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サンダーエイジ

韓国のアイドルとか音楽についての自分が後で読み返ししたい記事のふんわり訳と覚書。

【ファーストメディア訳】アイドル話⑥ ボーイズグループのリーダー vs ガールズグループのリーダー

【ファーストメディア訳】アイドル話⑥ ボーイズグループのリーダーvsガールズグループのリーダー

 

2017.4.28 17:48 パクヒア

 

アイドル話
韓国にはすでに数百人にのぼるアイドルがいる。 全体人口数に比べるといくらもない数字だが、社会的に彼らが占める割合は様々な面で少なくない状況だ。そして大多数の人々は気楽に軽い気持ちで彼らを消費するが、見えない裏には気を使っている色々な話が見え隠れしている。 そこでアイドルたちが成功の軌道に進入するためどのような熾烈な努力を傾けていて、その過程でいかなる心理的苦痛を経験しているのか、また、どのような悩みをするのかなど、関係者らの言葉と素朴な経験を借りて何度か記録を残してみようと思う。

 

http://www.thefirstmedia.net/ko/archives/34412


先日、ある音源プラットフォームのマガジンにボーイズグループリーダーとガールズグループのリーダーたちを集めて紹介しました。 あまり重くないレベルで記事を書いた二本の企画でした。 軽くアイドルグループリーダーたちを紹介するという思いで始め、一本にまとめて書くの惜しいと思って便宜上、ボーイズグループとガールズグループに分けて進めました。

 

ところでリーダーのリストをずっと整理していた時にかなりの戸惑いを感じました。 ボーイズグループの場合にははっきりと記憶に残るリーダーたちが多かったですが、ガールズグループの場合にはリーダーが誰なのかあまりはっきりしないグループが多かったのです。 同じ文脈からボーイズグループと比べると、ガールズグループのリーダーたちの活躍や特徴を集めにくいという点も意外な難関でした。 もどかしくなった私は他の関係者の方々に困難を吐露しましたが、私と似たような困難を感じた方たちがかなりいました。 今更その理由を探したかったのです。


#年齢より実力を中心に、変わるリーダーの基準

 

アイドルグループにおいて、リーダーとはどんな存在でしょうか。 通常アイドルグループのリーダーはマネージャーと一番近くで疎通し、チームのメンバーを集める役割をします。 練習時間をはじめ他のスケジュールを一緒に面倒を見ることはもちろん、体調が良くないか、実力が伸び悩んでいるメンバーがいれば実務担当者たちとの連結の輪になってくれたりします。

 

所属会社と話し合いをしなければならない状況では先頭に立ってメンバーたちの考えを伝えたり、逆に会社の立場を聞いてメンバーたちに伝える役割をする中間者的立場にいます。 しかし、グループに問題が生じたときは表立って辛い目にあう場合も多いです。 このため、リーダーを務めるメンバーの中には激しいストレスに悩まされる人々も結構います。

 

個性の強い10代半ば~20代のメンバーの間で中庸の位置を取るのが容易ではないだけに、会社とのつながりという点のために責任感が強い人ほど「誰とも問題を起こさずによくしなければならない」という負担を深刻に感じるのでしょう。 その代わりに、自分の実力やリーダーシップが優れているという点が大衆に知られれば更に素敵で責任感のあるキャラクターとしてアピールできる長所もあります。 長所と短所が明確な職務です。

 

だとすると、リーダーは誰が引き受けているのか気になります。 2000年代序盤まではチームを率いるリーダーは通常、一番年上のメンバーが担当していました。 過去には「リーダー=長兄」という公式が当たり前だったので、「このグループのリーダーは誰ですか」という質問は「一番年上のメンバーは誰ですか」という質問と同じことに他なりませんでした。 同い年が多い場合、誕生日が少しでも早いメンバーが一般的にリーダーの肩書きをつけました。 性別と関係なく大多数がそのような計算の下で作られていたために、当時のアイドルグループを記憶する人たちは依然として「リーダーというのはそのまま一番年上の人が務めることじゃないですか?」とお話される事も少なくありません。 また、このようにリーダーを決める傾向もまだ残っていたりもしています。

 

97年にデビューしたSechskiesのリーダーは最も年上(78年生)のウン・ジウォンです。

 

しかし、2000年代後半からは少しずつ変わりました。 年よりはグループ全体をプロデュースすることができる能力を持った人物たちにリーダーの座を与え始めました。 つまり、現在頭角を現しているグループのリーダーたちの中には「便宜上」選択されたというよりは、会社側が明確な意図のもとに彼らをリーダーの地位に就かせたという気がする人が多いです。約10年余り続いてきた最高齢者リーダー・システムが徐々に変わり今に達したという事実は、アイドルグループのマーケティング・ポイントが変わってきているという事実を暗示します。

 

#音楽、ダンスなど「実力」が注目される男のリーダーたち

 

過去に比べて「実力が優れている」と評価されるメンバーがリーダーを務めるケースが増加しましたが、その中にはSEVENTEENやNCTのように二つが混在する独特な事例もあります。 まず音楽の実力で頭角を現わしている事例です。
(実際彼らの実力が優れているか否かに対する一人一人の評価はさておきましょう)

 

2006年デビュー、BIGBANGリーダーG-DRAGON(1988年生)–長兄T.O.P(1987年生)

 

2011年デビューBlock.B リーダー、ZICO(1992年生)–長兄テイル(1990年9月生)

 

2013年デビュー防弾少年団リーダーラップモンスター(1994年生)–長兄JIN(1992年生)

 

2015年デビューSEVENTEEN 総括リーダーエスクプス(1995年生)/ボーカルチームリーダーウジ(1996年生)-長兄エスクプス

 

該当するグループリーダーたちは優れたリーダーシップを持っているという点よりも実力があるという点で先に注目されました。 これらのグループを説明する重要なキーワードの一つとして、ヒップホップという音楽ジャンルをあげられます。

 

ヒップホップは作詞、作曲を含めてセルフプロデュース能力を非常に重要な要素として挙げているジャンルです。 海外で一度ヒップホップが大きく流行していた時期が過ぎ、BIGBANGはその流れを韓国アイドルシーンに持ってきて本格的に「ヒップホップアイドル」という単語を誕生させました。 BIGBANGを始め、似たような流れが続きました。 Block.Bと防弾少年団SEVENTEENまでセルフプロデュースが可能という点を最も大きな長所の一つに掲げました。 まさにこの「セルフプロデュース」の中心にリーダーたちがいます。 グループを代表する音楽的な特色を確立することに最も貢献したと認められるのが彼らです。
「Block.Bのリーダー」ZICOはMnetヒップホップサバイバル「SHOW ME THE MONEY」の最年少審査委員として参加したりしました。

 

音楽的に才能を持ったメンバーをリーダーにする傾向はヒップホップというジャンルとはかけ離れたチームでも表示されます。 2011年にデビューしたB1A4のリーダーはジニョンです。 ジニョンは1991年11月生まれです。 グループ内の同い年のメンバーには、6月生のシヌがいます。 厳密に言えば、シヌが長兄であるわけです。 デビューの頃からジニョンがB1A4タイトル曲を書いてアルバムプロデュースに積極的に関与するなど、音楽的に主な役割を務めてきました。

 

一方、特殊な例では2016年にデビューしたNCTがあります。 NCTは様々なユニットでその時その時違った形になるグループであり、こうしたグループの特性上、過去-現在の形をすべて背負っています。 NCT 127のリーダーは、1994年生の長兄のテイルの代わりに1995年生のテヨンが務めています。 テヨンはグループパフォーマンスを率いるセンターメンバーです。 一方NCT DREAMの場合、未成年者だけで構成されたグループという点を考慮して最も年長のマークがリーダーの役割をしています。 DREAMでリーダーを務めているマークはNCT 127では一番年下のラインに属します。 毎回ユニットグループが異なるNCTだけの特性が反映された姿です。

 

#依然として「最年長」中心のガールズグループリーダー

 

ガールズグループは異なります。 このような変化はあまり見られません。 依然として「最年長」がリーダーを務めるケースが大半です。 他の条件でリーダーを選んだ事例が、むしろ特異な事例に属します。 TWICEがそうです。 リーダーのジヒョは1997年生まれで、1995年生のナヨンより2歳若いです。 しかし、2014年にデビューしたREDVELVET(2014年デビュー〜リーダー アイリーン)からGFRIEND(2015年デビュー〜リーダー ソウォン)、OH MY GIRL(2015年デビュー〜リーダー ヒョジョン)、gugudan(2016年デビュー〜リーダー ハナ)、PRISTIN(2017年デビュー〜リーダーナヨン)など、最近に頭角を現している大多数のグループリーダーの座は、依然として最も年長のメンバーが預かっています。 このようにはっきりと対照される傾向を見せているというのが驚くほどです。 このはっきりした違いの中に隠れた意味は何でしょうか。

 

実際、私はボーイズグループリーダーの記事を書くのはとても簡単に文章が出てきました。 むしろ制限された分量に誰を含める必要があるかが悩みになるくらいでした。 とてもたくさんのリーダーたちが音楽的な部分で、あるいは演技や芸能などにわたって目立ったエンターテイメント能力の力量を表出していました。 悩んだ末に▲比較的最近アルバム、シングルなどの活動経歴がある▲自分が作詞・作曲したり、プロデュースを担当した曲がある▲音楽マガジンの特性を考慮してソロの曲がある場合に限定しました。

 

しかし、ガールズグループのリーダーたちを紹介するために資料を集めたときには、この基準を満たすことができるケースを探すのが大変でした。 音源プラットフォームに掲載されるだけに、最大限ルックスへの称賛を排除して歌手として持つ長所を浮き彫りにしようとしましたが、容易ではありませんでした。 良いボーカリストとして知られている場合はしばしばありましたが...その他に音楽的な領域で頭角を見せたメンバー達はむしろリーダーではない場合がもっと多かったのです。

 

こうなると、彼女たちの役割が何か考えてしまうようになります。 「同じリーダーなのに、何が違うのか?」

 

韓国社会において「最年長」とはどんな存在なのか。 ここから考えてみる必要があります。 彼女たちは「長兄」とも異なります。 ほとんど「母親」代わりをしたり、性別を問わず、後輩たちのために多くのことを放棄しなければならない存在と見なされてきました。 それならば、ガールズグループでリーダーを務めているメンバーたちに期待される役割もこのような認識の枠組みから抜け出せていないのではないかと思います。

 

「母」、つまり誰かを見守ることだけが最高の美徳とされる母性神話の影。そこからいまだに抜け出せないような姿があちこちで観察することができます。 チームの外ではソロ音源を出したり演技に挑戦したりするが、グループでのリアリティー番組を数本見ると、彼女たちがグループ内でどのような役割を引き受けているのか簡単に分かるようになります。 彼女達はグループ内に限っては「優しいけど冷静なママ」「子供たちの言葉に固まる母」「少女のような母」のような定型化されたキャラクターで描かれています。

 

「今は年齢が重要じゃない。実力だよ」
アイドルシーンを問わず、年功序列を重視した「旧時代的流れ」を卒業することは韓国社会の弊害を無くす方法の一つとして言及されたりします。 しかし、アイドル産業の中ではそのような変化が依然としてボーイズグループにのみ可能なストーリーだと思います。 実力を優先する最新式のリーダー・システムの下で、ボーイズグループのリーダーたちは更に輝く存在になりました。 彼らは優れた能力でグループメンバーたちにインスピレーションを与え、最前線で騎手となって戦う姿を見せてくれます。 どっしりとして、素敵ですよね。 しかし、ガールズグループのシステムは依然として、あの時、あの時代の過去の時間に滞在しています。

 

#アイドルグループ、「家族ファンタジー」の延長

 

一つ面白い点は、ボーイズグループファンタジーでも依然として「家族の役割論」が消費される場合がかなり多いということです。 多数のリーダーたちは、ほかのメンバーやまたはファンたちによって、「強いカリスマ性でメンバーたちをうまく治めることができる父親像」か逆に「情は厚いが厳しい母親像」として描写されたりします。 あるいはグループ内で「父親のような役割」を遂行するリーダーを「母のような」メンバーが支えるようにメンバー同士の関係性が作られたりしますね。 「父と母のような面をすべて備えた」リーダーひとりがグループにカリスマを持たせていく姿が売り物になったりします。

 

長所は多いほどいいです。 すべての長所を兼ね備えているのはずいぶんと素敵なことです。 しかし、その「枠」の根拠が「父」と「母」の固定された役割論から出発しているとすれば...賞賛を少しためらうようになりますね。

 

韓国のアイドルグループが性別によってどのポイントを浮かび上がらせ、消費者を攻略するのか知ることができる端的な例が見えます。 ボーイズグループのリーダーがどんな役割をすべきか、ガールズグループリーダーがどんな役割をしなければならないのか明確に分離されているようです。 こうなってしまうと、すべてのアイドルグループリーダーが「長兄」「最年長」の方がましなようですね。 ガールズグループのリーダーたちが少々悔しいのではないかと思うからです。


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文中に出てくるリーダーに関する記事ですが、先日訳したmelonミュージックマガジンの「リーダー一斉表示」の記事の事だと思われます。

 

 

 

nenuphar.hatenablog.com

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この記事を読んで思ったのが、果たしてセルフプロデュースがまだ盛んではないガールズグループに「リーダー」というものは必要なのか?という事です。これは完全に自分の体験からだけにしか基づかない私見ですが、女性だけの集団においてはひとりの「リーダー」を決めるよりは、例えばそれぞれの係のような担当を決めて責任をある程度分散させた方が円滑に行く場合が多いのではないかなと思ったのです。melonの記事では少女時代のテヨンがリーダーとしてあげられてましたが、少女時代には今は厳密にはリーダーがいないそうなので、結局グループができたての時はともかくある程度グループが長く続いて人間関係が出来上がっているグループの場合は、自然に役割分担もできているでしょうしリーダーがいてもいなくても同じという事なのではないかと。それでも便宜的にポジションとしてリーダーを決めるとしたらどうしても年長者という事になるだけじゃないかなとも思いました。文化的な差異はあれど、こういう個人的な人間関係に関してはそれほど大きい違いは実際はないんじゃないかなと思うのです。何か文化的な違いがあるとすれば、アイドル本人よりもそれを見る大衆の視線のではないのかなあと。

 

実際文中でもある通り、自作曲活動が増えているボーイズグループの場合はBIGBANGを筆頭に年齢に関係なく音楽的にグループを引っ張っていける人がリーダーになる傾向がありますけど(YGは全グループこのスタイルでWINNERに至ってはマンネラインがリーダーという)SEVENTEENはチーム別リーダーは年功序列じゃないけど全体リーダーは1番年長というのがわかりやすい感じです。

 

2NE1はYGの男子グループと同じく年齢に関係なくCLがリーダーでしたが、BLACKPINKはリーダーを最初から決めていないグループとの事なので、これからはリーダー不在グループも増えるかもと思ったり。最近はガールズグループの規模も大きくなっていっているので、人数も関係あるかもしれませんけどね。