サンダーエイジ

韓国のアイドルとか音楽についての自分が後で読み返ししたい記事のふんわり訳と覚書。

【ize訳】ONE│インタビュー ①「愛の歌をとてもくすぐったい雰囲気に作りたくはない」

【ize訳】ONE│インタビュー ①「愛の歌をとてもくすぐったい雰囲気に作りたくはない」

 

2017.07.27
http://m.ize.co.kr/view.html?no=2017072523317289067&pDepth1=i2201

 

1PUNCH時代のあどけない少年を思い出す人もいれば、Mnet「SHOW ME THE MONEY」時代のハンサムラッパーを覚えている人もいるだろう。しかし、ONEは新しい会社に移ってソロでデビューし、2番目のスタートラインに立った。 「SMTM」の後、決して容易ではなかった2年余りの空白の後に出てきたONEの物語である。

 

ー「SHOW ME THE MONEY」以降、多くのことがありましたね。

 

ONE:SMTMの頃の記憶はもうまったく消してしまって(笑)覚えていません。 最近は忙しいのでむしろ落ち着いてきました。 当時は一日にプランというのがなかった。 自分ができるところまでするのが一日だった。 それは本当に大変なことだった。 なるべく早く、さらに年を取る前に自分と言う人が世の中に公開されなければならないというストレスがひどかった。 ところが、今は何かをしているからあの時よりずっとよくなった。 ただ、初めてデビューしたような気分です。 環境が変わったということもあり、全体的に自分の考えや多くの部分が変わった。


ー先日のメディアデーはただご自身のためだけの場所でした。 プレッシャーは感じませんでしたか。

 

ONE:幼い時から自分に関心が集中する状況は耐え難かった。 親戚たちが家に来る時も自分に関心が来るか心配して、わざと避けていたくらいで。 メディアデーの時も最初はすごく緊張したけど、徐々に時間が経つほど楽になりました。

 

ー関心を受けているだけに、ご両親も心配をたくさんされてるでしょうね。

 

ONE:もともと放任主義なんですよ。 父は絵を描いていたけど、おじいさんが反対してやめたんです。 その影響のせいか、17歳の時に僕が学校をやめると言った時も反対しなかった。 音楽に本格的にハマったのは中学生の時でしたが、今よりも音楽をもっと多く聴いてましたね。 ジャンルも問わなかったけど、ブラックミュージックが好きだったので勉強をきちんとしてみたくてヒップホップのワークショップにも参加しました。 17歳の時にJinboヒョンがジャムレッスンのようなものを開いたんですが、その時は隣にZion.Tがいました。 その後は映画にハマって短編映画祭に出品すると乗り出したりもして。 その時自分が見て聞いて感じたものが今最も大きな影響を及ぼしてるみたいで。 そのお陰で学校に通っていないことを後悔したことがないです。 10時、11時まで自習していたらこんな経験を得られなかったから。 両親のおかげです。

 

ー今回発表したシングルのうち「Gettin' by(그냥 그래)」は少年のような感じがあり、「heyahe(해야해)」では相手のセクシュアルな姿に敏感に反応する青年の顔が出ている。 あえて相反した感じを見せようとしたんでしょうか。

 

ONE:実はその2曲を作業した当時は、「世の中に公開される歌を作らなければならない」「チャートにランクインするような歌を作らなければならない」という考えが強かった。 たくさん曲があったんですが、会社がその2つの曲を気に入ったし、雰囲気がとても違うので自然に昼と夜というコンセプトに持っていくことになりました。 しかし、この過程を経て、もっとやりたいことが見えました。 自分に本当に似合うものが何かという悩みもあります。 もともと自分はとても余裕がなく生きている方なんです。 色々考えてしまう方だし、敏感で。 自分でもそういう性格がとても嫌だった。 幸い、今は何かしらずっと忙しくしているので、自然に余裕を持って作業したいという気持ちになります。

 

ー「Gettin' by(그냥 그래)」は非常に淡泊な口調で愛について語っています。 まるであなたの日記を読んでいるような気がします。

 

ONE:是非一度は愛に関する歌を書きたかったんですが、でも、愛の歌だとしてもとてもくすぐったい感じで作りたくはなかった。 どんな感じにしなければならないか悩んでいた時にチャチャ・マローンヒョンが録っていたコードを聴いたら、それがすごく暖かいように思えて。 過度にくすぐったいような感じもないし。 歌詞もこの感じの通りに解放してみようと思った。 現に僕が愛について感じる感情もちょうどそんな感じで。 「死ぬほど好きだよ」「あなたじゃなきゃだめだ」というような新しい言い回しの感じは嫌だった。 ここにはありふれた言葉を使う一方で、ありふれていない感じのタイトルを浮かべようと努力した。 「그냥 그래(まぁまぁ)」もよく使う言葉だけど、実際に歌のタイトルに出たケースはないのではないかと。 でも、「그냥 그래」というタイトルをつけてから率直に言えばちょっと心配でした。 「歌手はタイトルの通りになる」という言葉があるので。 実際、悪質な書き込みの中で多いのが「そうだな。まぁまぁの歌だ」ですし(笑)

 

ー近況も「まぁまぁ」ですか? (笑)

 

ONE:最近は楽しく過ごしたいと努力してます。 2曲を作業している時は本当に憂鬱でした。 しかし、今は自分でも明るくなろうと努めているし、わざとでも軽い雰囲気をよく生かした音楽を作ろうとしてます。

 

ー「しなくちゃいけない(heyahe)」は英文タイトルが独特ですね。

 

ONE:ハングルを英語に変えたとき「heyahe」こんな風に形作られるのが良かった。 視覚的にアルファベットの配列がとても気に入ったというか。 音楽を作るとき、視覚的な要素をかなり重要に考えているようだ。 作業する時も編曲してくれるヒョンたちと一緒に集まると、まず様々な映像を探して見ている。 気に入ったものを発見すると「こんな感じに仕上げよう」と話した後に本格的な作業を始めます。

 

ー「heyahe」には「温度」という感覚的な要素から「意味ありげな微笑」や「もつれた髪」、「完璧なシルエット」のような視覚的な要素までくまなく入っていますね。

 

ONE:「heyahe」の仮題が「眠るにはもったいなくて」だった。 その仮題の下に先に書いておいたいくつかのストーリーがあって、最初にぴったりビートを聞いて「ああ、それをそのまま使えばいいや」と思ってそのまま書きました。 その後にタイトルを「heyahe」に変えた。 いつもは歌詞を書く前に普段から自分が今何を想像しているのか先に書きとめておいてるんです。 例えば「パーティー」に関する歌を作ると想定した時は、幼稚で1次元的でもまずそのまま書いてみます。 自分はプレイボーイで、とかなんとかかんとか…その次に表現を変えます。幼稚にならないように。

 

ー絶対書いてみたい歌詞の内容はありますか?

 

ONE:楽しく遊ぶ青春に関する話は必ず書いてみたいです。 英国のドラマ「Skins」に出てくる若者たちの姿から連想されるイメージがあって。 そんな雰囲気が盛り込まれた音楽を作ってみたい。 実は、個人的には歌詞を書く事が音楽を作る過程の中で最も容易な作業だ。ビートの作業をする時もたくさん意見を言う方なので時間が本当に長くかかるんですが、それに比べれば歌詞をつける方がより簡単だ。 かつては最大限素敵な表現を見つけようとしていた。でも今は、本気を表現しようという考えさえあれば、例え幼稚な表現であってもそのまま使おうとしてます。

 

(2へ続く)

 

 

記事 パクヒア
インタビュー パクヒア
校正 キムヨンジン

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言い回しや語尾は日本語でのインタビューっぽく変えて意訳しているところがあります。
チャチャマローンヒョン...