サンダーエイジ

韓国のアイドルとか音楽についての自分が後で読み返ししたい記事のふんわり訳と覚書。

【ize訳】「プロデュース101シーズン2」ファンドムの全ての裏側

【ize訳】「プロデュース101シーズン2」ファンドムの全ての裏側

 

2017.6.9

 

http://m.ize.co.kr/view.html?no=2017060820237288637

 

最近のMnet「プロデュース101シーズン2(以下101シーズン2)」様々な事件事故でいっぱいだ。 BrandNewMusic所属の研究生イムヨンミンが「101シーズン2」に出演する直前にガールフレンドと海外旅行に行っていたといううわさが広がり、所属会社側はこれについて根拠のない推測だと釈明した。 キムサミュエルの所属会社Braveエンターテイメントは、悪質な書き込みをした人々をサイバー名誉毀損罪や侮辱罪で告訴すると乗り出した。 このほかにもCUBEエンターテインメント所属の研究生ライグァンリンとユソンホが放送撮影期間中に遊園地に行ってきたという理由だけで非難を浴びせたファンまでいた。 Blessingエンターテイメント(以下Blessing)所属の研究生イムウヒョクは自分が言ってもいない発言のために非難を受け、早くも脱落の道を歩いた。 同番組のファンドムの一部は、このようにデビューすらしてない練習生の私生活を持ちだして死活をかけた世論戦を繰り広げ、自分が望む練習生を上位圏に載せるために相手に対する人身攻撃的な発言も辞さない。「101シーズン2」はこれまで不透明に向き合ってきたアイドルファンドムのあらゆる長年の弊害を水面上に浮上させている。

 

イムヨンミンとライグァンリン、ユソンホの事例は、アイドルのプライバシーについて過度に暴いて干渉しようとする韓国アイドルファンドムの素顔をそのまま表している。 イムウヒョクとキムサミュエルの事例は、事実関係が確認されていない状態で自分の推測にすぎない情報を流布し、いわゆる「悪質な書き込み」と呼ばれる人身攻撃的コメントを浴びせて競争者を引きずりおろそうと努力するファンドムの一部の邪悪な面を間接的に証明している。 韓国アイドルファンドムの片隅に常に存在してきた暗黒面が「プロデュース101」の話題性と出会い、メディアを通じて露呈されている。 彼らは好きなアイドルをデビューさせるため、他人が好きなアイドルをどうにかしてこき下ろそうとする。 ある人気練習生のファンAは「どうしてこんなにファンダム間に争いが激しく起こるのか」という質問に「I.O.Iが成功したのを見てるので、そんな風に成功したらいいって思うじゃないですか。 だからサポートもして、ツイッターで営業もする。 あまり好きじゃない練習生に関係のある良くない話が出るとすぐにリツイートするし。 競争だから当然なんじゃないですか」と問い返してきた。

 

愛情と執着をすべて許可する「101シーズン2」は、リアリティー番組の形式を取りながらファンドムを一層あおる。 11人を選択する時はまだ心の余裕があるが、選択できる人数が徐々に減り、最後には私が応援したいたった一人の練習生のみを選ばなければならない。 放送が回を重ねていく時ごとに上位圏の練習生たちに向けられた誹謗や人身攻撃が激化したのは、このような投票方式と無縁ではない。 彼らが正式デビューしたアイドルグループではなく、練習生であるという点もファンにとって重要な誘引だ。 あるアイドルグループのホームマスターBは「現在、人気のある練習生たちの写真を購入するためには40、50万ウォンから多い時は90万ウォンずつ支払わなければならないです。 それにもかかわらず写真データを買おうとしがみつくのには、すべて理由があるんですよ。 練習生たちがデビューした後には、その利得が戻って来ることを知っているから」と言う。 彼/彼女は「お金をもうけるというレベルの話で得だというわけではありません。 今から練習生にサポートをして認証を受ければ、ファンの間で自然に影響力を持つことになるし、それによってデビュー後にも自分が一番影響力のあるホームマスターになれる。 アイドルと会社も私たちを無視しない」と説明する。 研修生時代から着々と共に成長していくファンドムは一見理想的なストーリーを積み重ねていくように見えるが、実際のファンドムを主導している人々の中には「誰が先にアイドルと近しくなるか」つまり「誰が一番のアイドルに対して大きな影響力を行使できるようになるのか」を追求する者もいる。 「101シーズン2」は、アイドルファンドムの中に存在する権力構図が作られる過程を、そのまま見せてくれる。

 

「101シーズン2」のファンドムの構成員たち全員が、最終的に残った11人によって作られるグループのファンになるはずはない。 しかし、開始当初から激しく相手を誹謗し引きずり下ろすために作られたファンドムの性質はどうであれそのまま維持される可能性が高い。 11人から脱落し、各自のプロダクションからデビューすることになる練習生たちも、同様の性格を持ったファンドムに向き合うことになるだろう。 このようなファンダムの性向は、集団を維持させる為の大変強い原動力になると同時に、それほどファンドムのネガティヴな面が過去よりさらに顕著になる可能性も排除できなくさせる。 ファンドムはもう恥ずべき裏面を外に対して見せる事をはばからず、「101シーズン2」はこれを奨励する。 その結果、既存のアイドルファンドムでも捨てなければならない弊害と認識されてきた事が、むしろアイドルファンのイメージとして堅固なものになる。 自ら開く「地獄への門」というものはこんなものだろうか。

 

文 パクヒア


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個人的にKドルを好きになってから年々「サポート」や「マスター」という存在はなければないに越した事のないシステムだと思う気持ちが強くなってきてるんですが(好きになって数年はポジティブな気持ちの方が勝ってた時もありましたが)、そう思う大体の理由が書いてある記事でした。

アイドル業界も拡大してるぶん色々と業界のシステムは大分変わってきているのに、ここの部分は変われないというあたり、まさに「(韓国における)ドルオタ活動は政治的活動」っていう言葉そのままの構図がまだあるようで。その暗黒面がモロに出てるのがプデュ2なんですかね...素人相手というのが余計こういうものを呼ぶのかな。