリカ人の知り合いが日本のCMやドラマで同性コンビがいっぱい出てくるのを見てゲイものが多いって断じてたのもびっくりしましたし。同性2人でいつもつるんでたらイコール全部ゲイと見なされるのかとちょっと極端だなと思いました。

 

だからアメリカでは「ブロマンス」っていう言葉が出てきた時はかなりエピックな事だったのかもしれませんが(セクシャリティに関係なく同性同士の濃密な関係を描けるっていう名目のジャンルができたという点で)元からわざわざ特定の関係としてくくらなくてもいい同性間の人間関係を描く作品がエクスキューズなしに存在してた韓国で、あえて取り入れる必要がある概念なのかなあと思いました。LGBTへの認識や権利がまだ完全に確立されてない段階で採用すると色々誤解が生まれそうだなと。日本では意外とそんなに定着してない感じがしますが...なんか違うと思ったのか、それともただウケるなら即取り入れる韓国のフットワークの軽さに比べて慎重なだけなのか?

 

実際の世の中では性的な関係の有無も含めて、とても複雑で多様な愛情関係が異性間・同性間あるいは異種生物間(生物でもない場合もあるかも)でたくさん交わされているでしょうし、そういう曖昧で簡単には分類できないような感情や関係を作品として表現するならフィクションのひとつの在り方でもあると思うのですが、「ブロマンス」という言葉によってある意味で曖昧さを回避する括りができてしまって、それは作品を見る方にとって判断材料にもなるけどバイアスにもなりうるのではないかと思いました。

 

妄想WONDER GIRLSコンピレーション考えた

 

最近移動時によくペクアヨンと15&を聴いているのですが、ある朝突然閃きました。
ワンガ解散しちゃうならJYPアーティストによるワンガコンピ出して欲しかったな。
(発想の飛躍)

 

という事で現役のJYP所属アーティストの皆さんにカバーしてもらいたいワンガの曲を勝手に考えてみました。去年のJYPコンサートでグループ混合カバーは結構やってましたけど。JYPコンを見るのは2回目でしたが、ああいうシャッフルユニットや曲のチェンジってまさにファミリーコンサートっていう感じで大好きです。

ちなみにアルバムのタイトルは「Thank you for being so WONDERFUL」でお願いしたいです。
ついでに各グループで好きな曲の動画貼っておきます。


Be My Baby / TWICE

一曲目は今のJYPをぐいぐい後ろから押す勢いのあるTWICEで、弾けるようなフレッシュなBe My Babyを。少し大人っぽさのある曲ですがワンガの曲の中では若々しさもあり、ちょっと苦しそうに必死に歌うところが不思議なセクシーさがあって、ジェヒョやナヨンには特に合うんじゃないかな?
TWICEの活動曲はJYPじゃないものが多いですが、ゴリゴリのJYP社長曲もパフォーマンスしてるところを想像すると結構しっくりくるのが不思議です。SIXTEENでやってたのをすでに見てるのもあるのかもしれないけど。
LIKE THISと最後まで迷いました。

 

Wonder Girls "Be My Baby" M/V - YouTube

 

One Black Night / 

DAY6はJYPでは異色のバンド形式のグループですが、この曲はメンズのバンドグループがやったらまた違う感じのかっこよさが出るのではないかなと思います。ワンガがバンドコンセプトをやったアルバムというのもありますが、DAY6っぽいアコースティックアレンジでももっと激しいイメージでもイケそうです。

 

[AUDIO] Wonder Girls - One Black Night - YouTube


So hot / GOT7

GOT7は男版ワンガではと指摘された事もあってかどの曲もイケそうだなーといちばん迷いましたが、懐かしくクールでフラットなリズムに反したアツい自分アゲの歌詞と、かっこいいラップパートが印象的なSo hotを。ガッセはラップ担当が3人もいるのでラップパートが目立つ曲から選びたかったというのもあります。
ラップパートの個人的なイメージとしてはジャクソン→ベンベン→マークの順でお願いしたいです。歌詞を思い浮かべるとゾクゾクするな〜(?)

 

Wonder Girls "So Hot" M/V - YouTube


Girls girls / 2PM

最近の2PMには電子音の目立つダンスミュージックよりも人の手で演奏する楽器とコーラスで構成された曲が似合うのではと思ったのでこの曲を。
男臭いイメージの2PMが女性による女性のための応援ソングを歌う面白みもあると思いますし、エールを送るような歌詞そのものもよいです。

 

Wonder Girls - Girls Girls, 원더걸스 - 걸스 걸스, Beautiful Concert 20120103 - YouTube

 

Me.In / G.Soul

ワンガの曲の中ではソウルフルなナンバーで、聴き始めはKPOPによくあるダンスナンバーかなと思いきや、途中でいきなりトロットっぽいというか民謡的なリズムになるというちょっと変わった曲ですが(元々シンジュニョンというアーティストの昔の曲のカバーとだそうです)ソウルと土着的な音楽の相性のよさを感じました。入りのソウルフルなシャウトからG.soulをイメージしました。

 

120101 Wonder Girls - Me,in - YouTube


Saying I love you / バーナード・パク

バーナードパクとヘリムの「With You」のおしりがかゆくなるような甘酸っぱい感じが大好きなのであの感じを思い描きつつ、メロウなバラードがぴったたりかなと思って選びました。

 

Wonder Girls - Saying I Love You(Eng Sub) - YouTube

 

This Fool / MissA

イントロのシンセの感じが超JYP!という感じであの頃のMissAっぽいなーと思って選びました。good girl bad girlのイメージもあり。MissAもワンガみたいにならないといいんですが...
(すでに怪しい)

 

Wonder Girls - Stupid, 원더걸스 - 이 바보, Music Core 20071215 - YouTube

 

Beautiful Boys / ペクアヨン

原曲はちょっと気だるげで大人っぽいロマンティックさがある曲ですが、ペクアヨンのキュートで澄んだ声で歌われたらまた違う魅力が出そうです。ラップ部分もやって欲しい。

 

Wonder Girls (원더걸스) - Beautiful Boys (아름다운 그대에게) (Audio) [Digital Single] - YouTube

 

2 Different Tears / 15&

ジミンとイェリンのパワフルな掛け合いが魅力の15&ですが、この曲は結構キーが高いからか苦しそうに聴こえるパートがあって、そのあたりも歌ウマの2人はどういう風に歌いこなすのかなと思ったんでした。

 

Wonder Girls "2 Different Tears (Kor. Ver)" M/V - YouTube

 

NOBODY / チョグォン
早すぎたレディガガ・インスパイアのソロ曲といい、現在バラエティ界(というかゴールデンタンバリン)で随一の存在感を放つパフォーマンスといい、グォン先生にはやはりザ・ワンガというゴリゴリの曲をやって欲しいです。NOBODYダンスする姿が目に浮かびすぎました。というかワンダーボーイズでやってました。

 

Wonder Girls - Be My Baby (Comeback Stage) - YouTube


Tell Me / J.Y.Park

ワンガといえば、そしてJYPといえば...というイメージがいちばん強いのが個人的にはこの曲で。ちょうどKPOP見始めた時にこれの素人カバー動画がめちゃくちゃ流行っていろんな動画を見たせいかもしれませんが、もういっそ社長にやって欲しいです。可愛い振付も多いし。

 

Wonder Girls "Tell Me" M/V - YouTube

 


こうして並べてみると、WONDER GIRLSの過去の曲の中には今の各JYPアーティストへと続くような要素がほとんど入ってたのかもしれないと思えてきます。
JYPアーティストの曲を聴いた時にJYPっぽいと感じるあらゆるテイストをいちばん体現出来たのが(社長を除けば)ワンガだったのかなとか。パクジニョンの曲も多いですし。
ちょうどKPOPを聴き始めた時期くらいにちょうどワンダーガールズは国内では頂点をとってしばらく後にアメリカに行ってしまって、帰国したあとLike Thisでカムバしてやっぱりトップをとってて凄いなーと思って、でもそのあとメンバーが相次いで脱退してしまってこのまま解体しちゃうのかなぁと思っていたらソンミが帰ってきてRebootで華麗に復活してそのアルバムがかなり好きでちょっと安心してたのに、本当に残念です。
逆に今まで紆余曲折ありすぎたのを見てきたので心のどこかではまた復活するんじゃないかと思ってもいたり。


「Thank You for Being So Wonderful」
これってワンダフル(ワンガペンの呼称)からもワンガに言いたい事かもしれません。

 

【ize訳】Melonの「レンガチャート」を崩すには

【ize訳】Melonの「レンガチャート」を崩すには

 

2017.5.31

 

http://m.ize.co.kr/view.html?no=2017053015147271421

 

f:id:djmusmusculus:20170531193057j:image

 

去る27日、デジタル音源サービスサイトの中で最も利用者数の多いmelonの日刊チャートは、1〜8位までの曲の順位が全く変わらなかった。 9、10位に上がったヒョリンーチャンモの「Blue Moon」とIUの「愛がよく」も長い事10位圏内にいた。1時間ごとに変わるリアルタイムチャートの場合、28日午後4時のチャートでは21位までの順位に変化がなかった極端な事例もあった。最近のデジタル音源チャート、特にmelonチャートの上位圏が「レンガ」と呼ばれる理由だ。音源チャート順位がまるでレンガを作るように積み上げられた状態で、なかなか変わらない。

 

27日基準のmelonチャート1〜10位には、TWICE、PSY、IUなどいわゆる「音源強者」に分類されるミュージシャンが多い。その他ガールズグループオンニズの「でしょ?」は、KBS「オンニ達のスラムダンク」シーズン2を通して結成され、エド・シーランの「Shape of You」は、全世界的なヒット曲というだけでなく、Mnet「プロデュース101」シーズン2を介して再び話題になった。まだ大衆にあまり知られていないSURANの「今日酔えば」は例外のように見える。しかし、この曲の紹介には「feat.チャンモ」と「Prod.SUGA」が一緒に付く。ラッパーのチャンモは最近の音源チャートで好反応を得ている。プロデュースを引き受けたSUGAは巨大なファンドムを持つ防弾少年団のメンバーだ。 「今日酔えば」は、ヒップホップとアイドル市場を同時に引き寄せることで認知度を確保することができた。チャンモもラッパーのDOK2が彼を紹介したために知名度を上げた。現在、大衆音楽産業でコラボレーションが重要になった理由だ。有名になるためには有名なミュージシャン、またはTV番組と結託しなければならない。そのようにして有名になれば、元の有名なものよりも更に多くの人気を得ることができる。今melonをはじめとする音源チャート上位圏は「認知度チャート」と言っても過言ではない。

 

melonのスマートフォン用モバイルアプリ最初の画面には、リアルタイムチャート1〜5位の曲までが自動的に表示される。 「もっと見る」を押すと、6〜10位まで見られる。ランクが高いほどより多くの人々が曲にアクセスしやすい。最初のランクイン順位が高いとチャート上位圏に留まりやすくなる。去る2月27日から実施された「リアルタイムチャート改編案」は、このような現象をさらに固定化させた。この改正案に基づき、音源チャートは正午から午後6時までの間に公開された音源だけをリアルタイムチャートで即日反映する。従来の新曲発表時間の夜12時には、新曲をあらかじめ待って聞いていたファンが多かった。その他の利用者数は減少する。 一方、夕方6時は学校や職場から帰宅する利用者たちが音楽を聴き始める時間帯だ。 夜12時の公開時間にはファンドムが多い曲がリアルタイムチャート上位圏に進入するケースもしばしばあった。しかし、最近ではすでに認知度が高いミュージシャンや芸能番組に関連する曲がチャートを占めている。利用者数の多い午後6時にチャート上位圏に進入した曲は、なおさらだ。高い認知度で最初のランクイン順位が上がれば、音源チャートはその曲を実質的にさらに後押しする仕組みだ。

 

その結果、日刊チャートはもちろんリアルタイムチャートの躍動性がますます失われている。認知度が高い歌手がチャート上位圏に鎮座する瞬間を除けば、リアルタイムチャートの上位圏はなかなか変わらない。リアルタイムチャート、特にサイトのメインページにリアルタイムチャート上位圏を表示させる理由がますます弱くなる。大衆の反応を反映したい場合は日刊チャートで十分だ。新しい曲を知らせたければ、リアルタイムチャートが「レンガ」になるのはいいことではない。 ただ、恩恵を受ける者はいる。 すでに認知度が高いミュージシャン、テレビ番組の出演が簡単なミュージシャンたち、そしてこの二つを同時に進行できる大手の製作やマネージメント会社だ。一般的に音楽チャートの機能は大衆の反応を反映する一方、新たな流れを見せてくれる。 しかし、韓国のデジタル音源チャートはまるで不動産投資をしているのと同じだ。 どんな形であれ、高い認知度といったシードマネーがあり、家や土地を買えば高い確率でもっと大きな収益を約束する。 一方、そうでない彼らには認知度が集まるまではなかなか反応しない。

 

ボーイズグループiKONのメンバーB.Iは新曲「Bling Bling」で「『うちの会社より金持ってるのか』が俺だ」と歌った。 Mnet「SHOW ME THE MONEY」出演当時のラップを繰り返したこの歌詞は、彼の意図とは別に、今となっては音楽産業の現在を見せてくれる。 iKONの所属会社YGエンターテインメント(以下YG)のような大手芸能事務所所属のミュージシャンたちは多くの人気芸能番組に出演することができる。 最初から彼らのための芸能プログラムも製作できる。 大手企画会社所属という理由だけで関心を得ることもできる。 「Bling Bling」のリアルタイムチャート入りの順位は13位だった。 韓国で相当なファンドムがいるボーイズグループSEVENTEENが同じ日に発表した「泣きたくない」のランクイン順位が12位、やはり多くの音盤販売量を記録するボーイズグループGOT7が"リアルタイムチャートの再編案"以降に発表した「Never Ever」が46位だった。 iKONは1年6ヵ月近くグループとして国内活動をしなかった。 これも又所属会社の問題だ。 しかし、1年6ヵ月間のブランクにもかかわらず高いランクイン順位を記録したのはデビュー時代にYGの大々的な投資を通じて作った認知度と、「音源強者」の会社の影響力を無視できない。 それだけ「うちの会社より金持ってるのか」と言える会社の力は過去よりもさらに強力になっている。 メディアの力も、音楽産業に限定するならばさらに強くなっている。 代わりにその他のミュージシャンたちが大衆に音楽を伝達できる方法はますます減ってきている。 本当に、一旦は有名になってこそ生き残ることができるようになったのだ。

 

文 カンミョンソク
校正 キムヨンジン

 

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確かにここ1ヶ月のメロンの上位は岩盤のように動かないと思ってたんですが、チャート改編の影響なのでは?という記事でした。
おそらく改編があったのはまさに「12時待機で朝までの時間帯に頑張るファンドムの力」を除外するためなんでしょうけども、結果上位が動きにくくなったのではという。
でもファンドム以外の一般利用者がチャートを動かしにくい深夜帯でもここ1ヶ月はほとんど上位には変動がないので、どうなんでしょうね。ある意味リアルなチャートになってるのかもしれないとも思いますが。1ページ目に表示されてもまた聴きたいと思わせる力がなければ実際に上位キープは難しいでしょうし。今の韓国だと音楽を一般的に知らせる方法がTVのバラエティ番組くらいしかないようなので、マニアを除外したらウェブで何かない限りはそうなるしかないだろうなあと。ラジオも見るラジオ主体になっちゃってほぼTVだしなあ。

 

SURANは元々音楽関係の番組にはちらほら出ていて音楽好きの間では次に来る実力派女性ボーカリストではという雰囲気はあったので、タイミングもよく仕掛けてきた感じはします。次の曲はDEANとコラボですし。

【ize訳】外国人が見る「K〜」とは一体何なのだろうか

【ize訳】外国人が見る「K〜」とは一体何なのだろうか

 

2017.05.11

 

http://m.ize.co.kr/view.html?no=2017051100477276748&pDepth1=most

 

ニューヨークでは、私たちが知らない間に「韓国人がいないK-POPアイドル」がデビューしたし、来韓スターは戸惑った表情で「指ハート」を飛ばし、ソウルを背景にしたアメリカの映画には「辛ラーメンのポスターを貼った日本風居酒屋」がどーんと登場する。ここまで来れば、外国人の目に映った「K」というものが果たして何なのかが気になる。本来の「韓国的」という意味の他に別の意味が隠されているような「K」の実体を分析してみた。

 

K-POP
去る4月に韓国でデビューしたEXP EDITIONは、K-POPが国籍を超越したジャンルになることができるか考えさせる事例だ。 2015年にニューヨークで先にデビューした彼らは、異なる国籍のメンバーで構成された「韓国人がいないK-POPアイドルグループ」であり、韓国デビュー曲の「FEEL LIKE THIS」のミュージックビデオはこのようなコンセプトに合わせてK-POPアイドルのミュージックビデオのクリシェをそのまま再現する。導入部では「ビジュアル」を担当する「センター」の顔をズームイン、ズームアウトして念入りに映し、どこからか徐々に集まってきたメンバーは陣形を備え歩いて行き、速くなっていくBPMに合わせて光に向かって走り始める。場面が変わり、廃工場に入ったメンバーは、カラフルな煙幕弾を振り回して踊ったり、空から落ちてくる羽の間で魅力的な表情を作ったりする。このようにメンバーが自然に自分に似合う姿での「少年美」を強調し、それぞれの顔をきざみつけるように見せるシーンは、美少年イメージとメンバーたちのキャラクターを重視するK-POPアイドルのミュージックビデオでよくみることができる演出である。しかし、見慣れた演出と相反する多少ぎこちない韓国語の発音とエキゾチックなルックスは妙な違和感を呼び起こし、EXP EDITIONのYouTubeチャンネルにはまだ彼らの「アイデンティティ」をめぐる海外K-POPファンの論争が絶えない。彼らがニューヨークで発表した最初のシングル「LUV / WRONG」は、海外K-POPファンからは「K-POPアイドルなのに韓国語の歌詞は10%しかない」「翻訳そのままで歌っているようだ」という酷評を受けた。

 

K-ATTITUDE
来韓スターは、常にどんなふうに韓国に関心があるのか評価される。しかし、以前は彼らが「ドゥーユーノゥカンナムスタイル? 」「ドゥーユーノゥキムチ?」のような質問を受けていたのに比べ、今ではより積極的で具体的な「韓国愛情表現」が要求される。 2016年の映画「イーグルエディ」の広報のために韓国を訪問したヒュー・ジャックマンタロン・エガートンは、一貫して訝しげな表情で「指ハート」を見せてくれた。同年に韓国映画「仁川上陸作戦」に出演し、やはり広報のために来韓したリアム・ニーソンは60歳以上の年齢でありながらTWICEの「シャシャシャ」をやらされた。また、今年3月には映画「攻殻機動隊」の記者会見において国内取材陣がスカーレット・ヨハンソンに「朴槿恵大統領の弾劾についてどう思うか」という質問を投げかけた。スカーレット・ヨハンソンは「トランプの話ならすることができるけど」と気の利いた答えで応酬していたが、今は来韓スターが韓国の政治状況まで事前に知ることを期待する状況になったのだ。もちろん、4月に訪韓したCOLDPLAYのようにセウォル号事件3回忌に合わせて公演でメンバー全員が黄色いリボンバッジを着用して追悼パフォーマンスをするようなケースもあるが、すべてに対してこうすることを望むのは無理だ。

 

K-STEREOTYPE
1990年代後半から外国の映画やドラマで韓国を背景にしたり韓国人のキャラクターが登場する事は多くあった。しかし、これらの作品の中で描かれている「韓国のイメージ」は、やや否定的であった。 1998年に公開された映画「TAXI 1」での韓国人はトランクで睡眠をとって2交代で働くキャラクターであり、2004年に放映を開始したアメリカのドラマ「LOST」は韓国人俳優キム・ユンジンが出演したにもかかわらず、ソウルの姿をアジアの多くの国の60年代の風景を混ぜたように描写した。最近の外国映画やドラマでは、韓国はかつてのように未知の土地としては描かれていない。映画「アベンジャーズ:エイジ・オブ・ウルトロン」や、最近公開された「COLOSSAL」で韓国を象徴する風景は大都市だ。しかし、「COLOSSAL」での韓国の夜の街はただの居酒屋や汚れた立て看板、人々でごった返している様子程度で描かれており、米国で撮影したソウルの場面は「おもちゃ商店」という大きな看板をつけたり、日本風居酒屋に辛ラーメンのポスターを付けた奇妙な姿だ。

 

 

K-MANIA
韓国と関連した映像の中で最も多く見られるキーワードは「K-POP」と「KOREAN FOOD」で、そのうちの「K-POP REACTION」映像では、K-POPに接した外国人の様々な反応を見ることができる。数年前にアップロードされた画像の場合、KPOPに初めて接して当惑したりやたら熱狂する映像が多かったが、最近では「NON KPOP FAN」、「FIRST TIME」、「MASHUP」などのキーワードが追加され、比較的細分化されたリアクションを見ることができる。また、K-POPミュージックビデオを見たクラシック専攻の人々のリアクションを盛り込んだ「ReacttotheK」でIUの「レッドシューズ」、東方神起の「Something」などジャズ風のK-POPがどのように素晴らしくて素敵かを説明するなど、ますます細分化された関心を示している。 「KOREAN FOOD」を扱うユーチューバーは「不鶏焼きそば」や「猟奇トッポッキ」(訳注:韓国の人でも完食出来ない位にめちゃくちゃ辛い)を食べることを「エクストリームスポーツ」に分類し新たな視点を提示したり、国内で「英国男」として紹介されたジョシュは、フライドチキンのように元々は韓国料理ではないが韓国の人々が日常的に楽しんでいる料理を「韓国」として紹介す​​る。今まで海外に知られていた韓国ではなく、今現在の韓国の多様な文化をほぼリアルタイムで、非常に詳しく紹介することが一つの流れとしてあるということができる。


K-SURPRISE
昨年末から今年初めまでの韓国の「弾劾政局」は、全世界の注目を集めた。特にキャンドルを持って週末の夜に広場を埋め尽くした市民の姿は、米国AP通信、中国の新華社通信と日本のNHK、イギリスの日刊紙「ガーディアン」などを通じて報道されており、特に米国外交専門誌「フォーリン・ポリシー」は「普通の人たちによって植民地から軍事政権になり、また、不完全民主主義体制へと変貌してきた韓国現代史の文脈でこそ可能な事柄」「キムチの様に韓国的で驚くべきこと」だと評価した(「TV朝鮮」)。世界のどこにも見られない特別なデモはそれほど深い印象を残し、2016年12月、スウェーデンのウォッカブランドABSOLUTは韓国のろうそくデモの光景を使用した広告画像を公開した。 「The future is yours to create」というフレーズと共に。これまでABSOLUTがそれぞれの国を象徴するイメージや、現在の最も重要な問題を活用して広告を制作してきたことを思い出してみたとき、弾劾政局とキャンドルデモがどのように世界を驚かせたのかを推測することができる。韓国に対して浮上した新しいイメージの誕生である。


文 ソジヨン
校正キムヨンジン

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外国=主に欧米という論調といい、全体的にかつての日本でもこういうのあったなーデジャブだわーというのを感じた記事だったので、訳してみました。この道はいつか来た道。

 

EXP EDITIONについて英語圏のファンがこんなのKPOPじゃないと1番文句をつけてるのが面白いというか、日本のカルチャー(漫画やアニメやアイドルの分野)でもよくあるやつですね。スコット・リヴァースやマーティ・フリードマンなんかはJPOPをやる人(やりたい人)として認知されてますけど、他の国のJPOP好きからしたらどうなんだろう?

EXP EDITIONのMVはKPOPあるある満載なので、KPOP好きからすると弄られてる感じがしなくもないですが、多分本気で作ってると思うんですよね...Mカに出てましたが、「君の声が見える4」も出ていて6月に日本でも放映されるみたいです。


ABSOLUTは世界各国の都市のイメージで広告作っていますが、日本の場合は東京のポップカルチャーアイコンをモデルにした一連のシリーズや寿司、京都の橋の下を鯉がたくさん泳いでるビジュアルなんかがありました。韓国の広告はろうそくデモなんですね。ああいうのを見ると個人的にはすごいと思うと同時に少し怖さも感じてしまうのですが、安保闘争の漫画やドキュメンタリーに刻みつけられたトラウマのせいかな...

 

ちなみにクラシック奏者の人たちがKPOPにリアクションする「ReacttotheK」は私も好きで時々見てます。「この曲マイナーだね」とか毎回曲をマイナースケールかメジャースケールかに分類する人とかがいて面白いです。ヘンリー(SJM)のバイオリンを「弾いてないでしょ?」って言ったりとか(弾いてます笑)。概ねKPOPを全く知らない人たちなんですが、BIGBANGの時だけ「知ってる」「聴いたことある」と言ってる人がいました。そういえばGleeにファンタスティックベイビーで踊るシーンがあったりしたしなあ。