サンダーエイジ

韓国のアイドルとか音楽についての自分が後で読み返ししたい記事のふんわり訳と覚書。

【ize訳】いまどきのボーイズグループたちのリアリティ

【ize訳】いまどきのボーイズグループたちのリアリティ

 
2018.05.23

http://m.ize.co.kr/view.html?no=2018052223367251772

  

「完璧に今っぽいね」

Mnet「SVTクラブ」初回の収録を終えたSEVENTEENのメンバー・バーノンが言った言葉だ。 「SVTクラブ」は、健康で快活なアイドルグループの姿を見せるためには旅行に出かけたり屋外に出なければならないという公式を破って、テーブルを囲んでおしゃべりするメンバーの姿を見せてくれる。 彼らの言葉を整えてくれる「庭師」アナウンサーのキムファンはSEVENTEENのメンバーたちにキーワードを投げかけてくれて、自然に質問をして対話の中心をつかむ。 ほとんどの20代が日常で容易に接するキーワードが、アイドルであるがゆえにわからないこともあるものだ。しかし、メンバー別密着カメラとスケジュールの中で暇を作って趣味探しする活動などは、彼らの生活の様子が「ソファクヘン」「雑学ぺディア」「シルジョン主義」など20代の価値観を説明する新型スラングと接しているということを明らかにしている。 「SVTクラブ」は音楽作業や忙しい日常に対する話を通じて、アイドルグループだけの特殊性を失わないながらもカラオケやグルメツアーに行くささやかな日常を見せながら「今どきの」の生活と価値観を見せることに成功した。

 
SEVENTEENのリアリティー番組である「SVTクラブ」と最近終わった防弾少年団YouTube RED専用ドキュメンタリー「BURN THE STAGE」はボーイズグループリアリティの新しい流れが反映された結果だ。 SBS MTV「DIARY」MBCEvery1「SHOWTIME」シリーズでそうだったように、宿舎の中や野外で遊ぶボーイズグループメンバー同士での姿を見せるのはアイドルリアリティの基本要素だ。 しかし、SEVENTEENのメンバースングァンは「(STVクラブの)作家先生と話したが、最近のアイドルファンは『あ、あの子はとても人間的だね。 私と似た面を持っているんだな』と思いながら好感を持つんだと言っていた」と話す。 実際、最近は多くのファンがボーイズグループメンバーたちに彼らが自分の仕事と日常の割合をどう取っているのか、今後どんな仕事をしたいのかなどについて質問する。 防弾少年団が、ネイバーVアプリを通じて野外活動中心のリアリティー「走れ防弾(RUN BTS)」をしながらもYouTube REDを通じてドキュメンタリー「BURN THE STAGE」をリリースしたのは故に興味深い。 ファンは「私と似た面を持っている」という考えでSEVENTEENのメンバーたちにさらにハマることもあるし、ワールドツアーをしている間も絶えず熾烈に次の段階について悩む防弾少年団の職業人としての姿勢を見て、びっくりすることもできる。 さらに、ファンではない大衆がうっかりTVチャンネルを変えたり、YouTube REDをクリックして見ても、韓国アイドルと20代の人生を理解できる新たな記録物としての価値を持つ。


このようなボーイズグループのリアリティショーまたはドキュメンタリーの変化は、逆説的にまた、別のリアリティーショーであるWANNA ONEのMnet「WANNA ONE:X-CON」と比較するとより明確に表れている。 「SVTクラブ」と「BURN THE STAGE」がボーイズグループメンバーを芸能界の外の20代の青年たちとして拡張させて大衆性を獲得したとするなら、「WANNA ONE:X-CON」の放送分の一部はファンだけにしか理解できない内容でいっぱいだ。 カップルマッチングプログラムSBS「PAIR」をパロディしてユニットマッチングを試みた1回放送では、メンバーたちが「お互いに知らない関係」という設定にされており、彼らはぎこちなさに戸惑いを隠せない。 パロディやユニットの選定ルールをきちんと理解していないメンバーもいるほどだ。 相手に近づき、スキンシップをし、セレナーデを歌い、ハート型のネックレスに自分が望むメンバーの写真を入れなければならない設定は、芸能プログラムではなくファンたちが織り成すファンフィクションや二次創作漫画の場面に近いくらいだ。 アルバムの準備に向けたリアリティであるにもかかわらず、WANNA ONEメンバーたちは2回目の放送でようやく自分の音楽的長所を表わせた。 また、メンバーたちの性格と価値観を観察することができた「WANNA ONE:ゼロベース」では、化粧品ブランドinnisfreeの済州ショップに行ってセルフ広告を制作する「WANNA ONEの済州」に変わった。 メンバーたちの自然な姿よりは広告とアルバムの広報が入り混じり、メンバーたちが見せたい姿が何なのか大衆はおろかファンたちさえも分かりにくい状況になる。

 
当然、リアリティー番組がすべての現実を示すものではない。「WANNA ONE:X-CON」が組まれた脚本とメンバーごとに定められたイメージ通りに動くとして間違っているという事ではない。ただ、SEVENTEENはデビュー前にアフリカTVでのアマチュアトークショーを経て、MBC MUSIC「ある素敵な日」で旅行に発ってから、会談形式の「SVTクラブ」を撮っている。一見だんだんと製作陣がより多くの枠組みを作ってきたようだが、メンバーたちは「SVTクラブ」で「むしろこういう風にするのがよりリアルに近いみたいだ」と話すようになった。 防弾少年団は、芸能プログラムでは自分たちのステージについて説明し難いためにドキュメンタリーでその話をする。 彼らは各自の特性をよく見せられる方式を探しながら、視聴者たちに彼らがどんなグループなのか説得する。 アイドルグループのリアリティで、完璧な本物を望むことはできないだろう。 ただ、そのグループがどのような態度で、どこに向かって行くのかは示すことができる。 そしてファンたちはその部分を発見し、熱狂する。 製作陣が普通に考える「こういうのがファンが好きだろう」というのとはかなり違うという言葉だ。

 


文 パクヒア

校正 キムヨンジン

 

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ソファクヘン(소화행)=소소하지만 확실한 행복/小さな幸せ


雑学ぺディア=雑学+ウィキペディア/広く浅い知識のこと

 
シルジョン主義(싫존주의)=“싫음마저도 존중하는 주의”「嫌いな事さえも尊重する主義」/お互いの違いを認めて尊重しあう考え方

 

 

WANNA ONEの方が防弾やSEVENTEENより大衆性があるだろうからそういう内容でいいのかも。

ファンはね...ぶっちゃけフォーマットなんかなんでもいいと思うんですよ..,アイドルが本当に辛い目にあってなければ。

(ただ垂れ流しだとファンといえどつまんないと思うことはある)

【ize訳】(G)I-DLEの変化

【ize訳】(G)I-DLEの変化

2018.05.17

 
http://m.ize.co.kr/view.html?no=2018051622247245729

 


新人ガールズグループ(G)I-DLEのリーダーチョンソヨンは、デビューショーケースでタイトル曲「LATATA」について「曲を書く時、グループメンバーのひとりひとりについて考えながら書いた」と話した。 アンニュイな雰囲気をよく生かしたミンニのボーカルと、可愛い外貌とは違ったハスキーなウギのボイスで曲のイントロが終了すれば、メインボーカルのミヨンが落ち着いた表情でリフレイン(サビ)を歌う。他のガールズグループたちの歌と特には違わない形式的な構成だが、メンバーが持ったキャラクターが自然に際立ってくる。 (G)I-DLEは1曲で半分を超えるメンバーたちのポジションを大衆に効果的にアピールする。 チョンソヨンの言葉どおりなら、彼女がメンバーたちの特徴を正確に把握して音楽で表現したという事だ。


デビューの頃から「メンバーの作詞作曲参加」という同じ方式で広報をするボーイズグループは数え切れないほど多い。 しかし、最近1〜2年の間にショーケースから積極的に女性メンバーの作曲能力を露にした事例はPRISTIN程度に止まっている。 もちろん、すべてのアイドルグループのメンバーが作詞作曲をする必要はない。 しかし、男性アイドルグループのメンバーたちが「全員が作詞作曲に参加」「アルバム全曲作詞参加」などで彼らの可能性を浮き彫りにする一方、女性アイドルグループのメンバーたちは彼女たちの外見やスタイリングに広報戦略の重点が置かれていると言っても過言ではない。 ある中堅ガールズグループの所属事務所の関係者A氏は「どうしても大衆の関心はガールズグループメンバーたちの容姿の変化にある」「作詞作曲に参加したという事実を広報に利用するよりも、今回のコンセプトで体重がどの程度でヘアスタイルをどう変えたか強調した方がずっと関心を集めやすい」と話した。 彼は付け加えた。 「男子アイドルは作詞作曲をするといえばオンラインコミュニティで能力が優れたアイドルと何度も言及されるが、女性アイドルはいくらその点を強調しても『ダイエット大変そう』が先にくる」


ガールズグループ企画会社の関係者B氏は「とても清純なコンセプトの曲を出してから、会社でファンドムの反応を分析してみた」「主に男性ファンは彼女たちの外見コンセプトをたたえ、女性ファンたちは『音楽が好きだ』と表現した」と話した。 しかし、B氏は「ガールズグループメンバーたちを作詞作曲に参加させるケースが増えている」「女性ファンが能力の高い女性を好むというのが可視化され、これが以前とは確実に変わったと感じている部分」と付け加えた。 これは、ガールズグループのコンセプトに対する質問につながる。 あるアイドルグループプロデューサーC氏は「男性たちが好きそうな愛嬌たっぷりで清純な感じを加えたガールズグループの中で、最近まで大きな人気を集めたグループはTWICEが唯一だった」と話した。 これまで韓国アイドル産業で「清純」という言葉は受動的な女性像を包括する方向に近かった。 そして昨年、TWICEを除いて人気を博した女性アイドルはチョンハ・RED VELVET・BLACKPINKやMAMAMOOなど清純さとは異なるコンセプトを掲げている。(G)I-DLEの所属会社のCUBEエンターテインメント側は(G)I-DLEのコンセプトについて「シックな姿を見せようとしたのであって、ガールクラッシュのように強いコンセプトをしようとしているわけではない」と語る。 しかし、これこそが最近の消費者、特にガールズグループを消費する女性たちと製作会社の認識の相違を見せてくれる。

 
(G)I-DLEの所属会社のキューブエンターテインメント側は(G)I-DLEのコンセプトについて「シックな姿を見せてようとしただけでガールクラッシュのように強いコンセプトをしようとしているわけではない」と語る。 しかし、所属事務所が考える「シックな姿」がどうであれ、これを受け入れる消費者側の態度が変わった。 男性に向かって銃を撃つ真似をして無表情にダンスを踊る女性アイドルたちが人気を集めた後に、タイトル曲を自作曲と謳って出た(G)I-DLEが注目を受ける。 このように女性アイドルたちの価値観の変化も、ガールズグループの変化に重要に作用する。 プロデューサーC氏は「フェミニズムの話題が台頭し、女性アイドルの外見だけではなく彼女たちの能力と価値観が重要な魅力ポイントになったというのが感じられる」と話した。 彼は「堂々と自分が作った曲と言って真っ赤なマニキュアを塗った長い爪を示すチョンソヨンを見ながら、Mnet『プロデュース101シーズン1』の時の『Pick Me』を思い浮かべる人がどれくらいいるだろうか?」と反問した。 また、他のガールズグループ企画会社の関係者D氏は「私たちが4年前に新しいガールズグループをリリースした時は、メンバー自身がむしろ可愛い妹コンセプトを望んでいた」「しかし、最近の練習生たちはむしろガールクラッシュをしたいという話をして、作詞と作曲の練習もたくさんしている」と話した。 いつのまにか女性アイドルの外見や強烈なパフォーマンスによって「ガールクラッシュ」と言っていた時期を経て、彼女たちの価値観と音楽的な実力まで包括したコンセプトに対する議論が始まった。 そしてメンバー達の作詞作曲能力を掲げたPRISTINは、より強いイメージを浮上させたユニットPRISTIN Vでカムバックする予定だ。 同じ所属会社の2NE1に続いて多数の女性ファンを確保したBLACKPINKも、まもなく再び舞台に立つ。 所属事務所が願おうと願うまいと、(G)I-DLEの登場とともに目に見えて感じる変化だ。

 

 

文 パクヒア

校正 キムヨンジン


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(G)I-DLE、(G)I-DLEって打つのが面倒すぎるというのは大問題だと思うんですが(コピペした)新人アイドルにしては音源20位以内と良い成績で注目されているようです。

【お知らせ】Real SoundでBTSラッパーラインのミックステープに関する記事を書きました

前回のお知らせでも少し触れていましたが、Real SoundさんでBTSラッパーラインのミックステープに関する記事を書きました。

BTS(防弾少年団)の人気高めるブースターに? RM、SUGA、J−HOPEのミックステープ聴き比べ」という記事です。

 

 

短い中に3本分のアルバムレビューを入れるような作業だったので、自分的にアイドルラッパーの記事より少し苦労した感じです。字数制限があるので各メンバーのラッパーとしての履歴とかリファレンスとかはあまり入れませんでした。普段ぼーっと曲を聴いてる方なので、改めて歌詞の内容をチェックするのに時間がかかってしまい、リリックの解釈にもうちょい深度が欲しかったです(自分に対する発破)。

【お知らせ】Real SoundでWINNERの武道館ライブレポート記事を書きました

Real SoundさんでWINNERの武道館公演のライブレポートを書かせていただきました。「WINNERがファンと共に描いた“青春”のカタチ 万感の想いで迎えた日本武道館公演」というタイトルです。レポート執筆のお話を頂いた時すでに自分でチケットを取っていたという。

 

 

リテイクが出なければ今月中にもう1本、BTSのミックステープについての記事が載るかもしれません。

【idology訳】アイドルディープリスニング:Idol Back In The House

【idology訳】アイドルディープリスニング:Idol Back In The House

 
シムウンボ(GDB)

by on 2018/04/25

http://idology.kr/10482

 
idologyは、ミルク・ミュージックとともにアイドル音楽をもう少し掘り下げる「アイドルディープリスニング」シリーズを進行する。 プレイリストはギャラクシー専用サービスであるミルク・ミュージックで聞きながら楽しむことができる。 本稿は2017年12月に掲載された。

 
2017年の1年間、数多くのアイドルがハウスという大きなジャンルの下にある細部ジャンルをタイトル曲に押し出した。 数えきれないほど言及されたトロピカル・ハウスが代表的だ。 ハウスは1980年代にアメリカのシカゴのクラブで生まれ、ニューヨークではガレージ、デトロイトに渡るとデトロイトテクノに変貌した。

 
ハウスの最も大きな音楽的特徴はやはりリズムだ。 ドラムマシンを愛用し、反復的にFour on the Floorのリズムを使用し、オフビートハイハットシンセサイザーでベースラインを作る。 そのような点でディスコと似ていると言う事もできるだろうが、ディスコがパフォーマーの歌に重点を置くとするならハウスは全面的にリズムを重視してきた。


実際にKPOPの中でハウスを語るとき、どんな曲がどんなジャンルかと言うことを明確に言うことはできない。 ほとんどの曲が様々なジャンルから耳障りのいい部分のみを持ってきて作るためだ。 1997年に発売されたH.O.T.の「We Are The Future」は、イントロではシカゴ・ハウスのピアノのリズムをベースに取り入れ、UK Funkyの色を帯びている。 それでも、本格的なジャンルの色もやはり少しずつ見ることはできる。 例えば、SHINeeの「View」はディープハウスをKPOPに完璧に取り込んだ例だ。 f(x)の「4 Walls」はディープハウスを標榜したが、使用されているリズムはUKガレージに近い。 同様にSHINee の「SHIFT」もまたUKガレージ色がかなり感じられる曲だ。

 
今年の夏にKPOP界で最も熱かったジャンルは断然トロピカル・ハウスだ。 明るい雰囲気のメロディーと強いベース、涼しさを与えるマリンバにKPOP特有の溌剌さ、あるいは切なさが入った音楽は相当魅力的であり、その分たくさんの曲がリリースされた。流行に支えられ、ムーンバートンもまた大勢だったのも事実だ。そう言いながらもA.C.Eのように堂々とハードスタイルを追求する曲もあり、LUNAの「Free Somebody」やf(x)の「Rude Love」のようにシカゴ・ハウスの要素を借用した曲も見ることができる。

 
もちろん、約4~5年前に流行したエレクトロハウス、EDMスタイルもあふれている。 最も代表的でありながら、必ず挙げなければならない曲は2NE1の「I AM THE BEST」だ。 反復的なフォー・オン・ザ・フロアリズムと耳にすっぽり入ってくるシンセサイザーリードにオートチューンまで、エレクトロハウスが持つべき要素を全て持っている。 その他にもRED VELVETの「You Better Know」のように、デビッド・ゲッタを連想させる曲も存在する。


数曲を挙げたが、実際に「ハウスの要素を使用した音楽」であればもっと多くの曲を探すことができる。 ハウスというジャンルがダンス音楽の最も基本的な形態であるからだ。 ダンスが絶対に欠かせない韓国のアイドルグループたちが、ダンス音楽であるハウスを選択したのはともすれば当然のことだ。 ここに世界的にハウスの強気が目立つようになり、2018年にもハウスを使ったポップはさらに増えそうだ。

 

「アイドルディープリスニング:Idol Back In The House」49曲

 
HIGHLIGHT–Celebrate

f(x)–4 Walls

SHINee–Shift

SHINee–View

テヨン–Why

テヨン–Cover Up

RED VELVET–Zoo

RED VELVET–Some Love

ジョンヒョン–White T-Shirt

f(x)–Deja Vu

f(x)–Rude Love

f(x)–Papi

f(x)–Cash Me Out

f(x)–Step

f(x)–12時25分

f(x)–All Mine

LUNA–Free Somebody

GFRIEND–風の歌

テヨン–Fashion

RED VELVET–You Better Know

TWICE–I'm Gonna Be a Star

NCT 127–Switch

DIA–Good Night

EXO–Monster

スンリ–Gotta Talk To You

BIGBANG−Monster

BIGBANG–Fantastic Baby

2NE1–I Am The Best

2NE1–I Love You

G.soul− Clazy About Yon 

H.O.T.–We Are The Future

BIBANGー−HARUHARU

BIGBANG–最後の挨拶

BIGBANG–Tonight

BIGBANG−嘘

Brown Eyed Girls–L.O.V.E

Brown Eyed Girls−Sign

Brown Eyed Girls–Abracadabra

Berry Good– Don't Believe

WINNER–Really Really

悪童ミュージシャン–Dinosaur

The BOYZ –Boy

SEVENTEEN–Swimming Fool

EXO–Artificial Love

NCT 127–Summer 127

NCT DREAM–My Page

ユリxソヒョン–Secret

EXID–Alice

A.C.E–Callin'

【ize訳】「BURN THE STAGE」防弾少年団とは何かと問われたら

【ize訳】「BURN THE STAGE」防弾少年団とは何かと問われたら

 
2018.04.23

http://m.ize.co.kr/view.html?no=2018042300277218003&pDepth1=i2301

 

防弾少年団の「WINGS」ツアードキュメンタリー「BURN THE STAGE」には、メンバーたちが各自のホテルの部屋で音楽作業を行うシーンが出てくる。 彼らの行動がせわしなく交差される演出は、メンバーのキャラクターを見せてくれる。 歌をずっと口ずんでいるV、ミックステープを作っている最中急にマイクが故障したのに明るいトーンを維持するJ−HOPE、鋭さに満ちた顔で「熱心に作業」するSUGAと作業途中でいきなり個人フィットネストレーニングを受けたジョングク。そしてこのすべての過程の間に何も行えず、コンセントと格闘しているRMの姿が交差される。 この場面は飛行機の中でパスポートをなくした残念なキャラクターのRMと、彼をめぐるメンバーたちのそれぞれ異なる反応と重なる。 故にジョングクが自分に対して「ヒョン達の性格が盛り込まれている人格体」と言うシーンは象徴的だ。 一般的なアイドルグループにおいてポジションを決定して説明する方式と異なり、彼らはお互いの関係を通じてステージまで続く自分たちの役割を示している。

 
「BURN THE STAGE」がそのつど共通点のある音楽をまとめて配置するのは、このような企画の延長のように見える。 ジョングクが「ヒョン達に一つ一つ満たされて今の自分になったんじゃないかと思う」と話している間、全国各地から集まったメンバー同士で自分の出自を生かして歌詞を書いた「どこから来たのか」が流れる。 公演中のパフォーマンスに対する見解に対立があったJIN・Vの問題が終わった瞬間に流れる音楽は「Whalien 52」だ。 「人里離れた島のような僕も輝くだろうか」と言い、定かでなかった練習生たちが「果てしない無線ひとついつか届くんだ」という切実な希望に統一されてピークに達した瞬間にも、お互い別の周波数のために苦労をする。 「BURN THE STAGE」を通じて防弾少年団は、従来からあったヒット曲に新しいストーリーを与えながら、防弾少年団がアルバムやプロモーションビデオなどで伝えてきたメンバー間のストーリーを現実にまで拡張する。 SNSYouTubeを通じて海外ファンドムを構築した彼らのドキュメンタリーが、YouTube REDを通じて流通されるのも同じ論理だ。 コンテンツの制作やこれを流通させる方式においても所属会社のBigHitエンターテインメントは防弾少年団というグループの特殊性を一貫して具現化する。

 
防弾少年団のツアー中のステージに対する姿勢は、このような防弾少年団が持った特性の核心だ。 ジミンは「最近は正直言って、自ら努力してステージでより良い姿に向けて投資する時間が、昔に比べてとても多くはないと思う。 あまり良い事じゃない」と言い、罪悪感を告白する。 JINとVが泣きながら争う姿を見たジョングクは、自分の練習生時代を回想しながら「あのヒョンたちが僕に教えてくれたのに。そうしちゃダメだよって」と語る。 彼らは最高の位置に上がった現在でもホテルの部屋で荷物を解いて音楽作業に没頭し、争ってでもステージ上の完成度を取得し、その過程でメンバー間の結束を確認する。 これは彼らが「1日の半分を作業に費やすDOPE」と言っていた歌「DOPE」と彼らの世界観が盛り込まれた「花様年華」に現れたメンバー間の関係が現実でもそのまま実装されていることを示している。 道徳書や自己啓発書のようなメッセージではあるが、これがチームの成功に関して核心的な要素となり、これを通じて防弾少年団が作られるというファンタジーであると同時に現実。これは、扱う対象の良い姿だけを表す一般的なアイドルのリアリティーショー、ステージの上の華麗な姿と舞台の下の個人的な生活と苦悩を取り扱ったりするミュージシャンドキュメンタリーとも違うアプローチだ。 「BURN THE STAGE」はアイドルグループがファンに与えたファンタジーが現実で、むしろより強力に具現化されているという約束のように見える。 JINとVが争った後にメンバーが集まった席で、SUGAが投げかける一言はこのグループの核心を一気に伝達する。 

「いいじゃん。ステージの為に喧嘩したんだし」

 
NETFLIXムービー「ジャスティン・ティンバーレイクテネシー・キッズ」は、2年間続いたスーパースター・ジャスティン・ティンバーレイクのツアー旅程を盛り込んでいる。 アイドルスターだった彼はいつの間に重厚な男性の姿を帯び始めたが、パフォーマンスを共に営む人たちに対して依然として次のような質問を投げかけている。 

「来週も一緒にやるんだよね?」

防弾少年団の未来が必ずしも彼と似るわけではないだろう。しかし今でも「BURN  THE STAGE」の中で防弾少年団のメンバーたちは、ジャスティン・ティンバーレイクチームスタッフたちにそうしたように、お互いに同じように尋ねている。 明日も、来週も、来年も音楽を作りながら一緒にやるのかと。 SUGAは「10年、20年後にこれを見ている自分の姿」が思い浮かぶと言ったが、その時まで防弾少年団というグループが維持されるかどうかはわからない。 ただ、もはや全世界の人たちに彼らの現在を、そして彼らの現在がどこからきたのかを見てもらえるようになった。 おそらく韓国の大衆音楽産業の歴史上、全世界で最も注目されている新しいアルバム発売を控え、彼らはドキュメンタリーを通じてグループの現在と起源を明らかにする。 つまり、防弾少年団が彼らの歌の中のある曲のタイトルに対する答えをついにやり遂げたという意味でもあるだろう。 「どこから来たのか」。

 


文 パクヒア

校正 キムヨンジン

 


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「全米が萌えた」というフレーズが何故か浮かんだ。

【ize訳】niloの「About You」はマーケティングなのか買い占めなのか

【ize訳】niloの「About You」はマーケティングなのか買い占めなのか

 
2018.04.18

http://m.ize.co.kr/view.html?no=2018041723327217945

 
niloの「About You」は最近音楽産業の最も大きい論争の種だ。「About You」が今までの音源チャートの傾向から大きくはずれた姿で複数の音源チャートで1位を記録し、これによって音源の買い溜め議論が起こっており、niloの所属会社LIMEZエンターテインメントは買い占めを否定する過程で「About You」がFacebookなどSNSを活用したマーケティングを通じて音源チャート1位が可能だったと明らかにし、議論はより多様な方向に広がった。 そして「About You」に触発されたこの論争は今、今日の韓国音楽産業の諸相を含んでいる。 この問題についてFAQ形式で整理した。

 
Q. 「About You」と関連して何故音源の買い占め議論が起きたのか。

 
音源チャートmelon基準で「About You」は去る12日未明の1時から4時までの3時間で利用者数、すなわちこの曲を聞くmelon 会員数が万単位で増えた。 音楽を聞く人の人口が減少する未明の時間帯に利用者数が数万人も増加したのは異例のことだ。 LIMEZエンターテインメント側はこれに対し、「多くの実験を通じた、人々が接続する時間などに対するノウハウ(mydaily)」の結果だと明らかにしている。 「映像などのコンテンツを主に深夜の時間にアップロード」したことがチャート成績に反映されたという主張だ。

 
しかし、逆走行に関する様々な先例はLIMEZエンターテインメントの立場と異なる様相を帯びている。 逆走行の元祖であるガールズグループEXIDの「Up&Down」は、メンバーハニの「ファンカム」映像がYouTubeFacebookやを通じて話題となり逆走行が始まった。 「ファンカム」映像は2014年10月9日に登録され、「Up&Down」の順位は同年11月の第3週に音楽総合チャートであるGAONチャート基準で144位から34位に急上昇した。 その前の週には186位だった。 「Up&Down」の「ファンカム」のようにインターネットで大きなイシューになった映像ですら、「About You」のようにチャート順位をリアルタイムの水準で高めることはできなかった。 この順位もEXIDが逆走でしてマスコミの注目を受け、再びTV出演までした結果だ。 一方、「About You」は夜の時間帯にわずか2時間のあいだでmelon チャートのリアルタイム順位が211位から47位まで、GAONウィークリーチャートでは236位から60位まで瞬時に順位が上がった。 また、GAONチャートがホームページを通じて提示したように「About You」は「これといった問題もなく歴代最短時間で1位に上がった逆走行曲になるものと予想」されるだけでなく、「逆走を誘発するような直接的な事件やタイミングが見られない」のだ。 「About You」の音源の買い占め議論は、それほどに逆走行を記録した過去の曲と全く異なったチャート成績が出たために提起されたと言える。

 
Q.LIMEZエンターテインメントの「ノウハウ」は音源チャート順位を高めるのにどのような効果を発揮したのだろうか。

 
LIMEZエンターテインメントの主張どおりであるなら、彼らの「ノウハウ」が「About You」の音源チャート順位の上昇速度を以前の逆走行曲達とは異なるように急速に高めたと言える。 しかし去る11日、「About You」はmelon 基準で明け方には2位まで上がった反面、朝には25位まで下がった。 LIMEZエンターテインメントの説明どおりなら、彼らは①デビューしたばかりの新人の曲を②いくつかのFacebookのページが関連映像をのせたとたんに③大きなファンドムを持ったアイドルグループを上回るほど多くの利用者の即時的な反応を得るように作るノウハウがあるにもかかわらず、④朝の音源サービス利用者たちには反応を得られない現象を起こしたことになる。 夜に動画が掲載されると数万人が直ちにmelon 音源チャートで消費するほど話題になったが、この曲を聞いた利用者たちは同日の昼の時間にはこの曲について多く言及したり、拡大しなかったという意味だ。

 
このようなチャート反応は、人気アイドルグループと類似している。 人気アイドルグループは熱狂的なファンドムを持っており、彼らは深夜帯にも好きなグループの新曲をストリーミングする傾向が強いために利用者数が相対的に少ない時間帯にリアルタイムチャート成績が上がる。 niloとしてもそのようなファンドムを持ったのかもしれない。 ただし、そのファンドムは同じ時期にチャート競争をしたボーイズグループEXOのユニットCBXやガールズグループラのTWICE以上でなければならない。 「About You」が明け方の時間にむしろ利用者数が増えたということまで考慮すると、「About You」を聞く層は昼より夜のますます「About You」をもっと熱心に消費することまでしているといえる。 LIMEZエンターテインメントの「ノウハウ」はこのすべての現象を可能にする技術という意味だ。

 
Q. 「About You」の音源の買い占めがあるのかどうかを確認する方法はないのだろうか。

 
結論から言えば、「About You」の音源の買い占め議論はうやむやになるだろう。「About You」が示すチャートの流れは一般的な現象から大きく外れている。 しかし、リメジュエンターテインメントが特定の時間帯にのみ情熱的に「About You」と同じスタイルの曲を消費したがる消費者層を動かすことができると主張するなら、これに反論できる明確な証拠もない。 「About You」の順位が大幅に上がった音源サイトの関係者達も、も多方面の取材を通じて買い占めの可能性はないと主張している。 音源サイトの関係者達がサイトの信頼性を揺さぶる買い占め問題を対外的に認める可能性はないだろうが、買い占めしているという証拠もない状況で、特異な現象だけを根拠に買いだ占めと確定してはならない。 もしかしたらLIMEZエンターテイメントは本当に特殊な現象により悔しさを経験しているのかもしれない。

 
ただし、前2015年JTBC「ニュースルーム」が音源サイトの買い占め議論を報道した後、melon は各企画社に送った公文書を通じて「非正常的な試みが順位チャートの公正性と透明性を害しないように、非正常的な利用と判断されるデータはフィルタリングなどを通じてチャート集計の際除外」して、「会員加入、利用券購買時の異常なパターンなどが感知されたIDの場合、サービスの制限および強制脱退などの措置」を取ると公表したことがある。 そうであれば「About You」に対する疑惑だけでなく、音源サービスの信頼性のためにもここで言及されている「フィルタリング」「非正常的な試み」「異常なパターン」の意味と基準について詳しく説明した方がよさそうだ。 たとえば特定のアイドルグループがカムバックした時、彼らの熱烈なファンドムがストリーミングを繰り返すのは消費者の権利行使だ。 一方、特定の会社が多数のハンドルネームを確保し、24時間ずっと音源ダウンロードおよびストリーミングを繰り返すのは明らかな買い占め行為だ。 しかし、特定の音源を繰り返し再生するという点で両ケースは結果的に似た傾向を示すこともできる。 「About  You」の音源の買い占め論議が起こる理由でもある。

 
それなら、ファンドムのストリーミングと買い占めを区別できる方法は何だろうか。 買い占め疑惑が提起された曲の最も疑わしい時間帯利用者を全数調査し、これらの音源消費パターンおよび音源サービス内の活動内容を確認するのも一つの方法となり得る。 本当に個別の利用者たちが「About You」をこれほど情熱的に消費したのであれば、ダウンロードまたはストリーミングパターンから「About You」についた評価やレビュー、又はその利用者が他の音源を消費した跡が残っているからだ。しかし、このようなやり方の全数調査は音源サイト事業の核心的な部分を公開するだけでなく、利用者の個人情報を公開することになりかねない。 結局、今現在としては音源サイトが買い占めと正常な音源消費をどのように区別できるのかどうかに対する立場を明らかにし、フィルタリングがどのような方式でどれほど精巧に行われているかについて説明するのがせめてものできることだと思われる。 これに加え、今後一般的な流れとは違うチャート成績を見せている音源について、どのように原因を究明するのかに対する対策も必要だ。 

 
Q. LIMEZエンターテインメントのSNSマーケティングは果たして問題があるのか。

 
「About You」の成績が音源の買い占めによる結果でなければ、残る議論はFacebookを中心としたSNSマーケティング方式だ。 LIMEZエンターテインメントは様々な音楽会社に1ヵ月数百万ウォン程度でFacebookをはじめとするSNSの人気チャンネルで該当音源を広報してくれという提案書を回した。 これは全く秘密な事ではなかったし、LIMEZエンターテインメントをだけがやっているわけではなかった。少しでも名前が知られている音源制作会社やマネージメント会社は殆どがこのようなやり方の提案書を受け取った事があると言っても過言ではない。 「About You」とは別のことだが、最近はTwitterトレンドやYouTubeの照会数を動かすことができるという会社がいるという噂まで広がっているほどだ。 

 
すでに多くのメディアの記事を通じて取り上げられたように、問題はLIMEZエンターテイメントが彼らが広報対象とするSNS利用者に、この事実を隠したという点だ。 端的に言えば、放送局は2000年代序盤まで芸能番組PDやラジオDJなどの不正問題で社会的議論になったりした。 影響力のあるPDやDJが金を受け取って特定の歌手の所属会社曲をかけたり、出演させてくれたという理由だ。 放送局のPPLの範囲を決定する上で、常に議論と討論、厳格な基準を提示する事が伴うのも、広告であることを知らせていない広告の危険性について社会的な合意があるからだ。 「マーケティング」や「ノウハウ」という言葉が付け加えられただけで、LIMEZエンターテインメントの行動は広告ということを明らかにしなかった広告だ。 さらに、彼らは「逆走」を掲げて所属歌手や広報する歌手を「音楽はいいが、まだ発掘されていない」ミュージシャンとして広報した。 逆走行という言葉自体が大衆の自然な選択を通じて曲を再発見することだが、マーケティングを通じて逆走行を人為的に起こしながらも、これを知らせなかった。 これを単にマーケティングであり、ノウハウとは言えない。 音源利用者がこの曲を選択した理由自体が根本から揺らぐからだ。

 
LIMEZエンターテインメントが複数の音源製作会社に送った提案書には、彼らが広報マーケティングのできる所有アカウントおよびページ、または提携会社が載っていた。 「いいね」80万を超えるFacebookの「君にだけ聞かせる音楽」もその一つだ。(ハンギョレ)同チャンネルは、この3月22日「知っている人たちだけが知っている歌の中の甲ガクブル はぁ...感性に本当に染み入るㅠㅠㅠ最近いけてる(涙)」という風に「About You」を紹介し始め、その次の日「当チャンネル掲載から2時間ぶりにniloが逆走行している......」再び24日には「所属会社が仕事ができなくて目立たないアーティスト。私たちが浮かせてみよう!!!」と「About You」を連続的に広報した。niloがLIMEZエンターテインメントと専属契約を結んでから1ヵ月後のことだ。「君だけに聞かせる音楽」は「About  You」の音源の買い占め問題が起きると、「About You」とTWICEの「What Is Love」を比べてどちらの曲が好きなのかというアンケート調査を進めたりもした。 この一連の広報活動が何の問題もないのであれば、SMエンターテインメントやCJ E&Mはなぜ人気Facebookアカウントを買って同じような仕事をしないのだろうか。逆走行、真正性、音楽性のような言葉をマーケティング手段にするには、それだけの責任もある。 広告であるという事実を明らかにしなかったマーケティングSNSを通じて大々的に行われたが、その結果で特定曲が逆走行で大衆の認定を受けたと主張することはつじつまが合わない。

 
Q. LIMEZエンターテインメントと同じSNSマーケティングが音楽市場に及ぼす影響は何か。 

 
昨年、米国音楽産業ではスウェーデンの「Epidemic Sound」による議論があった。 ミュージシャンの曲を購入して多様なプラットフォームやイベントに流通させるこの会社は、Sportifyにも同じサービスを提供した。 特に「運動する時」や「寝る時に」のような特定の雰囲気の音楽を続けて再生する曲を主にサービスとしたが、この曲は計数百万以上の再生数を記録した。 問題はこの過程で「Epidemic Sound」が偽のミュージシャンを作って登録したという点だ。 さらに、「Epidemic Sound」はSportifyと投資/持ち分関係があるという事実が明らかになった。 音源サービス利用者は大半が定額制でサービスを利用する。 「Epidemic Sound」が偽のアーティストを掲げてプレイリストにされた分、他のミュージシャンたちのストリーミング収益へ行くお金が減る。 法的にはどんな判決が出るかわからないが、Sportifyがミュージシャンの収益に悪影響を及ぼしたのは明らかだ。


LIMEZエンターテインメントの事例も似ている。 音源の買い占め議論が事実ではなくても、SNSマーケティングを通じて無名歌手の音源でも簡単に収益を確保することができる方法が提示された。 そしてその会社は企画会社を設立し、収益をさらに高めた。 もしこの方法に何の問題もなければ、音源サービス会社がこの方法を直接試みない理由がない。 いくらでも音源サービスと関係のないような系列会社を作り、人気のFacebookのページを買い上げ、Facebookページを通じて広報することができる。 にもかかわらず、その曲は広告ではなく、「Facebookでの人気」を通じた「逆走」として宣伝されている。

 
LIMEZエンターテインメントが主張するマーケティングは、資本と人脈がないミュージシャン達にとっては全く有利なわけではない。 むしろ人気のFacebookアカウントを買うことができたり、音源サービスと近い関係であればあるほどはるかに破壊力を発揮することができる。 LIMEZエンターテインメントは自分たちのマーケティングが市場に通じることを確認した後、ミュージシャンたちと直接契約した。 以降ジャンドクチョル、nilo等相次いで音源チャート1位を記録した。 マーケティングノウハウは結局、LIMEZエンターテインメント、あるいは彼らと事業関係にある会社のミュージシャンを支援することに集中される。 さらに、そのすべては「About You」のように話題にもならなければ大衆にも知られていないままに進められている。 これらの事業の中に入れないミュージシャンたちは、数百万ウォンでも出してマーケティングをするか、もしくは人気Facebookアカウントに曲が上がる機会すら差別を受けなければならない。 そして、このような現象を確認した他の資本も似たような方式で音源チャートに影響力を与えることができる。 これがマーケティングというのなら、公正でもなければ産業全般にとって得でもないマーケティングと言うしかない。

 
Q.「About You」をはじめとする音源チャートに関する様々な論議はどうすれば減らせるのだろうか。

 
音源チャートのリアルタイムチャートを無くさなければならない。 ある日の明け方3時にどのような曲が1位になったのかを覚えたり、記録する人はほとんどその時点にカムバックしたアイドルのファンだ。 彼らは好きなアイドルを1位にしたいという気持ちから音源のストリーミングを繰り返して、リアルタイムチャートを確認しているためだ。 「About You」音源の買い占め疑惑もやはりアイドルファンドムが中心となった多くのコミュニティで始まった。 melon は1時間を5分単位に分けて次の時間帯の1〜3位を予測するサービスまで作った。 アイドルファンドムの競争心がさらに刺激されたのは当然の結果だ。 現在、melon のように占有率が最も高い音源チャートのメインを占めるリアルタイムチャートはファンドムの熱心さを通して動いている。そうでなければ「About You」のように広告という事実を明らかにしなかったフェイスブックマーケティングが広報効果を出す為の良い対象だ。 利用者数が少ない時間にFacebookを通じてマーケティングをして順位を最大限高めたとして、その結果を根拠に該当曲を大衆の選択を受けた逆走行曲として宣伝する。


これは、デジタル音源チャートの意味について根本的な疑問を提起するようにさせる。現在、各放送局の音楽ランキングチャートやGAONチャートなどは音源チャート順位に最も大きな比重を置く。 大衆音楽産業であるだけに、最も多くの人が聞く音楽に最も多い比重を置いていると言える。しかし、今の音源チャートは特定の音源をどれほど多くの人が聴いているのかを除いては、何も反映していない。 もちろんそれ自体も重要だ。 しかし、Facebookマーケティングでも音源買い占めでも順位に簡単に影響を与えることができるリアルタイムチャートを、今現在の最も普遍的な選択だと信頼できるだろうか。 反対にアルバム販売量、SNS上での言及頻度、イベントおよびCF提案、ツアーの規模など実際の収益や話題性とより直接的に関連する結果をきちんと示すこともない。 まず特定の企業が運営する音源サービスのチャートが影響力が最も大きなチャートと受け止められること自体が問題だ。 そして、最も大衆的な反応を意味するチャートが最もマニア的性向が強いアイドルファンドムの情熱をどうにか引き出そうとする状況こそ、音源チャートの現在を見せてくれる。 つまり、毎年年末に開かれるmelon アワードは、どのような歌手たちよりも人気アイドルグループをもっとたくさん招待して、投票を通じてファンドム間の競争をさせる。彼らのサービスの本質と正反対に近い方法で人を集め、話題性を維持するわけだ。 そうだとすると、音楽産業の収益と需要をきちんと反映していないチャートが、多くの人が利用するという理由だけで大きな影響力を持つ事は果たして正しいことなのか。 音源チャートは多くの人が聞く音楽が何かを示して充実させるべきもので、より総合的な音楽産業の現在はビルボードと同様の総合的なチャートで見せるものだ。そしてその大衆性もよく見せるには、リアルタイムチャートのようにチャートと市場の乖離を大きくしかねない要因はなくならなければならない。 

 
文 カンミョンソク

校正 キムヨンジン

 

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確かにビルボードチャートは総合チャートですけど、無料のストリーミングサービスミもカウントしてたのですスミンの影響はモロに受けるし(2018から変わる様ですが)ポイント換算の基準が明らかになってない部分もあるしベストとも思えず...音楽を聴くスタイルは多様化したのに別々の次元で流行っていることをひとつにまとめようとするのが無理が出てきてる気がします。知ってる人は知ってるけど知らない人は全く知らない局地的ローカルスターの時代ですし...