サンダーエイジ

韓国のアイドルとか音楽についての自分が後で読み返ししたい記事のふんわり訳と覚書。

【channel YES】パク・ヒアの「ステージの上のアイドル」③IZ*ONE チェヨン

パク・ヒアの「ステージの上のアイドル」③IZ*ONE チェヨン

『再び、チェヨンの挑戦』

http://m.ch.yes24.com/Article/View/39527
「特に時間が長くかかったイントロを通じて、私はまたチェヨンの挑戦について話したかった。」(2019. 08. 08)

 

チャンネルYESはK-POPのアイドル専門ジャーナリスト、パク・ヒア氏の新規コラム「パク・ヒアのステージの上のアイドル」を5回にわたって連載します。「パク・ヒアのステージの上のアイドル」は著者であるパク・ヒア氏が出会ったカラーのあるパフォーマンスを見せてくれるアイドル5人のミニインタビューと、彼らに会った感想を盛り込んだコラムです。  「パク・ヒアのステージの上のアイドル」は8月23日に発刊予定の『ステージの上のアイドル』を土台に新しく書かれたコラムです。

 

「本当にずいぶん前なのに、それを覚えていらっしゃるなんてびっくりです」

  

すべてのインタビューは少しの間でも相手の心をつかまなければならないという点で難しいが、特に私の立場的には慎重になる場合がある。IZ*ONEのイ・チェヨンがそのケースだ。本のイントロを書く時も、他のインタビューより時間が長くかかった。3度のサバイバル・プログラム挑戦者。「SBS KPOP STAR」「Mnet SIXTEEN」「Mnet プロデュース48」が彼女の出演作だ。このチェヨンの経歴は、私が入試競争や入社競争程度では経験したことのない、公開的なプレッシャーが存在するテレビの中の世の中を物語っていたからだ。

  

デビューしただけでアイドルグループが人気を集め、有名になれるわけではない。そのため、記者の立場としては最大限、相手の状況を正確に把握するために努力する。まったく同じ練習量だとしても、企画会社の規模によって彼らの成否が分かれたりする。ある時は企画会社のサイズと関係なく、メンバー個人の魅力のおかげで人気を得ることもできる。いや、実は単刀直入に言って運がいい場合もある。芸能人ではない人々の人生でもそうであるように、努力がすべて成功につながるわけではなく、自分の作品の質が成否を左右しないケースも多い。

    

ーWMエンターテインメントで再びデビューを準備している間、過去の時間が空しくなったのではないでしょうか。


「新しい会社でも、踊りと歌だけ習っていたとしたら5年という練習生生活を最後まで耐えられなかったかもしれません。途中であきらめたい時も多かったです。でも、つい最近演技と日本語を始めたんですけど、そういう事から堪える力をもらいました。最初から挑戦できることが新しくできたんだなと思ったら、面白くなってきたんです。ここでは自分がどこまで成長できるかを知りたくなります」

   

ところで、チェヨンは初めて顔を合わせる前から私に緊張感を与えた。努力、企画会社の規模、運など全てが一瞬で彼女に訪れてきたという事実は、ともすれば一つや二つの要素だけで彼女の現在を定義する場合、私も彼女も満足できない部分が出てくるだろうという点を予め物語っていた。

   

「もう一度考えてみても、あの時自分があきらめなかったのが不思議です」

    

チェヨンは新人アイドルグループのメンバーだが、自分の感情に非常に率直だ。新人の大半は、自分の感情を隠すのに十分でないとしても、そのために不断の努力をする。キャリアが積まれるほど、自分の本来の姿と芸能人としての姿を余裕をもって区別する人々が増えるが、不思議なことにチェヨンは自分の心を隠す必要がないと言わんばかりに、率直に自分の考えを打ち明けた。「どうしてこんなに正直になれるのか」と問うと、チェヨンは答えた。

  

「どうせ私のことが好きな人は好きだし、嫌う人は嫌うんだという事がわかったんですよね」


アイジュウォンでデビューする前から多くのTVプログラムで自分の顔を露出するしかなかった小学生の少女が20代に入った。彼女は「IZ*ONEになってとても幸せだけど、時には依然として怖くなったり、鬱になった瞬間もあります」と話した。


ーデビューしてからチェヨンさんを最も悩ませたものは何ですか。


「毎回、ステージに立つたびにリハーサルをし、モニタリングをします。画面の中に映る自分がきれいだと思えない時が多いんです」

 

1人や2人だけでなく、数百万以上の他人の目に映る自分の姿を引き続き気にする職業は、彼女の人生の中で、楽しい分恐怖が湧き上がる瞬間をたびたび作り上げる。しかし、チェヨンはすでにその人たちが思う事よりも、自分がどうしてここまであきらめなかったのか、これからもこの仕事を続けたい理由が何なのかに没頭する。

  

IZ*ONEで活動できるようになって幸せだが、幼いときから競争のくびきの中で自分を取り繕ってきたチェヨンは、「オンニ(お姉さん)のようになりたいです」と話す少女を見るとき最も嬉しいと話す。

    

特に時間が長くかかったイントロを通じて、私はまた、チェヨンの挑戦について話したかった。時間をかけて語りたいイ・チェヨンという人が挑戦を重ね、立ち向かう未来を応援しながら。

 

J−HOPE、LEO、ホシ、チョンハ、イ・チェヨン

五人のパフォーマーが描く人生はどんな姿だろうか

 

"舞台上のアイドル"は現在世界的に最も人気のあるK-POPボーイグループからデビューしたばかりのガールズグループに至るまで、今現在のK-POPパフォーマーたちの生き方に関する宝庫である。  2019年ビルボードミュージック・アワーズでトップソーシャル・アーティスト賞に続き、トップデュオ・グループ賞を受賞したボーイズグループ防弾少年団(BTS)の代表ダンサーJ-HOPE、「コンセプトアイドル」VIXXのメンバーであり、ミュージカル俳優、ソロパフォーマーとして活動中のLEO、SEVENTEENの三つのユニットの中でパフォーマンスチームリーダーを務めているホシ、Mnet「プロデュース101シーズン1」で最終11人に選ばれてI.O.Iとしてデビューした後、成功的なソロキャリアを続けているチョンハ、「プロデュース48」でデビューし、韓国と日本で活発に活動中のガールズグループIZ*ONEのイ・チェヨンの話を描いた。