サンダーエイジ

韓国のアイドルとか音楽についての自分が後で読み返ししたい記事のふんわり訳と覚書。

【ize訳】キムジョンヒョンであれ、JRであれ

【ize訳】キムジョンヒョンであれ、JRであれ

 

2017.10.11
http://m.ize.co.kr/view.html?no=2017101021077258722

 

ボーイズグループNU'ESTのJR、キムジョンヒョンはMnet「プロデュース101シーズン2」ではNU'ESTのリーダーJRではなく、PLEDISエンターテイメント所属の練習生として出演した。 彼は放送中、「ジョンヒョン」または「ジョンヒョニヒョン」と呼ばれた。 しかし、放送が終わって初の芸能番組に固定メンバーとして投入されたポストでは、彼は自分を「NU'ESTのJR」と紹介した。 「プロデュース101シーズン2」は終わったし、JRが元の席に戻ったという宣言だった。

 

アイドルメンバーにとって芸名というものは、グループの寿命と運命を共にするものだ。 JRは長い間グループが注目されず忘れられそうになった名前を再び紹介することができたし、その間キムジョンヒョンという本名で高い認知度まで得た。 「僕のせいでグループがうまくいかなかったようだ」と話すほどに責任を感じていたNU'ESTではもともと「熱心にしよう」という言葉を座右の銘にしていた着実なリーダーであり、その経験をもとに参加した「プロデュース101シーズン2」では、むしろ「国民リーダー」という称賛を受けながらさらに注目された。 そしてサバイバルプログラムの外へ出た彼はtvN「怪しい歌手」で、当時同僚だったYUEHAエンターテイメントの練習生アンヒョンソプ、イウィウンに先輩としての助言を与えた。 一方、「夜鬼」では「何が喋れるんだ」というツッコミを受け、扇風機は英語で何というか分からず首を傾げる愛嬌のある笑顔のおバカな末っ子として生きているところだ。 これはNU'ESTというグループを率いるリーダーとして、新たな変化を主導するチャンスになる。 過去JRはあるインタビューで、リーダーとしての困難に対して「デビューして3年間はメンバーたちととても衝突したりもした」と率直に打ち明けた。 今の彼は「TVに出ながら人間関係について学んでいる」(写真集「Waiting Q」)と語る。 多様な集団の間で自分があるべき位置を見出していく間、より良いリーダーとなる方法を学び、そしてグループが最も重要になった時期にアイドルとして必要なキャラクターを浮上させていく。 バラエティプログラムで無言のまま笑う場面が大半を占めても、不要なギャグに対する欲は出さない。 長い間無名歌手として過ごした人に落ち着いて自分の経験を話し、うまくいくよとと力を吹き込むこともする。 アイドルとしてのアイデンティティを脱しない中、長い時間を経て成功した自分の言葉が持つ力を相手に配ることができる。 NU'ESTのJRであり
キムジョンヒョンが、新たに会得した自分だけの生存方式でもある。

 

誰でも自分に最高の機会が与えられる事を望む。 しかし、実際に望んでいた瞬間が来た時、それを掴み取る事ができる人は多くない。 最近のJRは「もう一度機会をくださったことに感謝する」(写真集「Waiting Q」)と、自分に来たチャンスを逃さないと念を押しているところだ。再度跳躍する準備を終えた彼の肩には、2つの名前の分だけの重さが乗っている。しかし、どうだろうか。 JRであれジョンヒョンであれ、自分の名前の価値を知って努力する人には温かい応援が伴ってくるものだ。このように完璧な機会を生かすことは、彼の役目なのだろう。

 

文 パクヒア
校正 キムヨンジン