サンダーエイジ

韓国のアイドルとか音楽についての自分が後で読み返ししたい記事のふんわり訳と覚書。

【ize訳】101人がデビューするその日まで

【ize訳】101人がデビューするその日まで

 

2018.04.09
http://m.ize.co.kr/view.html?no=2018040823067238661

 

2,016,187。Mnet「プロデュース101シーズン2」出演者たちと関連のあるアイドルたちの2017年のアルバム販売量h(GAONチャート基準)を合わせた数字だ。 このうちWANNA ONEが販売した1,355,618枚を除くと、660,569枚が残る。 そのうちNU'EST Wが30万枚を、残りの30万枚をJBJ、MXM、THE BOYZ、チョンセウン、サミュエル、ヨングク&シヒョンが持っていった。 2015年の年間アルバム販売量決算チャートで100位に入った新人アイドルは3グループで、SEVENTEENとiKON、UP10TIONだけだった。 2年間でデビューと同時に人気を得ている新人アイドルチームが2倍ほどに増えた。 すべて「プロデュース101」の出身か、またはここに出演したメンバーが含まれているケースだ。 その他にはいない。

 

この数値は、2018年にいわゆる「プデュ出身」アイドルたちが着実に新しいアルバムを出したり、デビューできる原動力だ。 2018年に入ってJBJ、チョンセウン、MXM、サミュエルなどが次々と新曲を発表し、「プロデュース101シーズン2」の人気練習生として挙げられていたジュハクニョンが含まれているTHE BOYZも最近カムバックした。 今年デビューしたRAINZとフリーデビューの形を取るヒョンソプ×ウィウンをはじめ、既にデビューしていたThe East LightやN.Flyingにも「プデュ出身」メンバーたちがひとりずつ追加投入されて活動している。 デビューを目前にした新人グループNOIRとソロであるユソンホにおいては「プデュ出身」というタイトルが最も重要な広報手段だ。 「プロデュース101シーズン2」で注目されたメンバーたちが大勢含まれたあるアイドルチームの広報担当者A氏は、「他の新人グループよりも広報が楽というのがかなりの長所」だとし、「一度露出された履歴があるのでやはりその話を書くしかなく、それで楽な時がある」と話した。 依然として「プロデュース101」に出た練習生達を引き連れ新しいアイドルチーム制作に没頭する製作者たちがいる理由だ。 ある企画会社の関係者B氏は「基本的にファンドムが保障されるということを目で確認できたので、最初から露出されていない練習生たちよりはその番組に出演した子たちを連れて何かしらをしてみようと思う」と打ち明けた。「率直に言えば、いわゆる『プデュバル(プデュ祭)』というものはすべて終わったことはわかっている」と言いながらも、アイドル市場の激しい競争構図の中で少しでも優位を占めるためには仕方がないということだ。 関係者の間でも「このままだと101人全員デビューする」という冗談まで出ている。

 

このような希望的な過程が、逆に企画会社の足をとる場合もある。 中堅アイドル企画会社の関係者C氏は「普通は新人を製作する時にはアルバムがほとんど売れないという前提を置いて作っている。 ところが『プロデュース101』で自信を得たプロダクションたちの中には、アルバム販売量が当然高いだろうと仮定する場合がある」「期待値が高いため、制作費も平均以上になっていくしかない」と話した。 上がった期待値は容易に離れない。 しかも「国民プロデューサー」出身で以前より積極的に自分の意見を表すファンが多くなり、従来とは違った部分まで考慮しなければならない。 B氏は「ほんの少し品質が落ちてもファンが怒ってフィードバックを求めたり、他のグループに突き進んでしまう場合があるが、『プロデュース101』にはあまりにも練習生が多かったため移動は簡単というのが目に見えるほどだ」と説明した。 そうなると残るのは「メンバーの士気の低下」だけだ。 これを憂慮したいくつかの会社の中には「『プロデュース101シーズン2』で見せてくれた少年イメージを最大限使った後、次第に大人に成長していく姿を示すように」プランを立てているところもある。 練習生と少年というイメージから浮かぶ稚拙イメージを活用しながら、若干の猶予期間をやっと作っているのだ。 メンバーたちと会社はずっと進むところがあるという希望を得て、ファンは彼らの成長を見守りながら待つことができる。

 

「プロデュース101」が起こしたアイドル産業の変化は、今年再び「プロデュース48」を通じて再現される予定だ。 6月から放送される「プロデュース48」に練習生を出したD氏はすでに心配している。 「今、準備中のガールズグループがいるが、今回我々の練習生たちの中に最終合格するメンバーがいたとしたら、長い間準備した企画を変えなければならない」からだ。 有名なTVプログラムを通じ、メンバー自身が自分のキャラクターを掴んでくればかえってグループ活動にプラスになる。 しかし、それは認知度を得て再び元の企画会社に戻ったときの話だ。「なんとかファイナルラウンドで脱落したら良いだろう」という彼の言葉は「『プロデュース101』の最大恩恵者は12位」と言われていた関係者たちの窮屈な心境を少しだけより直接的に描く。 「出したくないのに、出ないわけにもいかない」まるで「残酷な競争は嫌いだけど、応援する練習生がよくできたら良いので投票する」というファンたちの嘆きのように。もちろんそのおかげで、今年も「プロデュース48」のすべての出演者が活動する可能性もある。D氏は言う。「9月頃にプログラムが終われば、3ヵ月以内におびただしい数のガールズグループたちがあふれ出てくるだろう」すでに今から目に見える未来だ。

 

文 パクヒア
校正 キムヨンジン

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ファイナルラウンドで落ちたらいいとか思われてたら頑張って出てる練習生もやるせないというか...それなら最初から出すなという。
でももうこういう風になっちゃったからには競争力の低い事務所にとっては乗るも地獄乗らぬも地獄、救われるほんのひと握りに入るしかないという事なのかもしれません。