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サンダーエイジ

韓国のアイドルとか音楽についての自分が後で読み返ししたい記事のふんわり訳と覚書。

【ize訳】防弾少年団のK-POPアップデート

ize訳 防弾少年団 ファンドム・ファン活動

防弾少年団K-POPアップデート
2016.10.20


http://m.ize.co.kr/view.html?no=2016101610387290457&pDepth=pえQa


ボーイズグループ防弾少年団の「WINGS」は、今週「ビルボード200」チャートに26位でデビューした。 K-POPアーティストの中で歴代最高順位だ。もちろん、K-POPが海外のチャートに名前を上げることは、もはや珍しくはない。時折海外の成功事例として報道されている「ワールドアルバムチャート」や「ワールドデジタルソングチャート」が狭い基準のチャートに過ぎず、いわゆる「メインチャート」と呼ばれる「HOT100」または「ビルボード200」の方が凄いのだという区分を作ったりすることも不要なほどだ。しかし、防弾少年団の成果は、K-POPや特定のグループが海外で人気のあるというシグナル以上のものである。

 

ビルボード200」を一言で表現すると、アルバムチャートである。 「HOT100」は相対的にシングルチャートと説明する。しかし、両者の違いは音楽を販売する単位ではなく消費形態にある。 「HOT100」チャートのスコア算定はアルバム販売量、ラジオ放送回数、ストリーミングを統合する。平均的な割合は、それぞれ40%、35%、25%である。ストリーミングスコアはYouTubeまで反映する。PSYの江南スタイルがついに「HOT100」で2位にまで上がった理由は、YouTubeスコアが2013年2月に導入されたためである。しかし、「HOT100」のランキングを左右する最も弁別力のある要素はラジオ放送である。米国でラジオが音楽消費者に与える影響はまだ大きい。アルバムを購入したりストリーミングが積極的消費であるとするならば、ラジオは消極的消費である。無数のラジオ局はリスナーを捕まえておくために耳慣れたヒット曲を数え切れないほどかけ、したがって歌による貧富格差が発生する。米国のインディーズミュージシャンたちが「ビルボード200」1位ではよく見かけるのに「HOT100」では見つけることが難しい理由だ。米国に拠点を置いていない海外のミュージシャンには当然非常に難しいことである。PSYは本当に特別なケースだ。

 

一方、「ビルボード200」は、純粋に積極的消費を反映する。フィジカルのアルバム1枚につき、デジタル音源10曲、ストリーミング1,500回と同等である。防弾少年団は最初の週に16,000点単位のスコアを記録した。このうち11,000点がフィジカルアルバムの販売量である。このスコアと26位がどの程度なのかを知りたい場合は、上位にどのようなアーティストがいるのかをみればわかるだろう。要するに、海外でK-POPは、いまだにいくつかの特定の消費者層の文化であるという事ができる。しかし、その一部が全体の音楽市場に対して意味のある動きを作り出すことができる位には大きくなっている。

 

では、なぜ防弾少年団なのかという質問が残る。なぜ大手事務所の有名アーティストではなく、防弾少年団なのか。このような疑問は、防弾少年団をはじめ最近の世代のアイドルが共有する「海外で人気があるんだよ」という認識と似ている。これらは昔のように偶然海外で人気を得るか、または、国内でトップの位置に上がった後海外に進出するという過去の方式に従わない。彼らにはYouTubeやストリーミング、SNSやインターネットがデビュー時から与えられている。海外のファンがK-POPの国際進出のバージョンを知った後、彼らの過去を改めて勉強する必要はないのだ。すでにかなりの規模に達した海外K-POPコミュニティは、彼らのデビュー直後から国内のファンと同様にコンセプトと成長物語を完全に消費している。

 

したがって、同世代の中でも防弾少年団が一足先に抜きん出ていたことは何かと言うならば、常にファンにコンテンツを供給し続けている誠実さについて言及しなければならない。防弾少年団というグループやメンバーたちのキャラクターは、TV芸能などの一般的なルートの上にではなくファンとの直接的なコミュニケーション、あるいは自発的な露出が積み重なったものだ。つまり現代のK-POPアーティストは、ジャスティン・ビーバーが偶然そうなった「お父さんたちには分からないが、私たちはすべてを知っている」存在という概念を意識的に国際的なレベルで再現する。その意味で、防弾少年団の「血、汗、涙」がジャスティン・ビーバーの最近の活動を連想させる面は興味深い。 「血、汗、涙」は、Diploと一緒にプレイしたジャスティン・ビーバーのように、大衆的には不自由しない程度のレゲエトーンをきれいに具現化しているものの、その代わりにK-POPの情緒は逃さないようなリフレインを組み込んでいる。 結果的に「血、汗、涙」はKPOP界の最新トレンドを迅速に追い続け、KPOPで可能なリフレインとラップ、コンセプトを中心にダンスや舞台などビジュアルの融合という伝統的な公式、または成功の秘訣を着実に完成させている。

 

要するに、市場は広がり環境は変わったが、アイドルを世に紹介してファンと感情的に繋がらせ、それに合ったふさわしい音楽を提示する基本的な公式は依然として作動している。 誰がよりもっとうまくできるかの問題であり、私たちは今、その最新バージョンのアップデートを見ている。


記事|ソソンドク(音楽評論家)


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防弾少年団のアメリカBillboardランキング入りについての分析記事でした。Billboard200ではフィジカル(CD音盤)のポイントが高いので音盤が売れてフルアルバムを定期的に出している人たちは有利なようです。アルバム販売数でいえば正直そんなに多くないわけですが(アメリカの人口に対する1万枚なので)一定数のファンががっちりといている強みがランキングに影響を及ぼすというのは、日本での2次元アイドルなどの状況と似たものを感じました。マニアがメジャーに力を及ぼせる時代というか。

 TVだと特定の国以外は見づらいですがウェブ番組やストリーミングなら世界中で見ることができますし、特にバンタンはアメリカでファンイベントをやったり、マメに日常っぽいVアプリを公開するなど地道に積み重ねてきたものがここにきて結実しているのかなという感じはしました。