サンダーエイジ

韓国のアイドルとか音楽についての自分が後で読み返ししたい記事のふんわり訳と覚書。

【ize訳】米国で発見された防弾少年団

【ize訳】米国で発見された防弾少年団

 

2017.05.29

 

http://m.ize.co.kr/view.html?no=2017052900277255358


防弾少年団が今年「2017Billboard ミュージックアワード」において「トップソーシャルアーティスト」部門で授賞式に参加することは既成事実であった。 「Billboardミュージックアワード」は、「グラミー賞」のように一定の権限を持つメンバーや審査員が候補者を推薦して受賞者を決定する一般的な授賞式とはまったく異なる方法で行われる。受賞部門のほとんどは、Billboardチャートやグラフのスコアを出した項目で構成されており、スコアに換算された実績をもとに結果を予測することができる。そして、「トップソーシャルアーティスト」は、「ソーシャル50」のグラフに基づいて候補を選び、ファン投票によって受賞者を決定する。 「ソーシャル50」は、2010年12月に開始されたチャートで、FacebookTwitter・インスタグラム、YouTubeウィキペディアTumblrなどのSNSで最も人気のあるアーティストを選定する。その過程で、アーティストアカウントの訪問や相互作用、加入者の増加規模などを反映している。防弾少年団は「ソーシャル50」チャートに2016年10月初登場し、今年4月には22回目の1位を記録してマイリー・サイラスとリアーナを抜いて歴代3番目に多くなり、1位を記録したアーティストとなった。現在は26回目を記録しており、この勢いなら28回を記録したテイラー・スウィフトを抜いて2位になるだろう。 1位は?ジャスティン・ビーバーの161回である。

 

2011年以来、ジャスティン・ビーバーが「トッ​​プソーシャルアーティスト」を6年連続で持っていった理由を説明する必要はないだろう。加えて防弾少年団が今年有力な候補となり、受賞者となったことも同じだ。事実受賞するかどうか、または3億票を超えたファン投票の成績が最も重要な、または決定的な瞬間だとは思わない。米国市場が防弾少年団というグループを発見し、人気があるという次元でその存在を確認していくプロセス自体が興味深いからである。防弾少年団は、「ソーシャル50」チャートを着々と上がっていった訳ではない。彼らが「ソーシャル50」チャートに現れた期間はわずか32回だ。彼らは初登場と同時に1位を占めており、先に述べた26回の1位は、その期間中の事だ。残りの6回はアリアナ・グランデが5回​​、ジャスティン・ビーバーが1回1位になった。 そして3位以下に下がったこともない。この言葉は、つまりは2016年10月以前に防弾少年団はチャートの集計対象ではなかったという意味だ。しかし、異例のレベルのソーシャルメディア活動からチャートに入れざるを得ない存在となり、それ以降6カ月以上力を失っていない。

 

K-POPアーティスト、あるいは辺境の誰もが、米国市場でツアーをして全国のネットワーク放送に出演し、さらに多くのアルバムを売るという事を越えて市場に定着するにはどうするべきなのか?防弾少年団がミュージックビデオやステージ動画のレベルではなく、安定した様々な個別コンテンツの提供によってSNS上で高い人気を享受して、それが海外での人気につながったという分析は現在あえて繰り返す必要がない。しかし、その活動を数値で評価し、その結果としての名前を言う必要もないような有名アーティストと同等、あるいは圧倒することができた場合は全く別のことが起こる。 SNS時代の個人放送が既存のメディアを脅かすように、防弾少年団はグローバル音楽市場のレベルでこれをひっくり返した。これらに先立ち、過去10年余りの間にK-POPが従来の進入経路にしようとしていた「米国進出」が、最終的に失敗の歴史に近いのは当然だがどうしようもないことだ。米国でヒスパニック系の割合が無視できないレベルにもかかわらず、音楽市場での「ラテンポップ」の地位を考えるとなおさらだ。この失敗の歴史は、「江南スタイル」の突然の成功によって完成されたかのように見えた。しかし、突然の「ミーム(meme)」によって始まったミュージックビデオの人気と、安定した戦略的アプローチで確保した市場内の存在感は別物として眺める必要がある。どちらがより優れているかではなく、どちらが再現可能であるのか、どのような教訓を残して新しい試みをもたらすことができるのかを問うものである。

 

「ソーシャル50」と「トップソーシャルアーティスト」は、それ自体が軽いチャートや賞という事ではない。 「ソーシャル50」は、「ビルボード200」や「ホット100」に加えて、ビルボードが定期的に言及して分析するグラフの一つだ。「トップソーシャルアーティスト」はビルボードの公式受賞者リストからジャンルに関係なくアーティスト、アルバム、曲の分野を超えて、詳細なジャンルごとに分類される前に位置するチャートだ。要するに、音楽産業界全体で関心を持って見守る集計なのだ。音源販売やストリーミング集計と同じくらい、マーケティングの結果を直接示す資料であるからだ。 (ビルボードそもそも音楽消費者が楽しんで見るようなチャートではない)防弾少年団の次の曲はおそらく、SportifyとApple Musicの新曲プレイリストで見られることになるだろう。誰でもが可能な事である。まだ集計対象とされていないだけかもしれない。


文 ソソンドク(音楽評論家)

 

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meme=ミーム:英語のインターネットスラングで、ウェブ上で突発的に広がり、様々なネタにされて拡散していく事。日本でいうと美味しんぼの三銃士ネタとか、最近で言うと「でも幸せならOKです」の写真みたいなものでしょうか。

 

2016年10月といえば「血汗涙」というかWINGSアルバムが出た月ですね。個人的にもBillboardとかのSNS集計ってどこの国の範囲まで集計されるんだろう?とはちょっと思っていたので、ある日突然知らないうちに集計に含まれるものなんだな...って驚きでした。

 

Billboardそのものがグラミーみたいな音楽アワードとは違って業界向けにデータを集計して見せているチャート(単発で見るランキングではなく、流れを見るのがチャートなのでピークではなく推移が重要)ということを考えると、ビルボードアワードというのはその結果を見て米国内の各業者が今後の商売の参考にするのかも?と思いました。ここから何かKPOP業界への新たな展開があったら面白そうですね。
(それにしてもジャスティン・ビーバーはさすが元祖SNS発信で売れた人なだけあってすごい)