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サンダーエイジ

韓国のアイドルとか音楽についての自分が後で読み返ししたい記事のふんわり訳と覚書。

【ize訳】「ミュージックバンク」1位への道

ize訳 ヨジャG K音楽番組 ファンドム・ファン活動

「ミュージックバンク」 1位への道
2016.06.08

http://m.ize.co.kr/view.html?no=2016060510317264651

 

  音楽ランキングプログラムであるKBS 「ミュージックバンク」の順位集計基準には「放送回数」がある。ニュースを除いたKBSのTV番組に出演して歌を歌ったり、ちょっとしたBGMに使われたりMVなどが流された場合に放送回数に集計される。番組に歌手を出演させたりBGMに使用したりするのは、当然のことながら製作陣さらには放送局の権限である。更にランキング集計での放送回数の割合は20%であり、「デジタル音源」(65%)よりは少ないが「アルバム(音盤)」(5%)「視聴者選好度」(10%)を合わせたものよりも多い。残りの部分で圧倒的な1位ではない場合、放送回数で高い点数を取れなければ1位を逃す可能性は高い。これは放送局が歌手に対して送信しているメッセージのように見える。放送局に協力しなければ「ミュージックバンク」での1位は難しい。

  KBS 「生放送 朝がいい」は月〜木午前7時・金曜日の午前6時に始まるが、多くの人気アイドルたちが出演して歌う。これに対して、複数のアイドルグループのマネジメントを引き受けたAさんは、「一日中録画した「屏風」のように顔だけが少しだけ出るような番組でも、歌えるならば出演するしかない。歌を披露する事ができる朝のプログラムであれば、拒む理由はない」と述べた。過去のように音楽プログラムで1位をとればイベントやCF出演料が上がるというわけではない。人気ガールズグループの所属事務所関係者B氏は、「最近は企業がさまざまなデータを持っており、音楽プログラムで1位取ったからといって無条件にお金を与えたりはしない。加えて、事務所の立場からより良い条件を求めることができる名分もない」とし「それよりも1位というのはファン層の現在の位置を確認し、ファンドムに力を与えるような役割をするものだ」と述べた。

 

  歌手の熱心なファン層がチャートの成績に気を使うことは、すでにファンドム文化の一部になった。音源チャートのランキングを高めるために好きな歌手の音源を繰り返しストリーミングしたり、アルバム販売量を上げるためにCDを複数枚ずつ買う場合もある。全体の普及に比べると、このようなファンの数は少数だ。しかし、ボーイズグループ防弾少年団は最近発表したスペシャルアルバムのタイトル曲「FIRE」が発売直後音源チャートで1位を占めており、最初の週のアルバム販売量も圧倒的な1位を占めた。その結果、出演したすべての歌謡順位プログラムで1位になった。それだけチャートがファンの数と集中力を証明し、このグループはいわゆる「大勢(テセ)」という認証を受けている。ファンドムが努力して好きな歌手を1位にしたという壮大さ。だから1位は歌手だけでなく、ファンドムにとっても目に見える報酬であり、音源とアルバムここに文字投票まで加えて総合する音楽ランキング番組の1位というのは最も難易度の高いミッションである。まだ1位をとったことのないアイドルが、1位をとった場合の公約を出してファンへ支持を訴える姿は、まるで選挙運動で支持者を集めようとするのと同様に感じられるほどだ。

 

  しかし、先週の「ミュージックバンク」の視聴率は0.9%である。音楽プログラムをインターネットで好きな歌手のステージだけ見るケースが多いことを考慮しても非常に低い数値だ。去る5月27日の「ミュージックバンク」でガールズグループTWICEとAOAの順位が変更された事件のような事がなければ、大多数の人は誰が1位を取ったのかには興味がない。そもそも問題となったアルバム販売量集計値について、引き続き問題を提起したのもアイドルのファンドムだった。アイドルとファンドムはまるで選挙運動を彷彿させるほど激しく努力し、韓国の音楽産業はこのエネルギーを海外にまで拡張してより多くのファンを確保して帰る。ランキング番組はこのようなエネルギーを集める発電機の役割をしている。一方、大規模な大衆を相手にする地上波において音楽ランキング番組の効用価値はそれほど高くない。 KBSはこの間隙の中で順位集計方式を利用して、アイドルとその所属事務所により多くの協力を要請する。ファンドムを結集させる事が必要な段階にあるアイドルと所属事務所はほとんどそれを受け入れ、ファンは迷惑なことが起こるとしても好きな歌手の1位を応援する。 ミュージックバンク」をはじめとする音楽ランキング番組の問題は、順位集計を間違ったという事などではない。それはむしろ些細な部分である。今の音楽ランキング番組は熱心なファンの熱意を前提に存在している。そして暇さえあれば韓流の代表走者であるK-POPを引き込みたがるのが地上波の現在の姿だ。

 

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 集計ミスで本来TWICEが1位なのにAOAが最初1位として発表された件を受けての記事だと思います。
(いつかのミスユニバースの発表間違いみたいだな)
 音楽番組の視聴率の低さに関しては数年前にすでに音楽背説という番組でも指摘されていましたし、昔と違ってほぼファンしか見ていないので音楽番組で1位になっても一般人が知らない曲が多いという話はしばしば持ち上がるように思います。逆に韓国では最早一般的にはアイドル以外ほぼ音源しか売れないので、世間的に人気のある曲が僅差で音楽番組では1位を取れなかったりという逆転現象も起こったり。
 以前は音楽番組で1位を取れば仕事が増える等歌手側にもそれなりのメリットはあったのが、今ではそう簡単に企業側からのオファーが来るわけではないというのが現実だとすると、ファンがアイドルのためという名目で1位を取らせようと頑張っても結局はファンドム自己満足の部分が大きくなってしまっているという事なのでしょうか。

 

 1位をとらせる目的でファンが一致団結するというのはペンドム固める手段としてはいい事ではないかと思いますが、アイドルのペンドムの中では就寝中にパソコンでストリーミングを無限リピートで流して順位をあげるという手法がすでに常套化しており朝にストリーミングサイトの順位を見ると不自然にアイドルの曲が上がっている光景はすでに普通で、昼には戻ってしまう順位を見るたびに誰にも聞かれることなく深夜に流され続けるその曲がちょっと不憫になる時があります。定額制ストリーミングがメインになりつつある韓国だからできることですし、某事務所のCDにはgenieのストリーミング100回無料券がほぼ必ずついているので事務所も暗にそれを推奨しているフシもあるのかも。

(ペンカによるCDまとめ買いなども同じ事ですが)

 

 また、音楽ランキング番組が存在する事そのものがテレビ局と事務所・アーティスト間に甲乙関係を作ってしまう事も問題な気もします。音楽番組の海外イベントの場合(○○inLAとかそういうやつ)ギャラは出るけど交通費は事務所が全額負担しなければならず、カムバの時の出演回数に影響が出るかもしれないので断る事も出来ずいうことをきくしかない…という記事を以前読んだような。(多分Kstyle) 

 ヤンヒョンソクが韓国の音楽ランキング番組はすでに死んでいる=意味がないものになっていると以前言っていましたが、YGがあまり音楽ランキング番組に出演させる事に熱心ではないのはそのせいなのか…ペンにとってはつまらない事ですが、フルで音楽番組に出た場合のスケジュールの過酷さと比べて他にきちんとギャラが出る仕事があるのであれば、そちらを優先する事はアイドル本人にとってはむしろ良いこととも言えるし、悩ましいところかも。

 

 とはいえ、新人アイドルにとっては音楽番組の1位というのはわかりやすい最初の到達点でしょうし、音楽番組の1位に昔ほどの意味がなくなったという事は、ポジティブに考えれば1位を取れなくても他にギャラの良い仕事を取ってサバイブしていく方法はある時代になったという事でもあるので、単純に1位を取れなくてもそこまでこだわる必要はない時代になったという事なのかもしれません。

 

注)2011年頃の韓国政府のデータによると、音楽番組の出演料はSUPER JUNIORクラスでも1万6千〜2万円位、新人だとさらに安いそうです。記事元は忘れましたが当時日本語訳の記事も出回りましたし、映画「パーティ51」でも言及されていましたのでもしも気になる方はググってみてください。