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サンダーエイジ

韓国のアイドルとか音楽についての自分が後で読み返ししたい記事のふんわり訳と覚書。

【ize訳】SEVENTEENのパフォーマンス VS 防弾少年団のパフォーマンス

ize訳 SEVENTEEN 防弾少年団

【ize訳】SEVENTEENのパフォーマンス VS 防弾少年団のパフォーマンス


http://m.ize.co.kr/view.html?no=2016050822137269737&pDepth1=i2301

2016.05.11

 

セブンティーンと防弾少年団は全く異なるスタイルの少年を示す。陽気で優しく、まだ恋に対してシャイな少年の顔はセブンティーンのものであり、愛でも何でも猪突猛進的に飛び込んで傷つきさまよう少年の顔は防弾少年団の役割である。そして両チームは、舞台の上で正反対のパフォーマンスでそれぞれのキャラクターを描き出す。最近公開されたセブンティーンの「PRETTY U」と防弾少年団の「FIRE」の舞台について、音楽評論家キムユンハとファンヒョジン記者が二つのグループのパフォーマンスについて評価した。

 


防弾少年団「FIRE」、青春の証明

花様年華YOUNG FOREVER」のエピローグ、「YOUNG FOREVER」のティーザーイメージとミュージックビデオはまさにアルバムの充実した予告編だった。 防弾少年団のメンバーたちが身につけた半ズボンとニーソックス・ベレー帽・ブラウスなどはあえて言うならば青年より少年のスペクトルに近い服装であり、「YOUNG FOREVER」で彼らは「永遠に少年でありたい、僕は」と叫ぶ。 迷路に別々に閉じ込められて彷徨する防弾少年団の姿は「花様年華」シリーズの前作の「I NEED U」と「RUN」のプロモーションビデオの中のいくつかの場面とクロスオーバーしており、結局「YOUNG FOREVER」のミュージックビデオは、メンバーたちが一緒にどこかへ向かって歩いていくことに結びつくのだ。 青春の時代は過ぎたが、その記憶と習性は捨てないまま次のステップに進みたいと宣言するようなエンディング。そしてこのような雰囲気は「FIRE」のステージでさらに具体化される。

 

デビュー曲「NO MORE DREAM」と「N.O」「サンナムジャ」まで、いわゆる「学校3部作」で防弾少年団は健全な少年特有の制御できない血気を表現した。ひとつにまとめる事が難しそうなヒップホップとカル群舞の融合は初期から彼らのテクニックであり、単に乱れのない振り付けの消化を超えてアクロバティックに近いパフォーマンスを見せてくれたりした。 「NO MORE DREAM」でのジミンが軽い身のこなしでメンバーの背中を踏んで空中に飛び出したり、「サンナムジャ」での後ろにいたJ-HOPEがジャンプし飛び出す動作などは爆発力を加えるための仕組みであった。 しかし、このようなパフォーマンスはいつもダンス能力に特出したメンバーたちに任せ、部分的に歌詞の内容を現代舞踊のように解説した「花様年華」シリーズのステージはチームの強みを改めて隠してしまったりもした。

 

「FIRE」は、防弾少年団が最終的に見つけ出した答えである。あふれるエネルギーは相変わらずだが、ビートとバウンスに基づいて振り付けは適切に緩急が調節されている。首や肩、腕と膝、指までの身体のほぼすべての部分を活用しながら妙に力強さと余裕のすべてを引き立たせるステージ構成であり、おかげで以前のようにダンスの上手い特定のメンバー数人を目立たせなくても圧倒的な雰囲気を演出している。生意気なポーズを取りつつ群舞を合わせて一緒に前に出てくるイントロ、そしてメンバーそれぞれ別の動作をして瞬時に振り付けを合わせて見せるリフレイン直前のパートは、防弾少年団の現在を一目で証明するものである。さらに、カメラを回転させた後、突然現れた数多くのバックダンサーたちと呼吸を合わせる部分はKBS 「歌謡大祭典 INTRO PERFORMANCE TRAILER」のような特別なステージがなくても、いくらでもスケールを拡張することができるのだという自信の表れのように見えたりもする。

 

防弾少年団は、依然として少年のままで将来についてのヒントをこっそりと公開した。これは、アイドルが最も愛された瞬間の痕跡をあえて消すことなく、どのように成長を証明することができるかの良い例だろう。

(ファンヒョジン/ライター)

 

 

SEVENTEEN「PRETTY U」、ボーイズグループパフォーマンスの新しいパラダイム

昨年末、毎年のように「今年の瞬間」に対する質問を受け、少しの迷いもなくセブンティーン「マンセー」のハイライト振り付けを挙げていた記憶がある。 好きな少女を「ちょっとお嬢さん」と呼びとめて爆発しそうな心臓のまま両腕を伸ばしカメラに向かって躊躇せず突進する13人の少年たち。そのオーラはそのまま「勢い」になりセブンティーンを2015年の最も注目される新人にした。

 

アイドルパフォーマンス系のパラダイムを変えた、少女時代「また巡り逢えた世界」の足蹴り振付と比較しても遜色のないその爽快な瞬間のあと、少年たちは「PRETTY U」で帰ってきた。 彼らのファーストフルアルバムのタイトル曲でもある「PRETTY U」は、一言でいえば「舞台がすべてを表している」歌だ。 曲に盛り込まれたストーリーをパフォーマンスでそのままに描くいままでの個性溢れる振付の構成方式はそのままに、完成度が加わった。 よく訓練された一群の少年たちが息をする暇もなく走り回る舞台は、まるでシワひとつない2時間の青春ミュージカルを3分40秒に圧縮したかのようだ。 男子寮のリビングルームの中央に置いてありそうなひとつのソファを中心にしてしだいに集まってくる少年たちのほろ苦い愛の告白は、1から13まで彼らが使用できるすべての数字の組合せを通じて秒単位まで積み上げられている。 既存の歌謡の構成とは少し違った、メンバーたちのパーソナリティーによって劇の幕や場面のように分節された構造を持ったこの歌は、この驚くほど高い効率を誇るレースの誰よりも頼もしい礎だ。 そしてこれは全て最終的にセブンティーンが持つ最も大きな長所である燦爛たる青春のひとときを思い出させ、大衆を説得する。 好きな対象に告白しようとする気持ちを盛り込んだ歌詞はそのままステージ上の動作につながり、表情演技はストーリーの中の感情をそのまま伝達する。 セブンティーンは舞台の上で彼らが表現しようとする青春ロマンスを伝え、それはそのままさわやかな少年たちというセブンティーンのアイデンティティにつながる。 パフォーマンスが一つの完結された世界を作り、それがどのような説明なしでもグループの色を作り出しているのである。

 

それゆえに「PRETTY U」は、セブンティーンがデビュー以後開拓しているボーイズグループパフォーマンスの新しい領域を示している。 彼らのパフォーマンスは、しばらくの間アイドルシーンを総ナメにしているカル群舞や「○○ダンス」などの愛称で流行する各種のポイント振り付け、舞台の上で最大限自由に「楽しむ」流のパフォーマンスなど、過去のいかなるものとも方向性が異っている。 大人数のグループだけが実行できる規模の物量感を抱えて生まれた「青春力」を爆発させながらも、スングァンの4段ハイトーンを中心に徐々に湧き上がっていく大きなサークルが与える直感的楽しさや、ジョンハンやジョシュアなど「きれいな」二人のメンバーに曲のハイライトである「きれいだ」のパートを振り分けるなどの繊細さを失わないこと。これはセブンティーンというグループとそのパフォーマンスが持っている最大の魅力であり、アイドル音楽においてパフォーマンスを批評の領域に置くことができるのかという問いに対する、セブンティーン式の爽やかな答えである。

(キムユンハ/音楽評論家)